吹越烏帽子岳 菜の花の日
青森県 508m 2018年5月20日
東北百名山
309
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菜の花フェスティバルと吹越烏帽子岳の縦走にトライ。
縦走終了地点の県道179の峠に車を置き、MTBで国道を下って吹越烏帽子の登山口に向かい、縦走するというプラン。
県道179の舗装路を西に下る途中、菜の花畑に寄って写真を撮る。すごく大きな黄色い花。その黄色い花が野球場より一回り広いくらいの面積に見渡す限りに咲いていて、そこはもうすっかり菜の花の黄色い世界。
青空が広がり、南西方向に八甲田が残雪を輝かせている。ここから見る八甲田は、高田大岳の大きなピラミッドと赤倉岳の巨大な爆裂斜面が目立っていて、その間に見える大岳はすこし後にひっこんでいる。
R279から東に向かうと、菜の花の黄色の向こうに烏帽子岳。
登山道脇にはスミレがたくさん咲いていた。淡い青がこぼれているようなやわらかい色の花。小さなマイヅルソウはボケてしまい、いつもうまく写せない。大きな緑の葉の上に、はじけたような白い火花。
林を抜けると、ようやく行く手に烏帽子岳が見えてくる。前回は満開だったツツジは頂上付近に少し。ほとんどはまだツボミ。日向には、ハルジオンの白く細い花びらの黄色い丸い顔。雨でちょっと汚れている。
たどりついた頂上は前回と変わらないように見えた。三角点に祠に頂上標識。少し休み、パンを食べ、さて縦走路に向けて出発・・・と思ったが、頂上の北端に道はない。縦走路を探したが、歩けそうな踏み跡は見つからず、諦める。14年の間に失われてしまったのだろう。残念。
県道179沿いにはたくさん花が咲いていた。烏帽子岳のよりちょっと大きく見えるスミレ、白いスミレ、丸く葉のついたクルマバソウの白い花、黄色い花の並んだキケマン。
峠のすぐ上にある460m峰に向かう。道端にスミレがたくさん咲いていて、踏まないように歩くのにちょっと苦労。460m峰頂上には観測アンテナがあり、そこから太平洋と集落と小さく船が見えた。南には稜線がうねっているが、吹越烏帽子岳は530m峰にさえぎられて見えていない。稜線の刈り払い道がどこまで続いているのか、いつか確かめてみたい。
縦走は逃したが、菜の花畑の黄色の世界を巡り、花やMTBなど盛りだくさんの一日だった。満腹。
(MTBデポ地点から吹越烏帽子岳往復、徒歩) 7:13 MTBデポ地点発、徒歩 7:36 登山口 8:49 吹越烏帽子岳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登山口から1時間18分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・県道179峠から3時間31分(縦走路探すが、ない) 9:31 吹越烏帽子岳発10:18 登山口・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・吹越烏帽子岳から47分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・吹越烏帽子岳往復(含、縦走路捜索)2時間42分10:33 MTBデポ地点、MTB・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(MTBデポ地点から県道179峠、MTB&徒歩)10:34 MTBデポ地点発、MTB11:21 道の駅よこはま、徒歩13:55 県道179峠(標高417m)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登山口から3時間40分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復8時間40分
(県道179峠から460m峰往復、徒歩)13:57 県道179峠発14:11 460m峰14:21 県道179峠・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・460m峰往復23分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5:18から9時間3分
