2019/10/04 Class 1

投稿日: 2019/10/04 9:39:24

記録

    • 科目案内 (学生宛メール,掲示ポスターと開講案内,科目ページ,Moodle コースページ). 1030-1042

    • 科目案内 シラバス 1115まで

    • 1章 1131まで

    • 2章 ナッシュ均衡 その1,神取の例6.2まで.事例はごく簡単に.1201 まで

    • プロジェクタで iPad 画面をスクリーンに提示して説明.MetaMoJi Note 利用し,ところどころ書き込み.数日前に iPadOS に更新したばかりだったので,うまく動くかヒヤヒヤしたよ.

    • 19名登録,16名参加.男子13名,女子3名か.

    • ゲーム理論と知って参加したのは全員

    • ポスターか開講案内見たのは5名

    • Dream Campus からのメールを読んだのは15名ということ (教務システム上は17:20現在で11名確認)

    • Moodle コースページ登録は17:20現在11名

  • 今年はシラバスや補助教材を一人分も印刷配布できなかった.僕は割ける時間がなかったし,事務はもともと手伝わないし.学生に手間をかけることになって残念.

    • 11時の高松の気温は27.6度.エアコン効かないし,なんか暑かったなあ.

事務連絡

    • 「数学Bゲーム理論へようこそ」という事務連絡メール (10/01 02:47) を Dream Campus から送ってある.学生用 Gmail または転送先アドレスに届いているはず.

    • Moodle 上のコースへの登録を忘れずに.

    • 1月15日水曜日は金曜日振替 (金曜日の時間割) になっている.この日には授業をやる.

    • 今後もプロジェクタを利用して授業するつもり.必読教材については印刷して持参した方がいいだろう.縮小印刷などは各自の好みで.

      • 全ページに通せるような大きなステープラー (ホチキス) を使いたければ,印刷した教材をオフィスアワーに持参してくれてもいい.大学内のべつの場所にもあるとは思うので,知ってる人は教えて.

      • 印刷する代わりにタブレット端末などに保存して持参したい人もいるかもしれない.推奨するわけではないが,とりあえず図書館にタブレット端末やパソコン用の電源はある.

    • 連絡ページでその週の連絡を配信 (公開) 後に修正した情報には,「追記」とか「修正」などと付記することにする.試験情報など重大な影響のあるものはその次の回の配信時にもあらためてとりあげる.

  • 履修登録を取消すべきか迷っている人へ.以下を参考にして参加すべきか判断するといい:

    • 取消期間が短いので注意.

    • 取り消さなければ成績はつく (シラバス9頁あたり「履修登録の意味」参照).

        • [追記] 不可などの悪い成績がつけば GPA (grade point average) は下がる.GPA が下がると在学中や卒業後の海外留学のチャンスを大きく失うだろう.また,奨学金が取り消されたり,特定科目群で一定の成績を要求するような卒業要件を満たせなくなったりする.

    • この科目ではボードゲームやコンピューターゲームは扱わない.社会における人間行動をあつかう.

    • 高校数学の知識はほとんど必要ない.だが,関数を表す f(x, y) といった数学記号に早いうちに慣れないときびしい.「場合分け」などの数学的議論について行ける力も必要.補助教材の2章を眺めれば感じはつかめるはず.「場合分け」はたとえば2.3節に登場する.

      • すでに日本語で説明した事柄の言い換えなど,講義の一部を英語でやるかもしれない.プログラミングの課題もやるかどうか一応考えている (可能性は低いけど,やるとしたら「秀」の条件として Python あたりで; 講師自身 Python やったことないけど,猿でもできるはずなんで (笑)).グローバル化や人工知能に対応できる人材の育成が大学に迫られているからねえ.

    • 成績に差がつきやすい.期末試験問題の大半は課題や小テストにひじょうに近い類題である.それらをしっかりやっていれば「優」以上を取るのは容易だが,手を抜いたらすぐに「不可」になるだろう.現在の教材に切り換えたのは2016年度で,その年は秀,優,良,可,不可はそれぞれ 4, 2, 0, 3, 1名で,2017年度は1, 0, 1, 0, 3名だった.中間試験を Web 小テストに替えた2018年度は 7, 3, 2, 1, 9名 (不可のうち8人は期末非受験) だった.

