花瓶山(はながめ) ヒガンバナの里

栃木県  花瓶山692m、向山548m  2018年9月22日

(花瓶山)栃木百名山

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日差しがちょっと優しくなって

ひんやりした風も吹いて

見上げると秋の空

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道や畑のそこかしこに赤いヒガンバナが咲いている。葉がなく、真っ赤なリボンのような花だけの不思議な花。けれども、この真っ赤な大きな花は、見る者をどうしようもなく惹きつける美しさをもっている。

ゲート前に駐車して林道を歩くと、白いヨメナに赤いツリフネ。ツリフネはややくたびれているが、しばらく歩くと黄色いツリフネ。その他にもキケマンやキバナアキギリ、ツユクサにミゾソバ。楽しい花見の林道歩き。

花瓶山の頂上にあったのは図根三角点と簡素な頂上標識。長い林道を歩き、深い林の奥にある頂上の趣。

林道を戻っていると日も差してきたので、ゲートから向山に登る。なあに、たいしたことはあるまい、と思ったのだが、違っていた。尾根に上がるまでの急登、もう着いたかと思った先の急坂がこたえた。疲労困憊で林の中の頂上。もしかしたら花瓶山が見えるかも、という願いもかなわず。だが、向山では天高く育っている杉林を見ることができた。

すっかり広がった青空に花瓶山が見えないか背後を振り返り、二度ほど車を降りてデジカメを構えたが、見えていたのはたぶん向山。だが、その姿は手前に広がる田園風景と実のよくマッチしていた。その奥の花瓶山もまた、同じように美しい姿なのだろう。

 すっかり広がった青空に花瓶山が見えないか背後を振り返り、二度ほど車を降りてデジカメを構えたが、見えていたのはたぶん向山。だが、その姿は手前に広がる田園風景と実のよくマッチしていた。その奥の花瓶山もまた、同じように美しい姿なのだろう。
 道や畑のそこかしこに赤いヒガンバナが咲いている。葉がなく、真っ赤なリボンのような花だけの不思議な花。
 しばらく歩くと黄色いツリフネ。
 向山では天高く育っている杉林を見ることができた。
11:09 ゲート前発(林道コース)(標高360m)11:53 花瓶山登山口12:18 尾根分岐12:26 北尾根引返し12:37 尾根分岐12:40 花瓶山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り1時間40分12:43 花瓶山発12:47 尾根分岐13:03 花瓶山登山口13:55 ゲート前・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花瓶山往復2時間55分14:25 向山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り30分14:32 向山発14:53 ゲート前・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・向山往復58分         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・合計3時間53分
往復10.7㎞、標高差1,020m

HHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH

9月の二つ目の連休も全国的に雨模様。また台風が来ていて、秋雨前線がかかっている。だが、なぜか北関東のみが曇時々晴。そこで栃木に行くことにする。気象庁のサイトを見ると、ほぼ全国が雨雲に覆われているが、北関東のみ雨雲がない。つまり雨は降っていないはず。疑心暗鬼で南に下る。福島に入るあたりでいったん止んだ雨は安達太良SAではまた降っていたが、那須インターを降りるころには完全に止む。雲間に青空さえ見える。天気予報は正しかった。

花瓶山へは林道の奥から登るルートと、尾根を延々とたどるルートがネットに載っていたが、この天気なので、林道の奥の登山口から登るべきだろう。ところが、ずいぶん手前に「花瓶山駐車場」というのがあり、トイレもある。トイレに行きたかったのでそこに停め、自費で備えたというそのトイレに百円を入れる。駐車場から歩き出そうとすると、車で男性がやってきて話しかけてくる。「この天気なのに物好きだな。どこから来たんだ」と聞かれたが、山菜とりと疑われたのか。「山登りです」と言って歩く。道や畑のそこかしこに赤いヒガンバナが咲いている。葉がなく、真っ赤なリボンのような花だけの不思議な花。花の時期が終わった後で細い葉がでるらしいが、染色体が3倍体で無性生殖しかできないらしい。けれども、この真っ赤な大きな花は、見る者をどうしようもなく惹きつける美しさをもっている。少し歩いたところでGPSを見ると登山口はずいぶん先だ。林道は十分車で走れそうなので、駐車場に戻り、車で林道を走る。

