アユルヴェーダ医学
- ここ10年で一番印象にも残り、いろんな意味でよかったなと思ってるのは、アユルヴェーダ医学に出会ったことです。因みに小生は西洋医学をここぞと云う所では信用してません。
- 手術、抗がん剤、放射線を拒否したことからアユルヴェーダ医学との縁が開けました。
- もしアユルヴェーダ医学に興味をお持ちの方がおられれば、私の知り得た事を全てお話します。
- 興味をお持ちでない方には無縁のことですから、ここでは省きます。
相場
- 普段は一日のかなりの時間を相場に割いています。
- 勿論、趣味ではなく、生計がかかってます。
- 従って、こつこつとしたやり方、悪く言えばちまちまとした手法ですが、もう約20年になります。
- 相場と云うと一般にはすぐ“一獲千金”を狙ってるのかと思われがちですが、逆です。
- 米国に有名なプロでラリー・ウィリアムズという人がいますが、彼の場合は「確率的に有利と判断したところで、小さく賭けることと、それをこつこつと積み重ねること」を常に心がけているそうです。勿論、賭けることと損切り設定はワンセットで、逆行すれば即損切りです。
小豆
- 今は、殆どは株ですが、商品も少しやります。商品相場は梓川を引き払った頃から始めましたが、早い段階で小豆だけに絞りました。FXはやりません。
- 一般には、小豆は赤いダイヤとも呼ばれて小説にもなり、近寄ると恐ろしいように評判された時期があったようですが、本当は商品相場の中では一番安全なもののひとつです。その理由はごくかいつまんで言うと、一年を通じての値の動きに上限と下限があり、株のようにうっかり空売りをかけると上は青天井、下手に買うと底は会社の倒産というような世界ではないのです。
- 小豆の需要者は主としていわゆる和菓子屋であり、値段が上がり過ぎると採算上仕入れが減少し、一方で値が下がり過ぎると生産者である北海道の農家が赤字を避けて生産を絞らざるを得なくなる。
- つまり和菓子屋にとってはこれ以上値が上がると採算が取れなくなる限界があり、逆に農家の方は、これ以上値が下がると作っても食えないという限度があります。しかも先物相場ですから、いわば架空を売買するのですから、限月決済に徹すれば、買った小豆が腐っていた(株でいえば、会社の倒産等)などという心配はあり得ません。
- 要は植え付け期と収穫期という季節性があり、そこから一年単位の波動が生まれますが、途中で思惑により乱れが激しいのは商品相場の常とはいえ、天井近くでは売りに回り、底近くでは買いに回るという基本を守れば大過はありません。
レバレッジ
- それともう一つ要注意はレバレッジです。小豆の場合、レバレッジは約10倍ですが、これをフルに掛けていると、思惑が外れた場合、悪くすると2,3日で元金が飛びます。という事は、相場が思惑通りに動けば勿論、元金は2,3日で倍になります。私の場合は、もし元金が10あるとすると、1が賭け金の基本単位で、どんなに美味しそうに見える場合でも、仕掛け始めは必ず1からです。10の10倍の100まで賭け金を膨らませることは出来るのですが、怖くて出来ません。
- ツキが回ってきたと感じても、精々2か3までです。つまり精神衛生の為に、キャッシュ率を常に高くしてます。言い換えると、ちまちましたやり方です。精神衛生状態が悪いと、必ず判断に狂いが出ます。一番怖いのは、逃げなければならない時に凍りつき、目をつむってしまう事です。ちまちまやってると、損切りは楽です。
餡の輸入
- 唯、残念ながら近年は北海道の小豆農家を保護するという関税障壁が、時代の流れとともに取り払われ、中国からの“餡(あん)”の形での輸入が増えてしまい、小豆の相場つきも変貌して、やりにくくなりました。
- また今は、高級和菓子屋以外での和菓子の餡は殆ど中国からであり、たとえばスーパーなどで販売される和菓子はすべて中国から既に餡になった形で輸入されたものが使われてると考えてほぼ間違いない状況です。
- ダイヤのような光沢のある北海道産小豆を綺麗に洗って、注意深くことこと煮て造る純日本製の餡の風味は段々遠くなってきています。
- 小豆相場の動きも、以前のように一定の枠内での動きとは云えなくなりました。そんなこともあってか、市場参加者も減り、その内に小豆市場が廃止になるのでは、というような噂もあります。小豆については、足を洗う潮時かなと思ったりしています。
思いつくままに、身の回りのことを書き連ねましたが、近況報告に代えさせて頂きます。
2010.7.27 萬野善昭 記