秋田県 822m 2017年1月29日
白神山地の山々
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道のない雪山のルートを探る旅
水沢ダムに向かうと、冬の灰色の空にいかめしい姿の水沢山。かなり急そうだが、登れるだろうか
その水沢山の頂上に近づき、背後を振り返ると、はるか下に小さく、水沢ダムが見えていた。ずいぶん登ってきたもんだ。
ダムに戻ると、水沢山は朝と同じ姿で立っていたが、数時間かけて歩いてきた稜線と頂上はもう記憶に刻まれ、単なる景色ではなくなっていた。あそこは、私の一部になっている。
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道のない雪山のルートを探る旅。水沢ダムには一度、下見に来ていたので迷わずに脇道へ。水沢ダムに向かうと、冬の灰色の空にいかめしい姿の水沢山が見えてくる。かなり急そうだが、スキーで登れるだろうか。水沢ダムの少し先まで林道が除雪されていたが、水沢ダムに駐車して歩く。駐車場と車道は凍り付いていてブーツでは歩きにくいので、シールスキーで車道を歩き、林道に入る。踏跡があったが、すぐ先の伐採木材の点検だったようだ。その先は一人旅。傾斜がなく、むしろ長い下りで、帰りも長い林道歩きになりそう。ようやく林を抜けて行く手に水沢山と川と橋が見えてきた。取付き点を検分。奥に行かずに手前のほうがいいかもしれない。
スキーを担いで登るが徒歩では足が埋まってしまい登りにくい。傾斜が緩くなるとすぐシールに代えるが灌木密集で登りにくい。ディナフィットだとすぐ外れるので、流れ止めを付ける。完全武装で来たが、温かく無風なので、上着とネックウォーマーを外し、ゴーグルも仕舞い、スキーグローブを薄手袋に替える。広い緩斜面に出て、GPSルートは南の尾根になっていたが、灌木の多い尾根よりも斜面のほうが登りやすそうなので、斜面をつづら折りに登る。高度が上がり、背後はるか下に水沢ダム。前方に頂上尾根が見え、斜面から尾根となり、540m地点に着く。
560m地点でピーク・マーキングしているが、たいしたピークではない。その先の580m地点もほぼ同様。720mあたりで岩がむき出した斜面が立ちはだかるが、左から巻いて簡単に突破できた。西峰780mは細尾根で、灌木の間を登る。水沢山頂上へは細尾根の数十メートルの下りがあり、横歩きで下る。シールを外したほうが安全だが、たいした距離ではない。水沢山の頂上に近づき、背後を振り返ると、登ってきた尾根がはるか下まで見えており、はるか下に小さく、氷結した水沢ダムが見えていた。拡大写真では駐車した車も確認できる。ずいぶん登ってきたもんだ。
水沢山への最後の登りでは、密集した灌木の細尾根を強引に突破。その先は緩い尾根歩きで、灌木がまばらに生える水沢山頂上に到達。頂上標識なし。三角点は雪の下。灌木越しに東に続く尾根が見える。遠くの双耳が焼山、北東のピークが水沢山・北峰800mだろうか。へばっていたので休みたかったが、突然、雪が降り出したので上着を着込み、ホットレモンを一口飲んだだけで滑走開始。もう景色は見えない。勢いよく滑り出したものの、ベタつくモナカ雪でターンできない。ストップ&ゴーや横歩きで細尾根を下り、コルでスキーをしょって徒歩で西峰に登り返す。最後のところでササヤブに足を取られ、違うルートから登る。やれやれ。
720m岩場の下からはやや広くなり、ジャンプターンで連続ターンを試みたがスキーがついてこず、木に向かってスライディング。この後もジャンプターンで曲がり切れずにスライディング転倒というのが3回くらい。倒れたついでに休憩。そういえば全く休憩と取ってなかった。580m地点あたりは西側をトラバース。横歩きで登り返して540m地点。広い斜面まで降りると雪がやわらかくなり、少し滑りやすくなる。尾根から早めに斜面に下り、まだ柔らかいデブリが落ちている広い斜面を滑走。ベタつく雪でやっとショートターン。
広い斜面の下部で、往路の取付き点ではなく、南側の取付き点に向かう。途中に急坂が二つあり、一つ目の途中にヤブ斜面があって、苦労して突破。下に見えるのが林道なのか、やや不安だったが、GPSと川の位置から判断し、最後の急斜面を滑走して林道に到着。シールを貼り、ホットレモンの残りを飲んで林道を歩く。とりあえず林道に降りることができ、もう難所はない。シールの林道歩きは長く、なかなか駐車場に着かない。ここからは下りだろうと思われる地点でシールを外したが、その先にも緩い登り。ビンディングの後をはずして歩く。材木置き場の手前のあたりからようやく滑り出し、除雪地点からは凍った車道がえらく滑るので、ビンディングをはめ、スキーモードにして滑る。雪のないところで路肩の雪の上に上がり、駐車場方面に曲がり、登り返し手前の橋の上で滑走終了。ご苦労さん。
スキーを担いで車まで戻る。ダムに戻ると、水沢山は朝と同じ姿で立っていたが、数時間かけて歩いてきた稜線と頂上はもう記憶に刻まれ、単なる景色ではなくなっていた。あそこは、私の一部になっている。
