秋田県 薬師山316m、 母谷山276m 2014年10月25日
ガイド「白神山地の山々」
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薬師山へは前年(2013年)9月に登ろうとしたが、登山道が荒れていて辿れず、植林斜面伝いに登ろうとしたが時間切れで下山していた。
今回は、ヤブで覆われていて引き返した地点が綺麗に刈払われていて、直進しようとヤブと格闘したあたりで右に90度曲がる。なるほど、こうなっていたのか。
そして林の中の頂上の磯前神社に着く。鳥居と土手で囲まれた小屋の社で、ガラス張りの中に椅子と机、奥には神棚。座布団が敷かれた椅子は、人が住んでそうな風情。
細い林道を慎重に進むと、思いがけずトイレのある森林公園に出た。目の前に母谷山。
標高が上がると西から南の視界が開け、八峰の町並みから能代の港のあたりが良く見える。最後のロープの急坂を登ると広い頂上広場に出る。
セメントと金属扉のがっしりした小屋。ガラス窓の中にカレンダー。ちょっとヤブになりかけた小さな里山探検。
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薬師山へは前年(2013年)9月に登ろうとしたが、登山道が荒れていて辿れず、植林斜面伝いに登ろうとしたが時間切れで下山していた。今回も薬師山の案内標識の少し手前の道路スペースに停めて出発。今年9月のプログ「長らく放置されていた薬師山散策路が刈払いされた」は本当だろうか。案内標識には、一部のルートに×印・未整備と修正されている。散策路の入口も前回時よりも広く感じられ、刈払いされているようだ。今回は、ヤブで覆われていて引き返した地点が綺麗に刈払われていて、直進しようとヤブと格闘したあたりで右に90度曲がる。なるほど、こうなっていたのか。笹原の道は南に数十メートル進んでから、今度は左に90度曲がり、植林斜面の登りとなる。丸太の踏段はだいぶ古いものにみえる。
植林の散策路はやがて東に真っすぐ長く登り、鳥居と案内のある十字路に着く。磯前神社(いぞざき)の縁起。「853年、慈覚大師が薬師如来を祭ったことから薬師山(やくしさん)と呼ぶようになった。その後、薬師山に磯前神社の分霊が勧請された。」とある。大洗磯前神社というのが有名らしいので、そこから分かれたものかもしれない。交差している林道は荒れたままで、前回植林斜面の先で出会ったのはこの林道のようだ。やはりあそこから右に林道を辿ればここに出られていたということだ。最後の登りの途中でわずかに北と西の風景が見える。白神山地の一部、日本海、八峰の町並み。そして林の中の頂上の磯前神社に着く。鳥居と土手で囲まれた小屋の社で、ガラス張りの中に椅子と机、奥には神棚。座布団が敷かれた椅子は、人が住んでそうな風情。ストーブもある。壁の柱時計は10時16分頃を差していて、その時刻に合っていた。社の前には石坂。鳥居の外の土手の上に頂上標識があったが、三角点は見当たらなかった。薬師山の下りでも見えた白神山地の西端にあるあの傾いた三角形の山。なんという名の山なのだろう(たぶん大鉢流山)。
クリムゾンを聞きながら山を下る。1974年カッセルのライブ。ラメントの次にトリオとそっくりの曲。このトリオではブルフォードが鐘を鳴らしているので、正確にはカルテットだ。
隣の母谷山に向かう。すぐ近くだと思った母谷山の林道は意外に遠い。大きく西から南に回り込み、八峰町役場の前を通って林道入口。そこに掲示されていた菅江真澄の歌は二つとも日上神社にまつわるもの(日上神社は八峰町内にあるらしいが、詳細不明)。細い林道を慎重に進むと、思いがけずトイレのある森林公園に出た。目の前に母谷山。プログには、「森林公園、草地の鳥居から山頂まで30分」とあり、気楽な気持ちで出発。鳥居をくぐる。ところが、登山道は少し登った先でヤブになっている。あ、こっちか。左に刈払いされた道を行くと、そこには丸い屋根の大きな東屋があったが、行き止まり。やっぱりあのヤブを登るのか。引き返す。森林公園からの道に戻り、そこからヤブに突入。レインウェアを着込むべきだったが、秋のズボンと冬のポリエステルのまま。ブッシュの種がたくさんくっつく。プログはコース案内で登山記録ではないから、いつから刈払いされてないのかは不明だが、ヤブ雑草が生えやすいところなのかもしれない。トゲのある草があり、靴で3本ほど踏みつけるが、返り討ちに合う。我慢、我慢。
それにしてもこの山は木が少ない。標高が上がると西から南の視界が開け、八峰の町並みから能代の港のあたりが良く見える。最後のロープの急坂を登ると広い頂上広場に出るが、そこも広大なヤブになりかけている。左奥に鳥居と小屋があり、それが社。セメントと金属扉のがっしりした小屋。ガラス窓の中にカレンダー。何年のだろう(2011年だった)。社の奥の薄いヤブの中に三等三角点があった。古い壊れた頂上標識の文字は読めない。北の薬師山はわずかに頂上が見えるのみ。ちょっとヤブになりかけた小さな里山探検。往路を下ると、登山口の鳥居のところに、「水沢小学校創立140周年記念登山、平成26年5月2日」とあったが、それは今年の5月だから、このヤブは半年で成長したことになる、すごいもんだ。時間をかけて服とズボンについた雑草のタネをつまむ。こすり落とそうとしても折れたトゲが布地の中に残ってしまうようだ。出発するまで1時間かかっているのは、タネ落としと翌日のプランの検討のため。
