羽保屋山(はほや) 北秋田の眺望
秋田県 593m 2016年5月15日
秋田県の山
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大館の東にある羽保屋山は、農地の中の細い舗装路を北上していくと見えてくる。それはゆったりした双耳に白い斑点の緑の山。
ちょっぴり不安な市街地から外れた里山。姿を見るといろんなイメージが駆け巡る。分かりやすいかな、歩きやすいかな、道はあるのかな・・・
案内表示の近くの路肩に駐車。壊れそうな吊り橋を渡り、最初は分かりにくい箇所もあるが、進むにつれしっかりした登山道が頂上まで続いていた。
熱射病対策にペットボトルを手に持って飲みながら早足で登ったが、ぽかぽか陽気に眠気を感じ、途中で横になってしばらくまどろむ。
頂上稜線に上がると、てっぺんに深緑の林がある羽保屋山の頂上部が間近に現われ、樹木がまるでトサカのように見える。四周には北秋田の眺望が広がってくる・・・が、山の同定にしばしまごつく。あれはどの山だ?
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大館市の南から東を通ると、新しいショッピングモールがえらく賑わっていた。ドコモショップの前で着ぐるみの人が二人。暑そうだ。右折すると右手に鳳凰山。国道から枝道に左折。集落を抜けると使われなくなった鉄道線路を渡る。一時停止は不要。大館の東にある羽保屋山は、農地の中の細い舗装路を北上していくと見えてくる。それはゆったりした双耳に白い斑点の緑の山。ちょっぴり不安な市街地から外れた里山。姿を見るといろんなイメージが駆け巡る。分かりやすいかな、歩きやすいかな、道はあるのかな・・・
鳥居のところに登山口表示を見たが、分岐林道にはロープがかけられ、立入禁止表示がある。その前に駐車した車の男性がでかけようとしており、その先で女性が山菜採りをしているらしい。案内表示の近くの路肩に駐車。壊れそうな古い吊り橋を渡る。沢には水が多く、橋がないと渡るのは難かしかろう。対岸に踏み跡は見当たらず、GPSを見て荒れた草原を進むと、沢筋に古い林道があり、それがルートだった。それは吊り橋の沢に流れ込む支沢で、渓流に似せたと思われる、コブのたくさんある緩やかなダムがある。早足で進むが、沢を離れて登りだすとしんどい。最初は分かりにくい箇所もあるが、進むにつれしっかりした登山道が頂上まで続いていた。
熱射病対策にペットボトルを手に持って飲みながら早足で登ると視界が開けてきて、近くの山(高地山)、遠くの山(八幡平、岩手山、焼山が見えてくる。更に、五ノ宮と皮投、そして高森と象ヶ倉山。ぽかぽか陽気に眠気を感じ、途中で横になってしばらくまどろむ。ウトウトして少し昼寝。
頂上稜線に上がると、てっぺんに深緑の林がある羽保屋山の頂上部が間近に現われ、樹木がまるでトサカのように見える。四周には北秋田の眺望が広がってくる・・・が、山の同定にしばしまごつく。あれはどの山だ?行く手の白い山は岩木山の頂上、その左手にあるのは藤里駒ヶ岳、長場内岳かもしれない。東側が大きく開け、皮投岳の左に山並が並ぶ、尖ったピークと平らなピークは中岳と四角岳に違いない。北秋田の山々が勢揃い。ものすごい眺望だ。
同定した山々: 南には森吉山と高森、南東には岩手山、五ノ宮岳と皮投岳、中岳と四角岳、東には戸来岳と杉沢山?北には八甲田・乗鞍岳と櫛ヶ峰、そして北西には岩木山に藤里駒ヶ岳と長場内岳。
林から開けた稜線を歩き、再び林に入ったところに羽保屋山の頂上があった。頂上には手入れをされた祠や三角点があり、登っている人は少なくないらしい。コンクリの祠の中にあるのは女神像だろうか。その背後に三等三角点。GPSには頂上北側に神社マークがあるが踏み跡はない。ザックを置いて、一応、ヤブをかきわけて行ってみるが、笹原になっていて何もなかった。けれども北に櫛ヶ峰を見ることができた。
頂上付近で、すばらしい大展望からふと北西の眼下を見ると、高速道路のトンネル入口が見えていた。これはよく通っている大館から小坂JCへの高速道路で、下山後にその高速を通って羽保屋山を同定した。これが羽保屋だったのか。
帰りはタケノコを採っていく。ネマガリタケの小さなタケノコをいくつか取りながら下っていくと、ササヤブをガサゴソしている人影。大きいのが採れたかな。私はヤブには入らず、道沿いなので大きなのはない。コンビニ袋半分くらい採ったのをいとく駐車場で皮をむいたが、最初から堅いのがだいぶある。食べられるほど柔らかいのは、土から少し伸びた程度までである。
下山後に四十八滝温泉に入る。シャンプー、石鹸なし。湯は熱くてよい。そして高速に乗り、トンネルをいくつか通過した先で、羽保屋山らしき山を見る。あそこからここを見下ろしていたのだ。小坂JCから東に尖峰が見えるが、これは羽保屋山から見えていた尖峰と同じらしい。すると、十和利山ではなく、杉沢山のようだ。
「大」の字が見える鳳凰山・・・・・大館東ショッピングモール付近より
