投稿日: 2019/01/11 7:00:14
事務連絡．1040 まで
補助教材 4.5
天谷5章128-135頁．1118 まで38分
天谷5章136-137頁．1121 まで3分
天谷5章138-145頁．1200 まで39分
13名出席．
天谷のテキスト pdf を MetaMoJi Note でプロジェクタに投影．
次回の授業は1月16日水曜．
小テスト 4 と 5 を実施中．小テスト 3 の救済は水曜まで．
小テスト1から5の評価点は，今のところ 5, 5, 6, 5, 4点，合計25点を予定している．
本日14時時点の小テスト4の受験者および合格者は2名，小テスト5の受験者および合格者は4名．
言うまでもないが，補助教材4.5節とコメントを載せた4.6節を読んでもらいたい．以下は修正しておきたい項目とここに再掲しておきたい項目など．
[取込済] 天谷139頁の図5-4．配布したコピーでは一部の点線が消えかかっているかもしれない．勝った場合の利得は切片 x で傾き -1 の直線である．また，勝つ確率のグラフは原点を通る右上がりの曲線である．たとえばすぐ後に続く2人入札ゲームの均衡のケースではこの確率は 2b と求められるので，この図に描くと (もともと図5-4に描かれていたものとはだいぶちがう) 傾き 2 の直線の一部 (および確率 1 に対応する水平部分) になる．
第一価格オークションのベイジアンナッシュ均衡を求めるところは，2人という特殊ケースのみ扱うがゆえかえって分かりにくくなっているかもしれない．演習4.12で任意の人数に一般化し，隠された仮定を明らかにしつつやり直すことにする．
競り人の発する言葉や (傍目には挙動不審な) 動き，買い手の指や黒板の使い方にはいろいろある (例: 築地市場マグロ競り，高松中央卸売市場水産部のセリ下げ方式 (パフォーマンス))．これに限らない話だが，そういう具体的な実務 (?) は大学で学べることや学ぶべきこととはちょっとちがう．「意識の高い学生」には，仕事に役立つことを重視するあまり大学が提供できるものの価値を軽視しがちな人がいるけど，大学には大学なりの得意分野があるわけだ．特に経済学は実務より原理を重視する．我ながら話の持って行き方が凄いな．笑
一方で「暗号通貨」のようなビジネスや政策の最先端に関わろうとする経済理論家もいる: Auction Lab，AMF．
オークションが持つ，買い手の情報 (評価額) を引き出す性質に重点を置いた読み物として，以下を紹介しておく: 三原麗珠「情報を引き出すことと得たい結果を計算すること: ゲーム理論と社会選択理論から」
課題および次回の予定
取り組むべき課題，読むべき文献，次回の予定については，シラバスの「授業計画」を参照．
来週水曜の Class 13 では問題解説3 に入る．演習3.10あたりまでか?