子ノ泊山(ねのとまり) 巨大な滝のある里山

三重県  908m  2017年8月13日

関西百名山

239

ゆるゆると、陽炎の立つ車道から

林の中の道を登って稜線に出ると

涼しい風が吹いてくる

白い花が風に揺れ、古ぼけた地蔵尊が佇む

私は汗をぬぐい、雲に霞む遠い景色を見つめる

ふと下を見ると

花の間を小さな蝶が舞っている

(夏山散策)

☼☼☼☼☼

海岸沿いから山村に分け入っていくと行く手に子ノ泊山らしき山の一角が見えてくる。緑に覆われたなだらかな稜線。

行く手に落打滝が見えてくる。こいつは大きい。三角形に末広がりに流れ落ちる巨大な滝の景観は実に壮大かつ圧倒的で、すがすがしい気分になれる。

この落差30mのほぼ垂直の滝を左から巻き上ったというネット情報をいくつか見たが、近くまで行って落打滝を初めて見上げた時、こいつを登るのは止めておこうと決める。見るだけにしておこう。

車で林道を進むと、ツユクサの咲く駐車場があり、登山届を書いて短い鉄バシゴのある登山口に向かう。

ルートは尾根の右の小さな沢に下り、浅いナメ沢になっているところを渡る。のどかな風景で、思わずザックを下ろして2度目の休憩。

たどり着いた頂上は開けていて、ネズミをあしらった頂上標識のあるのどかなところ。寝転がって昼寝したいところだが、雲間に隠れている夏の太陽が今にもギラつきそうなので腰を下ろせない。

四周の山や風景を写してみるが、同定できる山は大塔山と思われる双耳くらい。あれは大峰か果無のあたりかなあ。

ネズミの絵が笑い、雲の多い夏空は照ったり曇ったり。融通無碍に夏の日が過ぎていく。

(2022年6月3日)

5年後、奈良から和歌山に移動しているとき、熊野川の左岸にそびえていた立派な山はどうやら子ノ泊山らしい。登ったときにはその姿を見ることができなかった山だが、巨大な滝が反対側にあり、頂上にはネズミの絵がかかっていた思い出の山。

5年後、奈良から和歌山に移動しているとき、熊野川の左岸にそびえていた立派な山はどうやら子ノ泊山らしい。登ったときにはその姿を見ることができなかった山だが、巨大な滝が反対側にあり、頂上にはネズミの絵がかかっていた思い出の山。
 海岸沿いから山村に分け入っていくと行く手に子ノ泊山らしき山の一角が見えてくる。緑に覆われたなだらかな稜線
 行く手に落打滝が見えてくる。こいつは大きい。三角形に末広がりに流れ落ちる巨大な滝の景観は実に壮大かつ圧倒的で、すがすがしい気分になれる。
 ルートは尾根の右の小さな沢に下り、浅いナメ沢になっているところを渡る。
 たどり着いた頂上は開けていて、ネズミをあしらった頂上標識のあるのどかなところ
 ツユクサの咲く駐車場
  6:46 駐車地点1発(標高320m)  7:05 落打滝  7:24 駐車地点1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復37分
往復1.5㎞、標高差126m
  7:56 駐車地点2発(標高420m)10:00 子ノ泊山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り2時間4分10:15 子ノ泊山11:33 駐車地点2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復3時間37分
往復4.5㎞、標高差602m

NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN

道の駅七里御浜から子ノ泊山までは距離があり、海岸沿いから山村に分け入っていくと行く手に子ノ泊山らしき山の一角が見えてくる。緑に覆われたなだらかな稜線。集落から林に入り、長い林道を延々走る。ただし舗装されていて走りやすい。

橋を渡った先に落打滝の標識を発見。その先のスペースに駐車し、沢スタイルで出発。橋の脇にはアルミ梯子が据えてあり、川岸まで10mほど下る。上からはまるで見えなかったが大きな川で、大きな岩がゴロゴロしている。沢が左にカーブするあたりで、右岸沿いのリボンは左岸に移るが、左岸の道は崩壊していて、いったん水に踏み込み、沢中央の岩を越えていく。

沢は今度は右にカーブし、行く手に落打滝が見えてくる。こいつは大きい。三角形に末広がりに流れ落ちる巨大な滝の景観は実に壮大かつ圧倒的で、すがすがしい気分になれる。この落差30mのほぼ垂直の滝を左から巻き上ったというネット情報をいくつか見たが、近くまで行って落打滝を初めて見上げた時、こいつを登るのは止めておこうと決める。見るだけにしておこう。