温泉は八森・湯っこランドにする。シャンプーはないが、とにかく熱いのがいい。生き返る。スキンクリームを塗っていると、話しかけてくる年配の男性。ここもゆったりと時間が流れている。
水沢山(広域農道より)
水沢ダムには一度、下見に来ていたので迷わずに脇道へ。いかつい水沢山が見えてくる。ずいぶん急そうだ。スキーで登れるだろうか。
水沢山(水沢ダムより)
水沢ダムの少し先まで林道が除雪されていたが、水沢ダムに駐車して歩く。駐車場と車道は凍り付いていてブーツでは歩きにくいので、シールスキーで車道を歩き、林道に入る。踏跡があったが、すぐ先の伐採木材の点検だったようだ。その先は一人旅。傾斜がなく、むしろ長い下りで、帰りも長い林道歩きになりそう。
水沢山と取付き斜面
ようやく林を抜けて行く手に水沢山と川と橋が見えてきた。取付き点を検分。奥に行かずに手前のほうがいいかもしれない。
スキーを担いで登るが徒歩では足が埋まってしまい登りにくい。傾斜が緩くなるとすぐシールに代えるが灌木密集で登りにくい。ディナフィットだとすぐ外れるので、流れ止めを付ける。完全武装で来たが、温かく無風なので、上着とネックウォーマーを外し、ゴーグルも仕舞い、スキーグローブを薄手袋に替える。
広い斜面
広い緩斜面に出て、GPSルートは南の尾根になっていたが、灌木の多い尾根よりも斜面のほうが登りやすそうなので、斜面をつづら折りに登る。
尾根の540m地点付近
高度が上がり、背後はるか下に水沢ダム。前方に頂上尾根が見え、斜面から尾根となり、540m地点に着く。
560m地点でピーク・マーキングしているが、たいしたピークではない。その先の580m地点もほぼ同様。
尾根の720m地点、岩場
720mあたりで岩がむき出した斜面が立ちはだかるが、左から巻いて簡単に突破できた。
水沢山(西峰より)
西峰780mは細尾根で、灌木の間を登る。
西峰からの下り
水沢山頂上へは細尾根の数十メートルの下りがあり、横歩きで下る。シールを外したほうが安全だが、たいした距離ではない。
水沢ダム(頂上付近より)
コルから背後に登ってきた尾根がはるか下まで見えており、その先に氷結した水沢ダム。拡大写真では駐車した車も確認できる。いやあ遠くまで来たもんだ。
水沢ダムに駐車した車
西峰(水沢山頂上手前より)
水沢ダムと西峰
能代市街と530m峰と薬師山
水沢山頂上
水沢山への最後の登りでは、密集した灌木の細尾根を強引に突破。その先は緩い尾根歩きで、灌木がまばらに生える水沢山頂上に到達。頂上標識なし。三角点は雪の下。
焼山?
灌木越しに東に続く尾根が見える。遠くの双耳が焼山、北東のピークが水沢山・北峰800mだろうか。へばっていたので休みたかったが、突然、雪が降り出したので上着を着込み、ホットレモンを一口飲んだだけで滑走開始。もう景色は見えない。勢いよく滑り出したものの、ベタつくモナカ雪でターンできない。ストップ&ゴーや横歩きで細尾根を下り、コルでスキーをしょって徒歩で西峰に登り返す。最後のところでササヤブに足を取られ、違うルートから登る。やれやれ。
水沢山・北峰800m
滑走
720m岩場の下からはやや広くなり、ジャンプターンで連続ターンを試みたがスキーがついてこず、木に向かってスライディング。この後もジャンプターンで曲がり切れずにスライディング転倒というのが3回くらい。倒れたついでに休憩。そういえば全く休憩と取ってなかった。580m地点あたりは西側をトラバース。横歩きで登り返して540m地点。広い斜面まで降りると雪がやわらかくなり、少し滑りやすくなる。尾根から早めに斜面に下り、まだ柔らかいデブリが落ちている広い斜面を滑走。ベタつく雪でやっとショートターン。
林道への下降地点
広い斜面の下部で、往路の取付き点ではなく、南側の取付き点に向かう。途中に急坂が二つあり、一つ目の途中にヤブ斜面があって、苦労して突破。下に見えるのが林道なのか、やや不安だったが、GPSと川の位置から判断し、最後の急斜面を滑走して林道に到着。シールを貼り、ホットレモンの残りを飲んで林道を歩く。とりあえず林道に降りることができ、もう難所はない。シールの林道歩きは長く、なかなか駐車場に着かない。ここからは下りだろうと思われる地点でシールを外したが、その先にも緩い登り。ビンディングの後をはずして歩く。材木置き場の手前のあたりからようやく滑り出し、除雪地点からは凍った車道がえらく滑るので、ビンディングをはめ、スキーモードにして滑る。雪のないところで路肩の雪の上に上がり、駐車場方面に曲がり、登り返し手前の橋の上で滑走終了。ご苦労さん
スキーを担いで車まで戻る。水沢山は朝と同じ姿で立っていたが、数時間前に歩いていた西峰と頂上の稜線はもう記憶に刻まれ、単なる景色ではなくなっていた。あそこは、私の一部になっている。
温泉は八森・湯っこランドにする。シャンプーはないが、とにかく熱いのがいい。生き返る。スキンクリームを塗っていると、話しかけてくる年配の男性。ここもゆったりと時間が流れている。