右田ヶ岳 岩峰の景観と菩薩像

山口県  右田ヶ岳(中ノ峰)426m 、石船山194m 2017年11月5日

中国百名山

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R262を南下して防府市が近づくと、緑の中に岩峰がにょきにょき生えた右田ヶ岳が見えてくる。なるほど、こいつはなかなかの眺めだ。

天徳寺に向かうと正面に石船山の岩峰。その迫力の岩峰に紅葉のいろどり。

道沿いの岩壁には観音菩薩像*がたくさん刻まれていて、その一つ一つに説明標識がついている。最初は一つ一つを撮影していたが、切りがないので途中でやめる。案内には「右田ヶ岳三十三観音巡り」とあったが、「No31、第37番 不二観世音」というのもあったので、それ以上ありそうだ。橙色の岩壁に刻まれた菩薩像は、岩山の中と思えぬほどに平穏にたたずみ、あわただしい人の世を見守っているように見える。

次の岩峰のあたりで視界が開けるが、右田はまだ遠い。双耳の右田ヶ岳は濃い紅葉に染まっている。眼下に防府市街が広がり、東には矢筈ヶ岳や天神山、市内には新幹線と高速の高架橋。

思ったよりも早く頂上に着く。思いがけず広い頂上で、中央に頂上標識と三角点。奥に登山者ボックスと鐘があったので、とりあえず鐘を鳴らす。周囲には防府市街と海と山並みが広がる。デジカメの焦点を暗がりに合わせると、もう夕日。

頂上で休んでいる間に日が落ち、周囲が夕日に染まる。ナッツを一口食べ、ヘッドランプを装着し、レイングローブをはめて、帰路につく。コルに下る頃にはだいぶ暗くなり、ヘッドランプ点灯。その後は、町の夜景を何度も写しながら下る。

 R262を南下して防府市が近づくと、緑の中に岩峰がにょきにょき生えた右田ヶ岳が見えてくる。なるほど、こいつはなかなかの眺めだ。
 橙色の岩壁に刻まれた菩薩像は、岩山の中と思えぬほどに平穏にたたずみ、あわただしい人の世を見守っているように見える。
 天徳寺: 迫力の岩峰に紅葉のいろどり。
 ヘッドランプ点灯後は、町の夜景を何度も写しながら下る。
 頂上の奥に鐘があったので、とりあえず鐘を鳴らす
ツワブキ
16:00 登山者駐車場発(標高15m)16:03 天徳寺16:31 石船山194m17:04 コル390m17:08 右田ヶ岳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り1時間8分17:40 右田ヶ岳発17:24 コル390m17:59 石船山194m18:20 天徳寺18:22 登山者駐車場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復2時間22分
往復3.5㎞、標高差498m

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山口から防府への道はやや混んでいたが2車線。信号に何度も止まりながら右田ヶ岳に向かう。R262を南下して防府市が近づくと、緑の中に岩峰がにょきにょき生えた右田ヶ岳が見えてくる。なるほど、こいつはなかなかの眺めだ。カーナビ入力した登山口は間違っていて、広い車道に戻って天徳寺に向かう。天徳寺には登山駐車禁止とあり、登山者用駐車場が記されていたので、そちらに向かう。それは広い車道の脇にあり、駐車場は広かったがほぼ満車。端っこに駐車して山に向かうと、私の後にもう一台やってきた。こんなに遅く、私と同様に登ろうとする人もいるのか。天徳寺に着くまでに、下山してきた数人に会う。ずいぶん人気のある山らしいが、皆軽装。後から来た男性は速足で先に行く。私はあせらずマイペース。急いでも一昨日のようにへばってしまうし、いざとなればヘッドランプがあるさ。

天徳寺に向かうと正面に石船山の岩峰。なかなかの迫力。その迫力の岩峰に紅葉のいろどり。お寺の本堂脇から登山道となり、すぐに岩の間の道が始まる。私はいつものようにスティックを使って登る。登路は岩についた溝に沿って付けられているが、道沿いの岩壁には観音菩薩像*がたくさん刻まれていて、その一つ一つに説明標識がついている。最初は一つ一つを撮影していたが、切りがないので途中でやめる。案内には「右田ヶ岳三十三観音巡り」とあったが、「No31、第37番 不二観世音」というのもあったので、それ以上ありそうだ。橙色の岩壁に刻まれた菩薩像は、岩山の中と思えぬほどに平穏にたたずみ、あわただしい人の世を見守っているように見える。下ってくる人に何人か会い、追い付いてきた人に道を譲り、最初のピーク石船山194mに着く。追いついた男性はピークの上によじ登っていたが、右田ヶ岳の二つのピークはまだはるか遠くに立っている。こいつは無理かもしれない、と思いつつ、先に進む。ピークによじ登っていた男性は脇の尾根から追い越して行ったようだ。私はマイペース。眼下に防府市街が広がり、東には矢筈ヶ岳や天神山、市内には新幹線と高速の高架橋。

次の岩峰のあたりで視界が開けるが、右田はまだ遠い。双耳の右田ヶ岳は濃い紅葉に染まっている。岩の間のルートはところどころで分岐し、再び合流しているようで、だいぶ離れたところを誰かが降りていく物音が聞こえた。西ノ峰の直下あたりの分岐を右に行くと、西ノ峰の東側をトラバースし、中ノ峰と西ノ峰のコル390mに出る。もう遅いので、西ノ峰だけにしよう、と考えていたが、どうやら中ノ峰の方が本峰らしいので、そちらに向かう。あと200メートル(と思っていたが、実際は60mくらい)。体調は良く、ペースは落ちず、思ったよりも早く頂上に着く。思いがけず広い頂上で、中央に頂上標識と三角点。奥に登山者ボックスと鐘があったので、とりあえず鐘を鳴らす。周囲には防府市街と海と山並みが広がる。デジカメの焦点を暗がりに合わせると、もう夕日。

