伊吹山 花咲く山

滋賀県  1,377m  2003年8月5日、 2020年6月17日

日本百名山、花の百名山

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(2003年8月5日)

ちょっと寄ってみた伊吹山だったが、なんと花の多い山だろう。まだ花の名前も全く知らない頃だったが、写しているのは花ばかり。

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(2020年6月17日)

やっと米原市を抜ける頃、行く手の青空の下に伊吹山の勇壮な姿が見えてきた。このあたりは小さな山がたくさんあるが、その中でも格別に大きく重厚、貫禄がある。

そして伊吹山ドライブウェイに到達。なんと3,150円だったがもう昼前なので仕方ない。

頂上駐車場手前の道脇でカメラを構えていた人たちのターゲットはイヌワシだろうか。広い駐車場は1/4くらいの入りだったが、それでも数十台はあり、大勢の人たちが、様々な姿で歩き回っている。

最初に見つけたのは小さなクルマムグラ。黄色いナノハナに似た花はイブキガラシだろうか。白い花の大群落があり、背の高いのはクサタチバナ。高い茎の上におおぶりの白い花をたくさん付けていて、賑やか。花びらの先に切れ目があるミミナグサの大群落にも遭遇。コケのようにびっしり生えている黄色いのはマンネングサだろう。

頂上では大勢の人たちが歩き回っていて、思い思いに時を過ごしている。

マンネングサがびっしり生えている石段の脇を登ってヤマトタケル像と頂上標識のところに行き、女性二人が記念撮影しているのを待ってから琵琶湖ヲバックに頂上標識を撮影。

弥勒菩薩の祠の近くに咲いていたタンポポはイブキタンポポだろうか。

それから、東に100mくらいのところにある三角点のところに向かうと、その途中に南弥勒菩薩と「南菩薩堂と日本武尊石像」の案内があった(*2)。そして伊吹山の大きな一等三角点。

広い頂上のどこからでも四周が見渡せ、西には琵琶湖、南には市街地の向こうに霊仙山と鈴鹿の山々。北には山並みがびっしり折り重なっていたが、はるか遠くに白く見えているのは白山だろう。

頂上の南側で景色を楽しんでいる人たちの脇を抜け、頂上の西に向かう。西端には琵琶湖の展望所があったが、そこでいくつかの花を発見。ピンクのオドリコソウ。白いブーケみたいなのはイブキシモツケだろうか。

そこから北に鹿よけネットのドアをくぐると西コースの分岐があり、そこを下る。クサタチバナの大群落の途中にハルジオン、それにグンナイフウロを見る。ヤマハハコみたいな薄いピンクはカノコソウ?

夏の陽射の駐車場に戻ると芭蕉の句碑(*3)があった。トイレによってから片付け、帰路につく。青空の下に勇壮な姿を見せていた伊吹山は大展望と花でいっぱいだった。

 百花繚乱の伊吹山頂上付近の花畑
 ヤマトタケル像
 シモツケソウ
 車窓からの伊吹山(ここまで2003年8月5日)
 行く手の青空の下に伊吹山の勇壮な姿が見えてきた。このあたりは小さな山がたくさんあるが、その中でも格別に大きく重厚、貫禄がある。(ここから2020年6月17日)
 白い花の大群落があり、背の高いのはクサタチバナ。高い茎の上におおぶりの白い花をたくさん付けていて、賑やか。
 黄色いナノハナに似た花はイブキガラシだろうか
 花びらの先に切れ目があるミミナグサの大群落にも遭遇
 コケのようにびっしり生えている黄色いのはマンネングサだろう。
 白いブーケみたいなのはイブキシモツケだろうか。
 グンナイフウロ
 ヤマハハコみたいな薄いピンクはカノコソウ?
(2003年8月5日)(9:00)ゴンドラ麓駅  9:11 ゴンドラ終点発10:45 伊吹山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り1時間34分11:26 山頂周回(1回半)12:46 頂上駐車場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゴンドラ終点から3時間35分(13:08)バス乗車
(2020年6月17日)12:03 頂上駐車場発(中央登山道)(標高1,240m)12:35 二本武尊像と頂上標識12:43 伊吹山・三角点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り40分13:04 琵琶湖展望台(西登山道)13:32 頂上駐車場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周回1時間29分
周回2.4㎞、標高差138m

(2003年8月5日)

(2020年6月17日)

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(2003年8月5日)

3合目まで急な斜面をゴンドラで登り、歩き始める。登山者多数。ゴンドラから山頂まで花がたくさん咲いていたが、観光客も負けずに多い。大方は車でスカイラインを登ってきたのだろう。かき分けながら進む。日が射しているのでゆっくり登ったつもりだが、ゴンドラ頂上駅は標高800mくらいなので、1,377mの頂上まで600m弱を約1時間半で到着というのは結構早かった。

