兵庫県 八ヶ尾山678m、サルガイチ630m 2017年8月18日
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ゆるゆると、陽炎の立つ車道から
林の中の道を登って稜線に出ると
涼しい風が吹いてくる
白い花が風に揺れ、古ぼけた地蔵尊が佇む
私は汗をぬぐい、雲に霞む遠い景色を見つめる
ふと下を見ると
花の間を小さな蝶が舞っている
(夏山散策)
☼☼☼☼☼
筱見四十八滝の上端の岩場から、真新しい長い鎖を下る。長い鎖を下ったところに一ノ滝5m、二ノ滝2mという二段の滝。その下に大滝25m。シャレ滝8mというのは谷の奥にあるからだろうか。長滝15mが一番立派に見えた。
暑い夏の日の滝巡り。音はすれど姿は見えない次の滝を探し、遠目に見て物足りず、近くまで行って見上げてみる。水に気遣うのが面倒になってきて、これなら沢靴で下から歩けばよかったと気づく。
四十八滝上部から八ヶ尾山への縦走路には道標がなく、GPSと地図を見ながらの冒険登山。古い作業道の踏み跡をたどる。
尾根筋に達するとかすかな踏み跡があり、そしてサルガイチの頂上標識のある頂上に立つ。小さなピークに頂上標識を発見して少し幸福になる。そこから東の青空に緑のピークが見えており、それが八ヶ尾山に違いない。
最低コルまでの縦走路は広い林の稜線で歩きやすく、楽しい尾根歩き。次第に尾根は細く、険しくなり、慎重に越えていく。ここが頂上かな、と思ったいくつ目かのピークに西ノ峰の標識。そこからいったん下り、最後の登りで広く開けた八ヶ尾山頂上に着く。そこにはサルガイチで見た灌木。
登山口から車道を西に歩くと、大きな堰き止め湖があり、弁天池とある。長い階段を上り、大きな池の南側の踏み跡をたどる。
尾根道を下る途中でついに雨が降り出し、レインウェアを取り出し、タフに持ち替える。猛烈な雨。こんなときだが、しぶとくタフで写真を撮る。最後まで気の抜けない大冒険の散策だった。
YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
筱見四十八滝の駐車場にはキャンプ場があり、多紀連山縦走路の入口にもなっている。が、八ヶ尾山の登山口表示はない。四十八滝と縦走路を利用した周回コースが紹介されていたので、それをたどり、途中で八ヶ尾山に向かうことにする。つづら折りの林の中の道を淡々と登り、縦走路との分岐表示を筱見四十八滝に向かう。600m峰の北側をトラバースし、サルガイチ山との間の谷を下るが広くて緩い谷の道は分かりにくく、少し迷う。
筱見四十八滝の上端の岩場から、真新しい長い鎖を下る。スティックを収納し、レイングローブ。長い鎖を下ったところに一ノ滝5m、二ノ滝2mという二段の滝。その下に大滝25m。上から下っているせいか、そんなに大きく感じない。シャレ滝8mというのは谷の奥にあるからだろうか。水量が多いのであまりシャレているように見えない。長滝15mが一番立派に見えた。暑い夏の日の滝巡り。音はすれど姿は見えない次の滝を探し、遠目に見て物足りず、近くまで行って見上げてみる。水に気遣うのが面倒になってきて、これなら沢靴で下から歩けばよかったと気づく。
事前調査では、四十八滝からサルガイチ山に向かう道があるはずだったが、その分岐に気づかず、いつのまにか駐車場に戻っていた。しまった。だが、もしかすると分岐はないのかもしれない、と思い、再び縦走路を登る。四十八滝上部から八ヶ尾山への縦走路には道標がなく、GPSと地図を見ながらの冒険登山となる。古い作業道の踏み跡をたどる。