2㎞弱進んだところにゲートがあり、そこに尾根ルート入口があった。丁寧な案内標識があるが、雨で草木が濡れており、尾根の上が荒れているとやっかいなので、ゲート前に駐車して林道を歩くと、白いヨメナに赤いツリフネ。ツリフネはややくたびれているが、しばらく歩くと黄色いツリフネ。その他にもキケマンやキバナアキギリ、ツユクサにミゾソバ。楽しい花見の林道歩き。林道を3km弱歩き、右への作業道を少し入ると、花瓶山登山口。ヒザ上くらいの草がびっしり生えていてズボンが濡れるので。レインウェアの下をはく。尾根に上がると分岐標示があり、右が山頂、左に次郎ブナ・太郎ブナとあるので、左に北尾根を辿ってみる。だが、行けども行けども次郎ブナ・太郎ブナはない。最初は尾根の西側が植林、東側がブナだったが、両側とも植林になってきた。500メートルくらいのところで諦めて引返したが、もっと先にあったのだろうか。(それとも途中で見たブナのどれかだったのか。)

花瓶山の頂上にあったのは図根三角点と簡素な頂上標識。長い林道を歩き、深い林の奥にある頂上の趣。地面が濡れているので腰は下ろさず、ペットボトルを半分飲んで帰途につく。頂上から南に、尾根コースがあったが、やはり止めておく。パンの代わりにナッツを袋の半分食べながら下る。スティックをザックに入れていたが、使わず。林道を戻っていると日も差してきたので、ゲートから向山に登る。なあに、たいしたことはあるまい、と思ったのだが、違っていた。花瓶山は林道から標高差170mに対し、向山は標高差190mだから大差はないはずだが、尾根に上がるまでの急登、もう着いたかと思った先の急坂がこたえた。疲労困憊で林の中の頂上。もしかしたら花瓶山が見えるかも、という願いもかなわず。だが、向山では天高く育っている杉林を見ることができた。ペットボトルの残り半分を飲み干して下る。尾根の先に続く縦走路は歩きやすそうに見えた。最初からあっちに行くんだった。

関東は暑いかもしれないので半袖・短パンももってきていた。こんなもの不要だと直前には思っていたが、この日は暑く、迷わず半袖・短パンを着る。もってきて良かった。ゲートから車を出した後、すっかり広がった青空に花瓶山が見えないか背後を振り返り、二度ほど車を降りてデジカメを構えたが、見えていたのはたぶん向山。だが、その姿は手前に広がる田園風景と実のよくマッチしていた。その奥の花瓶山もまた、同じように美しい姿なのだろう。

気象庁天気図・・・・・本日は全国的に雨だが、北関東は降っていない

9月の二つ目の連休も全国的に雨模様。また台風が来ていて、秋雨前線がかかっている。だが、なぜか北関東のみが曇時々晴。そこで栃木に行くことにする。気象庁のサイトを見ると、ほぼ全国が雨雲に覆われているが、北関東のみ雨雲がない。つまり雨は降っていないはず。疑心暗鬼で南に下る。福島に入るあたりでいったん止んだ雨は安達太良SAではまた降っていたが、那須インターを降りるころには完全に止む。雲間に青空さえ見える。天気予報は正しかった。

気象庁天気図・・・・・翌日は全国的に晴れ

県道13の道標

ヒガンバナ

ヒガンバナ

ヒガンバナ

ゲートと向山登山口表示

花瓶山へは林道の奥から登るルートと、尾根を延々とたどるルートがネットに載っていたが、この天気なので、林道の奥の登山口から登るべきだろう。ところが、ずいぶん手前に「花瓶山駐車場」というのがあり、トイレもある。トイレに行きたかったのでそこに停め、自費で備えたというそのトイレに百円を入れる。駐車場から歩き出そうとすると、車で男性がやってきて話しかけてくる。「この天気なのに物好きだな。どこから来たんだ」と聞かれたが、山菜とりと疑われたのか。「山登りです」と言って歩く。

