高知・虚空蔵山、烏帽子山
ササユリの里
高知県 虚空蔵山・東峰650m、烏帽子山359m 2018年8月16日
虚空蔵山(三角点峰675m、東峰650m) 2020年6月14日
(虚空蔵山)四国百名山
330
(2018年8月16日)
開けたところに出ると、大きな電波塔にモニュメントがいくつか。歌碑と胸像は大町桂月のものだった。青森ではおなじみの大町桂月だったが、故郷は高知。彼もまた、雨の日に虚空蔵山に登って歌を詠んでいたようだ。
そこには大きな石造りの頂上標識に普通の頂上標識、それに三角点の標識もあった。だが、そこの三角点は図根三角点だった。近くに別の電波塔があるのを写しているが、そこまではゆかずに戻る。実は、頂上と思ったその地点は東峰650mで、別の電波塔のある西峰に三角点675mがあったらしい。GPSを確認しなかったのが悪いのだが、あとの祭り。とりあえず東峰までは登ったということだ。
登山道から上には全く花はなし。だが林道のササユリは花盛り。何度か車を停めてササユリを撮影する。ヤマユリほど大きくないが、ヒメサユリのようにスマートで気品がある。
次は烏帽子山。自然公園とケア・ハウスらしき施設の近くに烏帽子山への道標があった。そこからは狭い舗装路を車で登る。ここの車道沿いにもササユリ。
烏帽子山への鳥居をくぐるとちょっと怖い展望所が設けられていて、霞む太平洋がでっかく見えていた。晴れていたらさぞ壮観だろう。展望所の右奥の石戸神社の祠にお参りし、更にその奥でたどり着いた烏帽子山頂上には一等三角点があった。感激。
(2020年6月14日)
虚空蔵山の登山口が近づくと、丸いハルジオンに2年前にも見たササユリが咲いている。
結局、2年前と同じところに駐車し、林の中の登山道ではなく、頂上まで通じている車道を歩く。その車道は荒れていて、2年前は途中で引き返したのだが、今回はその荒れたところが修復されていた。
本峰に至ると、そこにもアンテナだらけ。巨大なアンテナの脇の草木に覆われた一角に三角点の標柱が見えた。行ってみると、確かにそこに三角点があった。
これで虚空蔵山の最高峰・三角点に到達できたのだが、2年前に登った東峰も再訪してみる。たどり着いた東峰には頂上標識に大町桂月の胸像がある。にこにこ笑っている桂月の胸像はなかなかいい。細長い白い花はスイカズラかな。またここに来れてよかった。帰りは林の中の登山道を駆け下りる。
佐川わんぱく街道からR494の道沿いには花がたくさん咲いている一角があり、車を降りて撮影。半分は栽培種だろう。黄色い大きなキンシバイ、たわわに咲いた赤いホタルブクロ、薄いピンクはツキミソウ?背の高い茎に大きな花が横向きに咲いているのはタチアオイ、ブーケみたいな白い花はオルラヤ?それにホタルが止まっている。高い木に橙色がいっぱいのノウゼンカズラ。
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(2018年8月16日)
R494から脇道に入り、虚空蔵山に向かうと、舗装林道の道沿いに白いササユリがたくさん咲いている。雨が本降りに近いのでできるだけ頂上近くまで車で登りたい。下の駐車場を通過し、登山口の右(西)に続く林道を進む。だが、その林道は頂上から離れていくように思えたので、途中で引返し、登山口近くの駐車スペースに停め、レインウェアにタフを持って歩く。スティックはたしか持っていかなかったが、えらく長く感じた。すぐに汗びっしょり。
開けたところに出ると、大きな電波塔にモニュメントがいくつか。歌碑と胸像は大町桂月のものだった。青森ではおなじみの大町桂月だったが、故郷は高知。彼は北海道や各地を巡り、晩年は青森・蔦温泉に暮らしてそこで没しているが、その前に38年ぶりに故郷に帰っている。弟子の田中桃葉と桂浜を歩いたらしい(以上、wikipedia)ので、虚空蔵山に登ったのはそのときかもしれない。彼もまた、雨の日に虚空蔵山に登って歌を詠んでいたようだ。
そこには大きな石造りの頂上標識に普通の頂上標識、それに三角点の標識もあった。だが、そこの三角点は図根三角点だった。近くに別の電波塔があるのを写しているが、そこまではゆかずに戻る。実は、頂上と思ったその地点は東峰650mで、別の電波塔のある西峰に三角点675mがあったらしい。GPSを確認しなかったのが悪いのだが、あとの祭り。とりあえず東峰までは登ったということだ。
登山道から上には全く花はなし。だが林道のササユリは花盛り。何度か車を停めてササユリを撮影する。ヤマユリほど大きくないが、ヒメサユリのようにスマートで気品がある。
次は烏帽子山。県道39を南下してR56バイパスを東に進み、県道36から県道37を北上。途中のトンネル入口手前を右の脇道にはいる。そこには自然公園とケア・ハウスらしき施設があり、その近くに烏帽子山への道標があった。そこからは狭い舗装路。通常は歩くのだろうが、雨のこの日は車で登る。ここの車道沿いにもササユリ。狭い舗装路を1.3㎞ほどで電波塔に着く。そこに駐車し、歩く。
そこには神社があり、狭いところに祠や鳥居がいくつも立っていて、お参りする人は少なくないようだ。まず石戸神社の大鳥居をくぐり、石戸大権現の祠にお参り。更に登って別の鳥居をくぐるとちょっと怖い展望所が設けられていて、霞む太平洋がでっかく見えていた。晴れていたらさぞ壮観だろう。展望所の右奥の石戸神社の祠にお参りし、更にその奥でたどり着いた烏帽子山頂上には一等三角点があった。感激。
道の駅田野駅屋に入ると、浜辺で花火を打ち上げていて、車が揺れるほど大きな音が響く。国道まで出て花火を撮影。夏の暑さを吹き飛ばせ!
