「大惨事と情報隠蔽/草思社」紹介(Q森)を読んで

P戸松孝夫 2017.11.23

「企業家リスク講座」として、スイスの学者2名の共著による本書(日本人女性2人が翻訳)の内容を、要領よく短くまとめた論評(植村修一教授)が冒頭に掲げられているので、これを読んで膨大な(560頁)本書に挑戦するかどうかを決めればよい。

「大惨事と情報隠蔽/草思社」紹介…Q森 正之2017.11.20

この紹介文だけを読んで、僕が興味深く思ったことは:

1.惨事に係わる情報隠蔽の体質は日本独特のものではなく、世界共通のことだとして、人間の性とも言うべき、人類に共通する隠蔽の要因や背景が述べられている。

2.情報隠蔽により大惨事に至った過去(戦後)の世界における22の有名な事例夫々につき、その要因・背景が分析されているらしい。

3.この中には日本の事例が4件紹介されており、何れもメディアで大騒ぎした事件だから日本人は誰もがよく覚えている筈である。

4.これらが本書ではどのように分析されているか知りたいと思ってクリックしてみたが、当然のことながら、電子書籍にはなっていないようで、本書の原文をパソコンでは読めず。

5.「会社組織のリスク管理担当者や、経営に携わる方々が是非とも読むべき一冊」として紹介されており、10名余の読者が「役に立った」と投稿しているが、この種のビジネス書は我々隠遁者には今は全く関係はなさそうだ。

6.しかしノンフィクションとしては極めて面白そうで 、惚け防止薬としては大きな効果がありそうだ。3,024円を支払って560頁を読まれた方は、その感想をこのネットで流して頂きたい。

7.冒頭の植村修一教授の「アメリカの政府債務危機は報じられているのに、日本で現在進行中の、より深刻な財政債務超過問題が本書で扱われていないのは問題だ」との論評は傾聴に値する。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 森 11.23 * * * * *

戸松兄

ご多忙中丁寧に論考下さり恐縮です。森としては、最後のトヨタリコール事件は初耳でした。

昨日ヤフオクで落とした部品を地元バイク(自転車)修理屋に持込み、トヨタの愛車を治してもらいました。トヨタ見積もりはン万円ですが、ヤフオク⇒自転車屋は数千円なので、やめられない。大惨事にならなければいいが。

・・・エンジンとかブレーキじゃないので、気にしないで下さい。保険はきちんとつけてます。

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