橋の上のすぐ近くに夏道らしき踏跡があったが、標識はなし。林道を1kmほど進んだ先に登山口があるようだ。沢靴を夏靴に履きかえ、車で林道を進むと、ツユクサの咲く駐車場があり、登山届を書いて短い鉄バシゴのある登山口に向かう。そこから急な涸沢を登る。駐車場で花を映しているとき、作業らしき車が走っていく。

沢筋から植林の急斜面つづら折りを登り、尾根に上がったところに分岐。表示はないが、落打滝の入口の橋のところに出るのだろう。休憩し、ペットボトル1本飲み干す。尾根から再び急斜面を登り、770m地点でなだらかな尾根道となる。尾根を登っていてルートを外れていることに気づき引き返す。ルートは尾根の右の小さな沢に下り、浅いナメ沢になっているところを渡る。のどかな風景で、思わずザックを下ろして2度目の休憩。

たどり着いた頂上は開けていて、ネズミをあしらった頂上標識のあるのどかなところ。寝転がって昼寝したいところだが、雲間に隠れている夏の太陽が今にもギラつきそうなので腰を下ろせない。四周の山や風景を写してみるが、同定できる山は大塔山と思われる双耳くらい。あれは大峰か果無のあたりかなあ。ネズミの絵が笑い、雲の多い夏空は照ったり曇ったり。融通無碍に夏の日が過ぎていく。

道の駅・七理御浜の夜明け

道の駅七里御浜から子ノ泊山までは距離があり、海岸沿いから山村に分け入っていくと行く手に子ノ泊山らしき山の一角が見えてくる。緑に覆われたなだらかな稜線。集落から林に入り、長い林道を延々走る。ただし舗装されていて走りやすい。

子ノ泊山?

子ノ泊山?

子ノ泊山

地蔵尊

橋を渡った先に落打滝の標識を発見。その先のスペースに駐車し、沢スタイルで出発。橋の脇にはアルミ梯子が据えてあり、川岸まで10mほど下る。上からはまるで見えなかったが大きな川で、大きな岩がゴロゴロしている。沢が左にカーブするあたりで、右岸沿いのリボンは左岸に移るが、左岸の道は崩壊していて、いったん水に踏み込み、沢中央の岩を越えていく。

落打滝入口の河原に下るハシゴ

沢は今度は右にカーブし、行く手に落打滝が見えてくる。こいつは大きい。三角形に末広がりに流れ落ちる巨大な滝の景観は実に壮大かつ圧倒的で、すがすがしい気分になれる。この落差30mのほぼ垂直の滝を左から巻き上ったというネット情報をいくつか見たが、近くまで行って落打滝を初めて見上げた時、こいつを登るのは止めておこうと決める。見るだけにしておこう。

落打滝

林道の赤い花(マルミノヤマゴボウ)

ツユクサ

登山届ボックスと案内地図

桐原・鉄バシゴ登山口

橋の上のすぐ近くに夏道らしき踏跡があったが、標識はなし。林道を1kmほど進んだ先に登山口があるようだ。沢靴を夏靴に履きかえ、車で林道を進むと、ツユクサの咲く駐車場があり、登山届を書いて短い鉄バシゴのある登山口に向かう。そこから急な涸沢を登る。駐車場で花を映しているとき、作業らしき車が走っていく。

植林の登り

ナメ沢

沢筋から植林の急斜面つづら折りを登り、尾根に上がったところに分岐。表示はないが、落打滝の入口の橋のところに出るのだろう。休憩し、ペットボトル1本飲み干す。尾根から再び急斜面を登り、770m地点でなだらかな尾根道となる。尾根を登っていてルートを外れていることに気づき引き返す。ルートは尾根の右の小さな沢に下り、浅いナメ沢になっているところを渡る。のどかな風景で、思わずザックを下ろして2度目の休憩。

イワオトギリ

子ノ泊山頂上

たどり着いた頂上は開けていて、ネズミをあしらった頂上標識のあるのどかなところ。寝転がって昼寝したいところだが、雲間に隠れている夏の太陽が今にもギラつきそうなので腰を下ろせない。四周の山や風景を写してみるが、同定できる山は大塔山と思われる双耳くらい。あれは大峰か果無のあたりかなあ。ネズミの絵が笑い、雲の多い夏空は照ったり曇ったり。融通無碍に夏の日が過ぎていく。

烏帽子山?

田園風景