須賀倉山 古い三つの頂上標識

岩手県  941m  2017年2月19日

岩手の山150

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道のない雪山のルートを探る旅。

雪の林道、放牧場、植林から灌木尾根を登るゆったりした山旅。たどり着いた頂上で、古い頂上標識を三つ発見。

雪空に隠れた和賀連峰、氷結した御所湖、そして雪の市街地を垣間見る。すると、あのあたりから須賀倉山も見えるはず。

帰り道の御所湖畔で、南に須賀倉山を探す。いくつか山が並んでおり、女助山の左奥の山が須賀倉山に違いない。それは、形の良いピラミッドの姿をしていた。

 女助山の左奥の山が須賀倉山に違いない。それは、形の良いピラミッドの姿をしていた
 たどり着いた頂上で、古い頂上標識を三つ発見。
 帰り道の御所湖畔で、南に須賀倉山を探す。いくつか山が並んでおり、女助山の左奥の山が須賀倉山に違いない。それは、形の良いピラミッドの姿をしていた:箱ヶ森、毒ヶ森、東根山、須賀倉山、女助山、男助山
  8:39 駐車地点発(標高300m)、林道歩き   9:31 畑平牧野  9:55 沢筋から尾根登り(西尾根の枝尾根)10:52 760m峰、西尾根の踏跡合流11:46 須賀倉山、休憩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り3時間7分12:06 須賀倉山発、滑走12:24 760m峰12:48 沢筋、シートラーゲンで登り返し13:09 畑平牧野、滑走再開13:19 駐車地点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復4時間40分
往復10.4㎞、標高差740m

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朝起きると、思った通り青空も見える薄曇りの天気。岩手山は雲がかかって見えない。高速を南下すると、箱ヶ森や南昌山がよく見える。高速を降り、御所湖の北岸から男助山の麓を南下。大村地区で左折し、除雪終点のスペースに駐車。手前に駐車していたスノーシューの男性が先に行く。最初は雪の林道だが、牧場の雪の上をショートカット。雪の林道をだいぶ歩いた先で開いた林道ゲートがあり、「畑平牧野」とある。放牧場のようだ。

放牧場に上がると視界が広がり、西にガスに隠れた和賀山塊。踏跡は林道を北に向かうが、GPSにマーキングしてきた南西尾根ルートは南なので、踏跡を外れ、南の沢筋に下る。急斜面を横歩きで沢筋に下るが、沢には水が流れており、たとえ渡渉しても対岸の斜面は登りにくそう。諦めて右岸に登り返し、西尾根に向かう。たぶん、踏跡もそのルートなのだろう。

笹の放牧場から植林斜面を登る。途中で右スキーのシールが外れ、貼りなおす。ミニモップでシール裏についた雪を払う。こいつは必需品。植林斜面から枝尾根に上がると傾斜が緩むが、細いブナがたくさん。西尾根の760m峰に到達すると、やはり踏跡があった。北に御所湖とその周辺がが見える。すると、あのあたりから須賀倉山も見えるはず。枝にピンクテープ。

下ってきたスノーシューの男性に会い、更に登り、須賀倉山頂上に着く。林の中の小広場。トライアングルポイントの頂上標識があるが、三角点は雪の下。雪がところどころ解けていて、徒歩では踏み抜きで歩きにくそう。開けた雪の上でホットレモンを飲んでいると、もう一つの頂上標識を発見。滑走する直前に、針金にぶら下がった三つ目の頂上標識も発見。登山道がない山にしては、ずいぶん人が訪ねているようだ。ザックにしまっていたゴーグルをケースから出し、滑走開始。

雪質はそんなに悪くないが、なにせ灌木が多くて滑りにくい。まっすぐ滑らず、左右に滑っては戻る。760m峰にカニ歩きと横登りで登り返し、西尾根から外れ、往路の枝尾根を滑走。枝尾根は細いブナが密生していて滑りにくい。植林斜面にもブナがあり、スペースは狭い。大きく左右に滑る。笹の放牧場は強引に滑るが、困ったことに林道に繋がるルートがなく、沢筋に下るしかない。急な細尾根を横滑りで沢筋に下る。うまいもんだ。沢筋では、枝沢をスキーで二つほど跨いで越えてきたが、今度はシールなしで同じところを渡る。これまた、うまいもんだ。