(2020年6月14日)
道の駅土佐和紙工芸村には3年前にも泊まった記憶がある。翌朝は4時に起き、5時過ぎに道の駅を出る。雨はあまり降ってないが、時々、突然降ってくる。R494から佐川わんぱく街道というのに入る。虚空蔵山の登山口が近づくと、丸いハルジオンに2年前にも見たササユリが咲いている。結局、2年前と同じところに駐車し、林の中の登山道ではなく、頂上まで通じている車道を歩く。ザックは持って行かず、レインウェアの下を履き、上は背中に羽織っていく。その車道は荒れていて、2年前は途中で引き返したのだが、今回はその荒れたところが修復されていた。「町道」とある。車道を歩いてまず西峰(の途中まで)に行ってみると、そこにも電波塔。まったくこの山はいたるところにアンテナが立っている。本峰に至ると、そこにもアンテナだらけ。どこにも案内標識はなく、どっちに行けば頂上なのかうろうろしていると、巨大なアンテナの脇の草木に覆われた一角に三角点の標柱が見えた。行ってみると、確かにそこに三角点があった。ただし、標識や山名等は全くなし。ちょっと寂しい。
これで虚空蔵山の最高峰・三角点に到達できたのだが、2年前に登った東峰も再訪してみる。思ったよりもだいぶ離れていて、GPSが無ければ分からなかっただろう。たどり着いた東峰には頂上標識に地籍図根三角点、それに大町桂月の胸像がある。にこにこ笑っている桂月の胸像はなかなかいい。細長い白い花はスイカズラかな。奥には虚空蔵菩薩像?や東屋もある。またここに来れてよかった。帰りは林の中の登山道を駆け下りる。
佐川わんぱく街道からR494の道沿いには花がたくさん咲いている一角があり、車を降りて撮影。半分は栽培種だろう。黄色い大きなキンシバイ、たわわに咲いた赤いホタルブクロ、薄いピンクはツキミソウ?背の高い茎に大きな花が横向きに咲いているのはタチアオイ、ブーケみたいな白い花はオルラヤ?それにホタルが止まっている。高い木に橙色がいっぱいのノウゼンカズラ、鼻を伸ばしたドクダミ、黄色い大きなオオキンケイギクというのは特定外来植物らしい。
(2018年8月16日)
虚空蔵山・登山口
R494から脇道に入り、虚空蔵山に向かうと、舗装林道の道沿いに白いササユリがたくさん咲いている。雨が本降りに近いのでできるだけ頂上近くまで車で登りたい。下の駐車場を通過し、登山口の右(西)に続く林道を進む。だが、その林道は頂上から離れていくように思えたので、途中で引返し、登山口近くの駐車スペースに停め、レインウェアにタフを持って歩く。スティックはたしか持っていかなかったが、えらく長く感じた。すぐに汗びっしょり。
灌木の中の道
虚空蔵山・東峰頂上
開けたところに出ると、大きな電波塔にモニュメントがいくつか。歌碑と胸像は大町桂月のものだった。青森ではおなじみの大町桂月だったが、故郷は高知。彼は北海道や各地を巡り、晩年は青森・蔦温泉に暮らしてそこで没しているが、その前に38年ぶりに故郷に帰っている。弟子の田中桃葉と桂浜を歩いたらしい(以上、wikipedia)ので、虚空蔵山に登ったのはそのときかもしれない。彼もまた、雨の日に虚空蔵山に登って歌を詠んでいたようだ。
虚空蔵山東峰の石の頂上標識
大町桂月歌碑と胸像
大町桂月歌碑
矛ヶ峯 雨より上の岩に臥(ね)て 雲にほのめく日を仰ぐ哉
笠ばかり 萱(かや)上ゆく 山路かな 桂月
虚空蔵に 驟雨来る日の 暑さかな 桃
桂月は大正9年(1920年)7月13日、戸波村から雨の中、虚空蔵山登頂を果たしている。矛ヶ峯は虚空蔵山の別名 桂月先生の碑と並んで弟子桃葉(田中貢太郎)の歌碑。桂月先生胸像は同じものが青森県十和田市蔦温泉にもある。(keigetsu1869.la.coocan.jp)
頂上標識
そこには大きな石造りの頂上標識に普通の頂上標識、それに三角点の標識もあった。だが、そこの三角点は図根三角点だった。近くに別の電波塔があるのを写しているが、そこまではゆかずに戻る。実は、頂上と思ったその地点は東峰650mで、別の電波塔のある西峰に三角点675mがあったらしい。GPSを確認しなかったのが悪いのだが、あとの祭り。とりあえず東峰までは登ったということだ。
虚空蔵菩薩像
虚空蔵山・本峰方面?
