月山 和賀三山、ブナの尾根道

岩手県・北上市  583m  2018年10月21日

岩手の山150

346

さらさらと

落ち葉が落ちる

ざくざくと

落ち葉を踏むと

すっかり秋の中にいる

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R107から景勝園の入口を入ると、建物の少し手前に標識が立っていて、駐車場に立派な登山案内まである。薄紫と白のヨメナ(シオン?)。くすんだ赤のイヌタデ。丸い赤のアカツメクサ。

杉林の登山道から尾根ピークに上がると第一展望所の標識に四等三角点。スギの樹間に月山が見えていた。射してきた朝日に黄葉が金色に輝いていた。

つづら折りの切ってある道をそれまでと同じ調子でぐんぐん登る。周囲は紅葉・黄葉のまっさかり。

突然、視界が開けて南の山並みが見えた。中央に羽山とその奥の夏油と焼石の山々、前塚見山とオガラ森山。その奥で雲から抜け出そうとしているのは経塚山、そして羽山の右手に高いのは仙人山に違いない。仙人山は、そこから見ると羽山よりもはるかに高くそびえ、三角形のピークが空高くから見下ろしていた。こんなに立派な山だったとは。

広い林の中の丘に月山の頂上があった。頂上標識と古い祠。三角点はないが、二つの祠の間に置かれた「月山」の石標が卵形をしていてなかなかいい。

下山時に登ってくる人、登ろうとしている人に会う。北上の月山は、こんなに登りやすく、眺めもいい。人気がでるだろう。

 スギの樹間に月山が見えていた。射してきた朝日に黄葉が金色に輝いていた。
 朝露の薄紫のヨメナ(シオン?)
 羽山の右手に高いのは仙人山に違いない。
 二つの祠と「月山」の石標
  6:18 月山P発(標高130m)  6:48 第一展望所・四等三角点315m  7:57 月山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り1時間39分  8:09 月山発  9:04 第一展望所  9:24 月山P・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復3時間6分
往復5.9㎞、標高差567m

GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGG

4時に起きて紫波SAを出る。昨晩の燃費は13.3㎞だったが、今朝100㎞で走ると15.0㎞。寒いので上下レインウェア。月山の登山口は羽山に登った時に調査済で、R107から景勝園の入口を入ると、建物の少し手前に標識が立っていて、駐車場に立派な登山案内まである。登山者ノート・ボックスもある。これは2年前にもあったかな。6:20と記入して歩き始める。薄紫と白のヨメナ(シオン?)。くすんだ赤のイヌタデ。イヌタデの群落の近くにぽつんと丸い赤のアカツメクサ。「月山へは沢沿いの険しい道」というふうに記憶していたのでヘルメットをかぶり、アペックス・シューズにスパッツをつけ(ゴムバンドの即席スパッツ・ホルダーは有効だった)、ラチェット・スティック。最初は広い林道。誰もいそうもないのでウォークマンを起動。クマよけの音楽は先週の続きのヘンリー・カウ。

林道を行くと綱取鉱山坑道入口という標識があるが、どこが坑道なのかよくわからない。その少し先に綱取鉱山火薬庫跡という標識。近くにある平地が跡地だろうか。林道はつづら折りに沢の左岸尾根を登っていき、林道終点から階段を登って登山道。作業道らしき道の途中から尾根道に上がる。いつまでたっても沢に下る様子はなく、杉林の登山道から尾根ピークに上がると第一展望所の標識に四等三角点。この調子だと沢には降りそうもないな、と思い、暑くなってきたのでレインウェアを脱ぎ、スティックもしまう。スギの樹間に月山が見えていた。射してきた朝日に黄葉が金色に輝いていた。左岸尾根は杉の植林から次第にブナやミズナラが混じってくる。第二展望台らしきところから(標識の文字がはがれて読めない)も樹間に月山。左岸尾根がやや左(西)に向かうところで右手に黄葉の山が見えるが、それは月山ではなく、月山の東に尾根続きの505m峰のようだ。きつい傾斜が現われ、ガーデン手袋をはめて木を掴んで登る。第三展望台は310mテラスにあり、南東の景観が見えた。朝霧にかすむ北上の街並み。このあたりから周囲はみんなブナ。倒木にたくさん生えていたのはニガクリタケ?採らなかった。

