北海道・道央 629m 2014年2月9日
北海道雪山ガイド
189
オホーツク海の向こうに増毛・樺戸の山々、西に積丹半島、南にニセコ連峰。やや日差しが足りないが、海と雪山の絶景。
標高が低い割に雪質は良く、帰りはパウダー滑走。軽いショート・ターン
ここには先行トレースがあり、ルートは明確。風がなくて全く快適なツアー。
前日の蘭越幌内山では先行トレースが無く、道を間違え、風邪で体調も悪く、へとへとになってしまったが、この日は余裕。すばらしい絶景に感謝。
********************************
この日はゆっくり起床。ホットレモンを作り、シールを貼っておく。天気予報によるとこの日は雪のはずだったが、雪は降っていない。かつて下見をしていたJR塩谷駅の前を通り、ガイドにある無料駐車場を確認。そこに停める前に、一応、車で除雪終点まで行ってみる。除雪終点は人家の近くで、「駐車禁止」の札もかけてあった。が、その100mくらい手前に駐車スペースがあったので、そこに停める。スキーを担いで車道を歩き、車道終点の雪壁を登ると、林道にトレースがついていた。前日も登った人がいるようだ。
林道は林の中に入り、次第に傾斜が増し、やがて右カーブのところを直進して林道を離れる。急斜面の途中で林が大きく切れている場所があり、背後に増毛の山々が見える。青空ではないが高曇りで、樺戸の神居尻・ピンネシリも見えている。ザックを下ろして12倍イクシーを取り出し、雪も降っていないので、この日はイクシーで通す。何度も背後を撮影し、ネックウォーマーを外したりしているうちに、背後に男性が一人登ってきているのに気づく。その男性は早く、すぐに追いついて先に進んでいったが、大人数のパーティが続いていて、男性はすぐ先の木立のところで休憩。私は一人で登り続け、頂上台地に上がる。
頂上台地からは西の景色が見え、積丹岳・余別岳が見えている。頂上台地の先に見えている小さな頂上部分が最後の登りで、左から右、右から左に曲がりながら登っていくと、反対向き(南向き)の頂上標識が立っていた。表側に回ってみると、「塩谷丸山629m」とある。北にはオホーツク海、北東には高島岬と赤岩山。オホーツク海の向こうに増毛・樺戸の山々、西に積丹半島、積丹岳と余別岳、その手前に余市町。南にニセコ連峰。微かに羊蹄山とニセコアンヌプリが見えている。岬の手前は小樽市街。東には札幌手前に連なる山稜があり、南東のあたりの白い山稜は白井岳、余市岳のあたり、真東あたりにアンテナのあるのが手稲で、その左手前が奥手稲。春香はその左手前のピークだろう。やや日差しが足りないが、海と雪山の絶景。
やがて後続のパーティがやってきたので、彼らが着く前に頂上標識のやや奥に移動する。男性二人の後に5~6人くらいが登ってきた。「南の山は毛無山」「2月に風が全くなく、こんなによく見えるのは珍しい」などと話している。二人の会話の中に「美比内」が出てきて、どうやらこの山にはここと同じような先行トレースがあるらしいと知る。ならば、明日は美比内に行こう、と決める。
標高が低い割に雪質は良く、帰りはパウダー滑走。軽いショート・ターン。頂上直下を左(西)から右(東)に回り込み、トレースの無いところでショートターン滑走。次に、大きく左(西)に水平移動し、やはりトレースの無いところをショートターン滑走。次は左(東)に水平移動し、林の中の滑走。標高は低いが雪質は良く、ショートターンを楽しめる。林のルートを登っている人が一人。スノーシューのようだ。展望斜面まで下ると、前日までのトレース跡がたくさん残っており、自分のトレースを見分けることが難しくなる。最初は右(南)、途中から左(北)の林の中にルートを取るが、先行トレースはある。最後は林道の西側の林を滑り、傾斜がなくなったところで林道のトレースに合流する。
滑走終了し、スキーを担いで車道を歩いていると、車道の先から登山スタイルの人が二人歩いてくる。どうやら下の駐車場から歩いてきたようだ。私の車は二人とすれ違ったすぐ先にあったが、また別の人がくる前に、すばやくスキー靴を脱ぎ、車を出す。(-_-;)
駅駐車場にバックで駐車し、そこで着替えをし、午後と翌日のルートをカーナビ入力。この日、塩谷丸山頂上で聞いた、美比内が翌日のターゲットで、この日のうちにトレースがあるか下見に行くことにする。美比内の最寄の道の駅。そして温泉は少し戻って余市。そうこうしているうちに、頂上にいたパーティが戻ってきた
日本海余市保養センターの中にあるはまなす温泉。ここには一度、入った記憶がある。この先にも鶴亀温泉というのがあるが、東の小樽には温泉は無いようだ。小樽でラーメンを食べる。小樽市内には観光客多数。札幌市内に入り、手稲ネオパラの登山口の下見に行く。取水場を目指したが、最初の数回は人家で、大きく西から回り込んでようやく「西野市民の森」入口を発見。トレースがついているが、駐車スペースが狭い。札幌市外のスーパービッグで買い物。100円ショップでネック・ストラップを購入(デジカメ用)。定山渓の北側を通って豊平に向かう。広く除雪した車道。天狗岳が見え、登山口の天狗小屋に寄っていく。そこから西に余市岳、東が天狗岳への林道で、いずれも除雪されてないが、余市方面にはスノーモービルの跡。天狗岳への林道にはトレースはなし。いつかここを登らねば。豊平の最奥に行くと、カーブのところにスキートレースがたくさんついている場所がある。マップと照合すると、大沼山への登山口のようだ。美比内はそこから更に奥だが、カーブのすぐ先にゲートがある。トラックで係員がやってきた。山登りの下見だというと、この先の建物の裏から登っている人はいる。ゲートの先を歩いても構わない、という。定山渓のコンビニで夕食購入。道の駅道路情報館に入る。