図根三角点
ササユリの保護ポスター
登山道から上には全く花はなし。だが林道のササユリは花盛り。何度か車を停めてササユリを撮影する。ヤマユリほど大きくないが、ヒメサユリのようにスマートで気品がある。
ササユリ
ササユリ
ササユリ
ササユリ
アジサイ
サルスベリ
雲をかぶった虚空蔵山
(烏帽子山)
神田石戸神社の道標
次は烏帽子山。県道39を南下してR56バイパスを東に進み、県道36から県道37を北上。途中のトンネル入口手前を右の脇道にはいる。そこには自然公園とケア・ハウスらしき施設があり、その近くに烏帽子山への道標があった。そこからは狭い舗装路。通常は歩くのだろうが、雨のこの日は車で登る。ここの車道沿いにもササユリ。狭い舗装路を1.3㎞ほどで電波塔に着く。そこに駐車し、歩く。
電波塔の横の登山道
石戸神社の鳥居
石戸大権現
太平洋
そこには神社があり、狭いところに祠や鳥居がいくつも立っていて、お参りする人は少なくないようだ。まず石戸神社の大鳥居をくぐり、石戸大権現の祠にお参り。更に登って別の鳥居をくぐるとちょっと怖い展望所が設けられていて、霞む太平洋がでっかく見えていた。晴れていたらさぞ壮観だろう。展望所の右奥の石戸神社の祠にお参りし、更にその奥でたどり着いた烏帽子山頂上には一等三角点があった。感激。
展望所
石戸神社の祠
烏帽子山頂上の一等三角点
ササユリ
ササユリ
ササユリ
高知市の市電
奈半利の花火
道の駅田野駅屋に入ると、浜辺で花火を打ち上げていて、車が揺れるほど大きな音が響く。国道まで出て花火を撮影。夏の暑さを吹き飛ばせ!
奈半利の花火
奈半利の花火
(2020年6月14日)
佐川わんぱく街道の標識
道の駅土佐和紙工芸村には3年前にも泊まった記憶がある。翌朝は4時に起き、5時過ぎに道の駅を出る。雨はあまり降ってないが、時々、突然降ってくる。R494から佐川わんぱく街道というのに入る。
ハルジオン
ササユリ
虚空蔵山の登山口が近づくと、丸いハルジオンに2年前にも見たササユリが咲いている。結局、2年前と同じところに駐車し、林の中の登山道ではなく、頂上まで通じている車道を歩く。ザックは持って行かず、レインウェアの下を履き、上は背中に羽織っていく。
ササユリ
修復されていた頂上への車道
その車道は荒れていて、2年前は途中で引き返したのだが、今回はその荒れたところが修復されていた。「町道」とある。車道を歩いてまず西峰(の途中まで)に行ってみると、そこにも電波塔。まったくこの山はいたるところにアンテナが立っている。
虚空蔵山・三角点峰
虚空蔵山の三角点
本峰に至ると、そこにもアンテナだらけ。どこにも案内標識はなく、どっちに行けば頂上なのかうろうろしていると、巨大なアンテナの脇の草木に覆われた一角に三角点の標柱が見えた。行ってみると、確かにそこに三角点があった。ただし、標識や山名等は全くなし。ちょっと寂しい。
土佐の文豪大町桂月先生の記念碑
これで虚空蔵山の最高峰・三角点に到達できたのだが、2年前に登った東峰も再訪してみる。思ったよりもだいぶ離れていて、GPSが無ければ分からなかっただろう。たどり着いた東峰には頂上標識に地籍図根三角点、それに大町桂月の胸像がある。にこにこ笑っている桂月の胸像はなかなかいい。細長い白い花はスイカズラかな。奥には虚空蔵菩薩像?や東屋もある。またここに来れてよかった。帰りは林の中の登山道を駆け下りる。
スイカズラ
虚空蔵山・東峰頂上の歌碑と胸像
虚空蔵山・東峰の頂上標識(675mとある)
登山道入口の標識
キンシバイ
佐川わんぱく街道からR494の道沿いには花がたくさん咲いている一角があり、車を降りて撮影。半分は栽培種だろう。黄色い大きなキンシバイ、
赤いホタルブクロ
たわわに咲いた赤いホタルブクロ、
ツキミソウ
薄いピンクはツキミソウ?
タチアオイ
背の高い茎に大きな花が横向きに咲いているのはタチアオイ、
オルラヤとホタル
ブーケみたいな白い花はオルラヤ?それにホタルが止まっている。
ノウゼンカズラ
高い木に橙色がいっぱいのノウゼンカズラ、
ドクダミ
鼻を伸ばしたドクダミ、
オオキンケイギク
黄色い大きなオオキンケイギクというのは特定外来植物らしい。