秋田県 二ツ森(本峰1,087m、東峰1,080m、南峰1,070m) 2006年6月18日
秋田県の山
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舗装道路(青秋林道)は延々と頂上付近まで続いており、登っていく途中で白神岳が見えてきた。白神岳と向白神が頭上高く屏風のようにゆったりと並び、その手前にピラミッドの真瀬岳が立っている。すばらしい景観。
二ツ森・中腹の残雪のあるところまで登ると視界が開け、今度は向白神岳とその手前の摩須賀岳が見え、はるか東に天を突く姿の岩木山。こんなに鋭い姿の岩木山は初めて。五所川原からのふわりとした岩木山とも違う。
更に登ると白神から向白神、真瀬から摩須賀の全体が見えるようになる。このとき私は、白神山地の中枢部を初めて見ていた。
下りでは2~3パーティに会う。こんなに晴れていては登らないと損だろう。駐車場にはたくさん車がいて、これから登ろうという軽装の人たちもいた。
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二ツ森頂上(西峰)に立つと奥に東峰が見えるが、標高差はあまりない。双耳に見えているのは西峰と南峰のようで、その姿を泊岳や向白神岳から見ることができた。
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この日は晴だが、午後から崩れるとの予報で、4時に起きて5時に出発。本日は碇ヶ関で高速を下りて大館着6時。七座山の先で国道を下りて一旦南側に出て、橋を渡って北上。寂しいけどほとんど真っ直ぐの道を行くと、北に白神山地が見えるが、見えているのは手前の長場内岳や藤里駒ヶ岳などで、奥の山々は見えていないようだった。日本海側の八峰町に着き、R101号を少し北上してから東に右折。ここからも二ツ森は見えていないようだが、両側に山が迫る。いったん砂利道があったがすぐに舗装路に戻る。真瀬岳の分岐を過ぎるとなんとゲートがある。通行止めかと思ったら、入山届けを出せとある。左手の建物に管理人がいて、そこで入山届けを出す。下山届けの紙片を渡される(これは帰りに提出)。次々に軽トラックやらが来て、どうも地元の人たちが山菜取りに来ているようだ。
地元の人以外は山菜取り禁止なのだろう。舗装道路(青秋林道)は延々と頂上付近まで続いており、登っていく途中で白神岳が見えてきた。昨日はほとんど見損なった白神だったが、この日は白神岳と向白神が頭上高く屏風のようにゆったりと並び、その手前にピラミッドの真瀬岳が立っている。すばらしい景観。林道終点手前1km弱のあたりで道路脇にたくさん車が止めてあり、全部が山菜取り、タケノコ取りのようだ。そこで止まらず、更に進むと、白神山地世界遺産の木柱のがあり、やっと目指す二ツ森が右手の樹間に見えた。そのすぐ先に駐車場と登山口。車2台とバス1台。バスの隣に停めると、荷物を出すので離れてくれという。出発するとすぐに展望台分岐があったが、残念ながらほとんど展望なし。男性が一人写真を撮っていた。樹間に白神岳が見える。
鞍部まで降り、そこから登り返す。二ツ森・中腹の残雪のあるところまで登ると視界が開け、今度は向白神岳とその手前の摩須賀岳が見え、はるか東に天を突く姿の岩木山。こんなに鋭い姿の岩木山は初めて。五所川原からのふわりとした岩木山とも違う。更に登ると白神から向白神、真瀬から摩須賀の全体が見えるようになる。このとき私は、白神山地の中枢部を初めて見ていた。上からバスの団体が降りてきて、頂上手前で老夫婦二人も降りてゆき、いよいよ頂上は一人。最初のピークには石標がひとつあるのみ。その先のブッシュを進むと、頂上標識、祠、三角点のある正真正銘の頂上があった。その先は行き止まりで、鞍部の向こうに双耳峰の片割れがあるようだ(このとき見ていたのは東峰だが、双耳の片割れはたぶん南峰だろう)。その向こうには藤里駒ヶ岳らしき山並みが目立ち、その向こうにあるのが田代岳、手前の目立たないのが小岳かなあ。さんざん白神を写し、降りる途中も写していたが、ふと向白神岳の左側の山は白神岳ではなく、両山をつなぐ尾根だと気づく。白神岳はもっと左にあり、さっきから少し雲をかぶっている。
雲が晴れると頂上あたりに小さく小屋が認められるので間違いない。つまり、間のつなぎ尾根も結構高いということ。あれを往復6時間というのも、もっとかかるのかもしれない。白神岳の手前に真瀬岳があり、あそこへ登ればもっと近く見えるだろうと思った(が、これはあてが外れる)。下りでは2~3パーティに会う。こんなに晴れていては登らないと損だろう。帰り道、木の枝にひっかけたらしく、クリップ・サングラスをなくしてしまう。気づいたのは車に乗った後。駐車場にはたくさん車がいて、これから登ろうという軽装の人たちもいた。私は真瀬岳に向かう。白神岳を見るなら二ツ森が一番だろう。
八甲田山
この日は晴だが、午後から崩れるとの予報で、4時に起きて5時に出発。本日は碇ヶ関で高速を下りて大館着6時。七座山の先で国道を下りて一旦南側に出て、橋を渡って北上。寂しいけどほとんど真っ直ぐの道を行くと、北に白神山地が見えるが、見えているのは手前の長場内岳や藤里駒ヶ岳などで、奥の山々は見えていないようだった。
長場内岳と藤里駒ヶ岳
水沢山と焼山?
