笠形山 里山散策と沢歩き
兵庫県 笠形山939m、笠ノ丸883m 2017年8月14日
(笠形山)関西百名山
241
ゆるゆると、陽炎の立つ車道から
林の中の道を登って稜線に出ると
涼しい風が吹いてくる
白い花が風に揺れ、古ぼけた地蔵尊が佇む
私は汗をぬぐい、雲に霞む遠い景色を見つめる
ふと下を見ると
花の間を小さな蝶が舞っている
(夏山散策)
☼☼☼☼☼
沢歩きの醍醐味は滝巡りとナメ床歩きだと思うが、笠形山にはその両方があった。
グリーン・エコーというのはキャンプ場やプールを集めた総合スポーツ施設で、河原で子供たちが水遊び。笠形山もその一部。
オウネン滝は立ちはだかる岩壁を流れ落ちる細い滝。扁妙の滝は、見上げる断崖の縦のくぼみ沿いに、水流がくねりながら落ちている。ここで夏靴に履き替えて散策路を登る。
散策路は谷に下り、沢は高度を上げ、やがてさらさら流れるナメ沢のすぐ横に近づく。こいつは歩いておかないと後悔する、と思い、沢の近くに下り、いったん脱いだ沢靴を再び履く。
ナメ沢は傾斜が緩く、石や草もほとんどなく、明るい日陰の林の中をさらさらと流れていて、その中をじゃぶじゃぶ歩くのは実に楽しい。沢歩きの醍醐味はこれだなあ。
浮かれ気味に歩いていると、バケツと網を持った子供が二人、駆けてきて、私の横をじゃぶじゃぶ走っていく。転んだら危ないぞ、おじさんは沢靴だからいいけど、と言いたかったが止めておく。思い切り遊んでくれ。
わずか1時間弱のナメ沢歩きだったが、この日のハイライトはこのときに尽きる。
頂上は開けた広場になっていて、四周を見渡せる。残念ながら雲が多く、同定できる山はなし。緑の田園風景と山がたくさん。
帰りに南にある笠ノ丸に行ってみる。木々が育って展望はいまいちだったが、広場に東屋の立つ雰囲気のよいところ。ベンチに座り一人静けさの中。時間がゆっくりと過ぎてゆく。
周回13.0㎞、標高差1,231m
KKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKK
沢歩きの醍醐味は滝巡りとナメ床歩きだと思うが、笠形山にはその両方があった。
グリーン・エコーというのはキャンプ場やプールを集めた総合スポーツ施設で、河原で子供たちが水遊び。笠形山もその一部。ただし朝は閑散としていて、林道手前に駐車するのは止め、駐車場に停めて歩く。グリーンエコーの中を流れる沢の上流沿いの林道に入り、散策路への分岐に入らずに更に歩き、支沢を渡る橋のところから滝ノ谷に入渓。ゴーロを右へ左へ歩いていると、右岸をすいすい歩いていく人がいる。そこには散策路があり、少し先に最初の滝(オウネン滝)があった。立ちはだかる岩壁を流れ落ちる細い滝。これは登れないので散策路に上がり、滝手前のベンチから鑑賞。滝の近くのマイナス・イオンの効能が記してあったが、どうも科学的根拠は怪しいらしい。さっきの二人はもう帰っていく。そこからの道はやや険しい登山道で、オウネン滝の上に上がると扁妙の滝。こっちの方が大きい。見上げる断崖の縦のくぼみ沿いに、水流がくねりながら落ちている。登山道沿いにあった支沢を登ってみるが、上で行き詰りそうなので引き返し、夏靴に履き替えて散策路を登る。
尾根まで上がるとキャンプ場からの道と合流。そこから尾根沿いに進み、次第に尾根の右(南)に下っていく。すると沢音が大きくなり、右下に沢が見えてくる。あのくらいなら歩けそうだと思っていると、どうやらナメ床になっているようだ。登山道は谷に下り、沢は高度を上げ、やがてさらさら流れるナメ沢のすぐ横に近づく。こいつは歩いておかないと後悔する、と思い、沢の近くに下り、いったん脱いだ沢靴を再び履く。
ナメ沢は傾斜が緩く、石や草もほとんどなく、明るい日陰の林の中をさらさらと流れていて、その中をじゃぶじゃぶ歩くのは実に楽しい。沢歩きの醍醐味はこれだなあ。浮かれ気味に歩いていると、バケツと網を持った子供が二人、駆けてきて、私の横をじゃぶじゃぶ走っていく。転んだら危ないぞ、おじさんは沢靴だからいいけど、と言いたかったが止めておく。思い切り遊んでくれ。やがて親の一行がやってきて、二人もその一行に加わり、登山道が沢から左岸に離れるところで彼等ともお別れ。私は、少し荒れてきたナメ沢をなおも歩く。
ナメ沢はやや荒れてきて、傾斜がきつくなる手前あたりで岸に上がり、再び夏靴に履きかえる。わずか1時間弱のナメ沢歩きだったが、この日のハイライトはこのときに尽きる。左岸の斜面を登り、踏み跡をたどり、散策路に合流。尾根からトラバース路となり、源流の支沢をいくつもわたり、やがて分岐点に着く。南は笠ノ丸、北が笠形山。下ってくる人に何人か会う。頂上は開けた広場になっていて、四周を見渡せる。残念ながら雲が多く、同定できる山はなし。緑の田園風景と山がたくさん。立派な一等三角点に東屋が二つ。黄色い花が2種類。ヘビイチゴともう一種類。帰りに南にある笠ノ丸に行ってみる。木々が育って展望はいまいちだったが、広場に東屋の立つ雰囲気のよいところ。ベンチに座り一人静けさの中。時間がゆっくりと過ぎてゆく。
帰り道では、まだ登ってくる人がぽつぽつ。キャンプ場が見えてきて、登山口間近なところで子供たちを待つ母親。心配そう。キャンプ場は広く、立派なバンガローが並ぶ。その近くにも広い駐車場があり、そこに駐車してもよかったが、温泉に入るならやはり下の駐車場がいいだろう。駐車場で着替え、管理棟の中を通り、温泉に入る。小さいが、まだ混んでなかった。
笠形山?