頂上にはお宮あり、店あり、生ビールあり。生ビールとざるそばを食べる。三角点と「みっともない」日本武尊像*を発見。山頂周回コースを1周半回る。花の多いこと。

*「・・・頂上に日本武尊の石像が立っているが、尊にお気の毒なくらいみっともない作りであるのは残念である。」日本百名山・伊吹山

バスでスカイラインを降り、関ヶ原駅から電車に乗り、京都へ向かうと、関ヶ原の二つ手前の駅から正面に大きく伊吹山が見えている。山頂は雲がかかっていたが、堂々とした大きな姿。

(2020年6月17日)

やっと米原市を抜ける頃、行く手の青空の下に伊吹山の勇壮な姿が見えてきた。このあたりは小さな山がたくさんあるが、その中でも格別に大きく重厚、貫禄がある。そして伊吹山ドライブウェイに到達。なんと3,150円だったがもう昼前なので仕方ない。しかも頂上Pまで直線でも6㎞強。うねるドライブウェイを延々と登っていくが、途中で勇壮な伊吹山が再び姿を現わし、停車して写真を撮っている人たちがいた。私も途中にあるパーキングに入り、勇壮な伊吹山を撮影。ドライブウェイは最後に頂上の北側に回り込み、広い駐車場に到着。頂上駐車場手前の道脇でカメラを構えていた人たちのターゲットはイヌワシだろうか。広い駐車場は1/4くらいの入りだったが、それでも数十台はあり、大勢の人たちが、様々な姿で歩き回っている。私はいつもの日帰りスタイルに麦わら帽子をかぶって伊吹山に向かう。東、中央、西と三つあるコースの西に行くつもりが中央を登っていた。階段の多いその道沿いで最初に見つけたのは小さなクルマムグラ。黄色いナノハナに似た花はイブキガラシだろうか。白い花の大群落があり、背の高いのはクサタチバナ。高い茎の上におおぶりの白い花をたくさん付けていて、賑やか。花びらの先に切れ目があるミミナグサの大群落にも遭遇。コバナノミミナグサだと思うが、花は小さくない。コケのようにびっしり生えている黄色いのはマンネングサだろう。だが、17年前の8月に訪れたときの方が花はもっと華やかだったような気がする。頂上では大勢の人たちが歩き回っていて、思い思いに時を過ごしている。

マンネングサがびっしり生えている石段の脇を登ってヤマトタケル像と頂上標識のところに行き、女性二人が記念撮影しているのを待ってから琵琶湖ヲバックに頂上標識を撮影。お花畑案内図というのに記してあった花は19種類(*1)、そのうちこの日見たのは4種類のみ。6月なのにこんなものなのだろうか。弥勒菩薩の祠の近くに咲いていたタンポポはイブキタンポポだろうか。それから、東に100mくらいのところにある三角点のところに向かうと、その途中に南弥勒菩薩と「南菩薩堂と日本武尊石像」の案内があった(*2)。そして伊吹山の大きな一等三角点。広い頂上のどこからでも四周が見渡せ、西には琵琶湖、南には市街地の向こうに霊仙山と鈴鹿の山々。北には山並みがびっしり折り重なっていたが、はるか遠くに白く見えているのは白山だろう。

(*1)お花畑案内図:(この日見た花)コバナノミミナグサ、イブキシモツケ、グンナイフウロ、イブキタンポポ、(見なかった花)イブキトラノオ、イブキハタザオ、イブキコゴメグサ、リュウノウギク、イブキレイジンソウ、イブキトリカブト、メタカラコウ、コイブキアザミ、イブキジャコウソウ、ミヤマコアザミ、イブキヒメヤマアザミ、キンバイソウ、ルリトラノオ、シモツケソウ、サラシナショウマ

(*2)明治45年に尾張国御嶽照王教会員の方々によって日本武尊の石像一体と弥勒仏の石像とこれを安置する石室が建設され,大正元年11月21日に開眼供養が行われました。日本武尊石像は岐阜県関ケ原町の石清の製作によるものです。滋賀県東浅井郡草野村の有志が担いで頂上まで上げました。愛知・岐阜・滋賀三県の一大プロジェクトだったのです。また、大正9年には4合目の高屋に日本武尊遭難の地の祠と木像が安置されました。

