沢口山 寸又峡の散策と景観

静岡県  沢口山1,425m、天水1,521m  2013年10月13日

(沢口山)静岡の百山、静岡県の山

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 さらさらと

落ち葉が落ちる

ざくざくと

落ち葉を踏むと

すっかり秋の中にいる

(落葉の音)

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沢口山の頂上には二等三角点と頂上標識、東屋と反射板、そして二つの展望台があった。左の展望台は大きく開けており、左から中ノ尾根山、合地山、池口岳、(やや低い)諸沢山、加加森山、光岳、イザルガ岳、聖岳、信濃俣、大根沢山、少し雲をかぶった朝日岳、雲をかぶった大無間、双耳の風イラズと並ぶ。壮観である。

沢口山から急斜面の下り、登りを繰り返し、その先の尾根上の北側が開けたところが天水だった。ベンチと南向きの頂上標識と石標。ここからは前黒法師岳と黒法師岳の全景を眺められた。苦労してたどった思い出の稜線。

富士見平から猿並平コースに入ると、東側が見える展望所がある。左下にダム(長島ダム)があり、その背後に七ツ峰、右の尾根続きが天狗石山と智者山、手前にあるのが猿見石山だろう。ここはまだ未知のルート。

やや広い尾根をぐんぐん下っていくと、今度は北側が見える。3年前に登った尾根の東側、白ガレの頭から前黒法師岳の頂上までが青空に映えている。

寸又峡温泉は昨日同様、観光客がたくさん。家族連れに犬を連れた人。車に戻り、風呂道具を持って温泉街を歩き、光山荘温泉に入る。風呂上がりに奥の駐車場まで行ってワサビ漬けを買う。歩いて戻る途中、観光客を乗せたバスが通過する。すっかり温泉に来た観光客になった気分。

右の写真は3年前、前黒法師岳への途上(白ガレの頭付近)から見た沢口山(だと思う)。ゆったりした登りやすい山だが、がっしりした濃い緑の山体は深南の山らしい、力強さを持っている。

 これは3年前、前黒法師岳への途上(白ガレの頭付近)から見た沢口山(だと思う)。ゆったりした登りやすい山だが、がっしりした濃い緑の山体は深南の山らしい、力強さを持っている
 朝日岳が見える。頂上の左下にナギ
池口岳
 尾根上の北側が開けたところが天水だった
 風呂道具を持って温泉街を歩き、光山荘温泉に入る
  6:07 寸又峡温泉発  6:18 日向山コース登山口  8:20 木馬(きんま)の段  8:50 富士見平  9:16 鹿のヌタ場  9:41 沢口山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り3時間34分  9:53 沢口山発10:14 横沢ノ頭11:24 うつなし峠11:56 天水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・沢口山から2時間3分12:14 天水発12:27 うつなし峠13:39 横沢ノ頭14:17 沢口山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・天水から2時間3分14:30 沢口山発14:39 鹿のヌタ場14:55 富士見平、猿並平コース15:25 磐台跡展望所15:51 鉄塔下16:16 林道16:26 寸又峡温泉・・・・・・・・・・・・・・・・周回10時間19分

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明るくなってくる頃に起きて着替え、朝食にパンを食べ、手前の駐車場から温泉街を歩く。普段着で散歩している人。イラストマップによると、奥の駐車場は15台程度、満車のことが多い、とあるが、やっぱり奥に停めるべきだったか。途中に外森神社の入口の鳥居があり、外森山へのハイキングコースとなっている。沢口山から下りた後で登ろうかと思ったが、結局行かず。奥の駐車場から夢の吊橋方面への舗装路の左隣に沢口山登山口方面表示があり、そこから民家の間を行くと登山届のある沢口山・日向山コース登山口がある。案内によると、「テレビ塔と展望地、木馬の段、猿並平分岐、富士見平、鹿のヌタ場、天水分岐、頂上」

最初は植林帯の九十九折り。稜線に達すると案内標識。稜線の左に朝日が上がり、その左に黒くシルエットになった朝日岳。朝日岳の右奥に見える長い稜線は昨日も見えていた七ツ峰かもしれない。大きなテレビアンテナがあり、展望台になっていたが、木が大きく育っていて眺望はなし。稜線は緩い登りで、「ヤマイワカガミ群生地」表示。境界表示の石柱(これは、沢口山、天水まで続く)。樹間に朝日岳が見える。頂上の左下にナギ、背後には北に続く尾根、手前に前日登った尾根。その少し先に展望台があったが、見えているのは東側の七ツ峰方面らしい。正面の三角形の低い山(1,294m)は大沢山?。その背後に七ツ峰の稜線。マイナーピークに達し、やや下って左側の尾根に登り返すところに「木馬の段(キンマ)」の標識(1,160m)。「段」というのはピークのことではなく、台地のことを言うのだろうかアップダウンのある尾根を進む。「赤ヤシオツツジ見所」の標識。いがぐりがたくさん落ちているが、栗ではなくドングリ。そして「日向山コース」「猿並平コース」の分岐表示がある。登ってきたのは日向山コースだが、どこが日向山だったのだろう。