沢歩きの醍醐味は滝巡りとナメ床歩きだと思うが、笠形山にはその両方があった。
滝ノ沢入口の橋
グリーン・エコーというのはキャンプ場やプールを集めた総合スポーツ施設で、河原で子供たちが水遊び。笠形山もその一部。ただし朝は閑散としていて、林道手前に駐車するのは止め、駐車場に停めて歩く。グリーンエコーの中を流れる沢の上流沿いの林道に入り、散策路への分岐に入らずに更に歩き、支沢を渡る橋のところから滝ノ谷に入渓。
滝ノ沢のゴーロ
ゴーロを右へ左へ歩いていると、右岸をすいすい歩いていく人がいる。そこには散策路があり、少し先に最初の滝(オウネン滝)があった。立ちはだかる岩壁を流れ落ちる細い滝。これは登れないので散策路に上がり、滝手前のベンチから鑑賞。滝の近くのマイナス・イオンの効能が記してあったが、どうも科学的根拠は怪しいらしい。さっきの二人はもう帰っていく。
しおれた花(イワタバコ?)
オウネン滝
扁妙ノ滝
そこからの道はやや険しい登山道で、オウネン滝の上に上がると扁妙の滝。こっちの方が大きい。見上げる断崖の縦のくぼみ沿いに、水流がくねりながら落ちている。登山道沿いにあった支沢を登ってみるが、上で行き詰りそうなので引き返し、夏靴に履き替えて散策路を登る。
尾根に上がる階段
尾根まで上がるとキャンプ場からの道と合流。そこから尾根沿いに進み、次第に尾根の右(南)に下っていく。すると沢音が大きくなり、右下に沢が見えてくる。あのくらいなら歩けそうだと思っていると、どうやらナメ床になっているようだ。登山道は谷に下り、沢は高度を上げ、やがてさらさら流れるナメ沢のすぐ横に近づく。こいつは歩いておかないと後悔する、と思い、沢の近くに下り、いったん脱いだ沢靴を再び履く。
上流のナメ沢
ナメ沢は傾斜が緩く、石や草もほとんどなく、明るい日陰の林の中をさらさらと流れていて、その中をじゃぶじゃぶ歩くのは実に楽しい。沢歩きの醍醐味はこれだなあ。浮かれ気味に歩いていると、バケツと網を持った子供が二人、駆けてきて、私の横をじゃぶじゃぶ走っていく。転んだら危ないぞ、おじさんは沢靴だからいいけど、と言いたかったが止めておく。思い切り遊んでくれ。やがて親の一行がやってきて、二人もその一行に加わり、登山道が沢から左岸に離れるところで彼等ともお別れ。私は、少し荒れてきたナメ沢をなおも歩く。
上流のナメ沢(2)
上流のナメ沢(3)
ナメ沢・源頭付近
1散策路
ナメ沢はやや荒れてきて、傾斜がきつくなる手前あたりで岸に上がり、再び夏靴に履きかえる。わずか1時間弱のナメ沢歩きだったが、この日のハイライトはこのときに尽きる。左岸の斜面を登り、踏み跡をたどり、散策路に合流。尾根からトラバース路となり、源流の支沢をいくつもわたり、やがて分岐点に着く。南は笠ノ丸、北が笠形山。下ってくる人に何人か会う。
笠形山頂上
頂上は開けた広場になっていて、四周を見渡せる。残念ながら雲が多く、同定できる山はなし。緑の田園風景と山がたくさん。立派な一等三角点に東屋が二つ。黄色い花が2種類。ヘビイチゴともう一種類。帰りに南にある笠ノ丸に行ってみる。木々が育って展望はいまいちだったが、広場に東屋の立つ雰囲気のよいところ。ベンチに座り一人静けさの中。時間がゆっくりと過ぎてゆく。
頂上からの景観
田園風景
黄色い花
ミゾホオズキ?
ヘビイチゴ
バッタ
笠ノ丸頂上
白い花・・・・・ツクバネウツギ?
南から見る笠形山
帰り道では、まだ登ってくる人がぽつぽつ。キャンプ場が見えてきて、登山口間近なところで子供たちを待つ母親。心配そう。キャンプ場は広く、立派なバンガローが並ぶ。その近くにも広い駐車場があり、そこに駐車してもよかったが、温泉に入るならやはり下の駐車場がいいだろう。駐車場で着替え、管理棟の中を通り、温泉に入る。小さいが、まだ混んでなかった。