秋田県 森吉山1,454m、石森1,308m 2007年2月18日
(森吉山)日本二百名山
289
久しぶりに晴れた雪山
まぶしいほどの銀世界
冷たく張りつめた空気
山好きたちの歩いた跡が延々と続き
白い息を切らし、軽い足取り
(雪山の散歩)
❄❄❄❄❄
石森手前の尾根に達すると正面に目指す森吉山が見えた。青空の下に真っ白い底の広い三角形、一面を覆う樹氷、頂上に向かう小さな人影。輝くばかりに美しい。
石森に着き、まわりの風景を写していると、徒歩の団体が大勢やってきた。子供たちは最後はかけっこ。賑やかになった石森。
頂上に着くと頂上標識らしい雪ボール。ストックで標識の文字をかき出すと、我先に写真を撮ろうとするオバサン。元気だね。
尾根続きの東にヒバクラ山がやや低く見えている。ヒバクラの向こうには丸い頭の岩手山。今日の頂上は賑やか。
登ってきたモンスターの中に滑り込むとほどよいパウダーで、ショートターンを楽しむ。青い空に樹氷が輝いている。すぐに鞍部に着き、スキーを履いたままで避難小屋まで登ると、青空の下に樹氷をまとった優雅な森吉。
打当温泉直前の橋のところから、遠く北の方角に白い森吉を見た。麓は雪がなくて黒々としているのに、頂上は真っ白で雲が少しかかっていた。神秘的な姿。
MMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM
天気予報が曇時々晴から晴時々曇に変わり、5時に起きて出発。しかし森吉は田沢湖よりも近く、8時過ぎには着いてしまいそうなので、コンビニで少し仮眠をとる。スキー場まで森吉を写しながら行くが、森吉スキー場まであと少しというところで除雪していない道路となる。タイヤの跡はあるのでしばらく四駆でがんばるが、タイヤの跡もなくなり、バックで引返す。県道まで降りると、「森吉スキー場は営業休止中、阿仁スキー場を利用ください」とある。やれやれ、森吉スキー場から一ノ越を通って森吉山に登ろうという計画はついえた。阿仁に向かう。
こっちは途中からスキー場に向かう車と遭遇(そうでないとおかしい)。しかし阿仁の側からは森吉は見えない。満車途上の駐車場に止め、一日券3,300円を買ってゴンドラに乗る。ファット・スキーは外のスタンドに入らないので持って入る。ゴンドラ頂上に着くと、またもや出発しようとしている団体がいる。今回もゆっくり準備して、ホールズワースを聞きながら出発。圧雪された斜面を登っていて、左手のリフトに乗れば良かったと気付く。何のために一日券を買ったのだ。もう遅い。
それにしてもスキー客に観光客に登山客に、大勢が頂上に向かって歩いている。団体さんは斜面をトラバースして行ったが、私は踏み固められたルートを真っ直ぐ登る。森吉はなかなか見えないが、左手の一ノ越の手前に見えてきたのは森吉神社だろう。正面ピークは石森。先を歩く家族連れをややルートを外して追い抜き、石森手前の尾根に達すると正面に目指す森吉山が見えた。青空の下に真っ白い底の広い三角形、一面を覆う樹氷、頂上に向かう小さな人影。輝くばかりに美しい。右下には避難小屋とそこに続くトレース。南に見えているのは秋田駒・雄岳の雪壁らしい。石森に着き、まわりの風景を写していると、徒歩の団体が大勢やってきた。子供たちは最後はかけっこ。賑やかになった石森。スキー・アイゼンを引き上げ、避難小屋に向かって滑り降りる。
尾根をたどらず、真っ直ぐ登ろうとも考えたが、鞍部までだいぶ下るようなので止めておく。しかし避難小屋に着き、森吉を見上げると、避難小屋から真っ直ぐ登っているトレースがある。これだ、と思い、右に大きく回る順路から外れ、森吉正面の鞍部に滑り降り、そこからトレースを辿って登る。雪はやや深いのでトレースは助かる。麓のあたりには大きなモンスターがたくさんある。順路まで登ると木立はなくなり、ところどころアイスバーンの雪原にたくさんの人たちが頂上を目指している。もうスキーで降りてくる人もいる。東に見えているのは八幡平の高原と尖がった畚岳、その手前の窪んだのは焼山だ。
