兵庫県 雪彦山・大天井岳838m、雪彦山・三角点峰915m、鉾立山950m 2017年8月19日
(雪彦山)関西百名山
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ゆるゆると、陽炎の立つ車道から
林の中の道を登って稜線に出ると
涼しい風が吹いてくる
白い花が風に揺れ、古ぼけた地蔵尊が佇む
私は汗をぬぐい、雲に霞む遠い景色を見つめる
ふと下を見ると
花の間を小さな蝶が舞っている
(夏山散策)
☼☼☼☼☼
岩場を登っていくと突然、ピークに出て、雪彦山の頂上標識があった。そこは大天井岳の頂上で、岩場の狭い広場の周囲に樹木が生えていて、下から見ると切り立った岩峰だが、頂上に緊張感はない。だが、数々の岩場の難所を越えてたどり着いた、この鋭角の岩峰の先端こそが雪彦山の核心に違いない。
JP・942mの先で、大天井岳の横顔が見えた。岩峰の頂上の緑の中に祠のブルーシートらしき青。その下の断崖途中にある岩肌むき出しの岩峰が地蔵岳なのだろう。緑の山並みの中の迫力の景観。
ナメ滝のところにその名のとおりの表示。滝がかかり始めるが、虹ヶ滝というのはこれらの滝の総称なのだろうか。真上に大天井岳の一角が見える虹ヶ滝・下端で休憩。樹間に見える尖峰は地蔵岳だろうか。
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土曜に有名どころの雪彦山に向かう。今日は人が多いだろう。車道から鉾立山と雪彦山(大天井岳)を写していたとき追い付いてきた車はなかったが、駐車場には既に数台、出かけようとしている男性が一人。登山届を出すときまでは私が先だったが、その先の急登尾根で追い付いてきた男性に先に行ってもらう。登山口のルート図を見ると、ずいぶんたくさんルートがある。GPSに入力してきたルートは周回だったので、登山届にもそう書くが、周回ルートもいくつかあるようだった。
そろそろ険しくなってきそうな手前で休憩をとり、バナナを食べ、スティックを収納し、レイングローブをはめる。山ガール、山ボーイ・スタイルの二人が追い付いてきて、少し離れたところを登っている。祠のある高い崖の下を歩き、その先で長い鎖をつかんでルンゼを登る。ややしんどい。セリ岩というのは大岩の間の狭い隙間で、ザックを下ろして通過。鎖のある広い岩場を登ると馬の背。その先の岩場を登っていくと突然、ピークに出て、雪彦山の頂上標識があった。そこは大天井岳の頂上で、岩場の狭い広場の周囲に樹木が生えていて、下から見ると切り立った岩峰だが、頂上に緊張感はない。だが、数々の岩場の難所を越えてたどり着いた、この鋭角の岩峰の先端こそが雪彦山の核心に違いない。南東方向に見えている七種山のシルエットをぼんやり眺める。
雪彦山の案内:「雪彦山は、洞ヶ岳、鉾立山、三辻山を総称したものであり、一般的に洞ヶ岳を雪彦山と呼んでいます。洞ヶ岳はさらに大天井岳、不行岳、三峰岳、地蔵岳の四つに分かれている。国土地理院地形図記載の三角点名の雪彦山とあたかも二つあるかのようですが、三山の総称が雪彦山です。また鉾立山についても現在の一ではなく、古くからいわれている鉾立山とは、賀野神社北西方向の落葉樹に覆われた紅葉のすばらしい中腹(標高662m)を指しております。 夢前町」
ウィキペディアによると、三辻山が三角点峰915mとある。ただし、ウィキペディアの以下の記述には疑問あり
・三辻山を雪彦山として二等三角点を置いている・・・・・・・・・・915m峰頂上にあったのは四等三角点だった
