2010/6/8 Class 8

投稿日: 2010/06/08 6:20:11

■やったこと

  • 渡辺 4章144-166頁 (160-163頁は除外). 1038-1158.

    • 153頁が終わったのが1135ころ.

    • 65分を予定していたが,80分かかった.

    • 繰り返しゲームにかんする奥野4.5.5節は武藤 III.7 節よりむずかしくて話題が限定されている.しかし渡辺の関連部分を読んだ上で参考にするには奥野のほうがいいかもしれない.

  • [修正] 中間試験 2. 1158から.

      • 10 分くらいで済むと思っていたら,提出は1205, 1217, 1224, 1227, 1237 だった.15分以内にできなかったのは準備不足と言える.

      • 受験者は5名.素点による満点は9点で素点合格点は 6点 (約66.7パーセント) とした.

      • 配点は6点でゼロ基準点は3点.6点から失点を引いた値が修正後の得点となる.

      • 修正後の得点の分布は 6, 6, 4, 4, 0 点だった.修正後の合格基準点は3点なので1名が不合格だった.昨年の Quiz 4 の正解例があるのを見落としていた学生や,同 quiz は勉強したが今年の Makeup をちゃんと検討してなかった学生もいた.

      • 満点を取らなかった3名には,makeup exam の提出をすすめた.(満点だった 1 名は6月8日に makeup を提出した.) 安全のためでもあるし,勉強にもなる.昨年の Quiz 4 の正解例を検討して満点を目指して欲しい.

        • 結局全員が提出した.結果は S (秀) が2名,A (優; 1点減点) が 1 名,B (良; 2-3点減点) が 2名だった.In-class exam の不合格者は救済された.B だった人は注意.

      • 問題や正解例はすでに Moodle にアップロードした.

    • [Sa が期待値について質問.1320-30.]

■アナウンスメント・感想など

なし.

■授業の内容にかんする補足

    • 134頁以降では,それまでの議論と違ってゲームの利得の数字自体に意味がある.割引や確率で利得を重みづけて足し合わせる状況.数字の大きさを自由には変えられないことに注意.それ以前の議論では数字の大小関係だけが意味があったため,大小関係さえ変わらなければ数字を変えてよかった.

    • tit-for-tat {名} の辞書的な意味: 仕返し、報復、しっぺい返し、腹いせ、意趣晴らし、意趣返し、応酬、売り言葉に買い言葉.(学術用語を普通の辞書で調べても正確な意味は載っていない.ただ,聞き慣れない用語の日常的な意味を調べるには辞書は役に立つ.)

    • わが国の代表的実験経済学者に香川大学出身の西條辰義がいることは知っておこう.最近は神経経済学 (ニューロエコノミクス) にも手を出している,新しいもの好きな学者である.

■課題

    • 前回までの「次回までの課題」を終わらせよう.

    • Makeup 2 (in-class exam 2 のできにかかわらずやってみる価値あり)

  • 補助教材 演習 3.6, 3.8, 5.6

  • 武藤45-53頁を読む.

  • 渡辺5章読み始める.

■次回の予定

  • Makeup 2 締め切り

  • 武藤45-53頁.30分?

  • 渡辺 5 章187頁まで? 60 分はきびしいか?