(県道179峠からMTBデポ地点、MTB) 往路19.2㎞、標高差287m、速度10.4㎞/h、155m/h(MTBデポ地点から吹越烏帽子岳往復、徒歩)往復7.6㎞、標高差556m、速度2.3㎞、(MTBデポ地点から県道179峠、MTB&徒歩) 帰路18.9㎞、標高差905m、速度5.6㎞/h、270m/h(県道179峠から460m峰往復、徒歩) 往復839m、標高差57m、速度2.1㎞/h
峠(県道179)と460m峰
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土曜は雨だが日曜は晴れる、という天気予報なので、菜の花フェスティバルと吹越烏帽子岳の縦走にトライ。MTBを積み込み、道の駅よこはまに泊まる。前回、吹越烏帽子岳に登ったのは2004年だから、14年前。そのとき頂上から北に見えていた縦走路を歩き、県道179の峠を目指す。14年前は登山口に縦走路の案内もあった。その縦走終了地点の県道179の峠に車を置き、MTBで国道を下って吹越烏帽子の登山口に向かい、縦走するというプラン。登山約8㎞、MTB約20㎞、合計約28kmの、MTBを最大限に使う周回ルート。
3時すぎに起きてホットレモンを沸かし、4時に出るころにはもう明るい。道の駅からはもう出る車もいる。山菜かな。県道179を東に向かうと「5月25日まで冬季閉鎖」の掲示があって少し不安になるが、車道は通じていた。峠まであと2㎞くらいのところで砂利道の九十九折の登りになり、ゆっくり登る。峠に着くと、縦走路の登山口表示はなかったが、それらしい切り分け道がある。よし、道は大丈夫そうだ、と思い、MTBを出して坂を下る。雨は止んで快晴の予感だが、ヤブは濡れているだろう。ソックスの上にコンビニ袋をかぶせて登山靴を履く。
急な砂利道はスピードを出せないのでMTBで下るのは難しい。舗装路まで下り、ほっとする。国道まで7㎞のうち砂利道は2㎞くらいだが、半分近くあった印象。県道179の舗装路を西に下る途中、菜の花畑に寄って写真を撮る。すごく大きな黄色い花。その黄色い花が野球場より一回り広いくらいの面積に見渡す限りに咲いていて、そこはもうすっかり菜の花の黄色い世界。青空が広がり、南西方向に八甲田が残雪を輝かせている。ここから見る八甲田は、高田大岳の大きなピラミッドと赤倉岳の巨大な爆裂斜面が目立っていて、その間に見える大岳はすこし後にひっこんでいる。
車の往来が多いR279にはほぼ全長に舗装歩道があるが、雑草が生えていて走れるところは狭く、飛ばせない。ほぼ平坦。百目木の十字路は何の表示もない小さな脇道だが、軽自動車が何台も入っていった。畑か山菜だろう。GPSで確認してその道に入る。R279から東に向かうと、菜の花の黄色の向こうに烏帽子岳。舗装路が途中で砂利道の登りになったところでMTBを降り、押して歩く。道はひどく荒れてきて、歩けないほど水が流れている箇所をMTBに乗って通過した先で、林の中にMTBをデポ。ところが、そのすぐ先で整備された林道に遭遇。GPSにも地理院地図にも記載は無い。だが、その整備された道にも水があふれていて、たどり着いた吹越烏帽子岳の登山口の前はほぼ全面水たまりになっていた。浅い所を選んで渡る。コンビニ袋で水は防げているはずだが、汗で足は湿っている。
登山道脇にはスミレがたくさん咲いていた。淡い青がこぼれているようなやわらかい色の花。小さなマイヅルソウはボケてしまい、いつもうまく写せない。大きな緑の葉の上に、はじけたような白い火花。林を抜けると、ようやく行く手に烏帽子岳が見えてくる。前回は満開だったツツジは頂上付近に少し。ほとんどはまだツボミ。日向には、ハルジオンの白く細い花びらの黄色い丸い顔。雨でちょっと汚れている。最後の急坂をスティックなしでどんどん登ると視界が広がり、陸奥湾と太平洋、横浜町の黄色い菜の花畑、残雪の八甲田がすばらしい。
