五頭山 黄色いホトトギス

新潟県  本峰(三角点峰)913m、一ノ峰900m(展望ピーク910m)、二ノ峰890m、三ノ峰870m、四ノ峰871m、五ノ峰860m 2018年7月14日

新潟百名山、花の百名山

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岩場を登ると、すぐに五ノ峰の広い頂上に出た。人も二人。大きな木枠の鐘、それに赤い羽織の地蔵菩薩。古くからの歴史を感ずる頂上。

二ノ峰から下って一ノ峰に向かうとき、道端に黄色いホトトギスを見る。二輪咲いていて、もっと咲いてそうだったが、そこにしか咲いていなかった。それまでに見たホトトギスは白が多く、小人の帽子のような形に見えたが、この黄色いホトトギスはもっと上品に見えた。

一ノ峰(標高900m)も広場になっていて、奥に大きな石板(「五頭龍神})と観世音菩薩が立ち、いかにも頂上の雰囲気。

いったん910m峰から下り、林の中を登り返し、500mくらい先に五頭山頂上標識と三角点があった。誰もいない。だいぶ疲れがたまっていて、奥の乾いた草の上に横になって目をつぶる。

温泉を出て市街地(水原)に向かうと、いつのまにか雲がすっかりとれ、青空の下に五頭連峰がくっきり見えていた。松平山、五頭山、菱ヶ岳、大蛇山、宝珠山。五頭山の頂上には、この日歩いた五つの峰が見えていた

 温泉を出て市街地(水原)に向かうと、いつのまにか雲がすっかりとれ、五頭山の頂上には、この日歩いた五つの峰が見えていた
 黄色いホトトギス
 コメツツジ
 三ノ峰の鐘
ピンクの花(ムラサキシキブ?)
  8:35 どんぐりの森PA発  8:44 スキー場コース登山口10:55 五ノ峰11:16 四ノ峰11:23 避難小屋11:33 二ノ峰11:45 一ノ峰11:49 一ノ峰・展望峰12:04 五頭山・三角点峰・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り3時間29分12:25 五頭山・三角点峰発12:40 一ノ峰・展望峰12:42 一ノ峰12:57 避難小屋12:58 三ノ峰13:48 どんぐりの森キャンプ場13:56 どんぐりの森PA・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周回5時間21分

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五頭山へは阿賀野川SAの先の安田インターで降りてR190を東へ。五頭温泉郷のところで右折。狭い温泉街だが人が多い。狭い舗装路を行くと最初に菱ヶ岳登山口に出た。五頭山登山口はもっと先にあるはずなので通り過ぎるが、たくさん車が駐車していて、登り始めようという人もたくさんいた。広い駐車場に出たのでそこに駐車したが、もっと先にも停められた。次々に車がやってきて通り過ぎていく。まあそんなに遠くはあるまい。ゆっくり準備して出かける。歩き始めると夏の日差しがまぶしいのでサングラスを出す。男性が二人話し込んでいたので登山口を尋ねると、もっと先。実はその先に登山口は二つあり、奥のがGPSに入力したルートだったのだが、その手前の登山口の登山ポストに記入して登る。前回の朝日連峰、前々回の秋田と比べると全然歩きやすい道なので、全く疑わなかった。水色のヤマアジサイ。白い小さいのはクルマムグラかな。

それはスキー場コースというらしいが(スキー場は見当たらなかった)、割にアップダウンがある。右手の樹間に見えている尾根かなあ、まだだいぶあるなあ。GPSを見て間違いに気づいてのはだいぶ後で、引き返すには遅すぎた。ちょっと遠回りだが、まあ大差ないだろう。周回コースになったから悪くない。駐車場にあれだけ人がいたのにこのコースは無人で、人気はないらしい。地味なヒヨドリバナにちょっと派手なイワオトギリ。いったん下って登り返し、598m峰(扇山524mとは違う)を越えたあたりに小さな石垣。鳥居か門の土台だろうか。その少し先に分岐があり、そこで初めて人に会う。そっちは出湯コースというらしい。その人はぐんぐん登って行ったが、私はマイペース。えぐれたような道を登り、もう一つ、キャンプ場への分岐。名前の分からないピンクの花(ムラサキシキブ?)にドクダミの天狗の花。

