栃木県 鶏足山(本峰420m、三角点峰431m)、焼森山423m、赤沢富士340m 2018年9月24日
(鶏足山)栃木百名山
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日差しがちょっと優しくなって
ひんやりした風も吹いて
見上げると秋の空
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このあたりに登山口があるはず・・・・と思ったら、なんと立派な「鶏足山駐車場」というのがあった。白いヒルガオ(ペチュリア?)に印象的な黄色と橙色のキク(マリーゴールド?)。ゆっくり準備して歩き始める。ここの道沿いにもヒガンバナ。シバザクラみたいなのはムシトリナデシコらしい。
何の変哲もない緩やかな登山道なのだが、これがどうしてしんどい。何の障害もない歩きやすい道だと平地のごとく進んでしまう。平らなところを歩くように緩斜面を登ったのでは疲れる訳だ。どうしようもなく疲れ果て、汗まみれになって最初のピークの赤沢富士に着く。
富士山展望所というのがあったが、残念ながら富士山は見えず。そして鶏足山・三角点峰に着く。やや広めの頂上で、ここにも富士山展望所。ここには二種類の標識があり、鶏足山の頂上がどちらなのか、意見が分かれているのかな。
更に北に尾根を辿り、P3・420mに弘法大師の祠のあるピークがあった。それは林を抜けた岩場のピークで、空を背景に中央に祠、傍らに松の木が立つ構図はまるで絵画のよう。なるほど、こここそが鶏足山・本峰だと納得。ここは単なる展望台ではない、個性的な岩峰の姿は本峰にふさわしいと思う。
弘法大師が立ち寄り、鶏の鳴き声が聞こえたので鶏足山と名付けたという説明板があった。西、北、東の三方が開けていて、西に見える緑の細長い尾根が焼森山だろうか。手前におもしろい形をした枯木。とぐろを巻いた竜?
細尾根を下り、P6・410mの分岐を右に下った先に鶏石があった。石の横を更に北に下って振り返ると、鶏石のほぼ全体を見ることができる。縦に立った平らな白い岩。遠くからでも緑の山稜の中に見えそうな大きさ。
三角点峰に戻り、今度は西へ、焼森山に向かう。「弛み峠」から登り返し、尾根の傾斜が緩くなると視界が開け、今度は右手に鶏足山の二つの頂上をつなぐ尾根が見えてくる。一番高い所が三角点峰、その北にぴょこんとと尖ったピークが鶏足山・本峰のようだ。
焼森山の尾根は北端が二つに分かれ、右に突き出た東峰が頂上かなと思っていたが、その手前の分岐峰が頂上だった。焼森山頂上には大きな頂上標識。
視界が開けていて、南に続く稜線が見えていた。三つ並んでいたのは仏頂山、高峯と雨巻山のようだ。仏頂と高峯の間で雲に隠れているのが筑波山だろうか。
マルバハギにキバナアキギリ。沢沿いの道にはツリフネやツユクサ。地味なピンクはジャコウソウ、白いのはマツカゼソウらしい。意外に花の多い山。
駐車場に戻ると、なんと広い駐車場に10台弱駐車している。山の中では一人も会わなかったから、皆、赤沢富士の方から登っているのだろう。それとももっと別の道かも。とにかく人気のある山のようだ。
KKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKK
もう明るくなった道を走り、県道1号から左折して北に向かい、採石場の並ぶ地域を過ぎると山村の道となり、それらしき山が見えてくる。このあたりに登山口があるはず・・・・と思ったら、なんと立派な「鶏足山駐車場」というのがあった。舗装されていて、こぎれいなトイレもある。駐車場の案内図には鶏足山は三角点の奥の山、赤沢富士は富士ヶ平山となっている。白いヒルガオ(ペチュニア?)に印象的な黄色と橙色のキク(マリーゴールド?)。ゆっくり準備して歩き始める。駐車場と山に向かう道の間に小川が流れているので、車道から回っていったが、駐車場から山への道にちゃんと橋が架かっていた。立派!ここの道沿いにもヒガンバナ。シバザクラみたいなのはムシトリナデシコらしい。