分岐表示から少し先に富士見平1,276mの標識。ここは林の中のピーク。前日の合地ボツ1,232mよりも高い。右のウォーキング・スティックの先がなくなっているのに気づく。いつなくしたのだろう。たぶん前日の朝日の下りのときだろう。富士見平からやや下り、登り返したところ(1,330m)に水のほとんどない沼があり、「鹿のヌタ場」とある。沼を左回りに進むと、鹿の絵を描いたかわいい標識もあった。「もうじき頂上」と書いてある。やや急な坂を登り、頂上稜線に達すると、山犬段への分岐がある。右が山犬段・天水、左が沢口山の頂上。沢口山の頂上には二等三角点と頂上標識、東屋と反射板、そして二つの展望台があった。右の展望台からは富士山や山伏のある大きな方位盤があるが、遠景には雲がかかっており、近景は木が大きくなっていてさっぱり見えない。左の展望台は大きく開けており、左から中ノ尾根山、合地山、池口岳、(やや低い)諸沢山、加加森山、光岳、イザルガ岳、聖岳、信濃俣、大根沢山、少し雲をかぶった朝日岳、雲をかぶった大無間、双耳の風イラズと並ぶ。壮観である。反射板の方に寄ってもっと右を眺める。分かりにくいが、山伏、八鉱嶺の稜線かもしれない。

沢口山から急斜面を下ったコルに横沢ノ頭の標識が立っている。そこから急斜面の登り返しでマイナーピークに着くが、そのピークが1,324m地点であり、横沢ノ頭とすべき地点ではないかと思う。太い木の根元に盃と小さな銚子がたくさん供えてあり、その大木が山神なのかもしれない。尾根の右手の樹間に見えているのは前黒法師岳。いったん下り、登り返す斜面の途中に「うつなし峠」の標識。朽ちた古い標識。「オチイ沢の頭を経て榛原川林道」の分岐。その先の尾根上の北側が開けたところが天水だった。ベンチと南向きの頂上標識と石標。ここからは前黒法師岳と黒法師岳の全景を眺められた。苦労してたどった思い出の稜線。雲が湧いていて前黒法師の頂上は隠れていたが、正面左に黒法師岳、その右の稜線続きの山は丸盆岳だろう。丸盆の手前に3年前に辿った細尾根ピーク、その左に林道と稜線がみえる。細尾根ピークの右の前黒法師は雲の中。その細尾根ピークの手前の林道は前黒法師の麓からずっと左の稜線沿いに続いているのが分かる。黒法師の左の稜線続きの山は(上西平山1,909m(出典:静岡県の山、p77)ではなく、)2,010m峰と思われる。更に左の稜線の奥に前黒法師山1,782mがあるはずだが、手前にある2,010m峰の尾根に遮られて見えていない。

ベンチで休憩。朝歩き始めてから初めてザックを下ろし、水を飲み、バナナとパンを食べる。風が冷たいので長居はせず。もう12時を過ぎていたので、板取山は諦め、引き返す。林の中で風がなく、平坦で乾いたところで横になって休む。横沢の頭のピークに登り、標識まで下り、沢口山に登り返し、平坦になった分岐表示の手前で休憩。頂上には人が来ているかもしれない。沢口山に近付くと人の声が聞こえたが、山頂には誰もおらず、やや雲の増えた眺望を再び楽しむ。七ツ峰はやや傾いた平坦な頂上の山(ガイドで確認)。合地山の左に中ノ尾根山(こんもり丸い山)。中ノ尾根山から合地山へは山中1泊のプランがある。この日は高山病のような症状は出ず、快調に下りを駆ける。