たどりついた頂上は前回と変わらないように見えた。三角点に祠に頂上標識。少し休み、パンを食べ、さて縦走路に向けて出発・・・と思ったが、頂上の北端に道はない。GPSルートは頂上標識のところからやや北西にトラバースしていくルートが示されていたが、そこには道は見当たらない。頂上北端の少し西手前にかすかな踏み跡があったが、少し下ると灌木ヤブに埋まる。この後、頂上の北と西を何度かいったりきたりしてヤブ斜面に下り、縦走路を探したが、歩けそうな踏み跡は見つからず、諦める。頂上の北に続く稜線には、前回は確かに踏み跡が続いているのを見た覚えがあるが、今回は見当たらない。530m峰頂上に微かに見える程度。14年の間に失われてしまったのだろう。残念。
登っているときに会った登山者は一人。頂上ですったもんだしているときは誰も来ず。ところが、頂上から下って林に入ると、何人もの人たちが登ってくるのに出会う。団体さんも一組。やっぱり吹越烏帽子岳は人気の山なのだ。下山のときに見た黄色い花はヘビイチゴ。朝、登っているときは見た覚えがないので、日が射してから花が開いたのだろう。清楚な感じの薄い花びら。登山口には、大きな水たまりを避けて何台もの車が駐車していた。
MTBを回収して砂利道を戻る。諦めて戻ると、MTBで駐車地点まで行くことになるが、あの県道をMTBでは登れまい。やっぱりMTBを県道に置いて、車で吹越烏帽子登山口に来るんだった。水の流れている箇所はMTBに乗って突破。下りになったところで舗装路の方に下り、舗装路に出てからは楽になる。R279の一つ手前に南北に並行して走る農道があり、そこを走る。車はときどき来る程度なので、走りやすい。菜の花と釜臥山。道の駅横浜は菜の花フェスティバルで満車の盛況で、奥に臨時駐車場が設定されていた。道の駅にMTBをデポし、歩く。あと7㎞。2時間かな。
7kmは長く、MTBをこぎ、吹越烏帽子岳まで往復していた疲れで肩と腰が痛い。半分くらいのところの板の上で古いクッキーを食べ、残り2.5㎞あたりの草むらの上で横になる。だが、この県道179沿いにはたくさん花が咲いていた。烏帽子岳のよりちょっと大きく見えるスミレ、白いスミレ、丸く葉のついたクルマバソウの白い花、黄色い花の並んだキケマン。そして、スティックを出し、力強く歩行再開。スティックがあると、肩の痛みはなくなり、歩行がはかどる。いつもの朝の調子で坂を登り、・・・長かった・・・そして峠を少し越えた先に車が見える。
車の中にザックを投げ入れ、峠のすぐ上にある460m峰に向かう。広い刈り払い道はすぐに途切れ、右上に登る狭い刈り払い道を登る。上に観測アンテナが立っており、巡回路なのだろう。深い笹原なので切り分けがないとかなり苦労するだろう。高度が上がると風が強くなり、歩きにくい。道端にスミレがたくさん咲いていて、踏まないように歩くのにちょっと苦労。刈り払い道は460m峰のピークを外して下りにかかり、まだ続いていたが、そこで引返し、460m峰頂上に向かう踏み跡を登る。460m峰頂上には観測アンテナがあり、そこから太平洋と集落と小さく船が見えた。南には稜線がうねっているが、吹越烏帽子岳は530m峰にさえぎられて見えていない。稜線の刈り払い道がどこまで続いているのか、いつか確かめてみたい。
車に戻り、靴と靴下は替えたが、服はそのままで道の駅に向かう。臨時駐車場に停め、盛況の道の駅でホタテ焼き250円を食べ、店でヤマウド、ゴボウと菜の花漬けを購入。MTBを回収して臨時駐車場に戻り、温泉に向かったが、フェスティバル本会場のことをすっかり忘れていた。縦走は逃したが、菜の花畑の黄色の世界を巡り、花やMTBなど盛りだくさんの一日だった。満腹。
道の駅よこはま
土曜は雨だが日曜は晴れる、という天気予報なので、菜の花フェスティバルと吹越烏帽子岳の縦走にトライ。MTBを積み込み、道の駅よこはまに泊まる。前回、吹越烏帽子岳に登ったのは2004年だから、14年前。そのとき頂上から北に見えていた縦走路を歩き、県道179の峠を目指す。14年前は登山口に縦走路の案内もあった。その縦走終了地点の県道179の峠に車を置き、MTBで国道を下って吹越烏帽子の登山口に向かい、縦走するというプラン。登山約8㎞、MTB約20㎞、合計約28kmの、MTBを最大限に使う周回ルート。
朝の山並み
朝の峠(県道179)