お茶畑と刈入れの終わった田んぼの先に登山口があり、左が林道、右が登山道。登山道を登る。何の変哲もない緩やかな登山道なのだが、これがどうしてしんどい。登りにくい険しい道だと一歩一歩慎重に時間をかけていくので疲れないのだが、何の障害もない歩きやすい道だと平地のごとく進んでしまう。平らなところを歩くように緩斜面を登ったのでは疲れる訳だ。ゆっくり登ればいいではないかと思えるのだが、これまたそうはいかない。体のテンポが決まっていて、それに合わせて足を進めないとバランスが崩れてしまう。たぶんそんな理由でどうしようもなく疲れ果て、汗まみれになって最初のピークの赤沢富士に着く。頂上標識のある赤沢富士の祠にお参りして先に進むが、赤沢富士の最高点は祠のところよりも少し先にあった。地理院地図ではどちらも標高340mの範囲内だろう。
後からできたらしい林道を横断し、さらに尾根を登ると、マイナーピーク(P2・390m)の先に、富士山展望所というのがあり、富士山の写真まであったが、残念ながら富士山は見えず。そして鶏足山・三角点峰に着く。やや広めの頂上で、ここにも富士山展望所。ここには二種類の標識があり、鶏足山の頂上がどちらなのか、意見が分かれているのかな。
(1)「三角点峰、伝説の鶏石山へは260m」という標識・・・・・弘法大師の祠がある北峰が鶏石山、南峰は三角点峰
(2)「鶏足山山頂、(この先に)見晴台と弘法大師の祠」という標識・・・・・三角点のある南峰が鶏石山、北峰は見晴台
更に北に尾根を辿り、階段を下る。マイナーピーク410mを越え、次のP3・420mに弘法大師の祠のあるピークがあった。それは林を抜けた岩場のピークで、空を背景に中央に祠、傍らに松の木が立つ構図はまるで絵画のよう。なるほど、こここそが鶏足山・本峰だと納得。ここは単なる展望台ではない、個性的な岩峰の姿は本峰にふさわしいと思う。岩場にはマルバハギ。弘法大師が立ち寄り、鶏の鳴き声が聞こえたので鶏足山と名付けたという説明板があった。祠の中には弘法大師像と小さな金色の鶏。西、北、東の三方が開けていて、西に見える緑の細長い尾根が焼森山だろうか。手前におもしろい形をした枯木。とぐろを巻いた竜?
鶏足山を北に少し下ったところに、北西側にテラスのように張り出した岩があり、護摩焚石とある。眺めは頂上といっしょだが、眼下が切れ落ちているのを実感できる。更に細尾根を下り、P6・410mの分岐を右に下った先に鶏石があった。木々が茂っていて隠れているが、石の横を更に北に下って振り返ると、鶏石のほぼ全体を見ることができる。縦に立った平らな白い岩。遠くからでも緑の山稜の中に見えそうな大きさ。
三角点峰に戻り、今度は西へ、焼森山に向かう。むきだしになった茶色い土がつるつる滑るので慎重に下る。コルの手前に「ミツマタの小径」という分岐標識があり、魅力的だったが、北への下山路と思われるので止めておく。次の機会があれば歩いてみたい道。コルには「弛み峠」の分岐標識があり、そこから登り返すと、途中に西への分岐標識。尾根の傾斜が緩くなると視界が開け、今度は右手に鶏足山の二つの頂上をつなぐ尾根が見えてくる。一番高い所が三角点峰、その北にぴょこんとと尖ったピークが鶏足山・本峰のようだ。焼森山の尾根の途中に座禅岩というのがあり、ややいびつな石の上を進むと5mほど切れ落ちたところで行き止まり。戻って東側にあるトラバース・ルートを行こうとすると、ついに雨が降り出した。座禅岩の北側まで回り込み、タフに持ち替えるが、レインウェアは着なかった。どうせ汗まみれになるので着なくてもあまり変わるまいと思ったのだが、にわか雨はたいしたことはなく、やがて止む。焼森山の尾根は北端が二つに分かれ、右に突き出た東峰が頂上かなと思っていたが、その手前の分岐峰が頂上だった。視界が開けていて、南に続く稜線が見えていた。三つ並んでいたのは仏頂山、高峯と雨巻山のようだ。仏頂と高峯の間で雲に隠れているのが筑波山だろうか。焼森山頂上には大きな頂上標識。東峰に向かう踏み跡をたどってみるが、ピークは林の中で何もなし。立派に育った杉林の中。
