岩手県 田代山945m、駒木立987m、三方沢山890m、三曲山800m 2017年7月9日
駒形山712m 2017年7月8日
(田代山)岩手の山150
236
ゆるゆると、陽炎の立つ車道から
林の中の道を登って稜線に出ると
涼しい風が吹いてくる
白い花が風に揺れ、古ぼけた地蔵尊が佇む
私は汗をぬぐい、雲に霞む遠い景色を見つめる
ふと下を見ると
花の間を小さな蝶が舞っている
(夏山散策)
☼☼☼☼☼
日差しの縦走路を歩くと、道沿いに黄色いニガナがたくさん。ウツボグサの小群落。ダイコンソウにヘビイチゴ。そしてオダマキやホタルブクロも咲いていた。花の縦走路。縦走路から見る田代平と七時雨山は見事。七時雨カルデラと言うらしい。
縦走路の先に見える一番高いピークが田代山だろうと思っていたら、その前に田代山の頂上に到着。三等三角点に頂上標識。小さな広場になっていて眺めも良かったが、暑いのですぐ先に進む。パラグライダー場と思われる草原斜面があり、はるか下には白い袋がたくさん並べられた牧場。縦走路の最高地点の駒木立への登りでは、ウスユキソウが咲いていた。
駒木立からの荒れた下山路は途中で分かりにくくなり、ヤブの急傾斜を下るが、ツタにからまれて悪戦苦闘。車道まで400mくらいなのだが牛歩の歩みで、ヤブの中で3回ほど休憩。ようやく薄ヤブの向こうの牧場が近くなり、ヤブを抜けて牧場に入る。
炎天の車道を我慢して歩き、七時雨山登山口の大きな駐車場を過ぎる。大きなバスが駐車していたが、そのバスはその後、田代山Pまでやってきた。田代山Pまでもう少しのところに、「北上川最北の湧水地」という場所があり、そこに寄って水を飲む。ほっと一息。
なんとも苦労した山旅だったが、北岩手の花の縦走路は素晴らしかった。
分からなかった4つの白い花は・カワラマツバ?・ニリンソウ(オオヤマフスマ)?・イボタノキ?・オランダガラシ(タネツケバナ)?だろうか
TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT
(D1:駒形山)
田代平高原駐車場から途中、三角点のある駒形山に登る。古い石板と祠。それから田代山を目指す。田代平高原の駐車場から歩くと黄色いダイコンソウやヤマアジサイ。背後には七時雨山。地図にはスキー場リフトが記されているが、現地には何もなし。リフト起点の三角点に行ってみようとルートの左側に気を取られ、右側にあった縦走路入口を見逃していた。三角点412.4mを目指すと、道の左に切り分けがあり、その先に「駒形山」の石標と四等三角点があった。石標には「田代駒形霊神」とある。
三角点分岐の手前にあった縦走路入口を見逃し、ヤブ斜面を登ってしまう。P2・三曲山800mまでは400m程度だったが、ヤブは険しく、夏の日差しはきつく、P2まであと20mくらいのところで引き返す。特に、白い花がきれいなノイバラ?の棘には完敗。中央突破は難しく、白い花を見ると迂回した。ヤブ道から登山道に戻り、すぐ下で縦走路入口を発見。こんなところにあったのか。
縦走路は尾根の少し南側をトラバースして続いており、全く歩きやすい。P2頂上近くまで登り、引き返す。たいへんなくたびれもうけ。
(D2:田代山)
前日に登れなかった田代山に向かう。前日と同じ東口から登る。林を抜けると日差しがきついので、その手前で最初の休憩。日差しの縦走路を歩くと、道沿いに黄色いニガナがたくさん。ウツボグサの小群落。ダイコンソウにヘビイチゴ。そしてオダマキやホタルブクロも咲いていた。花の縦走路。七時雨山もこんなに花があるのだろうか。