大館市の南から東を通ると、新しいショッピングモールがえらく賑わっていた。ドコモショップの前で着ぐるみの人が二人。暑そうだ。右折すると右手に鳳凰山。国道から枝道に左折。集落を抜けると使われなくなった鉄道線路を渡る。一時停止は不要。大館の東にある羽保屋山は、農地の中の細い舗装路を北上していくと見えてくる。それはゆったりした双耳に白い斑点の緑の山。ちょっぴり不安な市街地から外れた里山。姿を見るといろんなイメージが駆け巡る。分かりやすいかな、歩きやすいかな、道はあるのかな・・・
羽保屋山・・・・・廃線になった鉄道踏切付近より。それはゆったりした双耳に白い斑点の緑の山。
鳥居のところに登山口表示を見たが、分岐林道にはロープがかけられ、立入禁止表示がある。その前に駐車した車の男性がでかけようとしており、その先で女性が山菜採りをしているらしい。案内表示の近くの路肩に駐車。壊れそうな古い吊り橋を渡る。沢には水が多く、橋がないと渡るのは難かしかろう。対岸に踏み跡は見当たらず、GPSを見て荒れた草原を進むと、沢筋に古い林道があり、それがルートだった。吊り橋の沢に流れ込む支沢で、渓流に似せたと思われる、コブのたくさんある緩やかなダムがある。早足で進むが、沢を離れて登りだすとしんどい。最初は分かりにくい箇所もあるが、進むにつれしっかりした登山道が頂上まで続いていた。
登山口の鳥居・・・・・左の路肩に停める
壊れそうな吊橋
沢沿いの道
砂防ダム・・・・・魚が遡行できるように作られているのだろう
沢筋から植林地の中の道となる・・・・・気持ちの良い道。ぽかぽか陽気に眠気を感じ、途中で横になってしばらくまどろむ。
熱射病対策にペットボトルを手に持って飲みながら早足で登ると視界が開けてきて、近くの山(高地山)、遠くの山(八幡平、岩手山、焼山が見えてくる。更に、五ノ宮と皮投、そして高森と象ヶ倉山。ぽかぽか陽気に眠気を感じ、途中で横になってしばらくまどろむ。ウトウトして少し昼寝。
植林を抜け、笹とブナの斜面を九十九折に登る。高度が上がり、眺望が開けてくる
皮投岳(左)と五ノ宮岳・・・・・南東方向。中央に花輪スキー場のゲレンデ
藤里駒ヶ岳・・・・・北西方向
長場内岳?・・・・・藤里駒の左側
頂上稜線に上がると、てっぺんに深緑の林がある羽保屋山の頂上が間近に現われ、驚く。
頂上稜線に上がると、てっぺんに深緑の林がある羽保屋山の頂上部が間近に現われ、樹木がまるでトサカのように見える。四周には北秋田の眺望が広がってくる・・・が、山の同定にしばしまごつく。あれはどの山だ?行く手の白い山は岩木山の頂上、その左手にあるのは藤里駒ヶ岳、長場内岳かもしれない。東側が大きく開け、皮投岳の左に山並が並ぶ、尖ったピークと平らなピークは中岳と四角岳に違いない。北秋田の山々が勢揃い。ものすごい眺望だ。
羽保屋山頂上・・・・・頂上部は林になっている
岩木山・・・・・北西方向。頂上のみが白く見えていた
同定した山々: 南には森吉山と高森、南東には岩手山、五ノ宮岳と皮投岳、中岳と四角岳、東には戸来岳と杉沢山?北には八甲田・乗鞍岳と櫛ヶ峰、そして北西には岩木山に藤里駒ヶ岳と長場内岳。
四角岳(左)と中岳・・・・・南東方向
森吉山(背後の白い山)・・・・・南の情景
高森(背後は森吉山)
岩手山・・・・・南東方向
戸来岳・・・・・東方向。三ツ岳(左)と大駒ヶ岳をあわせて戸来岳という
杉沢山?・・・・・東方向
ツツジ
スミレ
羽保屋山頂上の祠と頂上標識
林から開けた稜線を歩き、再び林に入ったところに羽保屋山の頂上があった。頂上には手入れをされた祠や三角点があり、登っている人は少なくないらしい。コンクリの祠の中にあるのは女神像だろうか。その背後に三等三角点。GPSには頂上北側に神社マークがあるが踏み跡はない。ザックを置いて、一応、ヤブをかきわけて行ってみるが、笹原になっていて何もなかった。けれども北に櫛ヶ峰を見ることができた。
三等三角点
南八甲田・櫛ヶ峰・・・・・北方向。GPSにマークのあった頂上北の神社跡に行ってみたが、深い笹ヤブになっていて、何もなし。しかし、櫛ヶ峰を見ることができた
高速のトンネル入口・・・・・すばらしい大展望からふと北西の眼下を見ると、高速道路のトンネル入口が見えていた。これはよく通っている大館から小坂JCへの高速道路。頂上稜線からも見ていた
頂上付近で、すばらしい大展望からふと北西の眼下を見ると、高速道路のトンネル入口が見えていた。これはよく通っている大館から小坂JCへの高速道路で、下山後にその高速を通って羽保屋山を同定した。これが羽保屋だったのか。
帰りはタケノコを採っていく。ネマガリタケの小さなタケノコをいくつか取りながら下っていくと、ササヤブをガサゴソしている人影。大きいのが採れたかな。私はヤブには入らず、道沿いなので大きなのはない。コンビニ袋半分くらい採ったのをいとく駐車場で皮をむいたが、最初から堅いのがだいぶある。食べられるほど柔らかいのは、土から少し伸びた程度までである。
下山後に四十八滝温泉に入る。シャンプー、石鹸なし。湯は熱くてよい。そして高速に乗り、トンネルをいくつか通過した先で、羽保屋山らしき山を見る。あそこからここを見下ろしていたのだ。小坂JCから東に尖峰が見えるが、これは羽保屋山から見えていた尖峰と同じらしい。すると、十和利山ではなく、杉沢山のようだ。
北から見上げる羽保屋山・・・・・下山後に羽保屋から見下ろした高速を通り、羽保屋山を同定した。これが羽保屋だったのか。