須賀倉山 古い三つの頂上標識
岩手県 941m 2017年2月19日
岩手の山150
199
道のない雪山のルートを探る旅。
雪の林道、放牧場、植林から灌木尾根を登るゆったりした山旅。たどり着いた頂上で、古い頂上標識を三つ発見。
雪空に隠れた和賀連峰、氷結した御所湖、そして雪の市街地を垣間見る。すると、あのあたりから須賀倉山も見えるはず。
帰り道の御所湖畔で、南に須賀倉山を探す。いくつか山が並んでおり、女助山の左奥の山が須賀倉山に違いない。それは、形の良いピラミッドの姿をしていた。
往復10.4㎞、標高差740m
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朝起きると、思った通り青空も見える薄曇りの天気。岩手山は雲がかかって見えない。高速を南下すると、箱ヶ森や南昌山がよく見える。高速を降り、御所湖の北岸から男助山の麓を南下。大村地区で左折し、除雪終点のスペースに駐車。手前に駐車していたスノーシューの男性が先に行く。最初は雪の林道だが、牧場の雪の上をショートカット。雪の林道をだいぶ歩いた先で開いた林道ゲートがあり、「畑平牧野」とある。放牧場のようだ。
放牧場に上がると視界が広がり、西にガスに隠れた和賀山塊。踏跡は林道を北に向かうが、GPSにマーキングしてきた南西尾根ルートは南なので、踏跡を外れ、南の沢筋に下る。急斜面を横歩きで沢筋に下るが、沢には水が流れており、たとえ渡渉しても対岸の斜面は登りにくそう。諦めて右岸に登り返し、西尾根に向かう。たぶん、踏跡もそのルートなのだろう。
笹の放牧場から植林斜面を登る。途中で右スキーのシールが外れ、貼りなおす。ミニモップでシール裏についた雪を払う。こいつは必需品。植林斜面から枝尾根に上がると傾斜が緩むが、細いブナがたくさん。西尾根の760m峰に到達すると、やはり踏跡があった。北に御所湖とその周辺がが見える。すると、あのあたりから須賀倉山も見えるはず。枝にピンクテープ。
下ってきたスノーシューの男性に会い、更に登り、須賀倉山頂上に着く。林の中の小広場。トライアングルポイントの頂上標識があるが、三角点は雪の下。雪がところどころ解けていて、徒歩では踏み抜きで歩きにくそう。開けた雪の上でホットレモンを飲んでいると、もう一つの頂上標識を発見。滑走する直前に、針金にぶら下がった三つ目の頂上標識も発見。登山道がない山にしては、ずいぶん人が訪ねているようだ。ザックにしまっていたゴーグルをケースから出し、滑走開始。
雪質はそんなに悪くないが、なにせ灌木が多くて滑りにくい。まっすぐ滑らず、左右に滑っては戻る。760m峰にカニ歩きと横登りで登り返し、西尾根から外れ、往路の枝尾根を滑走。枝尾根は細いブナが密生していて滑りにくい。植林斜面にもブナがあり、スペースは狭い。大きく左右に滑る。笹の放牧場は強引に滑るが、困ったことに林道に繋がるルートがなく、沢筋に下るしかない。急な細尾根を横滑りで沢筋に下る。うまいもんだ。沢筋では、枝沢をスキーで二つほど跨いで越えてきたが、今度はシールなしで同じところを渡る。これまた、うまいもんだ。
しかし、放牧場から横滑りで降りてきた部分はさすがにスキーでは登れず、スキーをザックに取り付けて歩いて登る。やれやれ。ようやく林道に合流し、そこからはのんびり滑る。林道の雪はほどよく滑り、滑りながらカメラで周囲を撮影。途中、傾斜がなくて少し漕いだが、終盤はまた滑り出す。最後の牧場をデジカメを写しながら大きなターンを描き、駐車地点に帰着。
