釈迦岳     福岡県の最高峰

福岡県  釈迦岳(最高点1,231m、三角点1,230m)、御前岳1,209m  2016年8月9日

(釈迦岳)九州百名山

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福岡県最高峰の釈迦岳への登山は、楽勝かなと思っていたら、いきなりルートが分からなくなり、探し回って登山道復帰。でもそこで、赤くて細長いキツネノカミソリを発見。不思議な魅力の花。

御前岳頂上から、逆光で黒いシルエットになった釈迦岳を見る。鋭角ピークの隣にレーダードームが立っている、とても印象的な姿。長いまつ毛の黄色いイワオトギリ。

鎖場を登り返して辿りついた釈迦岳の三角点峰には釈迦像と、巨大な一等三角点。そこから見る御前岳は美しい三角形の姿。

レーダードームの最高地点には展望所。釈迦岳三角点峰と御前岳頂上のツーショットを見る。

 御前岳頂上から見る釈迦岳。レーダードームが最高地点1,231m、その右の鋭角峰に釈迦像と三角点1,230mがある
 キツネノカミソリ
 イワオトギリ
 御前岳
  5:48 杣ノ里公園発  8:23 御前岳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り2時間35分  9:53 釈迦岳・三角点峰・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・御前岳から1時間30分10:10 釈迦岳・最高点峰(レーダー・ドーム)10:56 東登山口12:04 杣ノ里公園着・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周回(含休憩)6時間16分

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福岡県最高峰の釈迦岳へは、頂上のすぐ下を林道が通っており、御前岳の南の駐車地点からは広い登山道があり、楽勝かなと思っていたら大きな間違いだった。いきなり笹がかぶさった道となり、沢を徒渉し、その先でルートが分からなくなる。軍手をはめてヤブ斜面を登ろうとしたが、足場が悪い。こんなはずはなかろうと沢筋に下ると、登山道発見。見ると対岸に踏み跡が見える。さっきのところで徒渉したのが間違いだったらしい。でもそこで、赤い細長いユリを見る。これがキツネノカミソリに違いない。その先にももう1箇所、咲いていた。

沢筋を離れてから、今度は岩場の鎖場があり、思ったよりも時間がかかる。4時間くらいで周回できるだろうと踏んでいたが、これではそうもいかない。林の中で日差しを避けられ、少し風が吹いていたので助かったが、足は重い。ようやく御前岳頂上に到達。逆光で黒いシルエットになった釈迦岳を見る。鋭角ピークの隣にレーダードームが立っている。釈迦岳への縦走路まではだいぶ下ったが、そこからはほぼ平坦な道。そこも涼しい風が吹いていた。鎖場を登り返して辿りついた釈迦岳の頂上には釈迦像と、巨大な一等三角点があった。稜線の西に御前岳が美しい三角形のピークの姿で見えている。

釈迦岳から舗装林道に下る途中にレーダードームへの分岐があり、寄ってみる。それは雨量観測レーダーで、展望所が設けられていて、そこから釈迦岳頂上と御前岳頂上のツーショットを見ることができた。*

舗装林道に下り、そこから駐車地点まではだいぶ距離があったが、九十九折りの車道をショートカットする道を辿り、炎天の駐車地点に戻る。

*実は、レーダードームのピークが最高地点1,231mで、鋭鋒の三角点ピークは1,230mであることは、あとから知った。

御前岳登山道入り口・・・・・杣ノ里公園の舗装林道脇にある。入口は広い

御前岳登山道・・・・・登山道は次第に細くなり、笹がかぶさる道になり、沢を渡渉した先でルートが分からなくなる

花1: ダイコンソウ・・・・・周回した全域に点在

花2: キツネノカミソリ・・・・・御前岳への登山道を見失い、探し回って見つけたところに咲いていた。その少し先の沢沿いにももう一箇所。

細くて長い赤い花びらに長いおしべ。不思議な魅力の花

花3: タツナミソウ?・・・・・御前岳と釈迦岳への登りの岩場



御前岳頂上・・・・・木陰あり。


花4: イワオトギリ・・・・・御前岳頂上と釈迦岳への尾根道途中


花5: キンミズヒキ?・・・・・釈迦岳への尾根道途中


花6: ホトトギス

釈迦岳・・・・・尾根道から見るレーダードームと三角点峰

御前岳・・・・・釈迦岳への登り返し途中より

酒呑童子山・・・・・南方向

釈迦岳(三角点峰)頂上・・・・・釈迦像と大きな一等三角点がある。奥に御前岳が見えている

レーダードーム・・・・・雨量観測レーダーで、展望所が設けられていた。このピークが最高地点1,231m

レーダードームの展望台・・・・・方位図やベンチがある

釈迦岳三角点峰と御前岳・・・・・レーダードーム展望台からのツーショット

釈迦岳直下の登山口・・・・・ここから杣ノ里公園駐車地点までだいぶ距離があるが、九十九折りの舗装車道をショートカットする自然歩道がある。