鞍掛山 岩手山を見上げる
岩手県 897m 2007年1月21日
岩手の山150、いわての雪山
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岩手山を眺めるスポットはたくさんあるが、迫力の点では鞍掛山だろう。1月下旬、東北にしては珍しく快晴の日、鞍掛山の900m弱の頂上に登ると、白く、ごつごつ、がっしりした岩手山が高く聳えている。
登山口には「歩くスキーコース案内」とあったが、スキーの人には会わなかった。準備していると次々に車が来て、みんな長靴で出かけてゆく。なんとなく場違いだが、下りでは登ってくる人を避けながらなんとか滑走。近くの網張温泉に寄っていき、晴天の露天風呂を満喫。
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この頃は雪山はスキーで登るもんだと思っていたのだが、徒歩の人にはさぞ迷惑だったと思う。申し訳ない。
鞍掛山自体は小さな目立たない山で、県道278や雫石スキー場から見ても、岩手山の巨体に比べてけし粒のよう。されど、このけし粒には味がある。
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岩手山を眺めるスポットはたくさんあるが、迫力の点では鞍掛山だろう。1月下旬、東北にしては珍しく快晴の日、鞍掛山の900m弱の頂上に登ると、白く、ごつごつ、がっしりした岩手山が高く聳えている。
前日夜は遅くまで起きていたが、5時半には起きて7時前に出発。鞍掛山なら楽だろう。岩木山はこの日もガスをかぶっており、秋田もガスだったが、松尾八幡平を過ぎると岩手山の全身が現れた。青い空に白い頂上が映える。日本海側は曇っていても盛岡は晴。形の変わっていく岩手山を写しながら前進。車が混んでいるが、たぶん岩手高原スキー場に行くのだろう。1月とは思えない快晴である。相の沢キャンプ場も1/4くらいの入り。登山口には「歩くスキーコース案内」とあったが、スキーの人には会わなかった。準備していると次々に車が来て、みんな長靴で出かけてゆく。なんとなく場違い。
なんとなく場違いだが、上着を腰に巻いて出発。手袋もなし。すぐに暑くなるだろう。分岐で左側の尾根コースに入る。ゆっくり進んでいるつもりはないが、次々に長靴組に追い越される。次の分岐で鞍掛山方面に右折。最初の尾根への登り。手前稜線に着くと視界が開け、正面に姫神山と、遠く早池峰が見えている。左手の岩手山も落葉樹の合間に大きく見えている。稜線をしばらくゆくと正面に鞍掛の頂上が見えてきた。いったん下りがありそうだと思っていると、結構なギャップがあり、斜めに滑り降りて橋を渡り、急な坂を登る(無理せずにスキーをはずして登ればよかったかも)。そこからまた稜線に上がり、左に岩手山、右に盛岡を見ながらの歩き。もう降りてくる人に何人も会う。
ついに頂上に着くと、鞍掛山の頂上標識の向こうに白く大きな岩手山が立っている。絶好の青空。どんどん人が増えてくる。反対側から登ってくる人もいる。座ってお茶を飲みながら写真を撮る。高倉山に小高倉山がよく見え、その向こうの三角山、笊森山(秋田駒は笊の背後で見えていないようだ)に乳頭山も本当によく見える。こんなに晴れるんだったら秋田駒に登るんだった、と思う。雪に埋まった三角点。丸い地平線に姫神と早池峰。和賀連峰にはやや雲がかかっている。
去りがたし頂上だが、シールをはがして出発。奥のルートもあるようだが、ここは来た道を下ることにする。下りでは登ってくる人を避けながらなんとか滑走。最初の斜面を斜めに下り、稜線から下るところでビンディングを固定する。ルートを外れて滑りたいところだが、細い木がびっしり生えていて滑れない。ルートに沿って滑るしかない。登ってくる人を待ってから斜面に飛び込み、ショートターン。ビンディングを固定しておけばターンは楽。滑っている分にはいいが、疲れてきて止まろうとすると苦労。スピードはなかなか止まらない。無理に止まろうとして二三度つまづく。下から登ってくる人がいるので、ぶつからないようにするためにはルートを外れるしかない。細いヤブの出ているところに突っ込み、ショートカットして下のルートに出る。
途中で降りていく二人を追い越し、沢の手前でスピードを落として斜めに降り、スキーを外して向かいの急な坂を登る。すると上から降りてくるおばさん。長靴だとたいへんそうだ。手前稜線をビンディングを外して歩き、下降点手前で休憩。登ってくるおじさん、おばさんに後から追いついてきた二人。平坦な尾根をしばらく歩き、それから最後の滑走。緩い坂なのでそんなにスピードは出ない。ビンディングを外したままノンストップで滑る。分岐に出てからはほぼ平坦なので、ルートに沿って滑走。結局、登りに1時間半、下り40分となった。駐車場は満車に近い。近くの網張温泉に寄っていき、晴天の露天風呂を満喫。
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この頃は雪山はスキーで登るもんだと思っていたのだが、徒歩の人にはさぞ迷惑だったと思う。申し訳ない。鞍掛山自体は小さな目立たない山で、県道278や雫石スキー場から見ても、岩手山の巨体に比べてけし粒のよう。されど、このけし粒には味がある。