P2頂上をトラバースするあたりで軍手をはめ、ヤブ斜面に入る。前日に20mまで迫った頂上に行っておきたいからだが、頂上直前で登山道に出た。トラバース路から切り分け道がつくられていて、頂上標識もあった。前日、あと20mがんばっていれば、ここに到達できていただろう。白い大きなホタルブクロ。コルに下り、田代山方面に登り返す。途中の木陰で二度目の休憩。田代山への途中のコブがP3で、ここにも頂上標識あり。
縦走路から見る田代平と七時雨山は見事。七時雨カルデラと言うらしい。縦走路の先に見える一番高いピークが田代山だろうと思っていたら、その前に田代山の頂上に到着。三等三角点に頂上標識。小さな広場になっていて眺めも良かったが、暑いのですぐ先に進む。
パラグライダー場と思われる芝斜面があり、はるか下には白い袋がたくさん並べられた牧場。いったん下りとなり、縦走路の最高地点の駒木立への登り。この登りはきつく、休みながらの登りとなるが、ウスユキソウが咲いていた。
駒木立からはもう下るだけで、車道の炎天下の歩きを心配していたが、それどころではなかった。荒れた下山路は途中で分かりにくくなり、ロスト。かなりの急傾斜なので、多少のヤブは問題なかろうと思ったのは大変な間違いで、ツタにからまれて下れない。強引には進めないので、辛抱してツタをくぐったり踏みつけたりして進むが、時間がかかる。
車道まで400mくらいなのだが、悪戦苦闘の末にGPSを見るとまだ数十mしか進んでいない。ヤブの中で3回ほど休憩。ポカリは2本のうち1本しか残っておらず、やや心配。飲み干さないように少しづつ飲む。ヤブの中にキイチゴの実。
見えていた建物は車道の向こう側にあり、無人の牧場を下って車道に出る。炎天の車道を我慢して歩き、七時雨山登山口の大きな駐車場を過ぎる。大きなバスが駐車していたが、そのバスはその後、田代山Pまでやってきた。車道脇のノイバラ。遠目に見ている分にはよいが、下手に近寄るとトゲがある。
田代平Pまでもう少しのところに、北上川源流という場所があり、そこに寄って水を飲む。ほっと一息。のんびりしている間に大型バスが駐車場にやってきていた。たぶん七時雨山から戻ってくる人たちを待っているのだろう。バスの二人にやや気遣いながらゆっくり着替え、駐車場を出る。
なんとも苦労した。往路を戻っていればだいぶ早かっただろう。だが、北岩手の花の縦走路は素晴らしかった。
D1:駒形山
ダイコンソウ
田代平高原の駐車場から歩くと黄色いダイコンソウやヤマアジサイ。背後には七時雨山。
七時雨山
ヤマアジサイ
地図にはスキー場リフトが記されているが、現地には何もなし。リフト起点の三角点に行ってみようとルートの左側に気を取られ、右側にあった縦走路入口を見逃していた。
駒形山頂上
三角点412.4mを目指すと、道の左に切り分けがあり、その先に「駒形山」の石標と四等三角点があった。石標には「田代駒形霊神」とある
ノイバラ?
三角点分岐の手前にあった縦走路入口を見逃し、ヤブ斜面を登ってしまう。
P2・三曲山800mまでは400m程度だったが、ヤブは険しく、夏の日差しはきつく、P2まであと20mくらいのところで引き返す。特に、白い花がきれいなノイバラ?の棘には完敗。中央突破は難しく、白い花を見ると迂回した。
ノイバラの棘
ヒメウツギ
ヤブ道から登山道に戻り、すぐ下で縦走路入口を発見。こんなところにあったのか。
縦走路は尾根の少し南側をトラバースして続いており、全く歩きやすい。P2頂上近くまで登り、引き返す。たいへんなくたびれもうけ。
夕暮れの岩手山
夕暮れの姫神山
岩手山と夕焼け
D2:田代山縦走
朝の岩手山
前日に登れなかった田代山に向かう。前日と同じ東口から登る。
ウツボグサ
林を抜けると日差しがきついので、その手前で最初の休憩。日差しの縦走路を歩くと、道沿いに黄色いニガナがたくさん。ウツボグサの小群落。ダイコンソウにヘビイチゴ。そしてオダマキやホタルブクロも咲いていた。花の縦走路。七時雨山もこんなに花があるのだろうか。
ニガナ
白い花(カワラマツバ?)
