柳井原遊水池は倉敷市船穂町柳井原にある人工の貯水池です。大正13年に完成した高梁川の大改修で堰き止められた西高梁川の一部で、備南エリアの都窪・浅口・児島の3郡19ヶ村が相謀って貯水池を造ったそうです。酒津公園の桜植樹と同じ年の大正15年、柳井原保勝会が柳井原貯水池の周囲に、吉野桜1000本と楓1000本を交互に青年団の奉仕作業で植樹しました。その後、大東亜戦の頃に食糧増産のために日蔭になるからと枝先を切り払ったところ、刃物を嫌ったからか多数が枯れてしまったようです。
参考資料
船穂町誌編集委員会編(1668)『船穂町誌』船穂町役場