太夫峰(たゆう) 迫力の向白神岳
青森県 太夫峰1,164m、一ツ森流山919m 2010年10月9日
ガイドブック「白神の山旅」
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四つ目のピーク・1,070mに達すると、行く手に紅葉の太夫峰の頂上ピークが見える。
そして太夫峰の頂上に到達。頂上には灌木があるが360度の視界。その灌木に小さな頂上標識。そして三等三角点。ザックとスティックを置き、まず南を見る。そこには直角峰から吉ヶ峰が手前横に並び、その向こうに静御殿から向白神岳・北峰に連なる稜線が見える。黄葉の向こうに並ぶ迫力の稜線。4月に南側から見た景観を北側から見て、感動の瞬間。
4月には向白神岳・北峰の上から、直角峰の上に太夫峰の頂上部分がわずかに見えていたが、今回は、その太夫峰の上に立ち、すぐ先の直角峰の右上に向白神岳・北峰を見ていた。4月と全く逆の視線。
東側には白神の山々が低く折り重なっており、南東・眼下の天狗岳をはじめ、高倉森、櫛石山、摩須賀岳、藤里駒ヶ岳などを同定できる。いずれも思い出深き白神の峰。
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ガイドブック「白神の山旅」の向白神岳の項に、登山道の整備終点の山として太夫峰が紹介されている。1965年にその先まで登山道が開かれたらしいが、今はヤブ。
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春に向白神岳から見た太夫峰に向かう。前日夜、白神岳の見える深浦ゆとりの駐車場に入る。
翌朝、明るくなると、行く手に白神が見えている。山並みの左手前のピークが崩山、その右手奥にあるのが大峰山、更にその右手奥が白神のようだ。写真を撮りながら前進し、追良瀬川のところで白神スーパー林道(白神ライン)に左折する。やがて林道は砂利道となり、九十九折りの登りとなる。白神岳展望所という標識があり、展望図によると、中央遠くに見えるピークが白神岳。その左手前に見えている尾根は向白神岳の一角であろう。
一時的に舗装路になり、九十九折りの途中に立派なトイレ。そして一ツ森峠の標識があり、少し下った右手に太夫峰登山口があった。狭い下りのカーブなので、更に下った左手のスペースに駐車。衝動買いした登山靴はサイズが小さすぎ、指先が当たる。スパッツの靴底バンドの留め具がオープンになっていて、ひとつ無くしてしまった。この靴はこの後、リサイクルショップで安く買いたたかれてしまった。靴はきちんと選ぼう。
とにかくその小さい靴に止め具がオープンなスパッツで歩き始める。登山口には大きなマップがあり、向白神までルートが印してあるが、「灌木等が繁茂し、通行困難です」の紙が貼ってある。その昔は登山道があったらしく、「1965年、国体競技のため、一ノ森峠から向白神岳まで登山道が開かれた」とのこと。今はない。登山口を登るとそこにも案内標識があり、太夫峰までのコース案内が表示してあり、中間地点に落石注意標識、足元注意標識があると書いてある。注意しよう。
やがてその「落石注意」標識のあるロープのある登り地点にやってくる。横木の長い階段。登山口から1,000m、頂上まで1,800mの地点なので、1/3を登ってきたことになる。登りきったところが一ツ森流山919m。行く手にピークが見えるが、まだ太夫の頂上ではないだろう。尾根通しのアップダウンとなり、二つ目のピーク950mに達する。まわりの景色が次第に見えてきて、背後の茶臼山らしき山地が見える。あの山に登ったのは2006年だから4年前。平坦な山容なのでどこが頂上なのか良くわからない。その手前に低く見えているのは一ツ森でなく、手箱森らしい。その次の林の中のP3・1,015m峰を越え、下ったところに、ガイドに記載のあった小さな湿地帯があった。
四つ目のピーク・1,070mに達し、行く手に紅葉の太夫峰の頂上ピークが見える。やがて行く手の右に吉ヶ峰、更にその奥に静御殿が見えてくる。
そして太夫峰の頂上に到達。頂上には灌木があるが360度の視界。その灌木に小さな頂上標識。そして三等三角点。ザックとスティックを置き、まず南を見る。そこには直角峰から吉ヶ峰が手前横に並び、その向こうに静御殿から向白神岳・北峰に連なる稜線が見える。黄葉の向こうに並ぶ迫力の稜線。4月に南側から見た景観を北側から見て、感動の瞬間。
