筑紫森 ダム湖を見下ろす

秋田県  392m  2012年7月21日

秋田県の山

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筑紫森には、他の山にはない個性があった。頂上付近には柱状節理の岩肌が見られ、すぐ近くに太平山。眼下の真っ青な石見ダムの向こうには緩く尾根を広げる白子森。見事な景観!

太平山の南、石見ダムの手前に二つの里山が並んでいる。どちらも頂上付近に岩肌が露出した箇所があり、筑紫森の頂上は岩峰になっていて、石見ダムと白子森を見渡せる。

岩谷山には麓に大きな古い神社があり、山村風景を見下ろせる展望所があり、三角点のある頂上からは太平山を見ることができる。

手強い山の多い太平山地のなかで、手軽に登れる里山だが、古くからの信仰や歴史を感ずることができる。

眼下の真っ青な石見ダムの向こうには緩く尾根を広げる白子森。見事な景観!
 岩谷山(中央左手前)と筑紫森(中央奥): 太平山の南、石見ダムの手前に二つの里山が並んでいる。どちらも頂上付近に岩肌が露出した箇所があり、筑紫森の頂上は岩峰になっていて、石見ダムと白子森を見渡せる
15:43 駐車地点発15:58 分岐116:17 分岐216:40 筑紫森・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り57分17:07 展望台17:17 筑紫森17:29 分岐217:40 分岐117:46 駐車地点・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復2時間3分

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この日の午前中、番鳥沢に向かったとき、青空の下に群青色で立ち並ぶ太平山と太平山地を見る。

午後、岩見ダムの方角に向かい、途中で左に河辺いこいの森キャンプ場方面に向かう。キャンプ場らしきところには大きな三角屋根の建物。そして筑紫森の登山口に着く。詳しい3Dの案内図。ルートは三つ(表参道、裏参道、三十三観音巡り)ある。広く刈払われた登山道を歩き始める。「天然記念物筑紫森」という案内がある。それから林の中の平坦な尾根道。分岐1の裏参道へは入らずに表参道を行くと、すぐにまた合流点がある。その先の分岐2では正面表参道は急坂、右トラバースの裏参道は通行止め、左トラバースの三十三観音巡りを行く。

この三十三観音というのは、結局ひとつも見ずじまいだった。道は荒れていて分からなくなり、崖でトラバースできなくなったところで斜面を登って表参道に出る。たぶん崖の下を大きく回っていくのだろう。斜面の登りは急だったが、沢のツメの尾根登りの感じ。表参道は、岩盤を均した道になっていて、横に柱状に割れた岩盤は歩きやすい。そして晴天の眺望。岩見ダムが見える。そして筑紫森頂上に到着。狭い頂上に大きな社がある。筑紫森は柱状節理の流紋岩の岩脈から成っていて、顕著なのが千本垂木である。ただし、千本垂木まで頂上から道はあるが、そこから下は通行止め。頂上からの眺望は、すぐ西に太平山頂上が見える。逆行でシルエットになっているが、頂上小屋がはっきり見える。東に見えているのは秋田駒。たくさんのピーク。南には岩谷山。

裏参道への道を下ってみる。細尾根の急な下り。途中に三十三観音巡りの分岐があり、次に北東側の展望所があが、先に千本垂木に下る。そこには天狗のすもう取り場という岩場があり、千本垂木はその下にあったが、写真を撮っていない。下山路を探していて、結局諦めて戻る。案内をよく読んでいれば明快だが、その時は分かっていなかった。登り返しに展望所による。岩見ダムのダム湖(河北湖)と、その周囲の山々。山名はマップソースを見ても不明。正面の山の左奥に見える二つの山のうち、高い方の左の山が白子森のようだ。その左(北)に稜線が続き、左端に太平山が見える。眼下に真っ青な石見ダムを見下ろし、そのダム湖の向こうに白子森、更に太平山に続く景観は見事!