頂上の南側で景色を楽しんでいる人たちの脇を抜け、頂上の西に向かう。西端には琵琶湖の展望所があったが、そこでいくつかの花を発見。ピンクのオドリコソウ。白いブーケみたいなのはイブキシモツケだろうか。そこから北に鹿よけネットのドアをくぐると西コースの分岐があり、そこを下る。クサタチバナの大群落の途中にハルジオン、それにグンナイフウロを見る。ヤマハハコみたいな薄いピンクはカノコソウ?夏の陽射の駐車場に戻ると芭蕉の句碑(*3)があった。トイレによってから片付け、帰路につく。青空の下に勇壮な姿を見せていた伊吹山は大展望と花でいっぱいだった。

(*3)芭蕉句碑 そのままよ 月もたのまし 伊吹山

(2003年8月5日)

案内

3合目まで急な斜面をゴンドラで登り、歩き始める。登山者多数。ゴンドラから山頂まで花がたくさん咲いていたが、観光客も負けずに多い。大方は車でスカイラインを登ってきたのだろう。かき分けながら進む。日が射しているのでゆっくり登ったつもりだが、ゴンドラ頂上駅は標高800mくらいなので、1,377mの頂上まで600m弱を約1時間半で到着というのは結構早かった。

伊吹山とゴンドラ

雲に霞む伊吹山

茶色の蝶

ジャノメチョウ

六合目

シシウド

山頂の説明入り写真にあったイブキボウフウかと思ったが、イブキボウフウは大きくなく、細い葉をしていて、なかなか見つからないらしい

オオバギボウシ

八合目

フウロ

イブキフウロかと思ったが、「イブキフウロは花弁の先端が三裂」しているそうなので、違うらしい

ナデシコ

シモツケソウ

頂上の社

頂上にはお宮あり、店あり、生ビールあり。生ビールとざるそばを食べる。三角点と「みっともない」日本武尊像*を発見。山頂周回コースを1周半回る。花の多いこと。

*「・・・頂上に日本武尊の石像が立っているが、尊にお気の毒なくらいみっともない作りであるのは残念である。」日本百名山・伊吹山

植物案内

日本武尊(ヤマトタケル)像

一等三角点

白い花・・・・・ススヤアカバナ?

 百花繚乱の伊吹山頂上付近の花畑: 紫色の花ははルリトラノオもしくはクガイソウ?

メタカラコウ

シシウド

 花畑2

車窓からの伊吹山

バスでスカイラインを降り、関ヶ原駅から電車に乗り、京都へ向かうと、関ヶ原の二つ手前の駅から正面に大きく伊吹山が見えている。山頂は雲がかかっていたが、堂々とした大きな姿。

(2020年6月17日)

 

伊吹山

 


ドライブウェイから見る伊吹山


 ドライブウェイ展望所から見る伊吹山

 

車道脇でイヌワシ撮影?

 

頂上駐車場

 

クルマムグラ


イブキガラシ?


クサタチバナ


クサタチバナ

 ミミナグサ

 


ミミナグサ

 


キジムシロ


 北の景観: 北には山並みがびっしり折り重なっていたが、はるか遠くに白く見えているのは白山だろう。

 マンネングサ

 マンネングサでいっぱいの石段

 

お花畑案内図

コバナノミミナグサ、イブキシモツケ、グンナイフウロ、イブキタンポポ、

イブキトラノオ、イブキハタザオ、イブキコゴメグサ、リュウノウギク、イブキレイジンソウ、イブキトリカブト、メタカラコウ、コイブキアザミ、イブキジャコウソウ、ミヤマコアザミ、イブキヒメヤマアザミ、キンバイソウ、ルリトラノオ、シモツケソウ、サラシナショウマ

 日本武武尊像と頂上標識


琵琶湖と頂上標識

 


弥勒菩薩の祠


イブキタンポポ?

 

イブキタンポポ


 南の景観: 西には琵琶湖、南には市街地の向こうに霊仙山と鈴鹿の山々

 南弥勒菩薩

 


南弥勒堂と日本武尊石像の案内

明治45年に尾張国御嶽照王教会員の方々によって日本武尊の石像一体と弥勒仏の石像とこれを安置する石室が建設され,大正元年11月21日に開眼供養が行われました。日本武尊石像は岐阜県関ケ原町の石清の製作によるものです。滋賀県東浅井郡草野村の有志が担いで頂上まで上げました。愛知・岐阜・滋賀三県の一大プロジェクトだったのです。また、大正9年には4合目の高屋に日本武尊遭難の地の祠と木像が安置されました。

 

伊吹山の一等三角点

 

オドリコソウ

 

イブキシモツケ?


イブキシモツケ


 琵琶湖

 

ハルジオン

 

グンナイフウロ


カノコソウ?


 

芭蕉句碑

そのままよ 月もたのまし 伊吹山


伊吹山と採掘斜面