鎌倉岳 福島の二つの鎌倉岳
福島県 常盤鎌倉岳967m、竹貫鎌倉岳669m、 2009年5月4日
(常盤鎌倉岳)花の百名山、東北百名山
(竹貫鎌倉岳)福島県の山
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林道の先で視界が開けたところがあり、まだ先に竹貫鎌倉岳の頂上が見える。遊歩道と登山道の分岐があり、頂上に向かう。赤いつぼみのツツジがブナの明るい緑に映える。すぐに着いた頂上には頂上標識に祠に方位盤に四等三角点。眺めの良い岩場になっていて、眼下の狭い谷間に町並みが広がっている。
常盤鎌倉岳への道には黄色い花が咲いており、やがて林道から登山道に入る。最初は松の林の中。竹貫と違って傾斜も距離もありそうだ。
たどり着いた頂上には、大きな三等三角点に方位盤に祠。祠の前に古びた山頂標識。方位盤は竹貫のものより立派。周囲に見える阿武隈の山々は、いずれも似たような丸い山容。
もう16時半近くなっており、男性が登ってきたのと入れ替わりに帰路に着く。誰もいなくなった登山道を淡々と下り、ブナの林から薄暗い松林を駆けおりる。
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常盤鎌倉岳15:24 萩平コースP発15:52 鰍コース分岐16:17 小塚コース分岐16:20 常盤鎌倉岳・・・・・・・・・・・・登り56分16:26 常盤鎌倉岳発16:29 小塚コース分岐16:43 鰍コース分岐16:59 萩平コースP・・・・・・・・・・往復1時間35分
竹貫鎌倉岳
12:52 駐車場発13:23 竹貫鎌倉岳・・・・・・・・・・・・登り31分13:28 竹貫鎌倉岳発13:44 駐車場・・・・・・・・・・・・・・往復52分常盤鎌倉岳
15:24 萩平コースP発15:52 鰍コース分岐16:17 小塚コース分岐16:20 常盤鎌倉岳・・・・・・・・・・・・登り56分16:26 常盤鎌倉岳発16:29 小塚コース分岐16:43 鰍コース分岐16:59 萩平コースP・・・・・・・・・・往復1時間35分***********************
市街地から山奥に入っていく。途中、花見の公園などで賑わっているところを通過。山間の村の景色となり、やがて竹貫鎌倉らしき山が見え、ガイドにあった古殿町役場に着く。右折して山への舗装路を行き、頂上付近の駐車場に到着。緑の丸い山。駐車場には2~3台の車があり、一家族が駐車場脇の丘で遊んでいる。案内標識を見ると、長い遊歩道があり、頂上へはここからわずかなようだ。林道から家族のいる丘に登ってみるが、どうも違うようだ。丘から降り、林道を更に進む。駐車場の脇に「長寿の強清水」という湧き水。
林道の先で視界が開けたところがあり、まだ先に鎌倉岳の頂上が見える。眼下には市街地。「鎌倉岳展望所」「天狗の足跡の由来」の大きな石板。その先に遊歩道と登山道の分岐があり、頂上に向かう。赤いつぼみのツツジがブナの明るい緑に映える。すぐに着いた頂上には頂上標識に祠に方位盤に四等三角点。眺めの良い岩場になっている。方位盤によると、北に見えている一番大きな山が蓬田岳、その左に安達太良と磐梯とあるが見えない。北東に遠く見えているのが大滝根山。眼下の狭い谷間に町並みが広がっている。
頂上から下り、遊歩道との分岐の先から、「ふれあいの小径」という脇道を辿ってみる。林道に戻ると黄色い花。短い距離だが汗をかいた。「長寿の強清水」を飲み、靴を履き替えて車に乗り、次の鎌倉岳に向かう。北への道を走ると後に竹貫鎌倉岳が見えており、何度か止まって写す。なだらかに左に尾根を伸ばした山容である。親しみやすい里山であった。