帰りは座禅岩に下から登ってみる。わずかながらホールドがあり、そこに足や手をかけて比較的楽に登れた。少し岩登りの気分を味わう。コル(弛み峠)まではすべりやすい道で、掴む灌木も少ないので、慎重に下る。スティックは使わなかったが、あってもたいして役に立つまい。マルバハギにキバナアキギリ。コル(弛み峠)からの下山路も最初は滑りやすい道で、慎重に下る。2~3度は転ぶかなと思ったが、転ばなかった。地蔵岩という大きな岩の横を下った先に「藤井川の源流」という標識があり、水の湧き出す小さな横穴があったが、水は無かった。傾斜が緩くなって一安心。沢沿いの道にはツリフネやツユクサ。地味なピンクはジャコウソウ、白いのはマツカゼソウらしい。意外に花の多い山。やがて林道に着き、その林道は赤沢富士の登山口に繋がっていた。駐車場に戻ると、なんと広い駐車場に10台弱駐車している。山の中では一人も会わなかったから、皆、赤沢富士の方から登っているのだろう。それとももっと別の道かも。とにかく人気のある山のようだ。
まだ9時前だったので、着替えた後、温泉が開く10時頃まで駐車場で待っていると、登山者の何人かが戻ってきた。それから立ち寄った秘湯ぶんぶくの湯というのはややくたびれた温泉だったが、シャワーもシャンプーもソープもあり、文句はない。駐車場に柿の実。シブガキかな。
採石場
もう明るくなった道を走り、県道1号から左折して北に向かい、採石場の並ぶ地域を過ぎると山村の道となり、それらしき山が見えてくる。このあたりに登山口があるはず・・・・と思ったら、なんと立派な「鶏足山駐車場」というのがあった。舗装されていて、こぎれいなトイレもある。駐車場の案内図には鶏足山は三角点の奥の山、赤沢富士は富士ヶ平山となっている。
白いヒルガオ(ペチュニア?)(駐車場)
白いヒルガオ(ペチュニア?)に印象的な黄色と橙色のキク(マリーゴールド?)。ゆっくり準備して歩き始める。駐車場と山に向かう道の間に小川が流れているので、車道から回っていったが、駐車場から山への道にちゃんと橋が架かっていた。立派!ここの道沿いにもヒガンバナ。シバザクラみたいなのはムシトリナデシコらしい。
黄色と橙色のキク(マリーゴールド?)(駐車場)
茶畑
お茶畑と刈入れの終わった田んぼの先に登山口があり、左が林道、右が登山道。登山道を登る。何の変哲もない緩やかな登山道なのだが、これがどうしてしんどい。登りにくい険しい道だと一歩一歩慎重に時間をかけていくので疲れないのだが、何の障害もない歩きやすい道だと平地のごとく進んでしまう。平らなところを歩くように緩斜面を登ったのでは疲れる訳だ。
赤沢富士
ゆっくり登ればいいではないかと思えるのだが、これまたそうはいかない。体のテンポが決まっていて、それに合わせて足を進めないとバランスが崩れてしまう。たぶんそんな理由でどうしようもなく疲れ果て、汗まみれになって最初のピークの赤沢富士に着く。頂上標識のある赤沢富士の祠にお参りして先に進むが、赤沢富士の最高点は祠のところよりも少し先にあった。地理院地図ではどちらも標高340mの範囲内だろう。
ヒガンバナ
ピンクの花(ムシトリナデシコ)
登山道案内図
赤沢富士の説明
赤沢富士頂上の祠
祠とリンゴ
林道の分岐表示
鶏足山・三角点峰頂上
後からできたらしい林道を横断し、さらに尾根を登ると、マイナーピーク(P2・390m)の先に、富士山展望所というのがあり、富士山の写真まであったが、残念ながら富士山は見えず。そして鶏足山・三角点峰に着く。やや広めの頂上で、ここにも富士山展望所。ここには二種類の標識があり、鶏足山の頂上がどちらなのか、意見が分かれているのかな。
二つの標識
(1)「三角点峰、伝説の鶏石山へは260m」という標識・・・・・弘法大師の祠がある北峰が鶏石山、南峰は三角点峰
(2)「鶏足山山頂、(この先に)見晴台と弘法大師の祠」という標識・・・・・三角点のある南峰が鶏石山、北峰は見晴台
「弘法大師と鶏足山」説明
鶏足山・本峰頂上
更に北に尾根を辿り、階段を下る。マイナーピーク410mを越え、次のP3・420mに弘法大師の祠のあるピークがあった。それは林を抜けた岩場のピークで、空を背景に中央に祠、傍らに松の木が立つ構図はまるで絵画のよう。なるほど、こここそが鶏足山・本峰だと納得。ここは単なる展望台ではない、個性的な岩峰の姿は本峰にふさわしいと思う。岩場にはマルバハギ。弘法大師が立ち寄り、鶏の鳴き声が聞こえたので鶏足山と名付けたという説明板があった。
祠の中の弘法大師像と鶏
祠の中には弘法大師像と小さな金色の鶏。
焼森山と枯木
西、北、東の三方が開けていて、西に見える緑の細長い尾根が焼森山だろうか。手前におもしろい形をした枯木。とぐろを巻いた竜?