    • Moodle コースページのフォーラムで自己紹介をお願いしている.この科目への参加を決めてからでもいいけど,そうでなくても書き込んで構わない (参加しないことに決めた理由など書いてくれると参考になる).締め切りなどは追って連絡する.

    • 講師の自己紹介は授業では省略した.講師の人物像を知ることは授業内容の理解の増進にもつながると言われている.気になる人のために以下に掲載する.他にも「ゲーム理論: 補助教材」の5.2.1節「三原麗珠の自己紹介への補足」でも見るといい.また,このページ左枠の「外部サイト」から「三原麗珠」をクリックすれば個人ページに行けるし,そこからさらに別サイトにもリンクが張ってある.

    • 三原麗珠の自己紹介.嫌いなものは騒音.活発すぎる娘たちや息子の教育に悩まされ,日々消耗している. もともと長く眠る方だったけど,この4年くらいはほぼ毎日睡眠導入剤を飲んで以前より眠れるようになったため,睡眠時間は9時間を切るようになったと思う.長年の IBS (過敏性腸症候群) のせいで外食だけでなく外出すること自体が億劫になった.授業のある朝は基本的に食事は避けている.最近身体のいろんなところに不調が出て来た.2017年7月にクビの後ろの骨を開く手術を受けたけど,症状である右腕の麻痺はまだまだ続きそう.以前は咳喘息のため一年のうち数ヶ月は咳で苦しむ日々だったが,ここ7年はアドエアあるいはエリプタというステロイド吸入薬が効いている.(でもここ2ヶ月くらい効きが悪い気も.カビでも吸ってるんだろうか.) ICU (国際基督教大学) の社会科学科で学士,ミネソタ大学の数学院で修士,経済学大学院で博士を取り,大阪大学やカリフォルニア工科大学にいたこともある.10年前に図書館に異動したことで仕事上のストレスは減ったけど,大学では相変わらず学生のためにならない「改革」が続いているため心安らかでない日々を送っている.詩を作ったりオルガン音楽を聴きに行ったりといった時期もあったが,最近は Twitter でときどきつぶやくくらいで,趣味らしい趣味もなくなってしまった.趣味なんかよりたくさん勉強して良質な研究をしたいのだが,家庭的事情や身体的事情でなかなか研究する時間が取れない (いはんや勉強の時間をや) のが残念.

      • 2018年7月にセクハラなどに関するTwitter での発言が盛り上がって全国ニュースになった.そのため「大学の信用を傷つけた」とかで上層部に睨まれた.でもみなさんはまったく気にしなくていいと思う.(どうしても受け入れられない人はこの科目は受講しない方がいいだろう.というか,そういう繊細な人はわざわざそれらの発言を見るな.笑) 批判の大半はストローマン論法 (僕が言ってもいないことを言ったことにして,それを攻撃) だったし,学問的意義も込められた文脈を無視したものだった.問題にされた発言は,仮想的人物の発言の引用だったり,仮定法だったり,反語的表現であったり,同一発言中で取り消してあったり等々.作品中で演じられたペルソナと作者の区別もせずに彼らは怒っていたわけだ.

授業の内容への補足

補助教材1.2節と2.7節の「コメント」および1.3節と2.9節の「読書案内」を参照.今後は補助教材に掲載済みの事柄についてはいちいち書かないことが多いだろう.

課題および次回の予定

取り組むべき課題,読むべき文献,次回の予定については,シラバス (科目ページ左コラム「ナビゲーション」からも行ける) の「授業計画」を参照.本日の講義では2章「ナッシュ均衡 その1」までカバーした.

  • シラバス (babygames19syllabus.pdf) を印刷して内容をきちんと理解すること.(印刷は最終版が出てからでもいいけど,現時点のものでほぼ確定.)

  • ここ Google サイトの科目ページと香川大学 Moodle のコースページの違いを把握すること.

  • 必要な教材を入手すること.以下に注意:

    • 次回は「ゲーム理論: 補助教材」(game1910notes.pdf) の2.2節をカバーするので持参した方がいいだろう.

    • 茨木 (ibaraki04ch1; Moodle を参照) は持参不要.ただし1-6頁 (5枚目まで) は補助教材2.2節を読む前に理解しておいたほうがいい.

    • これら以外の教材のファイル名や位置づけも把握しておくこと.シラバスや補助教材「はじめに」の「2019年度ゲーム理論受講者へ」を参照.(なお,「経済学を学ぶための読書案内」は今後経済学を学ぶつもりのある学生のための参考.)