期末試験直前情報 2018年度

投稿日: 2019/02/03 5:16:23

試験形式など

    • 今年度の試験場はいつも授業をやっている教室.

    • 出題形式は小テストの Web バージョンと「記述式」バージョンのあいだに近い.式や導出過程を問う問題がある.

    • 以下のような問題がそのまま出題されることは (追試験や再試験を除いて) ない.ただしこの一問には出題ポイントの多くがふくまれているので,参考にするといい:

    • 自分が好きなゲームを10個挙げ,それぞれについて適当な解概念を定義し,その解を求めよ.ただし,戦略形ゲーム・展開形ゲーム・不完備情報ゲームのそれぞれを最低1つはふくめること.また,解概念としては,支配戦略均衡・ナッシュ均衡・部分ゲーム完全均衡・完全ベイジアン均衡をすべてふくめること.

試験問題冊子に載っている「注意」

以下は例示であり,数字などは年度に応じて変わる:

  • 問題冊子4枚,計算用紙1枚が綴じてある.問題数は9問である.

  • 解答は問題冊子に直接記入して提出すること.計算用紙は提出しなくてよい.

  • 配点の目安はそれぞれの問題のところにしめしている.合計で75点である.

  • 問題 4 以外は純粋戦略の範囲で考えよ.

  • 「分子/分母」の形で分数を表すことがある.たとえば 3/5 は5分の3である.

  • 記号法や表の配列などは,特に断りのないかぎり授業でしめしたものにしたがう.展開形ゲームの情報集合の表し方がテキストと異なることがあることに注意.

  • 問題中に誤りを発見したばあい,試験中または試験直後に三原まで申し出ること.ボーナス点を与えることがある.

  • 試験中に問題修正をすることがある.その際すでに退室した受験者が不利益を被る可能性がある.途中退室した受験者は,退室することによる不利益を了解した上で退室したものとみなす.

最後のページに「自由記述欄」があるときの指示書きの例:

  • 解答への補足,計算,落書き,授業の感想などを書いていい.なにか書いたことが理由で減点されることはない.(科目によっては単位の請願などを不正扱いすることがあるので注意.) 解答に補足するときは問題番号を明記すること.

試験問題冊子に載っていない注意など

  • 規定である15分を越える遅刻でも受験を認めることがある.退出者の有無等で判断する.試験開始後30分は退出を認めないつもり.(申し出があれば受験時間を70分は与えるが,途中で別室に移動してもらうことがある.)

  • 万一欠席し,かつ単位取得を希望する場合:

    • 試験後早めに (できれば2時間以内に) 講師にメール等で連絡があれば,非公式の追試験や再試験を行うことがある.

    • 講師に連絡がないばあいおよび非公式の試験を行えないばあいは,大学公式の追試験/再試験となる.大学が定めた要件を満たす受験希望者は,期日内に修学支援グループに受験願を提出すること.筆記試験あるいは口述試験あるいはそれらの組み合わせになる.

  • 結果の発表について:

    • 試験問題,正解,配点,および採点基準は Moodle に掲載する.

    • 成績の分布などは連絡ページに掲載する.

    • 期末試験の個別の結果 (各問題の得点と合計点) および総合評価はメールあるいは Moodle で各自に知らせる予定.(Moodle を見に来ない人は例年だいたい落ちていたと思う.)

出題ポイント

  • 試験範囲はこの科目であつかったものすべてである.準備としては,課題および小テストを復習しておくといい.

    • 今年度は期末試験の配点75点 (小テストは25点).うち点数で言って半分以上は小テストの類題で,その他もほとんどは「試験対策用課題一覧」(自分の受講年度のものを参照すること) にある問題を理解しておけばできるはずの問題だと思ってよい.

      • もともと一覧にある問題数が24題と限定されているし,小テストは 3+3+5+3+4= 18題 (小テスト3の Web テストにない1題を含む) あったのだから,半分くらいは当然行くか (笑).一覧にある24題に含まれないとみなせる問題は小テスト2の1題と小テスト5の4題の計5題.けっきょく「一覧または小テスト」に29題あって,うち18題が小テストに出たので割合としては18/29=62%だった.要は小テストもその他も軽視しない方がいいということだ.

      • 一部問題にある動画も助けになるだろう.

      • Class 15 でやった演習4.12の類題は出るぞ!

    • 小テストの正解例 (Moodle で配布済み) には目を通しておいた方がいい.問題を筆記式に書き直してある.

      • 支配戦略やナッシュ均衡の定義を忘れていないだろうか.上記動画や正解例などで記憶をリフレッシュしておこう.

    • 例年,中間試験 (今年度でいえば小テスト) はよくできたのに期末試験で失敗する学生が少なくない.小テストは最後の回を除くとその後の授業の理解に必要不可欠な最低限の内容しかテストしない一方で,期末試験はその科目全体の理解をまんべんなくテストする.このちがいを踏まえて準備すること.とうぜん期末の準備には小テストにくらべてだいぶ多くの時間がかかるはず.

  • では,グッド・ラック!