富士見平から猿並平コースに入ると、東側が見える展望所がある。左下にダム(長島ダム)があり、その背後に七ツ峰、右の尾根続きが天狗石山と智者山、手前にあるのが猿見石山だろう。ここはまだ未知のルート。接阻峡温泉から七ツ峰、天狗石山を周回するプランがある。やや広い尾根をぐんぐん下っていくと、今度は北側が見える。かかっていた雲が晴れ、朝日岳、池口岳、合地山が見えている。尾根の斜面を少し下ると、その左側に、すっかり雲がとれた前黒法師岳と不動岳が見える。3年前に登った尾根の東側、白ガレの頭から前黒法師岳の頂上までが青空に映えている。更に少し位置を変え、前黒法師岳、不動岳、中ノ尾根山、合地山、池口岳が並んでいるのを見る。その右に加加森山は見えているが、光岳は雲に隠れている。展望所の下は大きなナギ。尾根に戻り朝日岳の右を見ると、雲のとれかかった大無間が見えている。

林の中の急傾斜のやや狭い尾根下りとなり、狭い九十九折りの登山道を駆け降りていると、夫婦連れが下っており、追い越していく。いったん平坦になったところに盤台跡展望所という標識があったが、ほとんど眺望はなし。尾根は左に緩く下る道となり、高圧線の鉄塔に近付き、正面左に両肩をいからせた朝日岳を見る。その右に大沢山。「電線、頭上注意」の表示があり、その鉄塔の下に出る。そこからは朝日岳と前黒法師岳が見えた。両山の中央に見える3つの山は不動岳、中ノ尾根山と合地山(双耳に見えている)。朝日岳は頂上と左半分、前日往復した尾根が夕日に染まっている。鉄塔から下ろうとすると東側が見えている。猿見石山と天狗石山が大きく見えており、その背後の七ツ峰は雲に隠れている。再び林の中に入るが、広い植林斜面を大きな九十九折りで降りていく。尾根斜面を左にトラバースしながら下り、寸又峡温泉の手前の車道に平行に走る林道に出る。そこから林道を温泉まで歩く。途中に給水小屋、熊を捉えるための大きな檻が置いてあった。

駐車場のすぐ裏まで来て、林道から温泉に入る脇道を下る。道が不明瞭になり、民家の敷地かもしれないところを通って駐車場の奥の入口に出る。林道を直進して温泉の奥まで行くのが正しいルートだったようだ。寸又峡温泉は昨日同様、観光客がたくさん。家族連れに犬を連れた人。車に戻り、上を着替え、風呂道具を持って温泉街を歩き、光山荘温泉に入る。風呂上がりに奥の駐車場まで行ってワサビ漬けを買う。奥の駐車場はやはり満車の状態だった。歩いて戻る途中、観光客を乗せたバスが通過する。すっかり温泉に来た観光客になった気分。

寸又峡三山の最後の山、沢口山に登る。前黒法師岳や朝日岳に比べるとだいぶ楽な山で、頂上からは聖岳が見えた。山犬段への稜線を天水まで辿り、3年前に辿った前黒法師岳から黒法師岳への稜線と林道を見る。

寸又峡イラストマップ

明るくなってくる頃に起きて着替え、朝食にパンを食べ、手前の駐車場から温泉街を歩く。普段着で散歩している人。イラストマップによると、奥の駐車場は15台程度、満車のことが多い、とあるが、やっぱり奥に停めるべきだったか。途中に外森神社の入口の鳥居があり、外森山へのハイキングコースとなっている。沢口山から下りた後で登ろうかと思ったが、結局行かず。奥の駐車場から夢の吊橋方面への舗装路の左隣に沢口山登山口方面表示があり、そこから民家の間を行くと登山届のある沢口山・日向山コース登山口がある。案内によると、「テレビ塔と展望地、木馬の段、猿並平分岐、富士見平、鹿のヌタ場、天水分岐、頂上」

沢口山・日向山コース登山口の道標

沢口山・日向山コースの案内

植林(カラマツ?)の尾根道

迫力の朝日岳

最初は植林帯の九十九折り。稜線に達すると案内標識。稜線の左に朝日が上がり、その左に黒くシルエットになった朝日岳。朝日岳の右奥に見える長い稜線は昨日も見えていた七ツ峰かもしれない。大きなテレビアンテナがあり、展望台になっていたが、木が大きく育っていて眺望はなし。稜線は緩い登りで、「ヤマイワカガミ群生地」表示。境界表示の石柱(これは、沢口山、天水まで続く)。樹間に朝日岳が見える。頂上の左下にナギ、背後には北に続く尾根、手前に前日登った尾根。