三曲山頂上
P2頂上をトラバースするあたりで軍手をはめ、ヤブ斜面に入る。前日に20mまで迫った頂上に行っておきたいからだが、頂上直前で登山道に出た。トラバース路から切り分け道がつくられていて、頂上標識もあった。前日、あと20mがんばっていれば、ここに到達できていただろう。白い大きなホタルブクロ。
ホタルブクロ
ホタルブクロ
P3・三方沢山
コルに下り、田代山方面に登り返す。途中の木陰で二度目の休憩。田代山への途中のコブがP3で、ここにも頂上標識あり。
縦走路から見る田代平と七時雨山は見事。七時雨カルデラと言うらしい。
田代山と七時雨山と七時雨カルデラ
P3・三方沢山頂上
ヘビイチゴ
アザミ
田代山
黄色い花(ミヤコグサ)
オダマキ
ダイコンソウ
白い花(ニリンソウ?オオヤマフスマ?)
ニガナの群落
白い花(イボタノキ?)
田代山頂上
縦走路の先に見える一番高いピークが田代山だろうと思っていたら、その前に田代山の頂上に到着。三等三角点に頂上標識。小さな広場になっていて眺めも良かったが、暑いのですぐ先に進む。
七時雨山
駒木立とパラグライダー場
パラグライダー場と思われる芝斜面があり、はるか下には白い袋がたくさん並べられた牧場。
オダマキの小群落
ウツボグサの群落
ヘビイチゴ
田代山
いったん下りとなり、縦走路の最高地点の駒木立への登り。この登りはきつく、休みながらの登りとなるが、ウスユキソウが咲いていた。
ウスユキソウ
七時雨カルデラ、七時雨山、田代山
駒木立頂上
主三角点
ウスユキソウの群落
キイチゴの実
駒木立からはもう下るだけで、車道の炎天下の歩きを心配していたが、それどころではなかった。荒れた下山路は途中で分かりにくくなり、ロスト。かなりの急傾斜なので、多少のヤブは問題なかろうと思ったのは大変な間違いで、ツタにからまれて下れない。強引には進めないので、辛抱してツタをくぐったり踏みつけたりして進むが、時間がかかる。
車道まで400mくらいなのだが、悪戦苦闘の末にGPSを見るとまだ数十mしか進んでいない。ヤブの中で3回ほど休憩。ポカリは2本のうち1本しか残っておらず、やや心配。飲み干さないように少しづつ飲む。ヤブの中にキイチゴの実。
牧場と白い袋
すぐ下に見えていた牧場は遠かったが、ようやく薄ヤブの向こうの牧場が近くなり、ヤブを抜けて牧場に入る。
車道
見えていた建物は車道の向こう側にあり、無人の牧場を下って車道に出る。炎天の車道を我慢して歩き、七時雨山登山口の大きな駐車場を過ぎる。大きなバスが駐車していたが、そのバスはその後、田代山Pまでやってきた。
七時雨山の大きな駐車場
ノイバラ
車道脇のノイバラ。遠目に見ている分にはよいが、下手に近寄るとトゲがある
ヤマアジサイ
北上川最北の湧水地
田代平Pまでもう少しのところに、北上川源流という場所があり、そこに寄って水を飲む。ほっと一息。
のんびりしている間に大型バスが駐車場にやってきていた。たぶん七時雨山から戻ってくる人たちを待っているのだろう。バスの二人にやや気遣いながらゆっくり着替え、駐車場を出る。
なんとも苦労した。往路を戻っていればだいぶ早かっただろう。だが、北岩手の花の縦走路は素晴らしかった
白い花2(オランダガラシ?タネツケバナ?)
アカツメクサ
七時雨鉱泉のペチュニア?
二日間ともここに立ち寄る。田代平の南東。