青松葉山 早春の岩手の景観
岩手県 青松葉山(本峰1,366m、北峰1,352m) 2006年4月23日
岩手の山150、いわての雪山
204
どことはしれぬ雪の原
さまようように歩き
目の覚めるような眺めで我に返る
魔法のような朝
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急坂を青松葉に向かって登っていくと、背後に早池峰が見えてきた。青空の下に剣ヶ峰から鶏頭山まで、早池峰の全景が広がっている。雄大、剛健、しかも優美。目が離せない
青松葉山の北峰は眺めがいいので皆ここまで足を伸ばすのだそうだ。確かに眺めはすばらしい。やや地味な姫神、帽子をかぶったような岩手、三つの峰の秋田駒、白く連なる和賀岳と朝日岳。
そこからは早池峰と岩手山の両方が見えていて、次々と団体さんがやってきて、大自然のキャンパスに展開する早春の岩手の景観に目を見張り、歓声を上げている。この日、登ってきた人は幸運だ。
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岩手に入ると快晴で、青空に岩手山が美しい。盛岡南インターで降りて東に向かうと、区界高原というところでいきなり目の前に早池峰の白い三角形。道の駅があり、見上げると兜明神。もう雪は消えているが、来年はここで岩神山(ここからは見えない)と兜明神に登る予定。川井村はここからで、車道をどんどん登っていって、途中で立体交差の小さな脇道を北上。県道171号のゲートは開いていた。ぐんぐん登っていくと次第に雪が増えてきて、南側に大きく早池峰が見えてきた頃、登山口に到着。
車が3台来ていて、わいわい登っている団体がいる。踏み跡があるなら楽に登れるだろう。両側が雪の車道に横付けし、ゆっくりシールをつけて出発。昨日、両足のすねがすりむけてバンドエイドを貼っており、右足の小指にはイボコロリ。つま先保護のためには上のバックルを締めればよいが、そうすると脛の皮がむけてしまう(帰りに大きめの絆創膏にテープを買う)。踏み跡にスキートレースも残っているが、昨日のもののようで、今朝はまだ雪は硬い。最初は牧場のような急な雪原。尾根に上がると平坦になり、オブジェがある(昔の牧場の用具?)。
左の木々の向こうに丸いピークが見える。あれが青松葉山のようだ。あそこなら3時間くらいはかかると思うが、余り高低差がない。尾根を進むと予想通り下りとなる。ゆるい登りと下りが連続し、やがて鞍部と思われる大きな下りとなる。そこから唯一の急坂を青松葉に向かって登っていくと、背後に早池峰が見えてきた。青空の下に剣ヶ峰から鶏頭山まで、早池峰の全景が広がっている。雄大、剛健、しかも優美。目が離せない。何度も振り返って撮影。
それにしてもここまで休みなしだが、まだ先行パーティに追いつかない(どこかで追い越していたようだ)。頂上直前の開けた尾根のところで男性が一人追いついてきた(鞍部手前で、もう降りてきた人にも会っていた)。踏み跡を辿り、山頂とは知らずに通り過ぎる。まだ2時間しか経っておらず、山頂はまだ先と思ったのだが、それにしてもこの先に高いピークは見えない。だいぶ下って雪原に出ると北西方面が開け、岩手に秋田駒が見えてくる。じっくりデジカメ撮影しているとさっきの男性が追い越してゆく。踏み跡は少し先の小ピークに向かっている。するとあれが頂上なのかな。さっきのピークより低いが、よくある話ではある。小ピークに着くと老夫婦がいて、尋ねると、さっきのピークが青松葉だという。ながめがいいので皆ここまで足を伸ばすのだそうだ。確かに眺めはすばらしい。やや地味な姫神、帽子をかぶったような岩手、三つの峰の秋田駒、白く連なる和賀岳と朝日岳。満喫。デジカメのピクシーを時々M2からM1にして写すが、戻ってパソコン画面で見ても余り差は感じられなかった。やはりピントがあってるかどうかが大きい。
さて、ここにいて食事しても良かったのかもしれないが、とにかく青松葉山頂を確認しに戻る。ずっとザックをおろさずに歩いてきたので、足が痛いが我慢。
最初の下りはあるが、シールをつけたまま戻る。山頂付近には団体さんが集まっていて、目指す標識は団体さんのおかげで発見。小さいので知らなければ通り過ぎてしまうだろう。さっきの開けた尾根のすぐ先。早池峰の見えるところでザックをおろす。雪を溶かしてラーメンを作り、食べる。先にウイスキーのお湯割りを作るべきだった。そこからは早池峰と岩手山の両方が見えていて、次々と団体さんがやってきて、大自然のキャンパスに展開する早春の岩手の景観に目を見張り、歓声を上げている。この日、登ってきた人は幸運だ。こちらはシールを外して下山。最初の急な坂はよかったが、鞍部からの登り返しはたいへん。広さを利用して斜めにゆったり登っていく。徒歩の人に追い越されたが、最後の斜面で追い越す。