木馬(キンマ)の段

その少し先に展望台があったが、見えているのは東側の七ツ峰方面らしい。正面の三角形の低い山(1,294m)は大沢山?。その背後に七ツ峰の稜線。マイナーピークに達し、やや下って左側の尾根に登り返すところに「木馬の段(キンマ)」の標識(1,160m)。「段」というのはピークのことではなく、台地のことを言うのだろうかアップダウンのある尾根を進む。「赤ヤシオツツジ見所」の標識。いがぐりがたくさん落ちているが、栗ではなくドングリ。そして「日向山コース」「猿並平コース」の分岐表示がある。登ってきたのは日向山コースだが、どこが日向山だったのだろう。

富士見平

鹿のヌタ場

分岐表示から少し先に富士見平1,276mの標識。ここは林の中のピーク。前日の合地ボツ1,232mよりも高い。右のウォーキング・スティックの先がなくなっているのに気づく。いつなくしたのだろう。たぶん前日の朝日の下りのときだろう。富士見平からやや下り、登り返したところ(1,330m)に水のほとんどない沼があり、「鹿のヌタ場」とある。沼を左回りに進むと、鹿の絵を描いたかわいい標識もあった。「もうじき頂上」と書いてある。

鹿のヌタ場の絵標識

沢口山頂上

やや急な坂を登り、頂上稜線に達すると、山犬段への分岐がある。右が山犬段・天水、左が沢口山の頂上。沢口山の頂上には二等三角点と頂上標識、東屋と反射板、そして二つの展望台があった。

三角点

沢口山頂上の方位図

右の展望台からは富士山や山伏のある大きな方位盤があるが、遠景には雲がかかっており、近景は木が大きくなっていてさっぱり見えない。左の展望台は大きく開けており、左から中ノ尾根山、合地山、池口岳、(やや低い)諸沢山、加加森山、光岳、イザルガ岳、聖岳、信濃俣、大根沢山、少し雲をかぶった朝日岳、雲をかぶった大無間、双耳の風イラズと並ぶ。壮観である。反射板の方に寄ってもっと右を眺める。分かりにくいが、山伏、八鉱嶺の稜線かもしれない。

 沢口山から北の景観: 中ノ尾根山、合地山、池口岳、(やや低い)諸沢山、加加森山、光岳、イザルガ岳、聖岳、信濃俣、大根沢山、少し雲をかぶった朝日岳、雲をかぶった大無間、双耳の風イラズ

中ノ尾根山、合地山、池口岳

合地山

池口岳

光岳とイザルガ岳

聖岳(左手前は仁田岳?)

朝日岳

反射板と光岳

天水への分岐

横沢ノ頭

クリ

植林(カラマツ?)の道

うつなし峠

沢口山から急斜面を下ったコルに横沢ノ頭の標識が立っている。そこから急斜面の登り返しでマイナーピークに着くが、そのピークが1,324m地点であり、横沢ノ頭とすべき地点ではないかと思う。太い木の根元に盃と小さな銚子がたくさん供えてあり、その大木が山神なのかもしれない。尾根の右手の樹間に見えているのは前黒法師岳。いったん下り、登り返す斜面の途中に「うつなし峠」の標識。朽ちた古い標識。

天水頂上

「オチイ沢の頭を経て榛原川林道」の分岐。その先の尾根上の北側が開けたところが天水だった。ベンチと南向きの頂上標識と石標。ここからは前黒法師岳と黒法師岳の全景を眺められた。苦労してたどった思い出の稜線。雲が湧いていて前黒法師の頂上は隠れていたが、正面左に黒法師岳、その右の稜線続きの山は丸盆岳だろう。丸盆の手前に3年前に辿った細尾根ピーク、その左に林道と稜線がみえる。

天水の頂上標識

細尾根ピークの右の前黒法師は雲の中。その細尾根ピークの手前の林道は前黒法師の麓からずっと左の稜線沿いに続いているのが分かる。黒法師の左の稜線続きの山は(上西平山1,909m(出典:静岡県の山、p77)ではなく、)2,010m峰と思われる。更に左の稜線の奥に前黒法師山1,782mがあるはずだが、手前にある2,010m峰の尾根に遮られて見えていない。ベンチで休憩。朝歩き始めてから初めてザックを下ろし、水を飲み、バナナとパンを食べる。風が冷たいので長居はせず。もう12時を過ぎていたので、板取山は諦め、引き返す。

 天水から北の景観: 1,958m峰、2,010m峰、黒法師岳、丸盆岳、前黒法師岳

黒法師の左の稜線続きの山は(上西平山1,909m(出典:静岡県の山、p77)ではなく、)2,010m峰と思われる。更に左の稜線の奥に前黒法師山1,782mがあるはずだが、手前にある2,010m峰の尾根に遮られて見えていない。

猿並平方面分岐(富士見平の近く)

