福島県 1,315m 2018年6月3日
会津百名山
311
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朝日が射し始め、地平線の上に上がったところのまぶしくない、真っ赤な太陽を見る。長い夏の日の静かな始まり。そして急坂の途中に、小さなツガザクラの群落を発見。
P2・1,280mの頂上付近から樹間に、横長の緑に覆われた大博多山の頂上を見る。深山幽谷の趣。
ついに頂上に到達。そこには大きな一等三角点があった。頂上標識は地味。南側が大きく開けていて、谷向こうに尾白山と丸山を見る。丸山の右奥に見える真っ白い山はたぶん三岩岳。東に見える平らな大地はおそらく駒止湿原で、その右(南)に見えているのは七ヶ岳と黒岩山のようだ。すがすがしい朝の南会津の景観。
樹間に見えた雪の山は、丸山岳と城郭朝日山。わずかに見えていたのは会津朝日岳だったかもしれない。
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アラームが1時に鳴り、着替え、パンを食べ、2時前に道の駅を出る。月明かり。幸い、大博多山への林道はだいぶ上まで舗装路。只見川の大きな支流、伊南川の支流、久川沿いをさかのぼり、未舗装となって上流のダムのところを左岸に渡った先に登山口があった。ネット情報には、林道が走れなければ途中から歩く、とあったので、林道終点まで入れたのは幸運。ブラックダイヤモンドのヘッドランプを出すが、前週の静岡で二日間使っていたので電池が切れるかもしれない。予備のヘッドランプを持っていく(が、電池は切れなかった)。歩き始めてすぐ、登山道の草が濡れていて、ズボンや服が濡れそうなので、レインウェアを着込む。だが、服が草で濡れるほどの箇所はそこだけで、林に入ると草はまばらで、靴や服がぬれることはなかった(ただし、下山したとき、登山口の草はまだ濡れていて、レインウェアを着ていないズボンがびしょぬれになる)。
ヘッドランプの明かりで白い花を撮影していたが、ぼやけている。草地を抜けたところで最初の軽ロスト。裸地をヘッドランプで照らしても踏跡が分からず、最初は正面の沢筋かと思ったが、そこは登れそうもない。GPSトレースを確認すると、道は左に向かっているので、そちらに進んでみて、沢沿いに少し下っている踏跡を発見。尾根に取付くところで2度目の軽ロスト。沢沿いから右上に登る道をたどっていて、まっすぐ行くと道がない。周囲をヘッドランプで照らしてみて、だいぶ離れた左上に目印(ロープかテープ)を発見。明るければなんてことはないが、夜間だと10mも離れた目印を見つけるのは難しい。そこは尾根取付き点で、延々と急な登りが続く。
次第に明るくなりはじめ、ヘッドランプを消す。暑くなってきてレインウェアを脱ぎたかったが、急斜面では休止しにくい。ようやく急斜面が一段落したところでザックを下ろし、ヘッドランプを収納し、レインウェアを脱ぐ。この調子であんまり早く頂上に着いたら、温泉が開くまで待たなくてはならないかも、などといらぬ心配をしたが、GPSを見ると頂上までまだ半分弱。先は長い。急登は続き、ようやくP1・1,062mの近くの稜線に上がる。P1頂上はルート上から外れていたが、すぐ近くなので行っておく。もちろん何もなし。稜線歩きは最初は緩い下りで、楽ちんかと思ったのは間違いで、すぐに果てしない登りが再開する。ただし朝日が射し始め、地平線の上に上がったところのまぶしくない、真っ赤な太陽を見る。長い夏の日の静かな始まり。そして急坂の途中に、小さなツガザクラの群落を発見。樹間に見えた緑のピークが大博多山だと思ったが、それはP2・1,280mだった。ようやくたどり着いたと思ったピークには何もなく、GPSを見ると頂上はまだ300m弱先。P2・1,280mの頂上付近から樹間に、横長の緑に覆われた大博多山の頂上を見る。深山幽谷の趣。