・「大天井岳」の標高は長らく884mとされてきたが地形図からもこれは明らかに誤りであり、測量の結果正確な標高は811.1mであると判明した・・・・・・・・・・・・・・・・地理院地図は838mになっている
なお、「古くからいわれている鉾立山」の位置について、「賀野神社」は駐車場の東にあり、そこから北西方向662mというのは、大天井岳の中腹、もしくは虹ヶ滝の東にある848m峰の中腹に当たると思われる。
祠の横で休んでいると、さっきの二人がやってきて、彼等よりも先に周回路に進む。大天井岳を下ってからは打って変わってのどかな植林尾根歩き。三角点峰まで行って引き返してきたらしき数人に合う。その三角点峰は平凡なピークだったが、この山に四等三角点ではややもの足りない。鉾立山とのコルのあたりの分岐で、登ってきた二人がいて、鉾立山の方へ登って行った。黄色いイワオトギリにとんがり帽子のホトトギス。
鉾立山の頂上は北西側が開けていて、大きな方位図があり、山をいくつか同定。北には二日前に登った段ヶ峰。鉾立山から東の稜線上にもう一つ方位図のある展望所があり、大天井岳が見えるとあったが、木々のため、一部しか見えなかった。しかし、JP・942mの先で、大天井岳の横顔が見えた。岩峰の頂上の緑の中に祠のブルーシートらしき青。その下の断崖途中にある岩肌むき出しの岩峰が地蔵岳なのだろう。緑の山並みの中の迫力の景観。少し前からガタガタと音がしていたのは、伐採作業しているショベルの音だった。樹間に微かに見えるショベルが落ちてきそうな谷への急斜面を下り、沢筋に降り、滝を見ながらの下りとなる。
ナメ滝のところにその名のとおりの表示。滝がかかり始めるが、虹ヶ滝というのはこれらの滝の総称なのだろうか。真上に大天井岳の一角が見える虹ヶ滝・下端で休憩。樹間に見える尖峰は地蔵岳だろうか。大曲を下って再び沢筋の道となり、水量の多い沢の渡渉にやや苦労。ダイコンソウにヘビイチゴ。
駐車場には五分以上に車が増えていた。ゆっくり着替え、雪彦温泉へ。秘湯だとシャンプーがないかも、と心配したが、雪彦温泉は設備の整った温泉だった。植えてあったピンクや赤の花は何という花だろう。
小鳥の群れ (ウソ?)
朝の川西SAで小鳥の大群を見る。渡りの途中なのだろうか
鉾立山
土曜に有名どころの雪彦山に向かう。今日は人が多いだろう。車道から鉾立山と雪彦山(大天井岳)を写していたとき追い付いてきた車はなかったが、駐車場には既に数台、出かけようとしている男性が一人。登山届を出すときまでは私が先だったが、その先の急登尾根で追い付いてきた男性に先に行ってもらう。登山口のルート図を見ると、ずいぶんたくさんルートがある。GPSに入力してきたルートは周回だったので、登山届にもそう書くが、周回ルートもいくつかあるようだった。
白いムクゲ
大天井岳
道の上のネコ
大天井岳
覗岩
そろそろ険しくなってきそうな手前で休憩をとり、バナナを食べ、スティックを収納し、レイングローブをはめる。山ガール、山ボーイ・スタイルの二人が追い付いてきて、少し離れたところを登っている。祠のある高い崖の下を歩き、その先で長い鎖をつかんでルンゼを登る。ややしんどい。セリ岩というのは大岩の間の狭い隙間で、ザックを下ろして通過。鎖のある広い岩場を登ると馬の背。
セリ岩
馬ノ背
七種山
大天井岳頂上
その先の岩場を登っていくと突然、ピークに出て、雪彦山の頂上標識があった。そこは大天井岳の頂上で、岩場の狭い広場の周囲に樹木が生えていて、下から見ると切り立った岩峰だが、頂上に緊張感はない。だが、数々の岩場の難所を越えてたどり着いた、この鋭角の岩峰の先端こそが雪彦山の核心に違いない。南東方向に見えている七種山のシルエットをぼんやり眺める。
