観察はあらゆる聖書研究の始発点であり土台である。もしテキストを正しく観察しなければ正しく解釈することは不可能である。 また、自分の人生にふさわしく適用する事も出来ない。
もし観察と正しい解釈がなくみことばを適用しようとすると、私たちは神の意思に反する者になるかもしれない。そして、もし初めに観察、解釈、適用をしないうちにみことばを伝えようとすれば、おそらく歪められた福音を語る可能性がでてくる。そのうえ、神ご自身をあやまって伝える可能性もある。
私達は探偵のように考え方を展開していかなければならない。優れた探偵はすべての可能性ある手がかりを調査することから始め、決して先入観に捕らわれた結論からは始めない。
探偵の仕事は他の人なら見落とすようなすべての手がかりを注意深く観察し物事を発見することにある。優れた探偵は細かいことを決して無視しない。すべての手がかりを常に細心に調査する。
一番良い聖書探偵になるように頑張りましょう!!!
観察のモットーは見る、見る、見る。
まず始めにする事は、テキストが何を言っているのかを発見すること。
用語の観察:
用語は文脈に沿う言葉。
例1: 使徒行伝における「私たち」という言葉。
使徒1:21-22=
使徒11:15=
使徒16:17=
例2:ロマ書における「肉」(ギリシャ語でサルクス)という言葉。
ロマ8:12=
ロマ7:5=
ロマ1:3=
ロマ3:20=
ロマ2:28=
観察
質問、どのような証拠を得るか
「何」:アイデア、考えを得る
「いつ」:時に関する参照、引用
「どのように」:詳細を得る
「どこ」:場所の参照を得る
「なぜ」:理由を得る
「誰」:人物を特定する
「テキストを観察することにより、どの質問にテキストが答えているかがわかる」
Psalm 23
1 主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。
2 主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。
3 主は私のたましいを生き返らせ、御名のために、私を義の道に導かれます。
4 たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。
5 私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。
6 まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。