4月には向白神岳・北峰の上から、直角峰の上に太夫峰の頂上部分がわずかに見えていたが、今回は、その太夫峰の上に立ち、すぐ先の直角峰の右上に向白神岳・北峰を見ていた。4月と全く逆の視線。
静御殿の右奥には白神岳の頂上も見えており、小さく頂上トイレを確認できる。ということは白神岳からも太夫峰は見えるのだろう。
東側には白神の山々が低く折り重なっており、南東・眼下の天狗岳をはじめ、高倉森、櫛石山、摩須賀岳、藤里駒ヶ岳などを同定できる。いずれも思い出深き白神の峰。ただし、当時は天狗岳と藤里駒ヶ岳くらいしか同定できなかった。
はるか真下には追良瀬川が見えている。これらは春に見たのと同じ情景。
散々に写真を撮り、帰途につく。正面遠くに岩木山。驚いたことに、男性二人が登ってくるのに出会う。登山口あたりで雨になったので、頂上ではどうだっただろう。それに、案の定、スパッツの留め具が一つなくなり、引き返してしばらく探すが、結局見つからず。
車を出してスーパー林道を戻ると、雨が本降りになってきた。太夫であった二人は今頃どうしているだろう。レインウェアは着ないといけないだろうな。WESPA椿山の温泉に寄る。
この後、白神山地の北にある然ヶ岳の下見に行く。カーナビに従い、鰺ヶ沢の赤石地区からだいぶ南下したところにハロー白神という観光案内施設があり、その少し先に熊ノ湯温泉。橋を渡り、砂利道をしばらく行って引き返す。あまり良い道ではないのでどこかで駐車して歩くことになるだろうが、頂上まで1kmくらいである。鰺ヶ沢の道の駅で魚と山菜を買っていく。
白神には何度も行っているが、近づくことも難しい奥深い部分があることが分かった。向白神と太夫峰はその一角である。
朝の崩山と白神岳
春に向白神岳から見た太夫峰に向かう。前日夜、白神岳の見える深浦ゆとりの駐車場に入る。
翌朝、明るくなると、行く手に白神が見えている。山並みの左手前のピークが崩山、その右手奥にあるのが大峰山、更にその右手奥が白神のようだ。写真を撮りながら前進し、追良瀬川のところで白神スーパー林道(白神ライン)に左折する。やがて林道は砂利道となり、九十九折りの登りとなる。白神岳展望所という標識があり、展望図によると、中央遠くに見えるピークが白神岳。その左手前に見えている尾根は向白神岳の一角であろう。
白神岳
一時的に舗装路になり、九十九折りの途中に立派なトイレ。そして一ツ森峠の標識があり、少し下った右手に太夫峰登山口があった。狭い下りのカーブなので、更に下った左手のスペースに駐車。衝動買いした登山靴はサイズが小さすぎ、指先が当たる。スパッツの靴底バンドの留め具がオープンになっていて、ひとつ無くしてしまった。この靴はこの後、リサイクルショップで安く買いたたかれてしまった。靴はきちんと選ぼう。
一ツ森
一ツ森峠
案内図
とにかくその小さい靴に止め具がオープンなスパッツで歩き始める。登山口には大きなマップがあり、向白神までルートが印してあるが、「灌木等が繁茂し、通行困難です」の紙が貼ってある。その昔は登山道があったらしく、「1965年、国体競技のため、一ノ森峠から向白神岳まで登山道が開かれた」とのこと。今はない。登山口を登るとそこにも案内標識があり、太夫峰までのコース案内が表示してあり、中間地点に落石注意標識、足元注意標識があると書いてある。注意しよう。
登山口
紅葉の道
北の情景・・・・・奥:茶臼山、中央右:958m峰、手前:小箱峰
やがてその「落石注意」標識のあるロープのある登り地点にやってくる。横木の長い階段。登山口から1,000m、頂上まで1,800mの地点なので、1/3を登ってきたことになる。登りきったところが一ツ森流山919m。行く手にピークが見えるが、まだ太夫の頂上ではないだろう。尾根通しのアップダウンとなり、二つ目のピーク950mに達する。まわりの景色が次第に見えてきて、背後の茶臼山らしき山地が見える。あの山に登ったのは2006年だから4年前。平坦な山容なのでどこが頂上なのか良くわからない。その手前に低く見えているのは一ツ森でなく、手箱森らしい。その次の林の中のP3・1,015m峰を越え、下ったところに、ガイドに記載のあった小さな湿地帯があった。
黄葉(ブナ?)