行く手に見えてきた常盤鎌倉岳は、左に尾根を伸ばしており、竹貫鎌倉岳によく似ている。立派な駐車場から、もう乾いた服で歩きだす。砂利の車道なので車で来ればよかったかと思ったが、たいした距離ではない。途中で帰りの親子連れに会う。
黄色いヤマブキが咲いており、やがて林道から登山道に入る。最初は松の林の中。竹貫と違って傾斜も距離もありそうだ。20分ほどで少年自然の家からのコースと合流。そのすぐ先が広場になっていて、何人かが休んでいる。降りてきた途中らしい。そこからは更にきつい登りで、まだか、と思いながらペースを守って登る。九十九折りの途中に休憩場所が設けてあり、休んでいる男性を一人追い越す。お先に。頂上か、と思ったのは手前のコルで、左に小さく回って行くと小塚コース分岐があり、更に左に小さく回りながら登り、頂上に着く。
大きな三等三角点に方位盤に祠。祠の前に古びた山頂標識。方位盤は竹貫のものより立派で、南に大滝根山が近く見え、西に片曽根山、北に天王山、北東に五十人山、東に手倉山、東南の大滝根手前に桧山。いずれも似たような丸い山容だが、盟主の大滝根がやや貫禄がある感じ。頂上の東に岩峰があり、そこからの頂上の眺めが良かったらしい(行かず)。北の眼下には国道のやや手前に、駐車場の近くにあった赤いクレーンが見えている。
もう16時半近くなっており、男性が登ってきたのと入れ替わりに帰路に着く。誰もいなくなった登山道を淡々と下り、ブナの林から薄暗い松林を駆けおりる。
竹貫鎌倉岳
古殿町のシンボルとして親しまれている。地元に残る見岳姫の昔話から名付けられたともいわれており、4月下旬の山開きには見岳姫祭りが行われている。古殿町はその昔、太平洋側と内陸部を結ぶ物流の中継地点として栄え、荷市場(登山口)の地名は当時の名残である。(福島県の山.web.fc2)
長寿の強清水
市街地から山奥に入っていく。やがて竹貫鎌倉らしき山が見え、ガイドにあった古殿町役場に着く。右折して山への舗装路を行き、頂上付近の駐車場に到着。駐車場には2~3台の車があり、一家族が駐車場脇の丘で遊んでいる。案内標識を見ると、長い遊歩道があり、頂上へはここからわずかなようだ。駐車場の脇に「長寿の強清水」という湧き水があり、帰りに寄る。
ヤマツツジ
ミツバツツジ
竹貫鎌倉岳頂上
青柳山、矢野山、入道山、柴山? 馬場山?
常盤鎌倉岳の道標
磐越道・船引三春インターで下り、町中を走っていると「鎌倉岳」の道標あり。そちらに向かう。
常盤鎌倉岳
行く手に見えてきた常盤鎌倉岳は、左に尾根を伸ばしており、竹貫鎌倉岳と同じく緑に包まれている。
登山道入口
立派な駐車場に停め、砂利の車道を歩く。
ヤマブキ
黄色いヤマブキが咲いており、やがて林道から登山道に入る。最初は松の林の中。竹貫と違って傾斜も距離もありそうだ。20分ほどで少年自然の家からのコースと合流。そのすぐ先が広場になっていて、何人かが休んでいる。降りてきた途中らしい。そこからは更にきつい登りで、頂上か、と思ったのは手前のコルで、左に小さく回って行くと小塚コース分岐があり、更に左に小さく回りながら登り、頂上に着く。
ヤマブキ
南の情景: 桧山、大滝根山、片曽根山? 移ヶ岳
北の情景: 移ヶ岳、日山、竜子山、五十人山
頂上の祠
大きな三等三角点に方位盤に祠。祠の前に古びた山頂標識。方位盤は竹貫のものより立派。
西の岩峰と移ヶ岳
あでやかな赤い花はボケ?
南から見る常盤鎌倉岳
西から見る常盤鎌倉岳
鎌倉岳の名の由来は、奥州征伐時に移り住んだ鎌倉武士が、僧侶や修験者の宗派の拡張のため、この山に分け入り、後に鎌倉岳と呼ばれるようになったといわれる。実際には、尾根が鎌のようにやせて細く、かつ岩場(倉)を持った山であることに由来している。古くは修験道の修行場とされてきたのであろう (yamakei-online)