頂上に着くと頂上標識らしい雪ボール。ストックで標識の文字をかき出すと、我先に写真を撮ろうとするオバサン。元気だね。尾根続きの東にヒバクラ山がやや低く見えている。そこに向かうスキー・トレースが見えるので、誰か向かっている人(もしくは登ってきた人)がいるようだが、今回は無理はすまいと思っていたので、東南の尾根を少し下ってみるだけにする。ヒバクラの向こうには丸い頭の岩手山。ヒバクラに向かうスキートレースが付いている手前の小高い雪原が山人平なのかもしれない。東南尾根の先は急に下っており、その向こうは雲の下に消えている(下山後、その先にある打当温泉から白い森吉山を見た。立派だった)。頂上に戻り、腰を下ろしてお茶を飲む。昨日と違って今日の頂上は賑やか。
結局、30分くらい頂上にいてから出発。傾斜は緩いが頂上付近はクラストしていてガタガタ滑る。登ってきたモンスターの中に滑り込むとほどよいパウダーで、ショートターンを楽しむ。青い空に樹氷が輝いている。すぐに鞍部に着き、スキーを履いたままで避難小屋まで登ると、青空の下に樹氷をまとった優雅な森吉。石森への釣り尾根に滑り込んで、止まったところでスキーを担ぐと、横をシールスキーのおじさんが追い抜いてゆき、石森には来ずに森吉神社の方に行ってしまった。石森にはカメラをもった人が何人かいて、森吉に焦点を合わせている。きれいな白い三角形。
再びスキーをつけて滑り降りる。大勢歩いている人を避けて滑り、リフト頂上部へ。まだ12時半なのでリフト・ゲレンデを滑り、リフトに三回乗る。結構長いリフトで、ゲレンデから林の中に滑り込んでパウダースノーを楽しむ。それから、長い尾根コースを通ってゴンドラ麓駅まで滑る。下の方は雪質よくない。リフト・ゲレンデが買いだろう。前回は全く見えなかった青空の森吉を楽しみ、帰りは温泉にと思い、やや遠いが打当温泉に行く。反対方向に30kmほどなので、途中でやめようかとも思ったが、打当温泉直前の橋のところから、遠く北の方角に白い森吉を見た。麓は雪がなくて黒々としているのに、頂上は真っ白で雲が少しかかっていた。神秘的な姿。ここまで来てよかった。いつか打当から森吉に登ってみたい。マタギの里ということで、大きな熊の剥製が飾ってあった。風呂は露天付きでGOOD。森吉山の本が置いてあったが買わず。全く違う森吉がここにはあるのかもしれない。
森吉山(森吉山ダム手前より)
天気予報が曇時々晴から晴時々曇に変わり、5時に起きて出発。しかし森吉は田沢湖よりも近く、8時過ぎには着いてしまいそうなので、コンビニで少し仮眠をとる。スキー場まで森吉を写しながら行くが、森吉スキー場まであと少しというところで除雪していない道路となる。タイヤの跡はあるのでしばらく四駆でがんばるが、タイヤの跡もなくなり、バックで引返す。県道まで降りると、「森吉スキー場は営業休止中、阿仁スキー場を利用ください」とある。やれやれ、森吉スキー場から一ノ越を通って森吉山に登ろうという計画はついえた。阿仁に向かう。
森吉スキー場休止標示
阿仁スキー場ゴンドラ・トップ
こっちは途中からスキー場に向かう車と遭遇(そうでないとおかしい)。しかし阿仁の側からは森吉は見えない。満車途上の駐車場に止め、一日券3,300円を買ってゴンドラに乗る。ファット・スキーは外のスタンドに入らないので持って入る。ゴンドラ頂上に着くと、またもや出発しようとしている団体がいる。今回もゆっくり準備して、ホールズワースを聞きながら出発。圧雪された斜面を登っていて、左手のリフトに乗れば良かったと気付く。何のために一日券を買ったのだ。もう遅い。
雪原を石森に向かう
それにしてもスキー客に観光客に登山客に、大勢が頂上に向かって歩いている。団体さんは斜面をトラバースして行ったが、私は踏み固められたルートを真っ直ぐ登る。森吉はなかなか見えないが、左手の一ノ越の手前に見えてきたのは森吉神社だろう。正面ピークは石森。先を歩く家族連れをややルートを外して追い抜き、石森手前の尾根に達すると正面に目指す森吉山が見えた。青空の下に真っ白い底の広い三角形、一面を覆う樹氷、頂上に向かう小さな人影。輝くばかりに美しい。右下には避難小屋とそこに続くトレース。南に見えているのは秋田駒・雄岳の雪壁らしい。石森に着き、まわりの風景を写していると、徒歩の団体が大勢やってきた。子供たちは最後はかけっこ。賑やかになった石森。スキー・アイゼンを引き上げ、避難小屋に向かって滑り降りる。