県道までくると、長い車の列が並んでいた。滑りはいまいちだが、眺めは最高の一日であった。帰りに西根の温泉に寄っていく。680円の立派な温泉。露天があり、目の前に残雪の岩手山が雄大に迫る。
岩手山
岩手に入ると快晴で、青空に岩手山が美しい。
剣ヶ峰と早池峰
盛岡南インターで降りて東に向かうと、区界高原というところでいきなり目の前に早池峰の白い三角形。道の駅があり、見上げると兜明神。もう雪は消えているが、来年はここで岩神山(ここからは見えない)と兜明神に登る予定。
兜明神
県道171号ゲート
川井村はここからで、車道をどんどん登っていって、途中で立体交差の小さな脇道を北上。県道171号のゲートは開いていた。ぐんぐん登っていくと次第に雪が増えてきて、南側に大きく早池峰が見えてきた頃、登山口に到着。
県道171号の登山開始地点
車が3台来ていて、わいわい登っている団体がいる。踏み跡があるなら楽に登れるだろう。両側が雪の車道に横付けし、ゆっくりシールをつけて出発。昨日、両足のすねがすりむけてバンドエイドを貼っており、右足の小指にはイボコロリ。つま先保護のためには上のバックルを締めればよいが、そうすると脛の皮がむけてしまう(帰りに大きめの絆創膏にテープを買う)。踏み跡にスキートレースも残っているが、昨日のもののようで、今朝はまだ雪は硬い。最初は牧場のような急な雪原。尾根に上がると平坦になり、オブジェがある(昔の牧場の用具?)。
登山開始地点
青松葉山
左の木々の向こうに丸いピークが見える。あれが青松葉山のようだ。あそこなら3時間くらいはかかると思うが、余り高低差がない。尾根を進むと予想通り下りとなる。ゆるい登りと下りが連続し、やがて鞍部と思われる大きな下りとなる。そこから唯一の急坂を青松葉に向かって登っていくと、背後に早池峰が見えてきた。青空の下に剣ヶ峰から鶏頭山まで、早池峰の全景が広がっている。雄大、剛健、しかも優美。目が離せない。何度も振り返って撮影。
早池峰
北の稜線
それにしてもここまで休みなしだが、まだ先行パーティに追いつかない(どこかで追い越していたようだ)。頂上直前の開けた尾根のところで男性が一人追いついてきた(鞍部手前で、もう降りてきた人にも会っていた)。踏み跡を辿り、山頂とは知らずに通り過ぎる。まだ2時間しか経っておらず、山頂はまだ先と思ったのだが、それにしてもこの先に高いピークは見えない。だいぶ下って雪原に出ると北西方面が開け、岩手に秋田駒が見えてくる。じっくりデジカメ撮影しているとさっきの男性が追い越してゆく。踏み跡は少し先の小ピークに向かっている。するとあれが頂上なのかな。さっきのピークより低いが、よくある話ではある。小ピークに着くと老夫婦がいて、尋ねると、さっきのピークが青松葉だという。ながめがいいので皆ここまで足を伸ばすのだそうだ。確かに眺めはすばらしい。やや地味な姫神、帽子をかぶったような岩手、三つの峰の秋田駒、白く連なる和賀岳と朝日岳。満喫。デジカメのピクシーを時々M2からM1にして写すが、戻ってパソコン画面で見ても余り差は感じられなかった。やはりピントがあってるかどうかが大きい。
青松葉山と早池峰
北峰頂上
秋田駒ヶ岳、岩手山、八幡平、姫神山
岩手山
和賀連峰
青松葉山頂上
さて、ここにいて食事しても良かったのかもしれないが、とにかく青松葉山頂を確認しに戻る。ずっとザックをおろさずに歩いてきたので、足が痛いが我慢。
最初の下りはあるが、シールをつけたまま戻る。山頂付近には団体さんが集まっていて、目指す標識は団体さんのおかげで発見。小さいので知らなければ通り過ぎてしまうだろう。さっきの開けた尾根のすぐ先。早池峰の見えるところでザックをおろす。雪を溶かしてラーメンを作り、食べる。先にウイスキーのお湯割りを作るべきだった。そこからは早池峰と岩手山の両方が見えていて、次々と団体さんがやってきて、大自然のキャンパスに展開する早春の岩手の景観に目を見張り、歓声を上げている。この日、登ってきた人は幸運だ。
早池峰と岩手山とパーティ
岩手山とパーティ
県道171号の車の列
こちらはシールを外して下山。最初の急な坂はよかったが、鞍部からの登り返しはたいへん。広さを利用して斜めにゆったり登っていく。徒歩の人に追い越されたが、最後の斜面で追い越す。
県道までくると、長い車の列が並んでいた。滑りはいまいちだが、眺めは最高の一日であった。帰りに西根の温泉に寄っていく。680円の立派な温泉。露天があり、目の前に残雪の岩手山が雄大に迫る。
県道171号標識
岩手山
岩手山
岩手山
筋雲