佐渡山 信越国境の名山展望

長野県  1,828m  2017年1月8日

山スキールートガイド99

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頂上稜線に上がると初めて佐渡山の頂上が見えた。谷向こうに黒姫山の襟巻娘姿。

頂上に着くと、正面に頸城三山が並んでいた。いかつい妙高、真っ白な火打、鋭角の焼山。背後には高妻が高くそびえ、右肩に乙妻の頂上。

シールを外してからの滑走は障害物滑走。笹は通してくれるが、灌木はそうはいかない。数回転び、枝パンチ20発くらいもらう。

それでも腰が痛くなる前に林道に下り、硬いトレースをガタガタ滑る。滑りはひどかったが、眺めは良かった。

 稜線に上がると初めて佐渡山が見えた
 襟巻娘姿の黒姫山
 高妻山の右肩の乙妻山
 稜線の先の佐渡山
 乙妻山から見る緑に包まれた佐渡山(中央手前)と黒姫山(中央奥) (2006年9月映像)
 佐渡山頂上から頚城三山の眺め・・・・・左から焼山、火打山、妙高山
 7:13 戸隠大橋P発(標高1,130m)  7:52 戸隠竹細工の森分岐  8:16 引き返し  8:38 戸隠竹細工の森分岐  9:00 渡渉点  9:05 斜面取付き10:49 休憩111:23 稜線12:34 佐渡山、休憩2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り5時間21分13:00 佐渡山発13:21 稜線から下降13:51 斜面取付き点付近13:53 渡渉点14:02 戸隠竹細工の森分岐14:11 戸隠大橋P・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・下り1時間11分         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復(含休憩)6時間58分
往復12.3㎞、標高差907m往路7.1㎞、標高差844m、速度1.3㎞/h、158m/h帰路5.2㎞、標高差65m、速度4.4㎞/h

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まだ暗い駐車場には車が3台ほど。寒いと思ったが、マイナス12度。準備しているときに車が一台。彼らよりも先に出る。ゲートを迂回して大橋林道を歩く。太いトレースあり。調子よく進むので、この分なら乙妻山まで行けるかもしれない、と思う(が、そんなに甘くなかった)。二つ目の分岐には左に古いトレースがあったが、右・登山道の標識もあり、右に入る。

林道から登山道の登りとなり、途中で背後から来た徒歩の男性を先に行かせ、ザックを降ろして上着を脱ぎ、ネックウォーマーも外し、手袋を薄いのに代えた時にGPSを確認し、道を間違えているのに気づく。黒姫山に向かうルートに入っていた。シールでは笹と灌木の斜面を下れないので、シールをはがして滑走。それでも固い雪は滑りにくく、数回転ぶ。

二つ目の分岐まで戻ると、山スキーの二人がいたが、彼らも黒姫に向かい、佐渡山方面は私のみ。「そちらは行けますか?」と聞かれ「どうだろう。行ってる人は少ないみたいですね」と答える。シールを貼り、佐渡山方面に向かう。古いトレースはあるが、ほとんどラッセル状態で、歩くのに負担がかかり、ペースが落ちる。左の沢が近づき、渡渉点に着く。スノーブリッジはほとんど壊れていて、わすかに雪のあるところに慎重にスキーを置いて渡る。

渡渉点の先でいったん下りとなり、古い横登りのトレースがある。帰りにシールなしで登り返したのだろう。だが、その先でトレースはなくなる。GPSトレースは沢沿いだが、登りにくそうなので斜面に取付く。だいぶ上で古いトレースを発見。それは小尾根に続いていた。暑いので、手袋を外す。急斜面の登りは辛く、休み休みの登り。シールは快調。右手に黒姫山の一角。小尾根には古い赤リボン。

1600mを越え、登りはあと230mほどとなる。腰が痛いので、斜面の途中で休憩。気温が低いためか、シールに雪はついていない。手袋をはめる。小尾根を更に登り、上着を着込み、頂上稜線に上がると樹木越しに初めて佐渡山の頂上が見えた。谷向こうに黒姫山の襟巻娘姿。稜線は緩やかで、だいぶ楽なのぼりになるが、標高は上がり、やがて灌木帯を抜け、樹木なしに黒姫山と佐渡山を見る。青空ではないが、素晴らしい景色。

稜線を登る途中で樹間に高妻山や金山や焼山が見えたが、頂上に着くと、正面に頸城三山が並んでいた。いかつい妙高、真っ白な火打、鋭角の焼山。背後には高妻が高くそびえ、右肩に乙妻の頂上。しばらく撮影。木が邪魔で火打が見えないので、北に少し下って撮影。カートリッジのガスが途中でなくなったため、この日のホットレモンはやはり温かった。やっと座って休むが、座っているのでは山がよく見えない。もう一度北に下って撮影するが、シールを外したので徒歩。そして滑走開始。

シールを外してからの滑走は障害物滑走。往路トレースの左右にパラレルターン。笹は通してくれるが、灌木はそうはいかない。灌木の隙間を狙い、笹には突っ込む。数回転び、枝パンチ20発くらいもらう。後荷重にならなければそれほど足は疲れない。稜線から小尾根への下りでは傾斜が増し、更にルート取りに苦労。少しでもオープンなところを探して滑る。小尾根の終盤で急斜面を下り、取付点付近に下降。登り返しの先に降りたかったが、やや手前に下ってしまい、カニ歩きで登り返す。元気。

