2019/1/25 Class 14
投稿日: 2019/01/25 10:24:09
記録
事務連絡 10:39 まで
問題解説 3:「試験対策用課題一覧」で「期末直前」とある演習:
4.2, 4.3, 4.4, 4.5. 1104 まで
4.7. 1116 まで
4.8. 1142 まで
4.10. 1200 まで
10名出席.他に1名が1133から出席.先週出席した13名のうち2名が欠席.先週欠席で今週出席はいない.
学期はじめのアンケート結果,数回は目を通していたのだが,今朝になってやっと僕は高校名とか関心とかを写真付き名簿に手書きで書き込んだ.学期開始後もっと早くやっておくべきだったが時間が取れなかった.それもあって Moodle の「学生も投稿できるフォーラム」を生かすことができなかったのは失敗.一方で,小テスト5のアンケートには短文だけどみんな意見を書いてくれた.読者が多い方が書く気になるわけでもないのかしらん.
MetaMoji Note の投影.4.2-4.5 はあらかじめ描いておいた図に書き込み.4.7 と 4.8 は印刷された図に書き込み.
事務連絡
小テスト 4 の締め切りは2月1日金曜 10:30 (予定).
試験前日の2月7日木曜日12時から17時にオフィスアワーズを設ける.
直前のオフィスアワーズに期待しすぎないように.例年何問も持ち込んで来る学生が複数いるため,一人に割ける時間が限られることがある.また,2016年には講師がインフルエンザにかかり試験2日前に予定していたのをキャンセルした実績もある.できるだけ通常のオフィスアワーズを利用しよう (来週授業後しか残ってないけど).あるいは教えてくれそうな大学生を家庭教師アプリで探すとか (僕は使ったことがないからよく知らんが).
期末試験の形式,受験上の注意,出題ポイントにかんする情報は「2015年度の期末試験直前情報」と大差ない.
「過去問題」のセクションは気にしなくていい.
試験場はいつも授業をやっている教室.公式情報もそうなっているはず.
他の科目にも役立つかもしれない試験勉強のヒント.今さらだが,以下のふたつのタイプの勉強法は分けた方がいいと思う.後者だけでは現状の能力内での対応の練習にはなっても,能力向上にはあまり役に立たない感じがある (試験が済めばなにも残らない):
普段の勉強では時間をたっぷりかけて問題をじっくり理解する.
試験直前の勉強では問題の理解を再確認し,すぐに答えを「取り出せる」(思い出せる) 状態にしておく.
小テスト5を本日締め切り,正解例をMoodle に掲載した.
受験者は13名で,合格者13名不合格者0名だった.(小テスト3は受験者16名で合格者 14名.)
合格までの受験回数は1回が4名,2回が4名,3回が2名,4回が1名,5回が2名.
小テスト5最後のアンケートの回答は別記事にする.
授業の内容への補足
ゲーム理論の講義はほぼ完了した.将来まだゲーム理論あるいは経済学とかかわりを持ちたいか持たざるを得ない学生は,補助教材「はじめに」にある「経済学を学ぶ方のための読書案内」やシラバスの「必読文献・参考文献」をじっくり読むといいだろう.
[取込済] 演習4.10 の修正.2行目から「ただし,入札額が最高の入札者が入札者1を含めてふたり以上いたばあいは,入札者 1 がこの商品を落札するものとする.」
[取込済] 演習2.7f ある戦略に対して最適反応である混合戦略に含まれる純粋戦略が最適反応であることについて質問があった.「ある利得を実現している戦略に,より低い利得を実現する戦略を混ぜると元の利得より低くなる」「同じ利得の戦略を混ぜても利得は変わらない」という考えはわかりにくいのかもしれない.ここで「混ぜる」というのは正の確率を与えるという意味だが,実現するのはひとつの戦略だけであることに注意してほしい.別の例を挙げよう.アップルジュースを1リットル消費することとビール1をリットル消費することを「各々0.5の確率で」混ぜるというのは,最終的にはどちらかひとつを1リットル消費することを意味する.一方,「各々0.5リットルずつ」消費するというのは,どちらも半々ずつ消費することを意味する.仮にアップルジュース1リットル消費したときの利得 (効用) とビール1リットル消費したときの利得が等しいとき,
「各々0.5の確率で」混ぜると (期待効用理論に従えば) その同じ利得を得られる.
「各々0.5リットルずつ」消費すると (ミクロ経済学の消費者理論に従えば) 通常はその同じ利得以上の利得を得られる.
課題および次回の予定
取り組むべき課題,読むべき文献,次回の予定については,シラバスの「授業計画」を参照.
最終回 Class 15 では以下を予定:
問題解説 3.「試験対策用課題一覧」の「期末直前」演習 4.12
補助教材の該当部分を持参のこと.
終わりの言葉.「ゲーム理論: 補助教材」5.2 節の「おわりに」(20分)
学生による授業評価 (15分)