2017/12/15 Class 11

投稿日: 2017/12/15 8:11:17

記録

    • 事務連絡.1038まで

    • 三原メモ (game16memos.pdf) 1頁目.1100 まで

    • 三原メモ 2-4頁目(梶井・松井5章 (kajii-m00ch5) 特に5.1, 5.4, 5.5節) 1200 まで

  • 4名出席,1名欠席.

    • 三原メモを投射.均衡の説明は右半分に書き込み.

事務連絡

    • 12月15日の授業で用いた三原メモ (game16memos.pdf) の書き込み版を Moodle に置いた.これだけでは説明不足だが,メモは梶井・松井5章本文とは少し違う数値を用いたので掲載した.欠席した人は要チェック.

    • [修正] [先週連絡した Web 解答式テストについて] テスト作成に着手する前に動作確認しておきたいことがある: 学生用 Google アカウントでログインできるか,そのさい個人識別情報を自動取得できるか,問題なく複数回回答できるかといった動作.準備ができ次第連絡ページとメールで案内するつもりだが,だれかが案内に気づいて回答してくれないと先に進めない.(例年,年末の授業と翌年最初の授業のあいだまったく連絡ページを訪れない感じの学生が結構いるので心配.) 案内が掲載されるまで,週に1回は連絡ページか大学 Gmail をチェックしてくれるとありがたい.

授業の内容への補足

  • 本日授業であつかった三原メモは game16memos.pdf というファイル名で Moodle の「非公開教材のうち必読部分を含むもの」に置いてある.メモであり不完全なのものなので,必要に応じてシラバス「授業計画」にある文献も参照するといい.シグナリングについては梶井・松井5章 (kajii-m00ch5) がすぐれているがやや読みにくいかも.渡辺11章 (watanabe08ch11) は長いけどすらすら読めるということで一長一短.

  • 先週の「課題および次回の予定」で読書を勧めたが,具体的な書籍は挙げなかった.授業で取り上げたいろいろな著者の特徴あるテキストから,自分好みのものを見つけるといい.現実的に2週間ていどで読める「読みもの」を挙げろと言われたら以下をすすめる (伊藤の方は授業では採用してないけど).いずれも図書館中央館2階のブックウォール (たぶん経済学の棚と数学の棚) にある:

      • 伊藤秀史. ひたすら読むエコノミクス, 有斐閣, 2012. テキスト以前の入門書.特に経済学部生は通読してミクロ経済学の全体像を把握しておくといい.

      • 天谷研一. 図解で学ぶゲーム理論入門, 日本能率協会マネジメントセンター,2011.

  • [蛇足] 能力のシグナリングというか,シグナリング以前の能力開発に関しては (職業柄?) いろいろ言いたくなる.たとえば「英語力を高めるにはどうしたらいい?」という質問には「英語たくさん使う仕事したら? 『そういうところに就職するのが難しい』って? でも面接で聞かれる質問ってある程度予測できるよね."Tell me about yourself" とか.そういう質問に対する回答をしっかり準備しておけば? 『ほかの人も同じ立場』って? まあそうだけど.笑」といった感じ.以上は補助教材4.6説「コメント」にも書いたのだが,そういう趣旨の記事を見つけたのでリンクしておく: 世界トップエリートが実践する「面接突破術」

    • [修正] [蛇足] ちなみに大学教員の能力はばらばら.特に研究については質を考慮すると1000倍くらいの差はすぐつくんじゃないか.多くの大学教員が100年かけたとしても論文掲載できないようなトップジャーナルに,毎年のように論文を載せる研究者はいるから.分野にもよるが,投入時間では乗り越えられない能力差というものはありそう.大学の威信はそういったトップジャーナルへの論文掲載数なんかに大きく左右されるけど,日本では給与にはほとんど反映されない.国際的にも給与が研究業績に (応じて増えはしても) 比例するような大学はまず無いと思う.米国トップ大学で僕の100倍研究してる研究者も,給与は10倍も行かないのが普通.まあ,教育まで考慮すると,給与差を小さくしてそのぶん多くの人材を雇い,幅広い分野をカバーした方が大学にとって望ましいという面もあるのだろう.

課題および次回の予定

取り組むべき課題,読むべき文献,次回の予定については,シラバスの「授業計画」を参照.

    • Class 12 では天谷5章 (amaya11chs5&9) 128-145頁をやる.