Moodle 利用メモ

香川大学 Moodle に成績評定を載せる方法

1. 成績表フォーマットをダウンロードする.

  1. ナビゲーションの「マイコース>[科目名]>評定」をクリックして評定画面に行く.

  2. 左上のプルダウンメニューから「エクスポート>OpenDocument スプレッドシート (あるいは他のファイル形式)」を選び「ダウンロード」をクリック. (この際「エクスポートフォーマットオプション」で「評定エクスポート表示タイプ」で「文字」を撰択したら,フィードバック欄も含む表がダウンロードできる.そうする必要はないだろう.)

  3. プレビュー画面で「ダウンロード」をクリック.ブラウザで指定してあるダウンロード先にファイルが保存される.

2. LibreOffice などの表計算アプリで成績表を作成する.必要に応じてカラムを追加してよい.過去のデータがあればそれを参考に.

3. 作成した成績表をアップロードする.

  1. 作成した成績表を csv 形式で保存する.セパレータはカンマでいい.LibreOffice なら保存時に utf-8 を指定できる.

    • 必要に応じて csv ファイルをエディタで読み込んで,文字コード utf-8 で保存する.

  2. Moodle の「コース管理>評定」をクリックして評定画面に行き,プルダウンメニューから「インポート>CSVファイル」を選ぶ.

  3. エンコーディングやセパレータが正しいことを確認して,「ファイルを選択」をクリックし,作成した csv を指定.

  4. 「評定をアップロードする」をクリック.

  5. インポートプレビュー画面で各項目の扱いを指定する.

    • 「ユーザー識別方法」を指定.香川大学 Moodle の場合は,マップ元を「ユーザ名」に,マップ先を「ユーザ名」とする.

    • 「評定項目マッピング」で,データをアップデートしたい項目 (もともと Moodle にある名,姓,ユーザ名,メールアドレスなど以外) を指定.

      • その時点で Moodle 側に存在しない項目については「新しい評定項目」を選ぶ.

      • 「評定項目」に文字データはマップできない.文字データは適当な項目の「フィードバック」にマップする (参考).たとえば救済点に関するコメントを「救済点 のフィードバック」にマップしたり,"S", "A", "B", "C", "X" といった文字による評定を「最終評定 のフィードバック」にマップしたりできる.これらのコメントや評定は,ユーザーレポートの「フィードバック」欄に現れる.項目は別項の方法であらかじめ作っておく必要がある.

      • 数値データであっても,値が 101 のものを含んでいたりすると「許可された最大評点 100 を評点の1つが超えています」といったメッセージが出てマップできないことがある.「評定表セットアップ」で該当する項目の最大点と最低点を変えてもできなかった.「評定者レポート」から値を直接入力することはできた.仕方がないので,これも「フィードバック」にマップすることで対処した.

      • 「評定項目」に文字による評定を読み込む別法.あらかじめ (S なら90点,A なら80点など) 評定を点数化した項目を表計算ファイルに作っておいてその項目を指定する.(データに数字以外が入らないように注意.もし評定とダイレクトに対応する「総点」などの項目が表計算ファイルにあるなら,「総点」項目のメニューから「最終評定」といった項目を選んでマップすることもできる.)

  6. 「評定をアップロードする」をクリックする.

    • 「プルダウンメニュー>評定者レポート」でデータの更新がうまく出来たことを確認する.

    • 点数等が整数で表示されていないばあいは,「プルダウンメニュー>コース評定設定」で「全体の小数点」を 0 にできる.

    • ユーザーレポートに表示したい項目は「プルダウンメニュー>コース評定設定>ユーザーレポート」で設定できる.たとえば以下のみを表示できる: ランク,評定,フィードバック,範囲.

    • 「プルダウンメニュー>評定表セットアップ」で各項目を設定する.

      • 必要に応じて各項目の満点を入力する.

      • 「最終評定」といった文字項目は「編集」をクリックして編集する.フィードバック欄を利用するなら「評定タイプ」は「テキスト」を選んでおけばいいだろう.学生にはフィードバック欄のみが表示される.(上記の「別法」に従うなら,「評定タイプ」を「値」に,「評定表示タイプ」を「文字」「文字 (実データ)」などにする.場合によっては「プルダウンメニュー>文字」で文字の再定義が必要.)

      • 表示しなくてよい項目は「編集」から非表示とする.

        • 「コース合計」を非表示にすると表全体が表示されなくなるバグは解消された模様.

4. 確認

  1. 「コース管理>評定>プルダウンメニュー>表示」で教員用の「評定者レポート」と学生用の「ユーザレポート」を確認する.

    • 「ユーザレポート」で「すべてまたは1ユーザを選択する」のプルダウンメニューから「すべてのユーザ」または任意のユーザを選択するとそのユーザレポートが表示される.画面右側の「次のユーザとして表示する」のプルダウンメニューで「私自身」(教員) と「ユーザ」でそ れぞれの見え方が確認できる.

  2. [省略可?]「ロールを切り替える」で「学生」を選び,「評定」をクリックする.

    • 表全体 (ただし教員である自分のだから評定欄は - だろう) が現れたらたぶんオーケー.

    • 表の見出しのみ (「評定 範囲 フィードバック」とか) が現れたら,学生にも見出しのみ見えている模様.

5. 学生への案内にふくめたい記述 (例文):

  • 個別の成績は以下のいずれかの方法で確認できる (成績が表示されない場合はメールで問い合わせて欲しい):

    • 右上の氏名を押して現れるメニューで「評定>[科目名]>ユーザレポート」と進む.

      • 左窓あるいはページ最下部から「マイコース>[科目名]>評定>ユーザレポート」と進む.

  • データはコピーしてテキストファイルや表計算ソフトのシートに貼付けられるので,記録のため各自保存するとよい.

参考