林の中で風がなく、平坦で乾いたところで横になって休む。横沢の頭のピークに登り、標識まで下り、沢口山に登り返し、平坦になった分岐表示の手前で休憩。頂上には人が来ているかもしれない。沢口山に近付くと人の声が聞こえたが、山頂には誰もおらず、やや雲の増えた眺望を再び楽しむ。七ツ峰はやや傾いた平坦な頂上の山(ガイドで確認)。合地山の左に中ノ尾根山(こんもり丸い山)。中ノ尾根山から合地山へは山中1泊のプランがある。この日は高山病のような症状は出ず、快調に下りを駆ける。

富士見平展望所

富士見平から猿並平コースに入ると、東側が見える展望所がある。中央にダム(長島ダム)があり、その背後に七ツ峰、右の尾根続きが天狗石山、智者山、左前にあるのが猿見石山だろう。ここはまだ未知のルート。接阻峡温泉から七ツ峰、天狗石山を周回するプランがある。やや広い尾根をぐんぐん下っていくと、今度は北側が見える。かかっていた雲が晴れ、朝日岳、池口岳、合地山が見えている。

 東の景観: 長島ダム、七ツ峰、猿見石山、天狗石山、智者山

長嶋ダム

尾根の斜面を少し下ると、その左側に、すっかり雲がとれた前黒法師岳と不動岳が見える。3年前に登った尾根の東側、白ガレの頭から前黒法師岳の頂上までが青空に映えている。更に少し位置を変え、前黒法師岳、不動岳、中ノ尾根山、合地山、池口岳が並んでいるのを見る。その右に加加森山は見えているが、光岳は雲に隠れている。展望所の下は大きなナギ。尾根に戻り朝日岳の右を見ると、雲のとれかかった大無間が見えている。

朝日岳

盤台跡展望所

朝日岳

林の中の急傾斜のやや狭い尾根下りとなり、狭い九十九折りの登山道を駆け降りていると、夫婦連れが下っており、追い越していく。いったん平坦になったところに盤台跡展望所という標識があったが、ほとんど眺望はなし。

前黒法師岳


前黒法師岳

 すっかり雲がとれた前黒法師岳と不動岳が見える

 前黒法師岳、不動岳、中ノ尾根山、合地山、池口岳が並んでいるのを見る

大無間山?

両肩をいからせた朝日岳を見る

尾根は左に緩く下る道となり、高圧線の鉄塔に近付き、正面左に両肩をいからせた朝日岳を見る。その右に大沢山。「電線、頭上注意」の表示があり、その鉄塔の下に出る。そこからは朝日岳と前黒法師岳が見えた。両山の中央に見える3つの山は不動岳、中ノ尾根山と合地山(双耳に見えている)。朝日岳は頂上と左半分、前日往復した尾根が夕日に染まっている。鉄塔から下ろうとすると東側が見えている。猿見石山と天狗石山が大きく見えており、その背後の七ツ峰は雲に隠れている。

 そこからは朝日岳と前黒法師岳が見えた。両山の中央に見える3つの山は不動岳、中ノ尾根山と合地山(双耳に見えている)

沢口山・猿並平コース登山口

再び林の中に入るが、広い植林斜面を大きな九十九折りで降りていく。尾根斜面を左にトラバースしながら下り、寸又峡温泉の手前の車道に平行に走る林道に出る。そこから林道を温泉まで歩く。途中に給水小屋、熊を捉えるための大きな檻が置いてあった。

クマのワナ

 光山荘温泉

駐車場のすぐ裏まで来て、林道から温泉に入る脇道を下る。道が不明瞭になり、民家の敷地かもしれないところを通って駐車場の奥の入口に出る。林道を直進して温泉の奥まで行くのが正しいルートだったようだ。寸又峡温泉は昨日同様、観光客がたくさん。家族連れに犬を連れた人。車に戻り、上を着替え、風呂道具を持って温泉街を歩き、光山荘温泉に入る。風呂上がりに奥の駐車場まで行ってワサビ漬けを買う。奥の駐車場はやはり満車の状態だった。歩いて戻る途中、観光客を乗せたバスが通過する。すっかり温泉に来た観光客になった気分。

橙色の花(マリーゴールド?)

「天狗の落ちない大石」の絵馬

寸又峡三山の最後の山、沢口山に登る。前黒法師岳や朝日岳に比べるとだいぶ楽な山で、頂上からは聖岳が見えた。山犬段への稜線を天水まで辿り、3年前に辿った前黒法師岳から黒法師岳への稜線と林道を見る。