しかし、放牧場から横滑りで降りてきた部分はさすがにスキーでは登れず、スキーをザックに取り付けて歩いて登る。やれやれ。ようやく林道に合流し、そこからはのんびり滑る。林道の雪はほどよく滑り、滑りながらカメラで周囲を撮影。途中、傾斜がなくて少し漕いだが、終盤はまた滑り出す。最後の牧場をデジカメを写しながら大きなターンを描き、駐車地点に帰着。

帰り道の御所湖畔で、南に須賀倉山を探す。いくつか山が並んでおり、女助山の左奥の山が須賀倉山に違いない。それは、形の良いピラミッドの姿をしていた。

雲に霞む岩手山

朝起きると、思った通り青空も見える薄曇りの天気。岩手山は雲がかかって見えない。

赤林山と箱ヶ森

高速を南下すると、箱ヶ森や南昌山がよく見える。

男助山

高速を降り、御所湖の北岸から男助山の麓を南下。

「畑平放牧地」標識

出発地点の広大な雪原

大村地区で左折し、除雪終点のスペースに駐車。手前に駐車していたスノーシューの男性が先に行く。最初は雪の林道だが、牧場の雪の上をショートカット。

「畑平牧野」標識

雪の林道をだいぶ歩いた先で開いた林道ゲートがあり、「畑平牧野」とある。放牧場のようだ。

「畑平牧野」の小屋

雲に隠れた和賀連峰

放牧場に上がると視界が広がり、西にガスに隠れた和賀山塊。踏跡は林道を北に向かうが、GPSにマーキングしてきた南西尾根ルートは南なので、踏跡を外れ、南の沢筋に下る。急斜面を横歩きで沢筋に下るが、沢には水が流れており、たとえ渡渉しても対岸の斜面は登りにくそう。諦めて右岸に登り返し、西尾根に向かう。たぶん、踏跡もそのルートなのだろう。

雪の笹原

笹の放牧場から植林斜面を登る。途中で右スキーのシールが外れ、貼りなおす。ミニモップでシール裏についた雪を払う。こいつは必需品。植林斜面から枝尾根に上がると傾斜が緩むが、細いブナがたくさん。

植林斜面

西尾根

西尾根の760m峰に到達すると、やはり踏跡があった。北に御所湖とその周辺がが見える。すると、あのあたりから須賀倉山も見えるはず。枝にピンクテープ。

下ってきたスノーシューの男性に会い、更に登り、須賀倉山頂上に着く。

男助山

平地風景

御所湖

帰りにこの湖から須賀倉山を探す

須賀倉山頂上

林の中の小広場。トライアングルポイントの頂上標識があるが、三角点は雪の下。雪がところどころ解けていて、徒歩では踏み抜きで歩きにくそう。開けた雪の上でホットレモンを飲んでいると、もう一つの頂上標識を発見。滑走する直前に、針金にぶら下がった三つ目の頂上標識も発見。登山道がない山にしては、ずいぶん人が訪ねているようだ。ザックにしまっていたゴーグルをケースから出し、滑走開始。

頂上標識1 トライアングル・ポイント

頂上標識2

頂上標識3

西尾根の760m峰

雪質はそんなに悪くないが、なにせ灌木が多くて滑りにくい。まっすぐ滑らず、左右に滑っては戻る。760m峰にカニ歩きと横登りで登り返し、西尾根から外れ、往路の枝尾根を滑走。枝尾根は細いブナが密生していて滑りにくい。植林斜面にもブナがあり、スペースは狭い。大きく左右に滑る。

滑走

沢筋への横滑り下降

笹の放牧場は強引に滑るが、困ったことに林道に繋がるルートがなく、沢筋に下るしかない。急な細尾根を横滑りで沢筋に下る。うまいもんだ。沢筋では、枝沢をスキーで二つほど跨いで越えてきたが、今度はシールなしで同じところを渡る。これまた、うまいもんだ。

沢筋

しかし、放牧場から横滑りで降りてきた部分はさすがにスキーでは登れず、スキーをザックに取り付けて歩いて登る。やれやれ。

林道の滑走

ようやく林道に合流し、そこからはのんびり滑る。林道の雪はほどよく滑り、滑りながらカメラで周囲を撮影。途中、傾斜がなくて少し漕いだが、終盤はまた滑り出す。

最後の滑走

最後の牧場をデジカメを写しながら大きなターンを描き、駐車地点に帰着。

男助山

須賀倉山

帰り道の御所湖畔で、南に須賀倉山を探す。いくつか山が並んでおり、女助山の左奥の山が須賀倉山に違いない。それは、形の良いピラミッドの姿をしていた。

御所湖