夜明けの岩木山
前日夜は遅くまで起きていたが、5時半には起きて7時前に出発。鞍掛山なら楽だろう。岩木山はこの日もガスをかぶっており、秋田もガスだったが、松尾八幡平を過ぎると岩手山の全身が現れた。青い空に白い頂上が映える。日本海側は曇っていても盛岡は晴。形の変わっていく岩手山を写しながら前進。車が混んでいるが、たぶん岩手高原スキー場に行くのだろう。1月とは思えない快晴である。
岩手山・七変化
優雅な岩手山・・・・・北より
真っ白な岩手山・・・・・北東より
新旧の山が重なった岩手山・・・・・東より
ごつごつ、がっしりした岩手山・・・・・南東より
歩くスキー・コース
相の沢キャンプ場も1/4くらいの入り。「歩くスキーコース案内」とあるがスキーの人には会わなかった。準備していると次々に車が来て、みんな長靴で出かけてゆく。
案内板
なんとなく場違いだが、上着を腰に巻いて出発。手袋もなし。すぐに暑くなるだろう。分岐で左側の尾根コースに入る。ゆっくり進んでいるつもりはないが、次々に長靴組に追い越される。
落葉樹の間の岩手山
次の分岐で鞍掛山方面に右折。最初の尾根への登り。手前稜線に着くと視界が開け、正面に姫神山と、遠く早池峰が見えている。左手の岩手山も落葉樹の合間に大きく見えている。
見えてきた岩手山
次の分岐で鞍掛山方面に右折。最初の尾根への登り。手前稜線に着くと視界が開け、正面に姫神山と、遠く早池峰が見えている。左手の岩手山も落葉樹の合間に大きく見えている。稜線をしばらくゆくと正面に鞍掛の頂上が見えてきた。いったん下りがありそうだと思っていると、結構なギャップがあり、斜めに滑り降りて橋を渡り、急な坂を登る(無理せずにスキーをはずして登ればよかったかも)。そこからまた稜線に上がり、左に岩手山、右に盛岡を見ながらの歩き。もう降りてくる人に何人も会う。
乳頭山
鞍掛山頂上から見る岩手山
ついに頂上に着くと、鞍掛山の頂上標識の向こうに白く大きな岩手山が立っている。絶好の青空。どんどん人が増えてくる。反対側から登ってくる人もいる。座ってお茶を飲みながら写真を撮る。高倉山に小高倉山がよく見え、その向こうの三角山、笊森山(秋田駒は笊の背後で見えていないようだ)に乳頭山も本当によく見える。こんなに晴れるんだったら秋田駒に登るんだった、と思う。雪に埋まった三角点。丸い地平線に姫神と早池峰。和賀連峰にはやや雲がかかっている。
鞍掛山頂上の私と岩手山
せっかくだから写真を撮ってもらう。このためにあるようなハマった頂上標識。
雪に埋まった三角点。
高倉山と小高倉山
高倉山に小高倉山がよく見え、その向こうの三角山、笊森山に乳頭山も本当によく見える。こんなに晴れるんだったら秋田駒に登るんだった、と思う。
上の写真の山の同定・・・・・秋田駒は笊の背後で見えていないようだ
姫神山
丸い地平線に姫神と早池峰。
早池峰
貝吹岳だと思う
和賀連峰
和賀連峰にはやや雲がかかっている。
雪の田園風景
去りがたし頂上だが、シールをはがして出発。奥のルートもあるようだが、ここは来た道を下ることにする。最初の斜面を斜めに下り、稜線から下るところでビンディングを固定する。ルートを外れて滑りたいところだが、細い木がびっしり生えていて滑れない。ルートに沿って滑るしかない。登ってくる人を待ってから斜面に飛び込み、ショートターン。ビンディングを固定しておけばターンは楽。滑っている分にはいいが、疲れてきて止まろうとすると苦労。スピードはなかなか止まらない。無理に止まろうとして二三度つまづく。下から登ってくる人がいるので、ぶつからないようにするためにはルートを外れるしかない。細いヤブの出ているところに突っ込み、ショートカットして下のルートに出る。
途中で降りていく二人を追い越し、沢の手前でスピードを落として斜めに降り、スキーを外して向かいの急な坂を登る。すると上から降りてくるおばさん。長靴だとたいへんそうだ。手前稜線をビンディングを外して歩き、下降点手前で休憩。登ってくるおじさん、おばさんに後から追いついてきた二人。平坦な尾根をしばらく歩き、それから最後の滑走。緩い坂なのでそんなにスピードは出ない。ビンディングを外したままノンストップで滑る。分岐に出てからはほぼ平坦なので、ルートに沿って滑走。結局、登りに1時間半、下り40分となった。駐車場は満車に近い。網張温泉によっていく(500円)。晴天の露天風呂を満喫。
八幡平の茶臼岳・・・・・中央の三角
ここもパウダー。最近行ってない
八甲田山・・・・・青森市内から見るいつもの風景
・大岳・赤倉岳:中央奥
・田茂萢岳:中央右・・・ロープウェイとリフトがある
・前岳:中央左前
・雲谷峠:中央下・・・スキー場がある
(2009年1月18日高倉山)の帰りに見た鞍掛山
鞍掛山・・・・・南の県道278より
岩手山の下の鞍掛山・・・・・南東方向、県道278より
上の位置から回り込むとこうなる
(2004年1月12日雫石スキー場)での鞍掛山
岩手山と鞍掛山(右下)
鞍掛山・・・・・上の右下の拡大