2015/12/11 Class 10
投稿日: 2015/12/11 11:42:59
記録
[12月10日特別オフィスアワーズ.学生1名が 15分ていど来訪.makeup の確認.]
岡田4章4節前半 1104まで
渡辺5章168-175頁.1131 まで
渡辺5章176-179頁.1145 まで
中間試験 2 (in-class). 1145-1204 (1201の段階で2人だけ残っていた)
16名出席.欠席者1名は中間1以降6回連続欠席.
岡田の該当ページを持参した人は数名しかいなかった.
100万円が 1/2 の確率で当たるくじよりも確実な50万円を好むと全員が回答.みんなリスク回避的なのだろう.
アナウンスメント
第2回中間試験 (in-class) は次回返却予定.
素点による満点は9点で配点も9点 (零基準点は 0 点),
合格点は 5点 (満点の約56パーセント) とした.
In-class exam の受験者は16名で,うち合格12名,不合格4名だった.
平均は6.25点,中央値は6.5点.
得点分布は 9, 9, 9, 8, 8, 7, 7, 7, 6, 6, 6, 5, 4, 4, 3, 2 点だった.
問題3 (iii) の部分ゲーム完全均衡の求め方には逆向きに解く方法と全体ゲームのナッシュ均衡を絞り込む方法がある.過去問題の正解例 babygames09quiz4ans.pdf を参照.
Take-home makeup も in-class exam もすでに Moodle にアップロードした.Makeup を提出する場合は来週12月18日の授業開始時に提出するかそれ以前に三原オフィス前のレターボックスに提出のこと.(事情があって遅れる場合は当日15時までにオフィスに持参して三原に直接渡すこと.当日欠席の場合は答案を判読できるようにスキャンまたは撮影したファイルをメールで送ってくれてもいい.)
Makeup の問題 1 は in-class の問題 1 を Moodle から入手のうえ解答すること.
Makeup の問題 2 は回答不要.
いまだに中間試験 1 の正解と講評を閲覧してない人が目立つ.板書の一部を再現したノート (babygames_notes.pdf) を閲覧してない人もいるようだ.Moodle をチェックのこと.
授業の内容への補足
「ゲーム理論: 補助教材」の4.2節と5.1節の該当部分をチェックすること.
混合戦略ナッシュ均衡の求め方は岡田流 (各プレーヤーの最適反応グラフを求めて解く方法) も渡辺流 (各プレーヤーが2つある戦略のどちらを選んでも同利得になることを使う方法) も理解しておくこと.
岡田75-76頁では各人の期待利得を改めて x* と y* 両方をふくむ式で表しているが,このような式を立てる必要はない.すでに男性の期待利得は y の式 (72頁) で,女性のは x の式で表しているのだから,それらを用いればよい.たとえば男性が野球とバレエをどちらも正の確率で選ぶ均衡 (x*, y*) = (2/3, 1/3) では,野球を選択してもバレエを選択しても同じ期待利得が得られるはずであり,じっさい野球を選んだときの期待利得は 2y* = 2/3 でバレエを選んだときの期待利得は 1-y* = 2/3 となり,同じ値になっている.よって野球とバレエを混合しても期待利得は 2/3 である.
課題および次回の予定
取り組むべき課題,読むべき文献,次回の予定については,シラバスの「授業計画」を参照.
次回 Class 11 では渡辺5章180-187頁を40分で,188-199頁を50分でやる予定.