追伸の追伸

M藤田光郎 2017.12.11

先日の「日本近現代史について」に掲げた著書の内、最も強いインパクトがあったのは、原田伊織「官賊と幕臣たち」と、孫崎亨「日米開戦の正体」だったことを申し添えます。

とくに、後者は、外務省の局長や大使を経た人の著書で、磯田道史氏の古文書を読み解く姿勢に相通ずるものを感じます。但し、原発再稼働、TPP参加、消費税増税、集団的自衛権、等が「いつか来た道」に通じるとの指摘は、最後を除いてピンときません。

遅読派の小生は、積ん読になっていた、阿川弘之「井上成美」を読み始めました。海軍きっての秀才ながら、『本当のこと』を言う(真の秀才だからこそ言える)ものだから、主流派から外されたらしい。ボチボチ楽しみに読み進めたいと思って います。

話は変わりますが、総選挙に絡んで、世上、なにかあると、そんな政治家を選んだ国民の程度が低いみたいなことを言う連中がいますが、ノン・ポリのこちらに言わせれば、そんな輩しか立候補しないではないかと言いたいですね。

又々話変わって、坂本兄は鶴丸高校ご出身の由ですが、小生が卒論を提出後、九州を周遊券で旅行中、韓国岳に登って、外輪山から火口を見たら、石で「鶴」の字を丸で囲った作品(?)を見たのを思い出しました。

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追伸の追伸のP.S. 12.14金

先日の追伸に書き忘れたので、もうひとつ。

お気づきとは思いますが、日経の11月27日付朝刊P.17に、「歴史の常識を覆す」著書の数々が紹介されていました。ご参考まで。

薩摩藩の海軍で冷遇された鈴木貫太郎だとか、南部藩の東条英機の長州つぶしだとか、いろいろあるみたいです。

そういえば、「薩長史観」に異を唱えるのを初めて目にしたのが、半藤一利の何れかの本で、長岡藩の出としての反発から発したと書いてあったと記憶します。

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