御大堂山(おだいどう)     盛岡東端の奥深き山

仕事が終わった週末に

車に乗って山に出かける

遠くの手ごたえのある山もいいが

近場の里山にふらりと登りたい

岩手県の山150

79

岩手県 1,196m

2015年8月9日

牧場跡を歩き 

ネマガリタケ群落のヤブを抜けると

笹原の中の島のような岩場に出る。 

とても不思議な空間

林道から見る御大堂山(おだいどうやま)
笹原の中の岩場と御料局三角点
牧場跡
  7:58 駐車地点発  8:20 ネマガリタケ突入  8:49 笹原の中の岩場、御料局三角点  9:02 御大堂山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り1時間6分  9:11 御大堂山発  9:23 御料局三角点  9:30 ネマガリタケ突入10:25 駐車地点着・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・下り1時間14分、合計2時間29分

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道の駅区界高原から東に向かい、県道171号(林道大川松川線)に入る。今年の春、阿部館山に向かったのと同じ道。岩泉町境界付近(青松葉山の残雪期登山口)からだいぶ下った先で林道を左折。走りやすい舗装路。

牧場跡の入口らしきところに駐車。案内標識には「御大堂牧野」とある。「遭難事故多発!複数で行動を」の標識が立っていたが、確かに迷いやすい。

広い牧草地の左端の轍跡を北に進む。牧草地から潅木帯に入る。轍から微かな踏み跡。そしてブッシュの登りとなっていく。古い青リボンや赤テープあり。リストバンドとレイングローブをはめてヤブを払う。

ネマガリタケ群落に行く手を塞がれ、背より高い笹ヤブに突入。数十メートル前進してヤブを抜けると、土手の上の踏み跡に出る。ネマガリタケ群落の左側に牧場の柵の土手が続いており、その上の踏み跡が残っていた。スムーズに前進。ずいぶん違う。古い境界票あり。

土手の踏み跡の終点に達し、再びネマガリタケに突入。しばらくもがき続け、またもやヤブを抜け、笹原の海の中の島のような岩場に出る。岩場の中央に御料局三角点があった。視界が広がり、南には今年春に歩いた阿部館山と1,261m峰が見えた。広大な笹原の中の不思議な空間。

頂上に向けて三度目のネマガリタケ突入。最初は踏み跡があるが、やがてなくなる。ヤブの中でGPSを見ながら方角を定め、またもやヤブを抜け、今度は狭い空間に出る。まぎれもない二等三角点が中央にある。GPSが無かったら到達は難しかっただろう。落ちていた白い板をひっくりかえすと、トライアングルポイントの頂上標識だった。

 県道171号(林道大川松川線)・・・岩泉町境界(青松葉山の残雪期登山口)

 

牧場跡


ネマガリタケの笹原


笹原の中の岩場、不思議な空間


御料局三角点


頂上の二等三角点・・・笹原の中の狭い空間


阿部館山・・・・・笹原の中の岩場より


1,261m峰(左)から阿部館山の稜線


牧場跡に戻る・・・往路よりだいぶ東側に出た


1,261m峰付近から見た御大堂山(2015年4月1映像)