616m峰とサルガイチとの間の谷の右岸を進み、四十八滝の沢の源頭部の脇を通り、コルに上がる。八ヶ尾山へはコルから北だが、南へサルガイチに向かう。尾根道が見当たらないので尾根の東側の踏み跡を進むが、頂上に行きそうもないので、途中から斜面に上がる。尾根筋に達するとかすかな踏み跡があり、そしてサルガイチの頂上標識のある頂上に立つ。小さなピークに頂上標識を発見して少し幸福になる。そこから東の青空に緑のピークが見えており、それが八ヶ尾山に違いない。ここまで登ってみてよかった。コルに戻り、八ヶ尾山に向かう。サルガイチからの微かな踏み跡はコルの近くで分からなくなったが、ヤブは薄く、問題はない。
最低コルまでの縦走路は広い林の稜線で歩きやすく、楽しい尾根歩き。登り返してすぐに休憩。少し仮眠したかもしれない。次第に尾根は細く、険しくなり、慎重に越えていく。岩場からは視界が開け、行く手の八ヶ尾、背後のサルガイチ、南の田園風景などが見える。このときは青空が広がっていた。ここが頂上かな、と思ったいくつ目かのピークに西ノ峰の標識。そこからいったん下り、最後の登りで広く開けた八ヶ尾山頂上に着く。そこにはサルガイチで見た灌木。
広い頂上には頂上標識、祠に、欠けて何等か分からない三角点。四周は山と田園だが、同定できるのは西に続く多紀連山の三岳と小金ヶ岳くらい。木陰で少し休憩し、南の登山道を下る。つづら折りと尾根道の普通の登山道。古い祠がある舗装車道脇の登山口に出る。「つまご坂登山口」とある。
登山口から車道を西に歩くと、大きな堰き止め湖があり、弁天池とある。長い階段を上り、大きな池の南側の踏み跡をたどる。いかにも深そうな池の西端に達し、沢筋の植林に入ると倒木やらで踏み跡は分かりにくく、コルに向かって登り返す途中で見失う。車道を歩いている頃から雷の音が大きくなり、次第に暗くなっていたが、コル手前ではほとんど真っ暗になっていた。GPSで位置を確かめ、北に来すぎていることに気づき、南に戻ってコルに到達。西側に越える。尾根道を下る途中でついに雨が降り出し、レインウェアを取り出し、タフに持ち替える。この日の夜明け前に降った洪水雨と同じくらい、猛烈な雨。
レインウェアを着込んでしまえばそれほど困ることもなく、小走りで尾根道を下り、広場に出る。広場手前の沢に橋がなく、石を伝って渡渉。広場の中には水がたまっていて、はまらないように歩く。こんなときだが、しぶとくタフで写真を撮る。車道をしばらく歩き、やっと駐車場に到達。まだ雨は降っていたので、ザックを後部トランクに下ろしただけで車に入り、中でレインウェアを脱ぎ、靴を脱ぎ、着替える。座席シートが濡れないよう、ビニルシートとバスタオルを敷く。最後まで気の抜けない大冒険の散策だった。駐車場にはもう一台車がいて、私が出たときにも戻ってこなかったが、その主は大丈夫だったろうか。
八ヶ尾山
筱見四十八滝の駐車場にはキャンプ場があり、多紀連山縦走路の入口にもなっている。が、八ヶ尾山の登山口表示はない。四十八滝と縦走路を利用した周回コースが紹介されていたので、それをたどり、途中で八ヶ尾山に向かうことにする。つづら折りの林の中の道を淡々と登り、縦走路との分岐表示を筱見四十八滝に向かう。600m峰の北側をトラバースし、サルガイチ山との間の谷を下るが広くて緩い谷の道は分かりにくく、少し迷う。
八ヶ尾山
ダイコンソウ
多紀連山縦走路分岐
長い鎖
筱見四十八滝の上端の岩場から、真新しい長い鎖を下る。スティックを収納し、レイングローブ。長い鎖を下ったところに一ノ滝5m、二ノ滝2mという二段の滝。その下に大滝25m。上から下っているせいか、そんなに大きく感じない。シャレ滝8mというのは谷の奥にあるからだろうか。水量が多いのであまりシャレているように見えない。長滝15mが一番立派に見えた。暑い夏の日の滝巡り。音はすれど姿は見えない次の滝を探し、遠目に見て物足りず、近くまで行って見上げてみる。水に気遣うのが面倒になってきて、これなら沢靴で下から歩けばよかったと気づく。