次の分岐は五ノ峰。もしかすると岩場の難場かもしれないが行ってみる。途中で道を間違えてレイングローブをはめて登った先には道はなく、下って少し引き返す。正しいルートの岩場を登ると、すぐに五ノ峰の広い頂上に出た。人も二人。レイングローブはいらなかった。大きな木枠の鐘、それに赤い羽織の地蔵菩薩。古くからの歴史を感ずる頂上。開けているが雲で景色は見えない。雲の奥に見えているのは四ノ峰だろうか。鐘を鳴らしてみようとしたが、鳴らない。次にやってきた人が鳴らそうとしたので、鳴りませんよと言おうとしたが、その人は見事に鳴らした!声をかけなくてよかった(この後私は、三ノ峰で再チャレンジし、今度は成功。鐘をひっくり返すくらい強く振るのがコツ)。岩に座って休み、バナナを食べていると、奥の方から更に二人、やってきた。白いヤマアジサイにトンボ。

先に進むと、更に何人かに会う。古い石標に「四ノ峰」と記した分岐表示があり、今度は四ノ峰。大きな鳥居はないが、地蔵尊(毘沙門天)がいた。怒りの形相。青いヤマアジサイ。次は三ノ峰かなと思ったが、避難小屋と分岐があり、右がどんぐりの森への下山路、左が一ノ峰。避難小屋で休んでいる人が何人かいたが、先に進む。次の分岐は三ノ峰を飛び越して二ノ峰。ここには緑の灌木に小さな白い花が咲いていた(コメツツジというらしい)。地蔵尊は薬師如来、やさいい顔。二ノ峰から下って一ノ峰に向かうとき、道端に黄色いホトトギスを見る。二輪咲いていて、もっと咲いてそうだったが、そこにしか咲いていなかった。それまでに見たホトトギスは白が多く、小人の帽子のような形に見えたが、この黄色いホトトギスはもっと上品に見えた。花の百名山の五頭山ではオオイワカガミがあげられているが、このときはなし、でも黄色いホトトギスを見れてよかった。

一ノ峰(標高900m)も広場になっていて、奥に大きな石板(「五頭龍神})と観世音菩薩が立ち、いかにも頂上の雰囲気。数人が休んでいて、奥にもっと高い丘が見えていたので、休まずに先に進む。一ノ峰の奥の910m峰は四方が開けていて開放的。二人が休んでいた。そのときはそこが五頭山の頂上だろうと思い、さえない境界石柱を何度も写したが、帰途に着く前にGPSを見て、ここが頂上でないと知り、あわてて先に進む。危ない所だった。

そもそも、五ノ峰のところに「一ノ峰まで20分」と表示があり、一ノ峰が五頭山頂上と勘違いしていたのだが、いったん910m峰から下り、菱ヶ岳への分岐を過ぎ(ここにも休んでいる人が一人)、林の中を登り返し、500mくらい先に五頭山頂上標識と三角点があった。誰もいない。だいぶ疲れがたまっていて、奥の乾いた草の上に横になって目をつぶる。前日、3時間くらいしか寝てないのがこたえてきたらしい。人の声がして、夫婦連れがやってきたのと入れ替わりに下山にかかる。このあたりには白い小さな花がたくさん。アリドオシというらしい。

910m峰には男性が二人いて、ヘルメットとハーネスの人もいた。岩登りかな。一ノ峰の石板と観世音菩薩にお参りすると、足元に気の早いマツムシソウが一輪。避難小屋の分岐をどんぐりの森方面に進むと、すぐに三ノ峰頂上があった。地蔵尊(不動明王)に鐘。今度はちゃんと鐘を鳴らせた。どんぐりの森からのコース(三ノ峰コース)はスキー場コースよりもさらによく整備されていて、アップダウンもない一途の下り。後ろから聞こえる声に追いつかれまいと一途に駆け下る。途中にベンチがあり、休んでいる人もいたので休めばよかったのだが、下り続ける。頭が痛くなってきた。熱射病の症状かもしれない。もっと水を飲めばよかったのかも。

階段になっている登山道の補修をしている人たちのところを過ぎ、やっと登山口らしきところに着く。どんぐりの森キャンプ場はやや荒れていて、大きな建物も荒廃しているようだったが、ベンチで休憩している人もいた。橋を渡り、スキー場コース登山口を過ぎ、もう一つ橋を渡り、駐車場に戻る。満車に近かった車は私の一台のみ。皆、三ノ峰コースを往復したのだろう。炎天の日差し(気温33℃)に我慢して片付け、着替え、それから車に入ってサンシェードをかけ、エアコンをつけてやっと落ち着く。カーナビに入力していると車で男性がやってきた。隣に駐車していたが、ドアを開けたときにぶつけてしまったという。あわてて車から降りてみると、たいしたキズではない。男性は金を払うと言うので受取らせていただいたが、実に誠実な人だった。

