天狗岳 白神山地のど真ん中

青森県  958m  2003年9月23日

東北百名山

245

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尾根道の樹間から、片側にかしいだ岩木山が見える。両肩を縦に見ているので、きゃしゃに見える。

展望のあるところに出て、南に櫛石山、行く手に天狗岳が見え、その先で摩須賀岳、真瀬岳も見えてくるが、当時はそれらの峰の同定はまだできなかった。そこは、白神山地のど真ん中だった。

樹木の上に三つのピーク(吉ヶ峰、三角峰、太夫峰)が左右対称に並んでいた。絶壁の岩肌の上に立っているのに、その姿は優美で気品があった。私はしばらく、その姿から目が離せなかった。

南と東はブナで覆われた山の連なり。今は、その中に櫛石山、摩須賀岳、真瀬岳を同定できる。東の遠くの三角形は藤里駒ヶ岳だろう。どの峰にも忘れられない思い出がある。

深浦の展望所からは、日本海越しに崩山と白神岳を見る。こんなに海に近いのか。

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印象的な三つのピークを初めて見たとき、これが向白神岳に違いないと思った。この後、実際に登った時も三つの頂上ピーク(最高点峰、中央峰、三角点峰)を辿っていた。だが、向白神岳は三つのピークの左(南)に位置している。それは、静御殿を従え、三角点峰と最高点峰が並び、三つのピークよりも高く、青空の下に悠然としている。

行く手に天狗岳が見え、摩須賀岳、真瀬岳も見えてくるが、当時はそれらの峰の同定はまだできなかった。そこは、白神山地のど真ん中だった。
樹木の上に三つのピーク(吉ヶ峰、三角峰、太夫峰)が左右対称に並んでいた。絶壁の岩肌の上に立っているのに、その姿は優美で気品があった。私はしばらく、その姿から目が離せなかった。
深浦の展望所からは、日本海越しに崩山と白神岳を見る。こんなに海に近いのか
南と東はブナで覆われた山の連なり。今は、その中に櫛石山、摩須賀岳、真瀬岳を同定できる。東の遠くの三角形は藤里駒ヶ岳だろう。どの峰にも忘れられない思い出がある:尾太岳、櫛石山、藤里駒ヶ岳、二ツ森、摩須賀岳
7:30 天狗峠発 7:57 三角点849m 9:48 天狗岳・・・・・・・・・・・・・・・登り2時間18分10:49 天狗岳発12:36 三角点849m13:02 天狗峠・・・・・・・・・・・・・往復5時間32分

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白神ラインの砂利道区間42kmの25km地点にある登山口に着いたのは7時頃。朝日の岩木山は両肩をいからせている。登山口には2パーティ。彼等の後、7時半頃出発。尾根沿いだが眺望のよいところは限られ、登ったり下ったりの水平移動。5km強の500m毎に指導標。

途中にある4つのピークの一つ目849mに三角点。片側にかしいだ岩木山が見える。両肩を縦に見ているので、きゃしゃに見える。展望のあるところに出て、南に櫛石山、行く手に天狗岳が見え、その先で摩須賀岳、真瀬岳も見えてくるが、当時はそれらの峰の同定はまだできなかった。白神山地のど真ん中。

天狗岳の頂上に着くと、南側と東側が開けているが、肝心の西側は背伸びしないと見えない。背伸びしてみると、樹木の上に三つのピーク(吉ヶ峰、三角峰、太夫峰)が左右対称に並んでいた。絶壁の岩肌の上に立っているのに、その姿は優美で気品があった。私はしばらく、その姿から目が離せなかった。

南と東はブナで覆われた山の連なり。今は、その中に櫛石山、摩須賀岳、真瀬岳を同定できる。東の遠くの三角形は藤里駒ヶ岳だろう。どの峰にも忘れられない思い出がある。陽射しのなかで半袖半ズボンになり食事。パーティがやってきた10時半頃、帰路につく。

13時頃登山口に帰着したが、その前に大勢の登山者、パーティとすれちがう。登山口は満車状態になっていた。白神ラインを西へ岩崎村側に向かい、途中の展望所で白神岳や向白神岳を写す。天狗岳が見える場所もある。深浦の展望所からは、日本海越しに崩山と白神岳を見る。こんなに海に近いのか。

深浦から鰺ヶ沢に北上し、五所川原へ。岩木山は五所川原を過ぎるまで雲を被っていたが、山頂が見えるようになると、こちらから見る姿は肩がなく、すっきりしている。

夜明けの岩木山

白神ラインの砂利道区間42kmの25km地点にある登山口に着いたのは7時頃。朝日の岩木山は両肩をいからせている。登山口には2パーティ。彼等の後、7時半頃出発。尾根沿いだが眺望のよいところは限られ、登ったり下ったりの水平移動。5km強の500m毎に指導標。

白神ラインからの情景

天狗峠

三角点849m

きゃしゃな岩木山

途中にある4つのピークの一つ目849mに三角点。片側にかしいだ岩木山が見える。両肩を縦に見ているので、きゃしゃに見える。展望のあるところに出て、南に櫛石山、行く手に天狗岳が見え、その先で摩須賀岳、真瀬岳も見えてくるが、当時はそれらの峰の同定はまだできなかった。白神山地のど真ん中。

南東の景観:尾太岳、櫛石山、藤里駒ヶ岳、二ツ森、摩須賀岳

櫛石山

天狗岳

摩須賀岳、真瀬岳、天狗岳

摩須賀岳

真瀬岳

頂上標識と三角点

天狗岳の頂上に着くと、南側と東側が開けているが、肝心の西側は背伸びしないと見えない。背伸びしてみると、樹木の上に三つのピーク(吉ヶ峰、三角峰、太夫峰)が左右対称に並んでいた。絶壁の岩肌の上に立っているのに、その姿は優美で気品があった。私はしばらく、その姿から目が離せなかった。

南と東はブナで覆われた山の連なり。今は、その中に櫛石山、摩須賀岳、真瀬岳を同定できる。東の遠くの三角形は藤里駒ヶ岳だろう。どの峰にも忘れられない思い出がある。陽射しのなかで半袖半ズボンになり食事。パーティがやってきた10時半頃、帰路につく。

南の景観:藤里駒ヶ岳、摩須賀岳、真瀬岳、向白神岳(最高点、三角点)、静御前、吉ヶ峰、直角峰、太夫峰

三つのピーク(吉ヶ峰、三角峰、太夫峰)

この印象的な三つのピークを初めて見たとき、これが向白神岳に違いないと思った。この後、実際に登った時も三つの頂上ピーク(最高点峰、中央峰、三角点峰)を辿っていた。だが、向白神岳は三つのピークの左(南)に位置している。それは、静御殿を従え、三角点峰と最高点峰が並び、三つのピークよりも高く、青空の下に悠然としている。

向白神岳

白神ライン展望所から見る向白神岳と白神岳

13時頃登山口に帰着したが、その前に大勢の登山者、パーティとすれちがう。登山口は満車状態になっていた。白神ラインを西へ岩崎村側に向かい、途中の展望所で白神岳や向白神岳を写す。天狗岳が見える場所もある。深浦の展望所からは、日本海越しに崩山と白神岳を見る。こんなに海に近いのか。

深浦から日本海越しに見る崩山と白神岳

夕日の岩木山

深浦から鰺ヶ沢に北上し、五所川原へ。岩木山は五所川原を過ぎるまで雲を被っていたが、山頂が見えるようになると、こちらから見る姿は肩がなく、すっきりしている。