一ノ滝、二ノ滝・・・・・5mと2m
大滝・・・・・25m
シャレ滝・・・・・8m
長滝・・・・・15m
源頭部
事前調査では、四十八滝からサルガイチ山に向かう道があるはずだったが、その分岐に気づかず、いつのまにか駐車場に戻っていた。しまった。だが、もしかすると分岐はないのかもしれない、と思い、再び縦走路を登る。四十八滝上部から八ヶ尾山への縦走路には道標がなく、GPSと地図を見ながらの冒険登山となる。古い作業道の踏み跡をたどる。
サルガイチ頂上
616m峰とサルガイチとの間の谷の右岸を進み、四十八滝の沢の源頭部の脇を通り、コルに上がる。八ヶ尾山へはコルから北だが、南へサルガイチに向かう。尾根道が見当たらないので尾根の東側の踏み跡を進むが、頂上に行きそうもないので、途中から斜面に上がる。尾根筋に達するとかすかな踏み跡があり、そしてサルガイチの頂上標識のある頂上に立つ。小さなピークに頂上標識を発見して少し幸福になる。そこから東の青空に緑のピークが見えており、それが八ヶ尾山に違いない。ここまで登ってみてよかった。コルに戻り、八ヶ尾山に向かう。サルガイチからの微かな踏み跡はコルの近くで分からなくなったが、ヤブは薄く、問題はない。
サルガイチ付近から見る八ヶ尾山
縦走路から見る八ヶ尾山
サルガイチと多紀連山
西ノ峰頂上標識
ピンクのつぼみ
八ヶ尾山頂上の灌木
最低コルまでの縦走路は広い林の稜線で歩きやすく、楽しい尾根歩き。登り返してすぐに休憩。少し仮眠したかもしれない。次第に尾根は細く、険しくなり、慎重に越えていく。岩場からは視界が開け、行く手の八ヶ尾、背後のサルガイチ、南の田園風景などが見える。このときは青空が広がっていた。ここが頂上かな、と思ったいくつ目かのピークに西ノ峰の標識。そこからいったん下り、最後の登りで広く開けた八ヶ尾山頂上に着く。そこにはサルガイチで見た灌木。
八ヶ尾山頂上
広い頂上には頂上標識、祠に、欠けて何等か分からない三角点。四周は山と田園だが、同定できるのは西に続く多紀連山の三岳と小金ヶ岳くらい。木陰で少し休憩し、南の登山道を下る。つづら折りと尾根道の普通の登山道。古い祠がある舗装車道脇の登山口に出る。「つまご坂登山口」とある。
頂上の祠
赤い葉(アセビ?)
登山口の祠
弁天池入口
登山口から車道を西に歩くと、大きな堰き止め湖があり、弁天池とある。長い階段を上り、大きな池の南側の踏み跡をたどる。いかにも深そうな池の西端に達し、沢筋の植林に入ると倒木やらで踏み跡は分かりにくく、コルに向かって登り返す途中で見失う。車道を歩いている頃から雷の音が大きくなり、次第に暗くなっていたが、コル手前ではほとんど真っ暗になっていた。GPSで位置を確かめ、北に来すぎていることに気づき、南に戻ってコルに到達。西側に越える。尾根道を下る途中でついに雨が降り出し、レインウェアを取り出し、タフに持ち替える。この日の夜明け前に降った洪水雨と同じくらい、猛烈な雨。
弁天池
大雨の広場
レインウェアを着込んでしまえばそれほど困ることもなく、小走りで尾根道を下り、広場に出る。広場手前の沢に橋がなく、石を伝って渡渉。広場の中には水がたまっていて、はまらないように歩く。こんなときだが、しぶとくタフで写真を撮る。車道をしばらく歩き、やっと駐車場に到達。まだ雨は降っていたので、ザックを後部トランクに下ろしただけで車に入り、中でレインウェアを脱ぎ、靴を脱ぎ、着替える。座席シートが濡れないよう、ビニルシートとバスタオルを敷く。最後まで気の抜けない大冒険の散策だった。駐車場にはもう一台車がいて、私が出たときにも戻ってこなかったが、その主は大丈夫だったろうか。