五頭温泉には三大温泉(出湯、今板、村杉)があるらしいが、今板温泉に入る。日帰り温泉っぽくなかったが、温泉は新しくて立派。露天に入り、内湯で温まる。温泉を出て市街地(水原)に向かうと、いつのまにか雲がすっかりとれ、青空の下に五頭連峰がくっきり見えていた。松平山、五頭山、菱ヶ岳、大蛇山、宝珠山。五頭山の頂上には、この日歩いた五つの峰が見えていた。黄色いホトトギスやコメツツジ、花もたくさん見れたし、六つの頂上と菩薩像に会え、いい山旅だった。

水色のヤマアジサイ

五頭山へは阿賀野川SAの先の安田インターで降りてR190を東へ。五頭温泉郷のところで右折。狭い温泉街だが人が多い。狭い舗装路を行くと最初に菱ヶ岳登山口に出た。五頭山登山口はもっと先にあるはずなので通り過ぎるが、たくさん車が駐車していて、登り始めようという人もたくさんいた。広い駐車場に出たのでそこに駐車したが、もっと先にも停められた。次々に車がやってきて通り過ぎていく。

スキー場登山口

まあそんなに遠くはあるまい。ゆっくり準備して出かける。歩き始めると夏の日差しがまぶしいのでサングラスを出す。男性が二人話し込んでいたので登山口を尋ねると、もっと先。実はその先に登山口は二つあり、奥のがGPSに入力したルートだったのだが、その手前の登山口の登山ポストに記入して登る。前回の朝日連峰、前々回の秋田と比べると全然歩きやすい道なので、全く疑わなかった。水色のヤマアジサイ。白い小さいのはクルマムグラかな。


クルマムグラ

それはスキー場コースというらしいが(スキー場は見当たらなかった)、割にアップダウンがある。右手の樹間に見えている尾根かなあ、まだだいぶあるなあ。GPSを見て間違いに気づいてのはだいぶ後で、引き返すには遅すぎた。ちょっと遠回りだが、まあ大差ないだろう。周回コースになったから悪くない。駐車場にあれだけ人がいたのにこのコースは無人で、人気はないらしい。地味なヒヨドリバナにちょっと派手なイワオトギリ。

歩きやすい道

いったん下って登り返し、598m峰(扇山524mとは違う)を越えたあたりに小さな石垣。鳥居か門の土台だろうか。その少し先に分岐があり、そこで初めて人に会う。そっちは出湯コースというらしい。その人はぐんぐん登って行ったが、私はマイペース。えぐれたような道を登り、もう一つ、キャンプ場への分岐。名前の分からないピンクの花にドクダミの天狗の花。

ヒヨドリバナ

イワオトギリ

小さな石垣・・・・・鳥居か門の土台?

ピンクの花(ムラサキシキブ)

ドクダミ

えぐれた道

次の分岐は五ノ峰。もしかすると岩場の難場かもしれないが行ってみる。途中で道を間違えてレイングローブをはめて登った先には道はなく、下って少し引き返す。正しいルートの岩場を登ると、すぐに五ノ峰の広い頂上に出た。人も二人。レイングローブはいらなかった。大きな木枠の鐘、それに赤い羽織の地蔵菩薩。古くからの歴史を感ずる頂上。開けているが雲で景色は見えない。雲の奥に見えているのは四ノ峰だろうか。

五ノ峰の鐘

鐘を鳴らしてみようとしたが、鳴らない。次にやってきた人が鳴らそうとしたので、鳴りませんよと言おうとしたが、その人は見事に鳴らした!声をかけなくてよかった(この後私は、三ノ峰で再チャレンジし、今度は成功。鐘をひっくり返すくらい強く振るのがコツ)。岩に座って休み、バナナを食べていると、奥の方から更に二人、やってきた。白いヤマアジサイにトンボ。

白いヤマアジサイ

五ノ峰の地蔵菩薩

トンボ

四ノ峰の毘沙門天

先に進むと、更に何人かに会う。古い石標に「四ノ峰」と記した分岐表示があり、今度は四ノ峰。大きな鳥居はないが、地蔵尊(毘沙門天)がいた。怒りの形相。青いヤマアジサイ。次は三ノ峰かなと思ったが、避難小屋と分岐があり、右がどんぐりの森への下山路、左が一ノ峰。避難小屋で休んでいる人が何人かいたが、先に進む。次の分岐は三ノ峰を飛び越して二ノ峰。

蒼いヤマアジサイ

ここには緑の灌木に小さな白い花が咲いていた(コメツツジというらしい)。地蔵尊は薬師如来、やさいい顔。二ノ峰から下って一ノ峰に向かうとき、道端に黄色いホトトギスを見る。二輪咲いていて、もっと咲いてそうだったが、そこにしか咲いていなかった。それまでに見たホトトギスは白が多く、小人の帽子のような形に見えたが、この黄色いホトトギスはもっと上品に見えた。花の百名山の五頭山ではオオイワカガミがあげられているが、このときはなし、でも黄色いホトトギスを見れてよかった。