月山の南にある450m峰の右(北東)側をトラバースし、少し下ってコルから一番きつい登り。つづら折りの切ってある道をそれまでと同じ調子でぐんぐん登る。周囲は紅葉・黄葉のまっさかり。登山道は次第に左(西)にトラバースしていき、突然、視界が開けて南の山並みが見えた。中央に羽山とその奥の夏油と焼石の山々、前塚見山とオガラ森山。その奥で雲から抜け出そうとしているのは経塚山、そして羽山の右手に高いのは仙人山に違いない。登山道から外れて斜面を西に踏み込み、景色を写す。下から見上げた時はそれほどとも思わなかった仙人山は、そこから見ると羽山よりもはるかに高くそびえ、三角形のピークが空高くから見下ろしていた。こんなに立派な山だったとは。よし、今日、あれにも是非登ろう。ひとしきり写真を写し、登山道に戻ると、少し上に第四展望台があった。だが木々が茂り、そこからよりもさっきの登山道の西斜面のほうが景色は良く見えた。第四展望台からは北東方向に緩く登り、広い林の中の丘に月山の頂上があった。頂上標識と古い祠。三角点はないが、二つの祠の間に置かれた「月山」の石標が卵形をしていてなかなかいい。林の東側が開けていて、北上の街並みが見えていた。西の樹間に見えている高い山は明倉山だろうか。ザックを下ろして少し休むが、もうすっかり涼しくなっていてポカリを少し飲み、パンは食べずに先週の食べ残しのナッツを食べながら下山する。

予想外に楽な旅だったので、ヤブ斜面を450m峰まで登ってみる。細いブナと笹の頂上。先週の男火のようにブナは地上を這ってはいない。あのようになるのは風が強いせいなのか。第二展望所から第一展望所のあたりは道の分岐がいくつかあり、知らず知らず往路と違う道を歩いていたが、元の道に合流した。下山時に登ってくる人、登ろうとしている人に会う。林道に下ってから登ってくる男性に遭遇。駐車場ではこれから登ろうとしている女性に会った。北上の月山は、こんなに登りやすく、眺めもいい。人気がでるだろう。秋空に走る飛行機雲。駐車場から出ると、和賀川の向こうに羽山。

朝焼け

4時に起きて紫波SAを出る。昨晩の燃費は13.3㎞だったが、今朝100㎞で走ると15.0㎞。寒いので上下レインウェア。月山の登山口は羽山に登った時に調査済で、R107から景勝園の入口を入ると、建物の少し手前に標識が立っていて、駐車場に立派な登山案内まである。登山者ノート・ボックスもある。これは2年前にもあったかな。6:20と記入して歩き始める。薄紫と白のヨメナ(シオン?)。くすんだ赤のイヌタデ。イヌタデの群落の近くにぽつんと丸い赤のアカツメクサ。「月山へは沢沿いの険しい道」というふうに記憶していたのでヘルメットをかぶり、アペックス・シューズにスパッツをつけ(ゴムバンドの即席スパッツ・ホルダーは有効だった)、ラチェット・スティック。最初は広い林道。誰もいそうもないのでウォークマンを起動。クマよけの音楽は先週の続きのヘンリー・カウ。

景勝園入口

月山登山口

和賀三山の案内

ヨメナ

薄紫のヨメナ(シオン?)