水沢山
林道下部から見る真瀬岳
日本海側の八峰町に着き、R101号を少し北上してから東に右折。ここからも二ツ森は見えていないようだが、両側に山が迫る。いったん砂利道があったがすぐに舗装路に戻る。真瀬岳の分岐を過ぎるとなんとゲートがある。通行止めかと思ったら、入山届けを出せとある。左手の建物に管理人がいて、そこで入山届けを出す。下山届けの紙片を渡される(これは帰りに提出)。次々に軽トラックやらが来て、どうも地元の人たちが山菜取りに来ているようだ。
分岐地点の標識
林道上部から見る真瀬岳
地元の人以外は山菜取り禁止なのだろう。舗装道路(青秋林道)は延々と頂上付近まで続いており、登っていく途中で白神岳が見えてきた。昨日はほとんど見損なった白神だったが、この日は白神岳と向白神が頭上高く屏風のようにゆったりと並び、その手前にピラミッドの真瀬岳が立っている。すばらしい景観。
白神岳
木に隠れた二ツ森
白神山地世界遺産木柱
二ツ森
林道終点手前1km弱のあたりで道路脇にたくさん車が止めてあり、全部が山菜取り、タケノコ取りのようだ。そこで止まらず、更に進むと、白神山地世界遺産の木柱のがあり、やっと目指す二ツ森が右手の樹間に見えた。そのすぐ先に駐車場と登山口。車2台とバス1台。バスの隣に停めると、荷物を出すので離れてくれという。出発するとすぐに展望台分岐があったが、残念ながらほとんど展望なし。男性が一人写真を撮っていた。樹間に白神岳が見える。
巡視管理棟
展望台
三町境界標
案内
残雪と向白神岳
鞍部まで降り、そこから登り返す。二ツ森・中腹の残雪のあるところまで登ると視界が開け、今度は向白神岳とその手前の摩須賀岳が見え、はるか東に天を突く姿の岩木山。こんなに鋭い姿の岩木山は初めて。五所川原からのふわりとした岩木山とも違う。更に登ると白神から向白神、真瀬から摩須賀の全体が見えるようになる。このとき私は、白神山地の中枢部を初めて見ていた。上からバスの団体が降りてきて、頂上手前で老夫婦二人も降りてゆき、いよいよ頂上は一人。最初のピークには石標がひとつあるのみ。その先のブッシュを進むと、頂上標識、祠、三角点のある正真正銘の頂上があった。その先は行き止まりで、鞍部の向こうに双耳峰の片割れがあるようだ(このとき見ていたのは東峰だが、双耳の片割れはたぶん南峰だろう)。その向こうには藤里駒ヶ岳らしき山並みが目立ち、その向こうにあるのが田代岳、手前の目立たないのが小岳かなあ。
岩木山
北の景観
向白神岳
雲の白神岳と真瀬岳
頂上標識と祠
東の景観
三角点
岩木山
藤里駒ヶ岳
摩須賀岳とタケガクラノボッチ
さんざん白神を写し、降りる途中も写していたが、ふと向白神岳の左側の山は白神岳ではなく、両山をつなぐ尾根だと気づく。白神岳はもっと左にあり、さっきから少し雲をかぶっている。
雲が晴れると頂上あたりに小さく小屋が認められるので間違いない。つまり、間のつなぎ尾根も結構高いということ。あれを往復6時間というのも、もっとかかるのかもしれない。白神岳の手前に真瀬岳があり、あそこへ登ればもっと近く見えるだろうと思った(が、これはあてが外れる)。下りでは2~3パーティに会う。こんなに晴れていては登らないと損だろう。帰り道、木の枝にひっかけたらしく、クリップ・サングラスをなくしてしまう。気づいたのは車に乗った後。駐車場にはたくさん車がいて、これから登ろうという軽装の人たちもいた。私は真瀬岳に向かう。白神岳を見るなら二ツ森が一番だろう。
西の景観