森吉神社
秋田駒ヶ岳
南に見えているのは秋田駒・雄岳の雪壁らしい
石森頂上
石森から見る森吉山
徒歩の団体が大勢やってきた。子供たちは最後はかけっこ。賑やかになった石森
森吉山に向かう
避難小屋と森吉山
樹氷の間を登る
尾根をたどらず、真っ直ぐ登ろうとも考えたが、鞍部までだいぶ下るようなので止めておく。しかし避難小屋に着き、森吉を見上げると、避難小屋から真っ直ぐ登っているトレースがある。これだ、と思い、右に大きく回る順路から外れ、森吉正面の鞍部に滑り降り、そこからトレースを辿って登る。雪はやや深いのでトレースは助かる。麓のあたりには大きなモンスターがたくさんある。順路まで登ると木立はなくなり、ところどころアイスバーンの雪原にたくさんの人たちが頂上を目指している。もうスキーで降りてくる人もいる。東に見えているのは八幡平の高原と尖がった畚岳、その手前の窪んだのは焼山だ。
森吉山頂上
頂上に着くと頂上標識らしい雪ボール。ストックで標識の文字をかき出すと、我先に写真を撮ろうとするオバサン。元気だね。尾根続きの東にヒバクラ山がやや低く見えている。そこに向かうスキー・トレースが見えるので、誰か向かっている人(もしくは登ってきた人)がいるようだが、今回は無理はすまいと思っていたので、東南の尾根を少し下ってみるだけにする。ヒバクラの向こうには丸い頭の岩手山。ヒバクラに向かうスキートレースが付いている手前の小高い雪原が山人平なのかもしれない。東南尾根の先は急に下っており、その向こうは雲の下に消えている(下山後、その先にある打当温泉から白い森吉山を見た。立派だった)。頂上に戻り、腰を下ろしてお茶を飲む。昨日と違って今日の頂上は賑やか。
焼山(中央手前)と八幡平(中央奥)と畚岳(右端)
東に見えているのは八幡平の高原と尖がった畚岳、その手前の窪んだのは焼山だ。
森吉山頂上
丸頭の岩手山
ヒバクラの向こうには丸い頭の岩手山。
ヒバクラ山
森吉山頂上標識
樹氷と青空
結局、30分くらい頂上にいてから出発。傾斜は緩いが頂上付近はクラストしていてガタガタ滑る。登ってきたモンスターの中に滑り込むとほどよいパウダーで、ショートターンを楽しむ。青い空に樹氷が輝いている。
樹氷と青空
森吉山と樹氷と青空
森吉山と樹氷と青空
すぐに鞍部に着き、スキーを履いたままで避難小屋まで登ると、青空の下に樹氷をまとった優雅な森吉。石森への釣り尾根に滑り込んで、止まったところでスキーを担ぐと、横をシールスキーのおじさんが追い抜いてゆき、石森には来ずに森吉神社の方に行ってしまった。石森にはカメラをもった人が何人かいて、森吉に焦点を合わせている。きれいな白い三角形。
森吉山と青空と歩く人
ゲレンデ
再びスキーをつけて滑り降りる。大勢歩いている人を避けて滑り、リフト頂上部へ。まだ12時半なのでリフト・ゲレンデを滑り、リフトに三回乗る。結構長いリフトで、ゲレンデから林の中に滑り込んでパウダースノーを楽しむ。それから、長い尾根コースを通ってゴンドラ麓駅まで滑る。下の方は雪質よくない。リフト・ゲレンデが買いだろう。
ゲレンデ終点
マタギの里橋から見る森吉山
前回は全く見えなかった青空の森吉を楽しみ、帰りは温泉にと思い、やや遠いが打当温泉に行く。反対方向に30kmほどなので、途中でやめようかとも思ったが、打当温泉直前の橋のところから、遠く北の方角に白い森吉を見た。麓は雪がなくて黒々としているのに、頂上は真っ白で雲が少しかかっていた。神秘的な姿。ここまで来てよかった。いつか打当から森吉に登ってみたい。マタギの里ということで、大きな熊の剥製が飾ってあった。風呂は露天付きでGOOD。森吉山の本が置いてあったが買わず。全く違う森吉がここにはあるのかもしれない。