イヌタデ

アカツメクサ

綱鳥鉱山坑道入口

林道を行くと綱取鉱山坑道入口という標識があるが、どこが坑道なのかよくわからない。その少し先に綱取鉱山火薬庫跡という標識。近くにある平地が跡地だろうか。林道はつづら折りに沢の左岸尾根を登っていき、林道終点から階段を登って登山道。作業道らしき道の途中から尾根道に上がる。いつまでたっても沢に下る様子はなく、杉林の登山道から尾根ピークに上がると第一展望所の標識に四等三角点。この調子だと沢には降りそうもないな、と思い、暑くなってきたのでレインウェアを脱ぎ、スティックもしまう。スギの樹間に月山が見えていた。射してきた朝日に黄葉が金色に輝いていた。左岸尾根は杉の植林から次第にブナやミズナラが混じってくる。第二展望台らしきところから(標識の文字がはがれて読めない)も樹間に月山。左岸尾根がやや左(西)に向かうところで右手に黄葉の山が見えるが、それは月山ではなく、月山の東に尾根続きの505m峰のようだ。きつい傾斜が現われ、ガーデン手袋をはめて木を掴んで登る。第三展望台は310mテラスにあり、南東の景観が見えた。朝霧にかすむ北上の街並み。このあたりから周囲はみんなブナ。倒木にたくさん生えていたのはニガクリタケ?採らなかった。

綱取鉱山火薬庫跡

杉林の尾根

第一展望所・三角点315m

三角点

月山

505m峰

第三展望所

朝霞の北上市街

ニガクリタケ(猛毒)?

クリタケは遠目に赤、ニガクリタケは遠目に黄。クリタケの柄は太くしっかりしており根本が茶色いことが多い。ニガクリタケは柄がすらっとしている(クマプーの山遊記)

ブナの道

羽山

月山の南にある450m峰の右(北東)側をトラバースし、少し下ってコルから一番きつい登り。つづら折りの切ってある道をそれまでと同じ調子でぐんぐん登る。周囲は紅葉・黄葉のまっさかり。登山道は次第に左(西)にトラバースしていき、突然、視界が開けて南の山並みが見えた。中央に羽山とその奥の夏油と焼石の山々、前塚見山とオガラ森山。その奥で雲から抜け出そうとしているのは経塚山、そして羽山の右手に高いのは仙人山に違いない。登山道から外れて斜面を西に踏み込み、景色を写す。下から見上げた時はそれほどとも思わなかった仙人山は、そこから見ると羽山よりもはるかに高くそびえ、三角形のピークが空高くから見下ろしていた。こんなに立派な山だったとは。よし、今日、あれにも是非登ろう。ひとしきり写真を写し、登山道に戻ると、少し上に第四展望台があった。だが木々が茂り、そこからよりもさっきの登山道の西斜面のほうが景色は良く見えた。

 夏油と焼石の山々: 羽山、前塚美山、オガラ森山、経塚山、兎森山、仙人山

経塚山と兎森山

仙人山

紅葉

月山頂上

第四展望台からは北東方向に緩く登り、広い林の中の丘に月山の頂上があった。頂上標識と古い祠。三角点はないが、二つの祠の間に置かれた「月山」の石標が卵形をしていてなかなかいい。林の東側が開けていて、北上の街並みが見えていた。西の樹間に見えている高い山は明倉山だろうか。ザックを下ろして少し休むが、もうすっかり涼しくなっていてポカリを少し飲み、パンは食べずに先週の食べ残しのナッツを食べながら下山する。

二つの祠と「月山」の石標

頂上のブナ

頂上から東の景観

明倉山?(西の景観)

予想外に楽な旅だったので、ヤブ斜面を450m峰まで登ってみる。細いブナと笹の頂上。先週の男火のようにブナは地上を這ってはいない。あのようになるのは風が強いせいなのか。第二展望所から第一展望所のあたりは道の分岐がいくつかあり、知らず知らず往路と違う道を歩いていたが、元の道に合流した。

飛行機雲

景勝園から見る羽山

下山時に登ってくる人、登ろうとしている人に会う。林道に下ってから登ってくる男性に遭遇。駐車場ではこれから登ろうとしている女性に会った。北上の月山は、こんなに登りやすく、眺めもいい。人気がでるだろう。秋空に走る飛行機雲。駐車場から出ると、和賀川の向こうに羽山。