バッテリーが切れたスピーカーを充電し、ホールズワースを聞く。軽快な流れるようなギターの調べ。頂上で休んでいる間に日が落ち、周囲が夕日に染まる。ナッツを一口食べ、ヘッドランプを装着し、レイングローブをはめて、帰路につく。コルに下る頃にはだいぶ暗くなり、ヘッドランプ点灯。その後は、町の夜景を何度も写しながら下る。飛行機のような、大きな音がしていたのは新幹線だった。何分かおきくらいに通過していく。暗いので少し時間をかけたが、淡々と下り、天徳寺にお礼のお参りをして駐車場に戻る。

*観音菩薩(かんのん ぼさつ、サンスクリット語: अवलोकितेश्वर, Avalokiteśvara )は、仏教の菩薩の一尊。観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)または観自在菩薩(かんじざいぼさつ)ともいう。救世菩薩(くせぼさつ・ぐせぼさつ)など多数の別名がある。一般的には「観音さま」とも呼ばれる。 (weblio)

山口市内と秋空

山口から防府への道はやや混んでいたが2車線。信号に何度も止まりながら右田ヶ岳に向かう。R262を南下して防府市が近づくと、緑の中に岩峰がにょきにょき生えた右田ヶ岳が見えてくる。なるほど、こいつはなかなかの眺めだ。カーナビ入力した登山口は間違っていて、広い車道に戻って天徳寺に向かう。天徳寺には登山駐車禁止とあり、登山者用駐車場が記されていたので、そちらに向かう。

車道の紅葉(モミジ?)

それは広い車道の脇にあり、駐車場は広かったがほぼ満車。端っこに駐車して山に向かうと、私の後にもう一台やってきた。こんなに遅く、私と同様に登ろうとする人もいるのか。天徳寺に着くまでに、下山してきた数人に会う。ずいぶん人気のある山らしいが、皆軽装。後から来た男性は速足で先に行く。私はあせらずマイペース。急いでも一昨日のようにへばってしまうし、いざとなればヘッドランプがあるさ。

右田ヶ岳

登山者駐車場

右田ヶ岳城跡の案内

石船山と天徳寺

天徳寺に向かうと正面に石船山の岩峰。なかなかの迫力。その迫力の岩峰に紅葉のいろどり。お寺の本堂脇から登山道となり、すぐに岩の間の道が始まる。私はいつものようにスティックを使って登る。

石船山と紅葉(モミジ?)

ツワブキ

持袖観世音の案内

登路は岩についた溝に沿って付けられているが、道沿いの岩壁には観音菩薩像*がたくさん刻まれていて、その一つ一つに説明標識がついている。最初は一つ一つを撮影していたが、切りがないので途中でやめる。案内には「右田ヶ岳三十三観音巡り」とあったが、「No31、第37番 不二観世音」というのもあったので、それ以上ありそうだ。橙色の岩壁に刻まれた菩薩像は、岩山の中と思えぬほどに平穏にたたずみ、あわただしい人の世を見守っているように見える。

持袖観世音

円光観世音の案内

円光観世音

松と夕日

下ってくる人に何人か会い、追い付いてきた人に道を譲り、最初のピーク石船山194mに着く。追いついた男性はピークの上によじ登っていたが、右田ヶ岳の二つのピークはまだはるか遠くに立っている。こいつは無理かもしれない、と思いつつ、先に進む。ピークによじ登っていた男性は脇の尾根から追い越して行ったようだ。私はマイペース。眼下に防府市街が広がり、東には矢筈ヶ岳や天神山、市内には新幹線と高速の高架橋。

防府市内・・・・・・・左端:矢筈ヶ岳、その右:多々良山、中央:天神山、市内の高架橋は、手前:新幹線、奥:山陽自動車道

右田ヶ岳

紅葉の右田ヶ岳

左:西ノ峰

右:中央峰(本峰)

次の岩峰のあたりで視界が開けるが、右田はまだ遠い。双耳の右田ヶ岳は濃い紅葉に染まっている。岩の間のルートはところどころで分岐し、再び合流しているようで、だいぶ離れたところを誰かが降りていく物音が聞こえた。西ノ峰の直下あたりの分岐を右に行くと、西ノ峰の東側をトラバースし、中ノ峰と西ノ峰のコル390mに出る。もう遅いので、西ノ峰だけにしよう、と考えていたが、どうやら中ノ峰の方が本峰らしいので、そちらに向かう。あと200メートル(と思っていたが、実際は60mくらい)。

コル390mの道標

西ノ峰と夕日

夕日

頂上の鐘

体調は良く、ペースは落ちず、思ったよりも早く頂上に着く。思いがけず広い頂上で、中央に頂上標識と三角点。奥に登山者ボックスと鐘があったので、とりあえず鐘を鳴らす。周囲には防府市街と海と山並みが広がる。デジカメの焦点を暗がりに合わせると、もう夕日。

右田ヶ岳頂上

夜景

バッテリーが切れたスピーカーを充電し、ホールズワースを聞く。軽快な流れるようなギターの調べ。頂上で休んでいる間に日が落ち、周囲が夕日に染まる。ナッツを一口食べ、ヘッドランプを装着し、レイングローブをはめて、帰路につく。コルに下る頃にはだいぶ暗くなり、ヘッドランプ点灯。その後は、町の夜景を何度も写しながら下る。飛行機のような、大きな音がしていたのは新幹線だった。何分かおきくらいに通過していく。暗いので少し時間をかけたが、淡々と下り、天徳寺にお礼のお参りをして駐車場に戻る。

夜景