避難小屋

コメツツジ

二ノ峰の頂上標識と薬師如来

黄色いホトトギス

ママコナ

水色のヤマアジサイ

トリアシショウマ

一ノ峰(標高900m)も広場になっていて、奥に大きな石板(「五頭龍神})と観世音菩薩が立ち、いかにも頂上の雰囲気。数人が休んでいて、奥にもっと高い丘が見えていたので、休まずに先に進む。一ノ峰の奥の910m峰は四方が開けていて開放的。二人が休んでいた。そのときはそこが五頭山の頂上だろうと思い、さえない境界石柱を何度も写したが、帰途に着く前にGPSを見て、ここが頂上でないと知り、あわてて先に進む。危ない所だった。

一ノ峰の五頭龍神・石板と観世音菩薩

イワオトギリ

コメツツジ

一ノみ峰・展望峰910m

コメツツジ

ニガナ

ツルアリドオシ

五頭山・三角点峰の頂上

そもそも、五ノ峰のところに「一ノ峰まで20分」と表示があり、一ノ峰が五頭山頂上と勘違いしていたのだが、いったん910m峰から下り、菱ヶ岳への分岐を過ぎ(ここにも休んでいる人が一人)、林の中を登り返し、500mくらい先に五頭山頂上標識と三角点があった。誰もいない。だいぶ疲れがたまっていて、奥の乾いた草の上に横になって目をつぶる。前日、3時間くらいしか寝てないのがこたえてきたらしい。人の声がして、夫婦連れがやってきたのと入れ替わりに下山にかかる。このあたりには白い小さな花がたくさん。アリドオシというらしい。

三角点の案内

三角点

アリドオシ

五頭山・三角点峰・・・・・一ノ峰・展望峰より

黄色い花(オトギリソウ?)

一ノ峰の石版と観世音菩薩

910m峰には男性が二人いて、ヘルメットとハーネスの人もいた。岩登りかな。一ノ峰の石板と観世音菩薩にお参りすると、足元に気の早いマツムシソウが一輪。避難小屋の分岐をどんぐりの森方面に進むと、すぐに三ノ峰頂上があった。地蔵尊(不動明王)に鐘。今度はちゃんと鐘を鳴らせた。どんぐりの森からのコース(三ノ峰コース)はスキー場コースよりもさらによく整備されていて、アップダウンもない一途の下り。後ろから聞こえる声に追いつかれまいと一途に駆け下る。途中にベンチがあり、休んでいる人もいたので休めばよかったのだが、下り続ける。頭が痛くなってきた。熱射病の症状かもしれない。もっと水を飲めばよかったのかも。

マツムシソウ

三ノ峰の頂上標識と不動明王

三ノ峰の鐘

道路整備の用具

どんぐりの森の案内

階段になっている登山道の補修をしている人たちのところを過ぎ、やっと登山口らしきところに着く。どんぐりの森キャンプ場はやや荒れていて、大きな建物も荒廃しているようだったが、ベンチで休憩している人もいた。橋を渡り、スキー場コース登山口を過ぎ、もう一つ橋を渡り、駐車場に戻る。満車に近かった車は私の一台のみ。皆、三ノ峰コースを往復したのだろう。炎天の日差し(気温33℃)に我慢して片付け、着替え、それから車に入ってサンシェードをかけ、エアコンをつけてやっと落ち着く。

どんぐりの森

カーナビに入力していると車で男性がやってきた。隣に駐車していたが、ドアを開けたときにぶつけてしまったという。あわてて車から降りてみると、たいしたキズではない。男性は金を払うと言うので受取らせていただいたが、実に誠実な人だった。

壊れたテントサイトの建物

ツクバネソウ?

今坂温泉の案内

五頭連峰

五頭山

五頭温泉には三大温泉(出湯、今板、村杉)があるらしいが、今板温泉に入る。日帰り温泉っぽくなかったが、温泉は新しくて立派。露天に入り、内湯で温まる。温泉を出て市街地(水原)に向かうと、いつのまにか雲がすっかりとれ、青空の下に五頭連峰がくっきり見えていた。松平山、五頭山、菱ヶ岳、大蛇山、宝珠山。五頭山の頂上には、この日歩いた五つの峰が見えていた。黄色いホトトギスやコメツツジ、花もたくさん見れたし、六つの頂上と菩薩像に会え、いい山旅だった。

夕日と日本海