太夫峰(手前はハウチワカエデ?)
四つ目のピーク・1,070mに達し、行く手に紅葉の太夫峰の頂上ピークが見える。やがて行く手の右に吉ヶ峰、更にその奥に静御殿が見えてくる。
岩木山
太夫峰頂上(黄葉はコナラ?)
そして太夫峰の頂上に到達。頂上には灌木があるが360度の視界。その灌木に小さな頂上標識。そして三等三角点。ザックとスティックを置き、まず南を見る。そこには直角峰から吉ヶ峰が手前横に並び、その向こうに静御殿から向白神岳・北峰に連なる稜線が見える。黄葉の向こうに並ぶ迫力の稜線。4月に南側から見た景観を北側から見て、感動の瞬間。
4月には向白神岳・北峰の上から、直角峰の上に太夫峰の頂上部分がわずかに見えていたが、今回は、その太夫峰の上に立ち、すぐ先の直角峰の右上に向白神岳・北峰を見ていた。4月と全く逆の視線。
静御殿の右奥には白神岳の頂上も見えており、小さく頂上トイレを確認できる。ということは白神岳からも太夫峰は見えるのだろう。
頂上標識
東側には白神の山々が低く折り重なっており、南東・眼下の天狗岳をはじめ、高倉森、櫛石山、摩須賀岳、藤里駒ヶ岳などを同定できる。いずれも思い出深き白神の峰。ただし、当時は天狗岳と藤里駒ヶ岳くらいしか同定できなかった。
はるか真下には追良瀬川が見えている。これらは春に見たのと同じ情景。
散々に写真を撮り、帰途につく。正面遠くに岩木山。驚いたことに、男性二人が登ってくるのに出会う。登山口あたりで雨になったので、頂上ではどうだっただろう。それに、案の定、スパッツの留め具が一つなくなり、引き返してしばらく探すが、結局見つからず。
南東の景観:櫛石山、天狗岳、藤里駒ヶ岳、摩須賀岳、二ツ森
東の景観:高倉森、尾太岳
白神岳
天狗岳
摩須賀岳
吉ヶ峰
南の景観:直角峰、向白神岳・北峰、静御前、白神岳、吉ヶ峰、大峰山、崩山
迫力の向白神岳・北峰と静御前(手前はハウチワカエデ?)
岩木山
白神岳
車を出してスーパー林道を戻ると、雨が本降りになってきた。太夫であった二人は今頃どうしているだろう。レインウェアは着ないといけないだろうな。WESPA椿山の温泉に寄る。
この後、白神山地の北にある然ヶ岳の下見に行く。カーナビに従い、鰺ヶ沢の赤石地区からだいぶ南下したところにハロー白神という観光案内施設があり、その少し先に熊ノ湯温泉。橋を渡り、砂利道をしばらく行って引き返す。あまり良い道ではないのでどこかで駐車して歩くことになるだろうが、頂上まで1kmくらいである。鰺ヶ沢の道の駅で魚と山菜を買っていく。
白神には何度も行っているが、近づくことも難しい奥深い部分があることが分かった。向白神と太夫峰はその一角である。
向白神岳
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