戸松孝夫 2017.11.12
大島兄の力作を読ませて頂き、いろいろと頭に浮かんできたこと等々:
1.赤い三角屋根の懐かしい木造駅舎が復活するとは朗報である。旧駅舎がいつ壊されたのかは知らなかったが、7-8年前に一橋ホームカミングデーで国立を訪れた時、駅舎が変わっているのを知り寂しく思っていた。新駅舎の完成は2020年とのことだが、自分がそれまで生きていたにせよ、自力で国立まで出かけてゆく体力があるか否かは甚だ疑問だから、このニュースを喜んでも意味ないとは思うが。改築予算1.2億円は全て寄付に因るとのことだが、目途はあるのだろうか。駅前に今年2月に新たな用地400平米を取得したとのことだが、勿論この用地買収費は改築予算の外数と理解される。400平米程度の駅前用地増加で、緑地のある欧州並みの広大な駅前広場が出来るのだろうか、ホームページ地図で見ると広場の東西には住宅が迫っているようだが。
2.大学生の出身地のうち関東が70%を占めるとのこと、我々の頃は地方から70%入学していたように記憶するが、今や地方では名前が知られない大学になってしまったようだ。緑地面積は東京で最大という環境に憧れたことも僕が一橋を選んだ理由だったが、この素晴らしいMeritが地方には宣伝されてない為か。
3.武蔵野台地の地政学的な形成過程と、千年以上も前に、ここに住みついた移住者の出身地別統計が出ているが、詳しく研究された筆者に脱帽。
4.如水会報が第1号からデジタル化されるとのことだが、現在の1039号までほゞ100年間分全頁に手をつけるのは大変な作業だと思われるが、これが実現したら我々が生まれる前に発行された会報もネットで読めるのかな。とすれば素晴らしいことである。
5.これも懐かしい大学通りの桜並木は我々と同じ年齢で、平均寿命を過ぎているが元気だとのこと。国立に住んでいる地の利で、毎年花見を楽しんでおられるようだが、一年に1-2週間花を見るだけの為の、花のない時期の樹の手入れの大変さを多くの者は知らない。僕の家の敷地には桜の樹が8本あり、毎年4月その下で飲むのを楽しみにしていたが、そのMaintenanceの重労働に老体は付いてゆけず、遂に昨年秋35万円かけて全部切り払ってしまった。国立市が多額の税金・労力を使って桜並木を維持管理していることに、花見の恩恵を受けている住民は感謝すべきである(お節介だが)。
6.4学期制への移行で、一橋祭が明治節には実施できなくなったとは残念。11/3は東京では必ず晴れるという気象学上の統計が我々在学中の4年間も適用された記憶があるし、卒業後も独身時代は友人を案内して11/3に晴天の国立へ行っていたように覚えているが。
7.国立・国分寺支部の総会は佐野書院で開催されているとのこと。P組の年次会も2011年は3月末佐野書院でということで、楽しみにしていたのだが、東北震災が理由で(関係ないと思われるのだが)ドタキャンされたと記憶している。その後Pクラス会はいつも如水会館だが、懐かしの国立近辺放浪方々佐野書院でやったらどうかと、今回の「国立だより」を読んで、思いついた次第。 以上