雪彦山の案内
「雪彦山は、洞ヶ岳、鉾立山、三辻山を総称したものであり、一般的に洞ヶ岳を雪彦山と呼んでいます。洞ヶ岳はさらに大天井岳、不行岳、三峰岳、地蔵岳の四つに分かれている。
国土地理院地形図記載の三角点名の雪彦山とあたかも二つあるかのようですが、三山の総称が雪彦山です。また鉾立山についても現在の一ではなく、古くからいわれている鉾立山とは、賀野神社北西方向の落葉樹に覆われた紅葉のすばらしい中腹(標高662m)を指しております。 夢前町」
ウィキペディアによると、三辻山が三角点峰915mとある。
ただし、ウィキペディアの以下の記述には疑問あり
・三辻山を雪彦山として二等三角点を置いている・・・・・・・・・・915m峰頂上にあったのは四等三角点だった
・「大天井岳」の標高は長らく884mとされてきたが地形図からもこれは明らかに誤りであり、測量の結果正確な標高は811.1mであると判明した・・・・・・・・・・・・・・・・地理院地図は838mになっている
なお、「古くからいわれている鉾立山」の位置について、「賀野神社」は駐車場の東にあり、そこから北西方向662mというのは、大天井岳の中腹、もしくは虹ヶ滝の東にある848m峰の中腹に当たると思われる。
天狗岩
祠の横で休んでいると、さっきの二人がやってきて、彼等よりも先に周回路に進む。大天井岳を下ってからは打って変わってのどかな植林尾根歩き。三角点峰まで行って引き返してきたらしき数人に合う。その三角点峰は平凡なピークだったが、この山に四等三角点ではややもの足りない。鉾立山とのコルのあたりの分岐で、登ってきた二人がいて、鉾立山の方へ登って行った。黄色いイワオトギリにとんがり帽子のホトトギス。
鉾立山
雪彦山・三角点峰頂上
四等三角点
イワオトギリ
ホトトギス
鉾立山頂上
鉾立山の頂上は北西側が開けていて、大きな方位図があり、山をいくつか同定。北には二日前に登った段ヶ峰。鉾立山から東の稜線上にもう一つ方位図のある展望所があり、大天井岳が見えるとあったが、木々のため、一部しか見えなかった。しかし、JP・942mの先で、大天井岳の横顔が見えた。岩峰の頂上の緑の中に祠のブルーシートらしき青。その下の断崖途中にある岩肌むき出しの岩峰が地蔵岳なのだろう。緑の山並みの中の迫力の景観。少し前からガタガタと音がしていたのは、伐採作業しているショベルの音だった。樹間に微かに見えるショベルが落ちてきそうな谷への急斜面を下り、沢筋に降り、滝を見ながらの下りとなる。
方位図の段ヶ峰
段ヶ峰
ムラサキケマン
地蔵岳と大天井岳
明神山
鉾立山と伐採作業中の林道
小さな白い花(マツカゼソウ?)
ナメ滝
ナメ滝のところにその名のとおりの表示。滝がかかり始めるが、虹ヶ滝というのはこれらの滝の総称なのだろうか。真上に大天井岳の一角が見える虹ヶ滝・下端で休憩。樹間に見える尖峰は地蔵岳だろうか。大曲を下って再び沢筋の道となり、水量の多い沢の渡渉にやや苦労。ダイコンソウにヘビイチゴ。
虹ヶ滝・上端の滝
虹ヶ滝・中間部の滝
ダイコンソウ
小さな白い花(イヌトウバナ)
ヘビイチゴの花と実
地蔵岳
不動明王像
ピンクの花(ナツズイセン)
駐車場には五分以上に車が増えていた。ゆっくり着替え、雪彦温泉へ。秘湯だとシャンプーがないかも、と心配したが、雪彦温泉は設備の整った温泉だった。植えてあったピンクや赤の花は何という花だろう。
赤い花(シキザキベゴニア)