3時すぎに起きてホットレモンを沸かし、4時に出るころにはもう明るい。道の駅からはもう出る車もいる。山菜かな。県道179を東に向かうと「5月25日まで冬季閉鎖」の掲示があって少し不安になるが、車道は通じていた。峠まであと2㎞くらいのところで砂利道の九十九折の登りになり、ゆっくり登る。峠に着くと、縦走路の登山口表示はなかったが、それらしい切り分け道がある。よし、道は大丈夫そうだ、と思い、MTBを出して坂を下る。雨は止んで快晴の予感だが、ヤブは濡れているだろう。ソックスの上にコンビニ袋をかぶせて登山靴を履く。
菜の花畑
菜の花畑
急な砂利道はスピードを出せないのでMTBで下るのは難しい。舗装路まで下り、ほっとする。国道まで7㎞のうち砂利道は2㎞くらいだが、半分近くあった印象。県道179の舗装路を西に下る途中、菜の花畑に寄って写真を撮る。すごく大きな黄色い花。その黄色い花が野球場より一回り広いくらいの面積に見渡す限りに咲いていて、そこはもうすっかり菜の花の黄色い世界。青空が広がり、南西方向に八甲田が残雪を輝かせている。ここから見る八甲田は、高田大岳の大きなピラミッドと赤倉岳の巨大な爆裂斜面が目立っていて、その間に見える大岳はすこし後にひっこんでいる。
菜の花
菜の花
菜の花
R279沿いの菜の花
八甲田連峰: 黒森、乗鞍岳、雛岳、高田大岳、小岳、大岳、赤倉岳 野辺地・烏帽子岳
春の太陽
車の往来が多いR279にはほぼ全長に舗装歩道があるが、雑草が生えていて走れるところは狭く、飛ばせない。ほぼ平坦。百目木の十字路は何の表示もない小さな脇道だが、軽自動車が何台も入っていった。畑か山菜だろう。GPSで確認してその道に入る。R279から東に向かうと、菜の花の黄色の向こうに烏帽子岳。舗装路が途中で砂利道の登りになったところでMTBを降り、押して歩く。道はひどく荒れてきて、歩けないほど水が流れている箇所をMTBに乗って通過した先で、林の中にMTBをデポ。ところが、そのすぐ先で整備された林道に遭遇。GPSにも地理院地図にも記載は無い。だが、その整備された道にも水があふれていて、たどり着いた吹越烏帽子岳の登山口の前はほぼ全面水たまりになっていた。浅い所を選んで渡る。コンビニ袋で水は防げているはずだが、汗で足は湿っている。
吹越烏帽子岳と菜の花
菜の花の黄色の向こうに烏帽子岳。
菜の花と吹越烏帽子岳
水浸しの林道
登山口標示
登山道脇にはスミレがたくさん咲いていた。淡い青がこぼれているようなやわらかい色の花。小さなマイヅルソウはボケてしまい、いつもうまく写せない。大きな緑の葉の上に、はじけたような白い火花。林を抜けると、ようやく行く手に烏帽子岳が見えてくる。前回は満開だったツツジは頂上付近に少し。ほとんどはまだツボミ。日向には、ハルジオンの白く細い花びらの黄色い丸い顔。雨でちょっと汚れている。最後の急坂をスティックなしでどんどん登ると視界が広がり、陸奥湾と太平洋、横浜町の黄色い菜の花畑、残雪の八甲田がすばらしい。
スミレ
登山道脇にはスミレがたくさん咲いていた。淡い青がこぼれているようなやわらかい色の花。
白い花(スダヤクシュ?)
マイヅルソウ
マイヅルソウ
小さなマイヅルソウはボケてしまい、いつもうまく写せない。大きな緑の葉の上に、はじけたような白い火花。
シロバナエンレイソウ
タチツボスミレ?
ブナの道
ツツジ
前回は満開だったツツジは頂上付近に少し。ほとんどはまだツボミ。
ツツジのツボミ
吹越烏帽子岳
林を抜けると、ようやく行く手に烏帽子岳が見えてくる。
八ルジオン
日向には、ハルジオンの白く細い花びらの黄色い丸い顔。雨でちょっと汚れている。
吹越烏帽子岳頂上
たどりついた頂上は前回と変わらないように見えた。三角点に祠に頂上標識。少し休み、パンを食べ、さて縦走路に向けて出発・・・と思ったが、頂上の北端に道はない。GPSルートは頂上標識のところからやや北西にトラバースしていくルートが示されていたが、そこには道は見当たらない。頂上北端の少し西手前にかすかな踏み跡があったが、少し下ると灌木ヤブに埋まる。この後、頂上の北と西を何度かいったりきたりしてヤブ斜面に下り、縦走路を探したが、歩けそうな踏み跡は見つからず、諦める。頂上の北に続く稜線には、前回は確かに踏み跡が続いているのを見た覚えがあるが、今回は見当たらない。530m峰頂上に微かに見える程度。14年の間に失われてしまったのだろう。残念。
