2015/11/06 Class 5

投稿日: 2015/11/06 15:52:22

記録

    • [11/05 特別アフィスアワーズ.1人来訪しmakeup 問題3について質問.1305-1334]

  • 渡辺3章92-101頁.1110まで

  • 渡辺3章102-113頁.1150まで

    • 中間試験 1. 1201時点で10人提出.最後の人が提出したのが1207

  • 16名出席

アナウンスメント

    • 中間試験 1 makeup もそこで参照されている in-class exam もすでに Moodle にアップロードしてある.makeup を提出する場合は次回の授業開始時までによろしく.オフィスのドアの横のポストに入れてくれてもいい.(事情があって遅れる場合は連絡のこと.)

        • 当日オフィスアワーズに makeup について質問したければ授業前後に申し出て欲しい.答案の書き直しを認めることがある.

        • In-class exam で合格点を獲得した人の makeup 答案は採点しないかもしれない.どうしても確認したい疑問がある人は講師に直接質問したほうがよい.

        • すでに take-home makeup できっちり試験準備をした人にとっては,それを答案としてまとめて提出するコストは微々たるものだろう.そのコストがゼロだとすると,提出する戦略は提出しない戦略を「弱支配」している (普通の言い方をすれば「提出することで損はしない」) ことに注意.すでに in-class で合格している場合は提出しても提出しなくても結果に影響はなく,in-class で不合格の場合は提出することで合格の可能性が出て来る.ただし makeup の合格基準は厳しいので,満点に近い点数でないと合格点には達しない.

    • 第1回中間試験 (in-class) の結果は以下のとおり:

    • 答案は次回返却する.三原の採点では,チェックマーク (√) は正解で,丸はまちがいや問題点を意味するので注意.

      • 素点11点満点から零基準点3点を差し引いた値である8点を配点とした.答案右肩に例えば「10-3=7」などと記入しているのは,「素点-零基準点=最終評価でカウントする点数」の意.この「最終評価でカウントする点数」が4点以上ならば合格にした.(合格点4点は素点に直すと7点であり,満点の約64パーセントにあたる.)

      • 受験者は 16 名.平均 6.06 点,中央値7点,in-class 分の合格 13 名,不合格6名 (うち欠席 3) だった.

      • 得点分布は以下の通り:

8, 8, 8, 8, 8, 8, 8

7, 7, 7

6

5, 5

2, 2

0

    • 中間試験の makeup 問題のチェックが遅かった学生が数名はいた,中間試験の準備のためには,普段の勉強の進み具合や要領の良さのちがいによって5分から10時間くらいかかるはずだ.早目に makeup をふくむ問題を見て,それらを解いたり解答を理解するのに何時間必要か見積もっておかなければ試験に間に合わなくなる可能性が高い.見積もりもせずにぎりぎりになって取り組むのはリスキーであり,意思決定方法としてあまり合理的でないということ.ゲーム理論や経済学を学ぶ重要な目的に,「合理的意思決定をできるようになる」というのがふくまれことを想起されたし.

    • 以下に中間試験1 inclass exam の誤りの例をいくつか挙げる.Makeup 提出時や期末受験時には気をつけること:

      • 問題1 (i) 問題文中にない文字 t1, t3 を使っている.

      • 問題1 (ii.2) 意味をなさない式; 左辺が u1 で 右辺が u2 になっている; 不等号を等式なしの > にしている; for all s1 ∈ S1 とすべきところを for all t1 ∈ S1 (t1 が特定の戦略であることに反する) とか for all t1 ∈ T1 ( T1 という集合は与えられていない) としている.

      • 問題 2 (iii) 支配と弱支配の関係に注意.

    • 中間試験の答案は学期後成績が確定するまでは保管しておくこと.

  • 事務連絡は基本的に授業中ではなく,連絡ページ (今見ているページ) でやる.試験予告などぎりぎりにチェックしても間に合わないことがあるので,授業がある週の火曜までにはチェックしよう.(新しい記事は極力授業当日である金曜日中にはアップロードしているし,その後変更があれば [追記] [修正] などの見つけやすい目印をつけている.) タイミングを逃すと重大な不利益を被る可能性があるので注意.

授業の内容への補足

  • 「ゲーム理論: 補助教材」の3.1節の該当部分をチェックすること.

    • そこにも書いてあるように,100-101頁の議論の板書を再現したノート babygames-notes.pdf が Moodle の「非公開教材はこちら」に置いてある.チェックするとよい.

  • シラバスの「読みもの」で挙げた伊藤秀史が「ミクロ経済学と合理的選択 (裏題名:『読むエコ』の読み方)」という経済学の学び方についてのエッセイを書いている.決定版ともいえる神取『ミクロ経済学の力』以外のテキストが挙げられているので,こんご経済学を学ぶ学生は参考にするといいだろう.もちろん補助教材「はじめに」の読書案内も見落とさないように!

課題および次回の予定

取り組むべき課題,読むべき文献,次回の予定については,シラバスの「授業計画」を参照.

    • 次回 Class 6 では「補足」のホテリングモデルを先にあつかい,その後渡辺3章114頁から4章133頁までをやる予定.

    • 補助教材3.2節と神取6章 (kandori14ch6) 例 6.3 (321–323 頁) はできれば持参したほうがいい.