関山、烏峠、丹波楯山     白河市の里山散策

福島県  関山619m、烏峠485m、丹波楯山562m  2016年5月1日

関山: うつくしま百名山、福島県の山

烏峠: うつくしま百名山、福島県の山

丹波楯山: ふくしまの山50

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雨模様の5月初めの日、白河市にある里山を巡る。この日は車で移動中は雨が降ったが、山に登っているときは止んでくれ、助かった。

二等辺三角形の形が美しい関山には頂上まで車道があるが、これと別に設けられた「烏天狗の道」は中級でやや手強い。沢沿いから西尾根に上がり、そこから稜線を東に辿り、頂上にある満雁寺に着く。幟(のぼり)がたくさん据えられ、賑やか。本宮裏に簡素な頂上標識があり、仏塔の脇に三等三角点があった。帰りは東側の砂利車道を下ると、途中に銅鐘、子安観音、下馬碑など歴史を探訪できる。

烏峠では頂上近くまで舗装路を上がれたが、歩いて登っている人がたくさんいた。ここは頂上に稲荷神社があり、お参りしてきた人たちが神社前の広場の休憩所に集っていた。本殿裏に三角点と最高点表示があったが、色あせた大きな絵馬はいつごろのものだろう。

丹波楯山は狭い舗装路の先に登山口があり、その少し先の使われていない様子の林道入口に駐車して歩く。歩きやすい道で、大きな貯水池があり、沢をいくつか越し、赤いツツジの緩やかな尾根を登り、祠と頂上標識と三角点とベンチのある頂上に着く。花にもたくさん出会えた。

 田植え前の水田に姿を映す関山。二等辺三角形の美しい姿
 烏峠頂上にある稲荷神社本殿。この裏に三角点がある
 東側から見るなだらかな丹波楯山。歩きやすく、花も多い
  6:52 駐車場発(標高380m)  7:41 関山618m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り49分  7:45 関山発  8:11 駐車場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周回1時間19分


  8:49 駐車スペース発  8:54 烏峠・稲荷神社・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り5分  8:55 烏峠発  9:01 駐車スペース着・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復12分
距離:524m、標高差:30m
  9:38 駐車スペース発(標高360m)10:07 丹波楯山562m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り29分10:19 丹波楯山発10:44 駐車スペース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復(含休憩)1時間7分
距離:3.0㎞、標高差:284m

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この日は雨予報だったのでゆっくり出発。車道脇に兄弟地蔵。平地の向こうにぼんやりと二等辺三角形の関山が見えてくる。田植え前の水田に写る関山。集落内の狭い道の分岐に案内があり、そこから更に狭い道となる。砂利の駐車場に先客1台。雨が降っていたのでザックカバーをかけ、ウェストバッグにもカバーをかけて行くが、登っている間はほとんど降らなかった。狭い砂利道を少し登ると分岐表示があり、「烏天狗の道、関山登山道」とあるのでそちらに入る。沢を渡って左岸沿いから尾根に登る道となり、結構傾斜もある登山道。尾根にあがると分岐があり、右に入ると祠があった。阿夫利神社とある。マイナーピークを三つ越え、黄色い花(ヤマブキ?)を見て、ようやく関山満願時に着く。頂上手前に仏像、頂上に本堂。本堂裏に頂上標識。そして石塔の横に三等三角点があった。GPS地点とはずれていて、少し探し回った。帰りは砂利車道を下る。途中に銅鐘、子安観音、下馬碑などがある。結局、歩いている間は雨は降らず、車に乗るとまた降り始めた。狭い車道を下っていくと、下から登ってくる車あり、かわせないので、その車にバックしてもらう。登山なのだろうか。

車で移動中に雨が降っていたと思う。烏峠が近付くと「夕焼けの道」という表示が見える。遊歩道のようだ。その先の案内「烏峠稲荷神社」に従って車道を行く。雨が降っていたので舗装路を頂上に向かって車で登る。ほとんど頂上近くの駐車スペースに停める。途中で歩いて登っているパーティを追い越したが、どこから登ってきたのだろう。ザックもウェストバッグもなしで歩く。電波塔があり、その先に神社の広場。そこの東屋で休んでいる人たち。ここにも頂上に大きな神社があり、石段を登っていくとさっきの3人が降りてきた。頂上社の横に「三角点位置」の案内があり、三等三角点があった。

烏峠を下り、東北道をくぐると、行く手に丹波楯山が見えてくる。農地の中の狭い車道の途中に登山口表示があり、その少し先の使われていない様子の林道入口に駐車する。登山口表示の道に入ると、大きな貯水池がある。ここにも黄色い花(ヤマブキ?)や白い花(オノエラン?)。道は沢を二つほど渡り、赤いツツジの緩やかな尾根を登り、やがてなだらかな頂上に着く。頂上はコブが二つある土手になっていて、奥の高い方に頂上標識、手前の低い方に二等三角点があった。草が抜かれ、こぎれいな頂上。林道入口の少し奥に紫色の花(オオアラセイトウ?ショカツサイ?)が咲いていた。

温泉とスーパーに寄るために白河方面(矢吹)に戻るが、途中にあった温泉(観音湯)に入る。すごく熱い湯だったと思う。

 関山への途上で見た兄弟地蔵

 関山の「烏天狗の道」・・・・・橋を沢の左岸にわたり、沢沿いを登る中級車コース

 関山の西尾根にある祠・・・・・「烏天狗の道」から尾根に上がったところにある

 関山の黄色い花:ヤマブキ?

 関山の西尾根から頂上に向かうと満願寺の裏に着く・・・・・頂上周に広がる大きな寺

 関山・満願寺の光明院(本宮)・・・・・人はいなかったが、賑やかな雰囲気

 関山の頂上・・・・・満願寺の裏にある。中央左の「松平定信公歌碑」の左に簡素な頂上標識柱。中央右の仏塔の右脇に三等三角点

 関山の三等三角点

 関山の下馬碑・・・・・頂上から車道路を少し下ったところにある

 烏峠の駐車地点・・・・・車道が頂上直下まで通じており、頂上手前の電波塔脇の駐車スペースに駐車して歩く

 烏峠の稲荷神社・・・・・大きな鳥居と門をくぐり、階段を登った先に本殿がある

 烏峠・稲荷神社の狛犬・・・・狐のようだ

 烏峠頂上・・・・・三角点と最高地点表示。稲荷神社の裏

 烏峠・稲荷神社の絵馬・・・・・本殿隣の建物にある

 丹波楯山の登山口近くの駐車スペース・・・・・使われていない様子の林道入口

 丹波楯山の登山口表示

 丹波楯山の登山口から少し歩いたところにある貯水池

 丹波縦山の花1:ヤマブキ?

 丹波楯山の頂上・・・・・丘が二つあり、奥の丘に祠と頂上標識とベンチ、手前の丘に三角点

 丹波楯山の三角点

 丹波楯山の頂上標識

 丹波楯山の花2・・・・・ツツジ

 丹波楯山の花3・・・・・オノエラン?

 丹波楯山の花4・・・・・オオアラセイトウ?(ショカツサイ?)駐車地点奥の使われていない様子の林道の上