坂本幸雄2017.11.4
戸松さん
・小生の駄文を丁寧に読んで頂いての感想、感謝します。
その上、その感想文で、貴兄が仕事で様々な国や都市で活躍されていたことも解りました。
素晴らしいサラリーマン生活だったのですね。
・今回、貴兄の感想の中で提示された疑問点は下記5点です。
① .イタリアとドイツのナショナルチーム同士のサッカーの試合
② .「ニコロ・マキアヴェツリの「名言」
③ .EU連合の本質的な問題点
④ . 日本に必要な「負けないための知恵」
⑤ . P.S. 表題の「日本人へⅣ」のIVは単なる記号ではなく、4という数を示しているが、その後に続く文字が消えているということか。「4つの忠告」との意味なのだろうか?。
・この上記5点の疑問のうち①~④の疑問は、貴兄のイタリアの歴史への関心から考えても成程と思う当然の疑問です。
小生も今回の駄文を書くに当たって、いまさら歴史書を紐解くのではなく、“グーグル検索”という現代の魔法の如き手段で一応確認してみました。
その結果、それだけでも相当な情報を確認できたのです。例えば、イタリアの北部と南部の経済格差に関しての疑問については、「イタリアの北部と南部の経済格差の理由は」で検索したら、それだけでもかなりの情報を得ることができたのです。貴兄にもそういう検索をお薦めします。そんな簡単なトライアルだけで、中世以降のヨーロッパの歴史を大まかに再確認することにも大いに役立ったのです。
・ということで、当返信メールでは、「塩野女史の本」を読まなければ解らない上記⑤の『「P.S.」にある「4つの忠告」との意味は何なのだろうか?」』という疑問だけにお答えします。
・女史の文芸春秋社からの刊行シリーズとして
ⅰ)日本人へ リーダー編
ⅱ)日本人へ 国家と歴史編
ⅲ)日本人へ 危機からの脱出編
の3冊が既刊されています。いずれも月刊「文芸春秋」への投稿文をベースにした女史の論評集であり、それぞれに示唆に富んだ本です。興味あればご一読されたらいかがでしょうか。