コル1,260mまでいったん下り、登り返し、ついに頂上に到達。そこには大きな一等三角点があった。頂上標識は地味。南側が大きく開けていて、谷向こうに尾白山と丸山を見る。点の残雪の高い方が丸山で、尾白山はその尾根続きのやや目立たないピーク。丸山の右奥に見える真っ白い山はたぶん三岩岳で、会津駒はその後に隠れているようだ。東に見える平らな大地はおそらく駒止湿原で、その右(南)に見えているのは七ヶ岳と黒岩山のようだ。すがすがしい朝の南会津の景観。樹間に見えた雪の山は、丸山岳と城郭朝日山。わずかに見えていたのは会津朝日岳だったかもしれない。
頂上尾根に例の白い大きな花を咲かせるトチノキのような大きな葉の木があった。枝の先にツボミもいくつか見たが、花は咲いていなかった。なんという花なんだろう(ホオノキというらしい)。帰りはP1には寄らず、尾根を下り、平坦になったところで休憩。往路の休憩地点よりもやや上だったようだ。
尾根下りの途中からの風景は、往路ではまっくらだったから、初めて見る風景。巨大なブナの木。駐車場が見えるところまできて、往路で迷ったところは明るいと全く迷いようがないことが分かる。暗いといろいろと不便だ。駐車場手前の草むらの中に、茎の回りに円形に咲いている白い小さな花の群落を見る(オドリコソウというらしい)。往路の暗がりで1回撮影しているが、こんなにたくさん咲いているとは全く気付かなかった。夢中で撮影していて、車に戻ってみるとズボンがびしょぬれになっていた。
靴を履き替え、車を出すと、ボックスカーがやってきた。道が狭いので駐車場までバックして道を開ける。わずかな登りの狭い道をバックするのに慎重に運転。ちょっと時間がかかる。林道を下ると、途中に道標と祠がある。昔はこのあたりから歩いて登ったのだろう。
アマドコロ
アラームが1時に鳴り、着替え、パンを食べ、2時前に道の駅を出る。月明かり。幸い、大博多山への林道はだいぶ上まで舗装路。只見川の大きな支流、伊南川の支流、久川沿いをさかのぼり、未舗装となって上流のダムのところを左岸に渡った先に登山口があった。ネット情報には、林道が走れなければ途中から歩く、とあったので、林道終点まで入れたのは幸運。
朝焼け
ブラックダイヤモンドのヘッドランプを出すが、前週の静岡で二日間使っていたので電池が切れるかもしれない。予備のヘッドランプを持っていく(が、電池は切れなかった)。歩き始めてすぐ、登山道の草が濡れていて、ズボンや服が濡れそうなので、レインウェアを着込む。だが、服が草で濡れるほどの箇所はそこだけで、林に入ると草はまばらで、靴や服がぬれることはなかった(ただし、下山したとき、登山口の草はまだ濡れていて、レインウェアを着ていないズボンがびしょぬれになる)。
P2・1,280m
ヘッドランプの明かりで白い花を撮影していたが、ぼやけている。草地を抜けたところで最初の軽ロスト。裸地をヘッドランプで照らしても踏跡が分からず、最初は正面の沢筋かと思ったが、そこは登れそうもない。GPSトレースを確認すると、道は左に向かっているので、そちらに進んでみて、沢沿いに少し下っている踏跡を発見。尾根に取付くところで2度目の軽ロスト。沢沿いから右上に登る道をたどっていて、まっすぐ行くと道がない。周囲をヘッドランプで照らしてみて、だいぶ離れた左上に目印(ロープかテープ)を発見。明るければなんてことはないが、夜間だと10mも離れた目印を見つけるのは難しい。そこは尾根取付き点で、延々と急な登りが続く。
日の出