祠と三角点
釜臥山
吹越烏帽子頂上から北の情景: 陸奥湾、横浜町、釜臥山、530m峰、518m峰、御宿山498m、515m峰、太平洋、469m峰
530m峰・・・・・・・・・縦走路の最高峰
横浜町と菜の花畑
菜の花畑
頂上北端から縦走路方面
ヤブの中のツツジ
シラネアオイ
八甲田連峰
登っているときに会った登山者は一人。頂上ですったもんだしているときは誰も来ず。ところが、頂上から下って林に入ると、何人もの人たちが登ってくるのに出会う。団体さんも一組。やっぱり吹越烏帽子岳は人気の山なのだ。下山のときに見た黄色い花はミツバツグリ。朝、登っているときは見た覚えがないので、日が射してから花が開いたのだろう。清楚な感じの薄い花びら。登山口には、大きな水たまりを避けて何台もの車が駐車していた。
吹越烏帽子岳頂上から南の景観: 469m峰、太平洋、石油備蓄基地、八甲田連峰、陸奥湾
ヘビイチゴ
下山のときに見た黄色い花はヘビイチゴ。朝、登っているときは見た覚えがないので、日が射してから花が開いたのだろう。清楚な感じの薄い花びら。
キイチゴの花
ヒバの道
ヘビイチゴ
吹越烏帽子岳
吹越烏帽子岳
菜の花畑
菜の花畑と釜臥山
MTBを回収して砂利道を戻る。諦めて戻ると、MTBで駐車地点まで行くことになるが、あの県道をMTBでは登れまい。やっぱりMTBを県道に置いて、車で吹越烏帽子登山口に来るんだった。水の流れている箇所はMTBに乗って突破。下りになったところで舗装路の方に下り、舗装路に出てからは楽になる。R279の一つ手前に南北に並行して走る農道があり、そこを走る。車はときどき来る程度なので、走りやすい。菜の花と釜臥山。道の駅横浜は菜の花フェスティバルで満車の盛況で、奥に臨時駐車場が設定されていた。道の駅にMTBをデポし、歩く。あと7㎞。2時間かな。
小さな風車と菜の花畑
クルマバソウ
7kmは長く、MTBをこぎ、吹越烏帽子岳まで往復していた疲れで肩と腰が痛い。半分くらいのところの板の上で古いクッキーを食べ、残り2.5㎞あたりの草むらの上で横になる。だが、この県道179沿いにはたくさん花が咲いていた。烏帽子岳のよりちょっと大きく見えるスミレ、白いスミレ、丸く葉のついたクルマバソウの白い花、黄色い花の並んだキケマン。そして、スティックを出し、力強く歩行再開。スティックがあると、肩の痛みはなくなり、歩行がはかどる。いつもの朝の調子で坂を登り、・・・長かった・・・そして峠を少し越えた先に車が見える。
スミレ
キケマン
キイチゴの花
白いスミレ
昼の峠(県道179、標高417m)
車の中にザックを投げ入れ、峠のすぐ上にある460m峰に向かう。広い刈り払い道はすぐに途切れ、右上に登る狭い刈り払い道を登る。上に観測アンテナが立っており、巡回路なのだろう。深い笹原なので切り分けがないとかなり苦労するだろう。高度が上がると風が強くなり、歩きにくい。道端にスミレがたくさん咲いていて、踏まないように歩くのにちょっと苦労。刈り払い道は460m峰のピークを外して下りにかかり、まだ続いていたが、そこで引返し、460m峰頂上に向かう踏み跡を登る。460m峰頂上には観測アンテナがあり、そこから太平洋と集落と小さく船が見えた。南には稜線がうねっているが、吹越烏帽子岳は530m峰にさえぎられて見えていない。稜線の刈り払い道がどこまで続いているのか、いつか確かめてみたい。
太平洋と海岸(泊地区付近)
460m峰からの景観: 460m峰頂上アンテナ、490m峰? 518m峰、530m峰、528m峰、八郎烏帽子、釜臥山
460m峰・頂上アンテナ
530m峰
菜の花プラザ標示
車に戻り、靴と靴下は替えたが、服はそのままで道の駅に向かう。臨時駐車場に停め、盛況の道の駅でホタテ焼き250円を食べ、店でヤマウド、ゴボウと菜の花漬けを購入。MTBを回収して臨時駐車場に戻り、温泉に向かったが、フェスティバル本会場のことをすっかり忘れていた。縦走は逃したが、菜の花畑の黄色の世界を巡り、花やMTBなど盛りだくさんの一日だった。満腹。
問合せ・コメント等、メール宛先: kawabe.goro@meizan-hitoritabi.com