帰り道の御所湖畔で、南に須賀倉山を探す。いくつか山が並んでおり、女助山の左奥の山が須賀倉山に違いない。それは、形の良いピラミッドの姿をしていた。
雲に霞む岩手山
朝起きると、思った通り青空も見える薄曇りの天気。岩手山は雲がかかって見えない。
赤林山と箱ヶ森
高速を南下すると、箱ヶ森や南昌山がよく見える。
男助山
高速を降り、御所湖の北岸から男助山の麓を南下。
「畑平放牧地」標識
出発地点の広大な雪原
大村地区で左折し、除雪終点のスペースに駐車。手前に駐車していたスノーシューの男性が先に行く。最初は雪の林道だが、牧場の雪の上をショートカット。
「畑平牧野」標識
雪の林道をだいぶ歩いた先で開いた林道ゲートがあり、「畑平牧野」とある。放牧場のようだ。
「畑平牧野」の小屋
雲に隠れた和賀連峰
放牧場に上がると視界が広がり、西にガスに隠れた和賀山塊。踏跡は林道を北に向かうが、GPSにマーキングしてきた南西尾根ルートは南なので、踏跡を外れ、南の沢筋に下る。急斜面を横歩きで沢筋に下るが、沢には水が流れており、たとえ渡渉しても対岸の斜面は登りにくそう。諦めて右岸に登り返し、西尾根に向かう。たぶん、踏跡もそのルートなのだろう。
雪の笹原
笹の放牧場から植林斜面を登る。途中で右スキーのシールが外れ、貼りなおす。ミニモップでシール裏についた雪を払う。こいつは必需品。植林斜面から枝尾根に上がると傾斜が緩むが、細いブナがたくさん。
植林斜面
西尾根
西尾根の760m峰に到達すると、やはり踏跡があった。北に御所湖とその周辺がが見える。すると、あのあたりから須賀倉山も見えるはず。枝にピンクテープ。
下ってきたスノーシューの男性に会い、更に登り、須賀倉山頂上に着く。
男助山
平地風景
御所湖
帰りにこの湖から須賀倉山を探す
須賀倉山頂上
林の中の小広場。トライアングルポイントの頂上標識があるが、三角点は雪の下。雪がところどころ解けていて、徒歩では踏み抜きで歩きにくそう。開けた雪の上でホットレモンを飲んでいると、もう一つの頂上標識を発見。滑走する直前に、針金にぶら下がった三つ目の頂上標識も発見。登山道がない山にしては、ずいぶん人が訪ねているようだ。ザックにしまっていたゴーグルをケースから出し、滑走開始。
頂上標識1 トライアングル・ポイント
頂上標識2
頂上標識3
西尾根の760m峰
雪質はそんなに悪くないが、なにせ灌木が多くて滑りにくい。まっすぐ滑らず、左右に滑っては戻る。760m峰にカニ歩きと横登りで登り返し、西尾根から外れ、往路の枝尾根を滑走。枝尾根は細いブナが密生していて滑りにくい。植林斜面にもブナがあり、スペースは狭い。大きく左右に滑る。
滑走
沢筋への横滑り下降
笹の放牧場は強引に滑るが、困ったことに林道に繋がるルートがなく、沢筋に下るしかない。急な細尾根を横滑りで沢筋に下る。うまいもんだ。沢筋では、枝沢をスキーで二つほど跨いで越えてきたが、今度はシールなしで同じところを渡る。これまた、うまいもんだ。
沢筋
しかし、放牧場から横滑りで降りてきた部分はさすがにスキーでは登れず、スキーをザックに取り付けて歩いて登る。やれやれ。
林道の滑走
ようやく林道に合流し、そこからはのんびり滑る。林道の雪はほどよく滑り、滑りながらカメラで周囲を撮影。途中、傾斜がなくて少し漕いだが、終盤はまた滑り出す。
最後の滑走
最後の牧場をデジカメを写しながら大きなターンを描き、駐車地点に帰着。
男助山
須賀倉山
帰り道の御所湖畔で、南に須賀倉山を探す。いくつか山が並んでおり、女助山の左奥の山が須賀倉山に違いない。それは、形の良いピラミッドの姿をしていた。
御所湖