2017/10/27 Class 4
投稿日: 2017/10/27 6:25:34
記録
連絡ページの閲覧調査,連絡ページ
神取6.4節.1037-1052 (15 分)
神取6.6節,1144まで (52分)
問題解説1演習2.2. 1202 まで (18分)
6名全員出席.名前はだいたい覚えたつもりだけど,すぐには出てこない.ところで出身校だが,愛媛は中高一貫校が多いのかな?
「3000円か1000円が半々の確率で当たるくじ」対「確実な2000円」で尋ねたところ,リスク回避 (危険回避) 的な人が3人,リスク愛好的な人が2人だった.
連絡ページ閲覧状況: 見てないのは2人,スマートフォンで見てるのが1人,タブレットやパソコンで見てるのは3人.「記録」以外は見た方がいいぞ.
今年は履修取り消し期限に間に合うように中間試験をすることは無理.よって問題解説を急いでやる必要はないので,区切りのよさを考慮して神取6.6 節を先にやった.
iPad の MetaMoJi ノート,プロジェクタで授業.今年はこれで通している.
事務連絡
次回 Class 5 は11月1日水曜日.
授業には慣れただろうか? 授業にかんする質問は授業中に遠慮なくどうぞ.授業に関係ないことはオフィスアワーズにでもよろしく.オフィスにある書籍を借りたい受講者は講師に尋ねてみるといい.図書館内の三原オフィスに近いブックウォールには「全学共通教育リーディングリスト」にある本が置いてある.
授業の内容への補足
「試験対策用課題一覧」には本日やった演習問題の動画へのリンクがある.授業とは無関係な聴取者も想定してるぶん授業中の解説より丁寧だと思う.補助教材の解答も読んでおくといい.
[補助教材に取込済] 神取6.6節で最低限押さえるべきは期待利得の求め方.次節でさっそく出てくる.最低限では満足できない人 (期待利得について一時間くらいの授業を受けたと言えるほどのものを得たい人) は,図6.16をしっかり理解して欲しい.その図に書き込んでいた「確実性同値額」については,「リスクプレミアム」と同時に説明しているので,補助教材2.4節を各自読んでおいて欲しい.これは神取コメント6.5にかんする次の議論と関わりがある (授業中の説明は要領が悪かった):
たとえば0万円の利得が0で100万円の利得が1であるような個人が期待効用モデルに従っているとき,0.9の確率で100万円が当たるくじの期待利得は 0×0.1+1×0.9=0.9になる.もしこの個人が80万円を確実に受け取ることとこのくじを同等と評価する (「無差別」である) ならば,このくじの確実性同値額は80万円となり,この個人の80万円にたいする利得は0.9に決まる.選択肢が0万円,80万円,100万円だけであるとして,6.6節の最終段落に説明を加えよう.不確実性が問題にならないならば,これらの利得を 0, 0.9, 1 としようが 0, 0.5, 1 としようが同じことである.しかし不確実性が問題になるならば,後者の 0, 0.5, 1 というのは,危険に対する態度を適切に表していない不適切な数字ということになる.それでは80万円の価値が,0.5の確率で100万円が当たるくじと同じことになってしまう.
課題および次回の予定
取り組むべき課題,読むべき文献,次回の予定については,シラバスの「授業計画」を参照.課題を見落とさないように注意.
次回 Class 5 では問題解説1の続きを25分程度でやり,神取6.7節と岡田4章 (okada14ch4) 4節前半をやる予定.