ゲート

道や畑のそこかしこに赤いヒガンバナが咲いている。葉がなく、真っ赤なリボンのような花だけの不思議な花。花の時期が終わった後で細い葉がでるらしいが、染色体が3倍体で無性生殖しかできないらしい。けれども、この真っ赤な大きな花は、見る者をどうしようもなく惹きつける美しさをもっている。少し歩いたところでGPSを見ると登山口はずいぶん先だ。林道は十分車で走れそうなので、駐車場に戻り、車で林道を走る。

ヨメナ

2㎞弱進んだところにゲートがあり、そこに尾根ルート入口があった。丁寧な案内標識があるが、雨で草木が濡れており、尾根の上が荒れているとやっかいなので、ゲート前に駐車して林道を歩くと、白いヨメナに赤いツリフネ。ツリフネはややくたびれているが、しばらく歩くと黄色いツリフネ。その他にもキケマンやキバナアキギリ、ツユクサにミゾソバ。楽しい花見の林道歩き。林道を3km弱歩き、右への作業道を少し入ると、花瓶山登山口。

ヨメナ

ヒザ上くらいの草がびっしり生えていてズボンが濡れるので。レインウェアの下をはく。尾根に上がると分岐標示があり、右が山頂、左に次郎ブナ・太郎ブナとあるので、左に北尾根を辿ってみる。だが、行けども行けども次郎ブナ・太郎ブナはない。最初は尾根の西側が植林、東側がブナだったが、両側とも植林になってきた。500メートルくらいのところで諦めて引返したが、もっと先にあったのだろうか。(それとも途中で見たブナのどれかだったのか。)

ツリフネ

ツリフネ

キケマン

キバナアキギリ

ツユクサ

ミゾソバ

白いミゾソバ

キツリフネ

キツリフネ

林道の道標

花瓶山・南峰?

花瓶山・登山道入口

尾根分岐標識

次郎ブナ・太郎ブナの道標

ブナと杉

花瓶山頂上

花瓶山の頂上にあったのは図根三角点と簡素な頂上標識。長い林道を歩き、深い林の奥にある頂上の趣。地面が濡れているので腰は下ろさず、ペットボトルを半分飲んで帰途につく。頂上から南に、尾根コースがあったが、やはり止めておく。パンの代わりにナッツを袋の半分食べながら下る。スティックをザックに入れていたが、使わず。林道を戻っていると日も差してきたので、ゲートから向山に登る。なあに、たいしたことはあるまい、と思ったのだが、違っていた。

図根三角点

花瓶山は林道から標高差170mに対し、向山は標高差190mだから大差はないはずだが、尾根に上がるまでの急登、もう着いたかと思った先の急坂がこたえた。疲労困憊で林の中の頂上。もしかしたら花瓶山が見えるかも、という願いもかなわず。だが、向山では天高く育っている杉林を見ることができた。ペットボトルの残り半分を飲み干して下る。尾根の先に続く縦走路は歩きやすそうに見えた。最初からあっちに行くんだった。

頂上標識

頂上から尾根コースへの道標

ヤマアジサイ

ゲンノショウコ

向山の杉林

作業道横断

向山頂上

向山頂上から縦走路への道標

緑の林と青空

向山

向山

関東は暑いかもしれないので半袖・短パンももってきていた。こんなもの不要だと直前には思っていたが、この日は暑く、迷わず半袖・短パンを着る。もってきて良かった。ゲートから車を出した後、すっかり広がった青空に花瓶山が見えないか背後を振り返り、二度ほど車を降りてデジカメを構えたが、見えていたのはたぶん向山。だが、その姿は手前に広がる田園風景と実のよくマッチしていた。その奥の花瓶山もまた、同じように美しい姿なのだろう。