鶏足山・本峰から北西の景観: 焼森山、P6・410m(この下に鶏石)
鶏足山・本峰から北東の景観: P6・410m(この下に鶏石)、花香月山、八瓶山、太平用
八瓶山?
マルバハギ
護摩焚石
鶏石の先端
鶏石
鶏足山を北に少し下ったところに、北西側にテラスのように張り出した岩があり、護摩焚石とある。眺めは頂上といっしょだが、眼下が切れ落ちているのを実感できる。更に細尾根を下り、P6・410mの分岐を右に下った先に鶏石があった。木々が茂っていて隠れているが、石の横を更に北に下って振り返ると、鶏石のほぼ全体を見ることができる。縦に立った平らな白い岩。遠くからでも緑の山稜の中に見えそうな大きさ。
ミツマタの小径の標識
アザミ
鶏足山
三角点峰に戻り、今度は西へ、焼森山に向かう。むきだしになった茶色い土がつるつる滑るので慎重に下る。コルの手前に「ミツマタの小径」という分岐標識があり、魅力的だったが、北への下山路と思われるので止めておく。次の機会があれば歩いてみたい道。コルには「弛み峠」の分岐標識があり、そこから登り返すと、途中に西への分岐標識。尾根の傾斜が緩くなると視界が開け、今度は右手に鶏足山の二つの頂上をつなぐ尾根が見えてくる。
鶏足山
一番高い所が三角点峰、その北にぴょこんとと尖ったピークが鶏足山・本峰のようだ。焼森山の尾根の途中に座禅岩というのがあり、ややいびつな石の上を進むと5mほど切れ落ちたところで行き止まり。戻って東側にあるトラバース・ルートを行こうとすると、ついに雨が降り出した。座禅岩の北側まで回り込み、タフに持ち替えるが、レインウェアは着なかった。どうせ汗まみれになるので着なくてもあまり変わるまいと思ったのだが、にわか雨はたいしたことはなく、やがて止む。
焼森山・東峰
焼森山の尾根は北端が二つに分かれ、右に突き出た東峰が頂上かなと思っていたが、その手前の分岐峰が頂上だった。視界が開けていて、南に続く稜線が見えていた。三つ並んでいたのは仏頂山、高峯と雨巻山のようだ。仏頂と高峯の間で雲に隠れているのが筑波山だろうか。焼森山頂上には大きな頂上標識。東峰に向かう踏み跡をたどってみるが、ピークは林の中で何もなし。立派に育った杉林の中。
座禅岩(南側)
座禅岩(北側)
焼森山頂上
焼森山頂上標識
焼森山・東峰の頂上
焼森山から南の景観・仏帳山・雲の中の筑波山?・高峯・雨巻山
マルバハギ
キバナアキギリ
緩み峠
地蔵岩
帰りは座禅岩に下から登ってみる。わずかながらホールドがあり、そこに足や手をかけて比較的楽に登れた。少し岩登りの気分を味わう。コル(弛み峠)まではすべりやすい道で、掴む灌木も少ないので、慎重に下る。スティックは使わなかったが、あってもたいして役に立つまい。マルバハギにキバナアキギリ。コル(弛み峠)からの下山路も最初は滑りやすい道で、慎重に下る。2~3度は転ぶかなと思ったが、転ばなかった。
藤井川の源流
地蔵岩という大きな岩の横を下った先に「藤井川の源流」という標識があり、水の湧き出す小さな横穴があったが、水は無かった。傾斜が緩くなって一安心。沢沿いの道にはツリフネやツユクサ。地味なピンクはジャコウソウ、白いのはマツカゼソウらしい。意外に花の多い山。やがて林道に着き、その林道は赤沢富士の登山口に繋がっていた。駐車場に戻ると、なんと広い駐車場に10台弱駐車している。山の中では一人も会わなかったから、皆、赤沢富士の方から登っているのだろう。それとももっと別の道かも。とにかく人気のある山のようだ。
ピンクの花(ジャコウソウ)
ツリフネ
植林の道
白い花(マツカゼソウ)
ツユクサ
ヨメナ
帰りの駐車場
柿(ぶんぶくの湯)
まだ9時前だったので、着替えた後、温泉が開く10時頃まで駐車場で待っていると、登山者の何人かが戻ってきた。それから立ち寄った秘湯ぶんぶくの湯というのはややくたびれた温泉だったが、シャワーもシャンプーもソープもあり、文句はない。駐車場に柿の実。シブガキかな。