頂上に戻り、表参道を下る。途中に天狗の油こぼしという岩場がある。この日はそもそも出発が遅すぎたのだが、南本内を諦め、番鳥沢も途中で引き返し、最後に登った筑紫森であったが、そこには他の山にはない個性があった。頂上付近には柱状節理の岩肌が見られ、すぐ近くに太平山。眼下の真っ青な石見ダムの向こうには緩く尾根を広げる白子森。見事な景観!

太平山

この日の午前中、番鳥沢に向かったとき、青空の下に群青色で立ち並ぶ太平山と太平山地を見る

 太平山地: 左端より、中岳、鶴ヶ岳、剣岳、宝蔵岳、弟子還岳、太平山(中央)、白子森(右端)

岩谷山(左)と筑紫森(中央奥)

午後、岩見ダムの方角に向かい、途中で左に河辺いこいの森キャンプ場方面に向かう。キャンプ場らしきところには大きな三角屋根の建物。そして筑紫森の登山口に着く。詳しい3Dの案内図。ルートは三つ(表参道、裏参道、三十三観音巡り)ある。

筑紫森入口標示

筑紫森案内

歩きやすい登山道

広く刈払われた登山道を歩き始める。「天然記念物筑紫森」という案内がある。それから林の中の平坦な尾根道。分岐1の裏参道へは入らずに表参道を行くと、すぐにまた合流点がある。その先の分岐2では正面表参道は急坂、右トラバースの裏参道は通行止め、左トラバースの三十三観音巡りを行く。

表参道・・・・・岩盤を均した道

この三十三観音というのは、結局ひとつも見ずじまいだった。道は荒れていて分からなくなり、崖でトラバースできなくなったところで斜面を登って表参道に出る。たぶん崖の下を大きく回っていくのだろう。斜面の登りは急だったが、沢のツメの尾根登りの感じ。

頂上の社

表参道は、岩盤を均した道になっていて、横に柱状に割れた岩盤は歩きやすい。そして晴天の眺望。岩見ダムが見える。そして筑紫森頂上に到着。狭い頂上に大きな社がある。筑紫森は柱状節理の流紋岩の岩脈から成っていて、顕著なのが千本垂木である。ただし、千本垂木まで頂上から道はあるが、そこから下は通行止め。

太平山・・・・・頂上社が小さく見えている

頂上からの眺望は、すぐ西に太平山頂上が見える。逆行でシルエットになっているが、頂上小屋がはっきり見える。東に見えているのは秋田駒。たくさんのピーク。南には岩谷山。

岩谷山

裏参道への道を下ってみる。細尾根の急な下り。途中に三十三観音巡りの分岐があり、次に北東側の展望所があが、先に千本垂木に下る。そこには天狗のすもう取り場という岩場があり、千本垂木はその下にあったが、写真を撮っていない。下山路を探していて、結局諦めて戻る。案内をよく読んでいれば明快だが、その時は分かっていなかった。

 展望台からの眺望: 太平山、御衣森、森吉山?、白子森、石見ダム

白子森と石見ダム

登り返しに展望所による。岩見ダムのダム湖(河北湖)と、その周囲の山々。山名はマップソースを見ても不明。正面の山の左奥に見える二つの山のうち、高い方の左の山が白子森のようだ。その左(北)に稜線が続き、左端に太平山が見える。

眼下に真っ青な石見ダムを見下ろし、そのダム湖の向こうに白子森、更に太平山に続く景観は見事!

岩壁・・・・・柱状節理の流紋岩の岩脈?

頂上に戻り、表参道を下る。途中に天狗の油こぼしという岩場がある。

二ツ森・・・・・岩谷山の南にある山

この日はそもそも出発が遅すぎたのだが、南本内を諦め、番鳥沢も途中で引き返し、最後に登った筑紫森であったが、そこには他の山にはない個性があった。頂上付近には柱状節理の岩肌が見られ、すぐ近くに太平山。眼下の真っ青な石見ダムの向こうには緩く尾根を広げる白子森。見事な景観!