二ツ箭山     阿武隈山地の奇勝

福島県  710m  2016年4月30日

東北百名山、福島県の山

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月山頂上から、二ツ箭山と男体山・女体山のピークが見える。なだらかな二ツ箭山頂上に続く尾根に突き出した二つの岩峰。印象的な風景。

月山から少し下ったところに大きな岩場の展望所があり、そこからも同じ風景を見渡せた。

アプローチが楽なうえ、いろんなコースがあり、中級者・上級者でも十分に楽しめ、古い祠や花々、しかも稜線からの眺めも良い。たくさん人が来ている理由が分かった。リピーターの人も多いのではないだろうか。

 岩場の展望台から見る男体山・女体山(中央左の岩峰)と二ツ箭山の頂上(中央右)
 登山口近くの石板
 稜線のサクラ
11:42 駐車場発13:11 二ツ箭山・・・・・・・・・・・・・登り1時間29分13:17 二ツ箭山発13:28 月山14:16 駐車場・・・・・・・・・周回(含休憩)2時間34分

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福島県いわき市の北にある二ツ箭山へは、山を見ながら接近。登山口手前にある大きな駐車場に入る。大型バスもあり、7割ほど埋まっていた。

大きな案内図があり、ルートがたくさんある。周回路がとれるだろう。舗装車道から砂利林道になり、やがて登山口標識。もう下ってきた人。最初の分岐は北コースに向かう。

二つ目の分岐は尾根コースに入るが、沢筋をたどるルートがあり、歩きにくいのでレイングローブをはめ、手を使って登る。

また分岐表示があり、今度は沢コースに入る。踏み跡は薄く、水はないが沢登り、ヤブに近いコース。「沢コース」表示のあるところで休憩。ここまで元気よく登ったが、意外に手強い。クッキーを食べてエネルギー補給。

鎖場を経て稜線に上がると、男体山・女体山を過ぎた地点に出る。険しい稜線はもうわずかで、なだらかな道にはいると、ピンクの花。サクラのようだ。

分岐表示があり、二ツ箭山頂は左。意外に平凡な頂上に着く。四等三角点に質素な頂上標識。ザックを置いて2回目の休憩。

帰りは分岐を月山方面に向かう。分岐標柱の上に小さなトナカイの木彫りが置いてあったが、固着してないので風で飛んでしまうだろう。

岩山になっている月山頂上には月山神社の祠があった。岩の上に固着した祠。北側が開けていて、二ツ箭山と男体山・女体山のピークが見える。なだらかな二ツ箭山頂上に続く尾根に突き出した二つの岩峰。印象的な景色。尾根コースを行かず、男体山、女体山に登らなかったのは失敗だったなあ、と思う。少し下ったところに大きな岩場の展望所があり、そこからも同じ景色が見渡せた。

そこからは長い下りで、冬の間、使ってなかった筋肉を酷使したためか足が痛くなる。ようやく平坦なところに下り、最初の分岐に出る。北コースから女性が二人。駐車場に戻ると大型バスの団体さんが整理体操中。

アプローチが楽なうえ、いろんなコースがあり、中級者・上級者でも十分に楽しめ、古い祠や花々、しかも稜線からの眺めも良い。たくさん人が来ている理由が分かった。リピーターの人も多いのではないだろうか。

へとへとでの頂上到着となったが、少し早く歩くようにしただけでずいぶん違う。これまでののんびりペースが身についてしまい、足の筋肉、心臓、頭の血管にもハイペースが耐えられなくなっているらしい。なんとか1年で鍛え直し、来年は距離の長い山にも暗くなる前に下山できるようにしたい。

これは水石山?らしい

こちらが二ツ箭山

大きな駐車場に入る

舗装路から林道に入ると最初の分岐。左の北コースへ向かう。この後、周回し、帰りは右の月山コースから降りてくる。

二つ目の分岐を尾根コースに向かう。

尾根コースは途中から沢筋を辿るようになる

三つ目の分岐・・・・・今度は沢コースを進む

沢コースは水はないが傾斜のある岩場が続き、やや手ごわい。途中で岩に座って最初の休憩:

鎖場を登り、稜線に出る

険しい稜線の道がなだらかになったあたりのピンクの花はサクラのようだ

頂上への分岐表示

二ツ箭山頂上・・・・・左手に三角点

分岐表示の上のトナカイ・・・・・置いてあるだけ

月山頂上の月山神社・・・・・この祠は固着

月山頂上から見る男体山と女体山・・・・・印象的な岩峰

駐車場に戻り、二ツ箭山を振り返る