能代温泉のはまなす荘というのに入る。前日買った岳人11月号を見る。単独登山の加藤文太郎特集。
2013年に登り損ねていた薬師山は、頂上に社があり、それはストーブと机のある住居のような社だった。隣の母谷山にも小屋の社があり、三角点があった。町並みと日本海の情景。
薬師山
八峰町(はっぽう)標識
薬師山へは前年(2013年)9月に登ろうとしたが、登山道が荒れていて辿れず、植林斜面伝いに登ろうとしたが時間切れで下山していた。今回も薬師山の案内標識の少し手前の道路スペースに停めて出発。今年9月のプログ「長らく放置されていた薬師山散策路が刈払いされた」は本当だろうか。案内標識には、一部のルートに×印・未整備と修正されている。散策路の入口も前回時よりも広く感じられ、刈払いされているようだ。前回、ヤブで覆われていて引き返した地点が綺麗に刈払われていて、直進しようとヤブと格闘したあたりで右に90度曲がる。なるほど、こうなっていたのか。笹原の道は南に数十メートル進んでから、今度は左に90度曲がり、植林斜面の登りとなる。丸太の踏段はだいぶ古いものにみえる。
薬師山と母谷山
薬師山
薬師山入口の案内
薬師山散策コース案内
刈り払いされた道
林の中の道
小さな鳥居
植林の散策路はやがて東に真っすぐ長く登り、鳥居と案内のある十字路に着く。磯前神社(いぞざき)の縁起。「853年、慈覚大師が薬師如来を祭ったことから薬師山(やくしさん)と呼ぶようになった。その後、薬師山に磯前神社の分霊が勧請された。」とある。大洗磯前神社というのが有名らしいので、そこから分かれたものかもしれない。交差している林道は荒れたままで、前回植林斜面の先で出会ったのはこの林道のようだ。やはりあそこから右に林道を辿ればここに出られていたということだ。最後の登りの途中でわずかに北と西の風景が見える。白神山地の一部、日本海、八峰の町並み。そして林の中の頂上の磯前神社に着く。鳥居と土手で囲まれた小屋の社で、ガラス張りの中に椅子と机、奥には神棚。座布団が敷かれた椅子は、人が住んでそうな風情。ストーブもある。壁の柱時計は10時16分頃を差していて、その時刻に合っていた。社の前には石坂。鳥居の外の土手の上に頂上標識があったが、三角点は見当たらなかった。薬師山の下りでも見えた白神山地の西端にあるあの傾いた三角形の山。なんという名の山なのだろう(たぶん大鉢流山)。
磯前神社(いそざき)縁起
日本海
白神岳
大鉢流山(奥)と電波塔峰(中央)
頂上の社
石板
磯前神社(いぞざき)門札
頂上標識
八森漁港
薬師山
クリムゾンを聞きながら山を下る。1974年カッセルのライブ。ラメントの次にトリオとそっくりの曲。このトリオではブルフォードが鐘を鳴らしているので、正確にはカルテットだ。
母谷山
母谷山
隣の母谷山に向かう。すぐ近くだと思った母谷山の林道は意外に遠い。大きく西から南に回り込み、八峰町役場の前を通って林道入口。そこに掲示されていた菅江真澄の歌は二つとも日上神社にまつわるもの(日上神社は八峰町内にあるらしいが、詳細不明)。細い林道を慎重に進むと、思いがけずトイレのある森林公園に出た。目の前に母谷山。プログには、「森林公園、草地の鳥居から山頂まで30分」とあり、気楽な気持ちで出発。鳥居をくぐる。ところが、登山道は少し登った先でヤブになっている。あ、こっちか。左に刈払いされた道を行くと、そこには丸い屋根の大きな東屋があったが、行き止まり。やっぱりあのヤブを登るのか。引き返す。森林公園からの道に戻り、そこからヤブに突入。レインウェアを着込むべきだったが、秋のズボンと冬のポリエステルのまま。ブッシュの種がたくさんくっつく。プログはコース案内で登山記録ではないから、いつから刈払いされてないのかは不明だが、ヤブ雑草が生えやすいところなのかもしれない。トゲのある草があり、靴で3本ほど踏みつけるが、返り討ちに合う。我慢、我慢。
菅江真澄の詩と母谷山入口標識
登山口の鳥居
東屋
荒れた道
広い頂上
それにしてもこの山は木が少ない。標高が上がると西から南の視界が開け、八峰の町並みから能代の港のあたりが良く見える。最後のロープの急坂を登ると広い頂上広場に出るが、そこも広大なヤブになりかけている。左奥に鳥居と小屋があり、それが社。セメントと金属扉のがっしりした小屋。ガラス窓の中にカレンダー。何年のだろう(2011年だった)。社の奥の薄いヤブの中に三等三角点があった。古い壊れた頂上標識の文字は読めない。北の薬師山はわずかに頂上が見えるのみ。ちょっとヤブになりかけた小さな里山探検。往路を下ると、登山口の鳥居のところに、「水沢小学校創立140周年記念登山、平成26年5月2日」とあったが、それは今年の5月だから、このヤブは半年で成長したことになる、すごいもんだ。時間をかけて服とズボンについた雑草のタネをつまむ。こすり落とそうとしても折れたトゲが布地の中に残ってしまうようだ。出発するまで1時間かかっているのは、タネ落としと翌日のプランの検討のため。
頂上の鳥居と社
三角点
八峰町と日本海
登山口の駐車場とトイレ
薬師山と母谷山
はまなす荘
能代温泉のはまなす荘というのに入る。前日買った岳人11月号を見る。単独登山の加藤文太郎特集。
2013年に登り損ねていた薬師山は、頂上に社があり、それはストーブと机のある住居のような社だった。隣の母谷山にも小屋の社があり、三角点があった。町並みと日本海の情景。