渡渉点のスノーブリッジは更に小さくなっていたが、今度はシールはないので多少水につかっても構わない。左スキーが流れにつかりながら渡る。それでも腰が痛くなる前に林道に下り、硬いトレースをガタガタ滑る。滑りはひどかったが、眺めは良かった。分岐点2まではやや傾斜のない部分があり、ストックで漕ぐが、おおむね滑る。分岐2の先は固いトレースの上でスピードが出る。駐車場手前のカーブ部分以外は緩い傾斜で全く楽。隣の軽はいなくなっていたが、徒歩の男性とスキーヤーの車はまだあった。駐車場にだいぶ長くいたが、どちらも戻ってこなかった。どこまで行ったのだろう。

戸隠神告げ温泉というのは、以前入った覚えがあったが、2006年9月3日、戸隠に登った時のようだ。11年ぶり。

大橋林道

まだ暗い駐車場には車が3台ほど。寒いと思ったが、マイナス12度。準備しているときに車が一台。彼らよりも先に出る。ゲートを迂回して大橋林道を歩く。太いトレースあり。調子よく進むので、この分なら乙妻山まで行けるかもしれない、と思う(が、そんなに甘くなかった)。二つ目の分岐には左に古いトレースがあったが、右・登山道の標識もあり、右に入る。

二つ目の分岐

林道から登山道の登りとなり、途中で背後から来た徒歩の男性を先に行かせ、ザックを降ろして上着を脱ぎ、ネックウォーマーも外し、手袋を薄いのに代えた時にGPSを確認し、道を間違えているのに気づく。黒姫山に向かうルートに入っていた。シールでは笹と灌木の斜面を下れないので、シールをはがして滑走。それでも固い雪は滑りにくく、数回転ぶ。


渡渉点

二つ目の分岐まで戻ると、山スキーの二人がいたが、彼らも黒姫に向かい、佐渡山方面は私のみ。「そちらは行けますか?」と聞かれ「どうだろう。行ってる人は少ないみたいですね」と答える。シールを貼り、佐渡山方面に向かう。

古いトレースはあるが、ほとんどラッセル状態で、歩くのに負担がかかり、ペースが落ちる。左の沢が近づき、渡渉点に着く。スノーブリッジはほとんど壊れていて、わすかに雪のあるところに慎重にスキーを置いて渡る。

斜面取付き

渡渉点の先でいったん下りとなり、古い横登りのトレースがある。帰りにシールなしで登り返したのだろう。だが、その先でトレースはなくなる。GPSトレースは沢沿いだが、登りにくそうなので斜面に取付く。だいぶ上で古いトレースを発見。それは小尾根に続いていた。暑いので、手袋を外す。急斜面の登りは辛く、休み休みの登り。シールは快調。右手に黒姫山の一角。小尾根には古い赤リボン。

黒姫山

小尾根の登り

1600mを越え、登りはあと230mほどとなる。腰が痛いので、斜面の途中で休憩。気温が低いためか、シールに雪はついていない。手袋をはめる。

初めて見えた小黒姫

小尾根を更に登り、上着を着込み、稜線に出ると、樹木越しに小黒姫と佐渡山頂上が初めて見える。

初めて見えた佐渡山

稜線の先の佐渡山

稜線は緩やかで、だいぶ楽なのぼりになるが、標高は上がり、やがて灌木帯を抜け、樹木なしに黒姫山と佐渡山を見る。青空ではないが、素晴らしい景色。

横手山・・・・・南東方向

佐渡山

黒姫山

氷結した古池

四阿山?・・・・・右奥は浅間山?

飯縄山

佐渡山頂上・・・・・背景は高妻山

稜線を登る途中で樹間に高妻山や金山や焼山が見えたが、佐渡山頂上からどちらも樹木なしで見えた。

乙妻山

高妻山・・・・・右肩が乙妻山

天狗原山と金山

鋭角の焼山

正面には妙高、火打、焼が並ぶ。しばらく撮影。木が邪魔で火打が見えないので、北に少し下って撮影。カートリッジのガスが途中でなくなったため、この日のホットレモンはやはり温かった。やっと座って休むが、座っているのでは山がよく見えない。もう一度北に下って撮影するが、シールを外したので徒歩。そして滑走開始。

真っ白な火打山

円盤の上の坊主頭、妙高山

地蔵山?

小黒姫と黒姫山頂上

黒姫山

飯縄山

佐渡山からの滑走

笹と灌木の稜線は滑りにくく、往路トレースの左右にパラレルターン。灌木の隙間を狙い、笹には突っ込む。後荷重にならなければそれほど足は疲れない。稜線から小尾根への下りでは傾斜が増し、更にルート取りに苦労。少しでもオープンなところを探して滑る。

佐渡山から稜線の滑走

五地蔵山?

稜線の滑走

小尾根の滑走

小尾根の終盤で急斜面を下り、取付点付近に下降。登り返しの先に降りたかったが、やや手前に下ってしまい、カニ歩きで登り返す。元気。

渡渉点のスノーブリッジは更に小さくなっていたが、今度はシールはないので多少水につかっても構わない。左スキーが流れにつかりながら渡る。分岐点2まではやや傾斜のない部分があり、ストックで漕ぐが、おおむね滑る。

戸隠大橋駐車場

分岐2の先は固いトレースの上でスピードが出る。駐車場手前のカーブ部分以外は緩い傾斜で全く楽。隣の軽はいなくなっていたが、徒歩の男性とスキーヤーの車はまだあった。駐車場にだいぶ長くいたが、どちらも戻ってこなかった。どこまで行ったのだろう。

西岳

戸隠神告げ温泉というのは、以前入った覚えがあったが、2006年9月3日、戸隠に登った時のようだ。11年ぶり。

戸隠山