次第に明るくなりはじめ、ヘッドランプを消す。暑くなってきてレインウェアを脱ぎたかったが、急斜面では休止しにくい。ようやく急斜面が一段落したところでザックを下ろし、ヘッドランプを収納し、レインウェアを脱ぐ。この調子であんまり早く頂上に着いたら、温泉が開くまで待たなくてはならないかも、などといらぬ心配をしたが、GPSを見ると頂上までまだ半分弱。先は長い。急登は続き、ようやくP1・1,062mの近くの稜線に上がる。
朝焼けと日の出
P1頂上はルート上から外れていたが、すぐ近くなので行っておく。もちろん何もなし。稜線歩きは最初は緩い下りで、楽ちんかと思ったのは間違いで、すぐに果てしない登りが再開する。ただし朝日が射し始め、地平線の上に上がったところのまぶしくない、真っ赤な太陽を見る。長い夏の日の静かな始まり。そして急坂の途中に、小さなツガザクラの群落を発見。樹間に見えた緑のピークが大博多山だと思ったが、それはP2・1,280mだった。ようやくたどり着いたと思ったピークには何もなく、GPSを見ると頂上はまだ300m弱先。P2・1,280mの頂上付近から樹間に、横長の緑に覆われた大博多山の頂上を見る。深山幽谷の趣。
ツガザクラ
ツツジ
丸山
大博多山方面(P2頂上より)
黒岩山と七ヶ岳
三岩岳
丸山と三岩岳
大博多山頂上
コル1,260mまでいったん下り、登り返し、ついに頂上に到達。そこには大きな一等三角点があった。頂上標識は地味。南側が大きく開けていて、谷向こうに尾白山と丸山を見る。点の残雪の高い方が丸山で、尾白山はその尾根続きのやや目立たないピーク。丸山の右奥に見える真っ白い山はたぶん三岩岳で、会津駒はその後に隠れているようだ。東に見える平らな大地はおそらく駒止湿原で、その右(南)に見えているのは七ヶ岳と黒岩山のようだ。すがすがしい朝の南会津の景観。樹間に見えた雪の山は、丸山岳と城郭朝日山。わずかに見えていたのは会津朝日岳だったかもしれない。
一等三角点
頂上標識
ウラジロヨウラク
博士山
頂上から東の景観: 博士山、駒止湿原、大窪山、七ヶ岳、黒岩山
唐倉山(中央、背後は那須連峰)
丸山と三岩岳
頂上付近から西の景観: 丸山岳?と城郭朝日山?
ホオノキ
頂上尾根に例の白い大きな花を咲かせるトチノキのような大きな葉の木があった。枝の先にツボミもいくつか見たが、花は咲いていなかった。なんという花なんだろう(ホオノキというらしい)。帰りはP1には寄らず、尾根を下り、平坦になったところで休憩。往路の休憩地点よりもやや上だったようだ。
大博多山(P2頂上付近より)
会津朝日岳?
尾白山と丸山
ツガザクラ
P2・1,280m
尾根道(最初の休憩場所)
ラショウモンカズラ
茎の回りに円形に咲いている白い小さな花(オドリコソウ)
尾根下りの途中からの風景は、往路ではまっくらだったから、初めて見る風景。巨大なブナの木。駐車場が見えるところまできて、往路で迷ったところは明るいと全く迷いようがないことが分かる。暗いといろいろと不便だ。駐車場手前の草むらの中に、茎の回りに円形に咲いている白い小さな花の群落を見る。往路の暗がりで1回撮影しているが、こんなにたくさん咲いているとは全く気付かなかった。夢中で撮影していて、車に戻ってみるとズボンがびしょぬれになっていた。
コンロンソウ?
ミヤマトウキ(ミヤマセンキョウ?)
登山口
靴を履き替え、車を出すと、ボックスカーがやってきた。道が狭いので駐車場までバックして道を開ける。わずかな登りの狭い道をバックするのに慎重に運転。ちょっと時間がかかる。林道を下ると、途中に道標と祠がある。昔はこのあたりから歩いて登ったのだろう。
タニウツギ
ヤブデマリ?
林道途中の道標
林道途中の祠