❄❄❄❄❄
ここには先行トレースがあり、ルートは明確。風がなくて全く快適なツアー。前日の蘭越幌内山では先行トレースが無く、道を間違え、風邪で体調も悪く、へとへとになってしまったが、この日は余裕。すばらしい絶景に感謝。
除雪終点
JR塩谷駅前に無料駐車場があるが、除雪終点(「駐車禁止」の札)の100mくらい手前に駐車スペースがあったので、そこに停める。スキーを担いで車道を歩き、車道終点の雪壁を登ると、林道にトレースがついていた。前日も登った人がいるようだ。
塩谷丸山
林道は林の中に入り、次第に傾斜が増し、やがて右カーブのところを直進して林道を離れる。急斜面の途中で林が大きく切れている場所があり、背後に増毛の山々が見える。青空ではないが高曇りで、樺戸の神居尻・ピンネシリも見えている。
林の道
神居尻山(左)、ピンネシリ(中央)と石狩湾
隈根尻山と石狩湾
赤岩山
郡別岳・・・・・暑寒別岳は背後に重なっているようだ
余別岳、積丹岳と余市湾
余別岳(左)と積丹岳
頂上間近
頂上台地からは西の景色が見え、積丹岳・余別岳が見えている。
塩谷丸山頂上
頂上台地の先に見えている小さな頂上部分が最後の登りで、左から右、右から左に曲がりながら登っていくと、反対向き(南向き)の頂上標識が立っていた。表側に回ってみると、「塩谷丸山629m」とある。北にはオホーツク海。南には微かに羊蹄山とニセコアンヌプリが見えている。西には積丹半島、積丹岳と余別岳、その手前に余市町。北東には高島岬と赤岩山、その奥に海をはさんで増毛の山々、岬の手前は小樽市街。東には札幌手前に連なる山稜があり、南東のあたりの白い山稜は白井岳、余市岳のあたり、真東あたりにアンテナのあるのが手稲で、その左手前が奥手稲、。春香はその左手前のピークだろう。
余市町
積丹半島と余市湾
ポンネアンチシ(左端)、余別岳、積丹岳
羊蹄山の山裾
ニセコアンヌプリ
チセヌプリ
大黒山・・・・・北海道百名山ではないが、「北海道雪山ガイド」に紹介されている山。まだ登っていない
八内岳・・・・・これも「北海道雪山ガイド」に出てくる山
塩谷丸山頂上
やがて後続のパーティがやってきたので、彼らが着く前に頂上標識のやや奥に移動する。男性二人の後に5~6人くらいが登ってきた。「南の山は毛無山」「2月に風が全くなく、こんなによく見えるのは珍しい」などと話している。二人の会話の中に「美比内」が出てきて、どうやらこの山にはここと同じような先行トレースがあるらしいと知る。ならば、明日は美比内に行こう、と決める。
春香山?と手稲山(右奥のアンテナ)
小樽市街
滑走1
頂上直下を左(西)から右(東)に回り込み、トレースの無いところでショートターン滑走。次に、大きく左(西)に水平移動し、やはりトレースの無いところをショートターン滑走。次は左(東)に水平移動し、林の中の滑走。標高は低いが雪質は良く、ショートターンを楽しめる。(2252、2269他)。林のルートを登っている人が一人。スノーシューのようだ。展望斜面まで下ると、前日までのトレース跡がたくさん残っており、自分のトレースを見分けることが難しくなる。最初は右(南)、途中から左(北)の林の中にルートを取るが、先行トレースはある。最後は林道の西側の林を滑り、傾斜がなくなったところで林道のトレースに合流する。
滑走2
滑走終了し、スキーを担いで車道を歩いていると、車道の先から登山スタイルの人が二人歩いてくる。どうやら下の駐車場から歩いてきたようだ。私の車は二人とすれ違ったすぐ先にあったが、また別の人がくる前に、すばやくスキー靴を脱ぎ、車を出す。
塩谷丸山・・・・・余市町付近より
日本海余市保養センターの中にあるはまなす温泉。ここには一度、入った記憶がある。この先にも鶴亀温泉というのがあるが、東の小樽には温泉は無いようだ。
塩谷丸山・・・・・小樽市西付近より
小樽でラーメンを食べる。小樽市内には観光客多数。
定山渓天狗岳
定山渓の北側を通って豊平に向かう。広く除雪した車道。天狗岳が見え、登山口の天狗小屋に寄っていく。そこから西に余市岳、東が天狗岳への林道で、いずれも除雪されてないが、余市方面にはスノーモービルの跡。天狗岳への林道にはトレースはなし。いつかここを登らねば。
豊平の最奥に行くと、カーブのところにスキートレースがたくさんついている場所がある。マップと照合すると、大沼山への登山口のようだ。美比内はそこから更に奥だが、カーブのすぐ先にゲートがある。トラックで係員がやってきた。山登りの下見だというと、この先の建物の裏から登っている人はいる。ゲートの先を歩いても構わない、という。
問合せ・コメント等、メール宛先: kawabe.goro@meizan-hitoritabi.com